2022-2023のPOG有力馬・注目馬、指名候補に関してはコチラ
※この下の記事は、もうすぐ終わる2021-2022シーズン
の考察です。
(桜花賞:スターズオンアース/皐月賞:ジオグリフ)


みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

2021.5.30が日本ダービー予定日、
POGシーズンのドラフト会議までは、公開時点で残り約3ヶ月。

クラシック本番を前に、これまでの傾向から、指名候補の一部を検証開始します。
もちろんヒトでPOGを戦うのですが、馬の要素を無視している訳ではありません。

4月・5月で候補馬は追加されますが、早めの準備が勝負のカギを握ります。
なので、まずは大枠の考え方を踏まえて第二回目の考察とします。
(その理由も書いておきます)

ぜひ、指名戦略の参考にしてください。

※2021年6月スタート、2022年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。

この企画のバックナンバーと続きもご覧ください
POG戦略 指名候補馬 2021-2022暫定版(1)
POG戦略 指名候補馬 2021-2022暫定版(2)
POG戦略 指名候補馬 2021-2022暫定版(3)
POG戦略 指名候補馬 2021-2022暫定版(4)
POG戦略 馬主・厩舎 2021-2022暫定版
検討の結果→2021-2022 POG 指名リスト

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少しアウトローな戦略

王道の戦略は雑誌に任せて、今回の記事は
少しだけアウトローな攻め方でリストアップしてみます。

詳しい理由は、候補馬リストの後に書くことにしますわ
皆さん、きっとその方が都合が良いでしょうし(苦笑)



2014-2015シーズン
2000ポイント超の弟妹(募集中止、引退、死去などは除く)
=競合覚悟で上位候補
=中盤までに取りたい
=下位なら獲得を検討
D=検討は難しい、やめとこ


・アクティブミノル(函館2歳S1着)
プロティオスミノル  牝 厩舎未定
半兄と同じStormCat系の種牡馬なのは好印象、馬名も決まった。もう少し情報を待ちたいが、厩舎次第ではパスするかも。

・トウショウピスト(函館2歳S3着)
フリートオブフット 牝 美浦・奥村武 シルク2,000万
妹は兄に比べて、よりスプリントに特化した配合になった。これでは繁殖目的が強く、POG期間のポイント加算には向かないように思える

・ワキノヒビキ(ダリア賞1着)
ワキノバクシンの2019 牡 厩舎未定
情報次第ではパスするかもしれないが、ワキノの脇山オーナーで栗東入厩、清水久嗣厩舎か松下武士厩舎あたりではないだろうか。
兄はLyphard4*4で弟は4*5、その分はミッキーアイルのDanzigで補強と考えればアリ

・マイネルサクセサー (コスモス賞1着)
エリオトローピオ 牝 美浦・深山 ラフィアン1,200万
遅生まれで小柄の割に13-13まで進んでいる、食べたものが身にならない&牡馬でこその母馬なのが難点だが、それを覆しそうな雰囲気は感じさせており、2歳戦要員としてなら一考の余地。

・レオパルディナ(フェニックス賞1着など)
ビオンドパンテーラの2019 牡 厩舎未定
情報が無い、STファームだけどトーセン島川さんの所有馬?牝馬でこその母馬なのが難点。

・クールホタルビ(ファンタジーS1着など)
プラセールの2019 牝 厩舎未定
姉はNeverBend5*5のクロスがあったが、この馬には無し。厩舎や馬名も決まっていないし、そもそも決め手のレベルにはかなり疑問を抱く

・ミュゼスルタン(新潟2歳S1着)
コントゥラット 牡 栗東・吉岡 牧埜幸一
セレクトセール8,800万だが活力増強のクロスが少ない、お菓子屋の新興オーナーで食指が動かない

・ニシノラッシュ(新潟2歳S2着など)
トラストメイウェザ 牡 厩舎未定 
おそらく冠名トラストの菅波オーナーなんだろう。スピードに勝った配合ではなさそう。美浦なら土田厩舎か高橋文雅厩舎、栗東なら羽月厩舎あたりになるのでは。

・ブライトエンブレム(札幌2歳S1着など)
ブラックノワール 牡 栗東・藤原英 シルク3,500万
半兄より1,500万円安い+キタサンブラックの決め手を活かす配合なのか疑問。名前もテキトーさが出てしまいプラス評価がしづらい。

・トロピカルガーデン(すずらんS3着など)
ウディバードソングの2019 牡 厩舎未定
情報ないのもマイナスだし、牝馬でこその母馬なのが難点

・ジャストドゥイング(芙蓉S1着など)
アンソルスレール 牝 栗東・中竹 ノースヒルズ
Buckpasser5*5があった兄と配合が異なるし、命名法則から外れている。牡馬でこその母なのも難点

・クラリティスカイ(NHKマイルC1着など) 
バシール 牡 栗東・藤原英 フクキタル(ワラウカド)6,000万 
キングカメハメハ系の牡馬は良いが、値段に下駄を履かせた感がある。馬名のBasheerはアラビア語で「吉報を届ける者」らしいが、そうなるとクラリティ(透明・透明度)でもなければ、馬でも何でもないもんな。
今後の情報と雑誌紙面上に載る必要以上のリップサービスには注意。

・アルマワイオリ(もみじS1着など)
トーザイサン 牡 厩舎未定 村田哲郎 北海道セプテンバーセール935万
おそらく美浦で勢司厩舎か小野次郎厩舎だろうか。父がホッコータルマエでは血統の毛色が違い過ぎる。さすがにPOGではスルーしたい

・コスモナインボール(アイビーS1着)
カツベンケイ 牡 厩舎未定
情報が全然無いが、コツコツ稼げる力を秘めているかもしれない。せめて馬主・厩舎が分かれば・・・と言ったところ

・スワーヴジョージ(アイビーS2着) 
エルガー 牡 栗東・昆 セレクトセール6,160万
半兄と同じNICKS(スワーヴ)さんが馬主。情報は少ないのは仕方ないが、中盤ぐらいの指名候補になってきそう

・エイシンライダー(萩S1着)
シゲルスカンク 牝 栗東・木原 森中蕃 北海道セプテンバーセール242万円
さすがに今年のシゲル、牝馬はお酒シリーズかと思いきや、名前が仲間外れ感満載。これでは指名候補にすらなりにくい

・ポルトドートウィユ(萩S2着など)
ポルトアレグレ 牡 美浦・木村哲也 サンデーR7,000万
キングカメハメハとエアグルーヴの成功例(リリーノーブル、リオンリオン)があり、5代血統表にクロフネ自身とのクロスが無いので血統面は文句なし。
高額な募集価格は気になるし、厩舎が割引材料とも考えられるが、年末に剥離骨折してから順調な回復を見せており並の馬ではない。むしろお値打ちで評価をAに上げることも視野に入れたい。
馬名も決まり、フォームのバランスが成長とともに改善されてきた。デビューは秋以降かもしれないが、仮に2022年デビューになったとしても十分大きなところは狙えそう。
※最終でB→Cに評価更新

・グァンチャーレ(シンザン記念1着など)
シゲルユキミザケ 牡 栗東・渡辺薫彦 森中薫
父は違うが兄に似ている血統背景、中盤から下位で堅実にチマチマと稼いでくれる候補として検討したい。
シゲルさん×渡辺薫彦厩舎はイワイザケも居るけど、どちらかと言うとこのユキミザケの方が評価は上。
派手な末脚を披露するタイプではないが、半兄同様にある程度前に行けて、最後もかなり粘り強くと言うイメージにピッタリ。

・ダノングラシアス(ファンタジーS2着)
サーキットレディの2019 牝 厩舎未定
千代田牧場生産なのにまだ販売中、ひとつ上の全姉のレースぶりからしても評価しにくい

・ウインソワレ(ファンタジーS3着)
ウインチャチャ 牝 栗東・宮本 ウイン1,300万 
全姉と同じ厩舎だが200万安くなったのが気掛かり、早期デビュー後に漁夫の利でポイント加算が出来るなら一考しても良いが、この厩舎では食指が動きづらい。好きな方はどうぞって感じ。

・タガノエスプレッソ(デイリー杯2歳S1着など)
タガノレヴェントンの2019 牡 厩舎未定
情報こそ少ないが、半兄がブラックタイドで、弟はキタサンブラック。タガノの八木さん所有で栗東入厩となりそう。隠し玉として下位ではなくもう少し上の順位で獲りたい。
※最終でB→Cに評価更新

・ベルラップ(ラジオNIKKEI杯京都2歳S1着)
グーデンドラーク  牡 サンデーR5,000万 栗東・池添学
全弟とは言えゲタを履かせた値段で、食指が動かない。名前もいきなりの方向転換(しかも黄金の龍だもの)気味だし、厩舎のストロングポイントとも合致していないので、割引と考えて良いはず。

・シュヴァルグラン(ラジオNIKKEI杯京都2歳S3着)
イヴィステラ(当初予定:ヴィヴィアン) 牝 栗東・友道 佐々木主浩
古馬になってからが楽しみなのがネックだが、久しぶりのハルーワスウィート。命名法則としては少し弱めだけどかなり人気になりそう。
1位は無いにしても2・3位あたりで消えそう。獲るなら上位で行くしかないか。限りなくBに近いAと言う位置づけ。
※追記:馬名が変わってしまった。これでは動いていた食指も、ツンドラの彼方で凍る指先よ。A→Dだけど、仕方ないね。
同じ厩舎に入厩予定の馬が最上位候補になるだろうし、そちらを指名することにしよう。


・ショウナンアデラ(阪神JF1着)
ディライトバローズ 牡 栗東・杉山晴 猪熊広次
牝馬でこその母なのが難点だし、ショウナンアデラ以降が散々な結果。バローズさんの法則(※そのうち記事にします)からしてもマイナス。
厩舎が問題ないだけに、よりによってバローズさんとこへ行っちゃうんだと地団駄モノ

・ダノンプラチナ(朝日杯FS1着)
バディーラの2019 牡 厩舎未定 廣崎利洋HD(株) セレクトセール1億2,960万 
牡馬でこその母で全兄と同じく芦毛・・・までは良いが、牝馬でこそのオーナーで価格が高額。厩舎次第で下位で獲れたら程度に検討したい

・レンイングランド(クリスマスローズS1着)
マリンフェスタの2019 牡 厩舎未定 加藤久枝 北海道セレクションセール3,520万
アスターの冠名でお馴染みのオーナーで、中竹厩舎だろうか。早期で頭打ちになるかもしれないが、スプリント路線でコツコツ稼ぎに行くと考えるなら、指名はアリ

・モルジアナ(クリスマスローズS2着)
ラスール 牝 美浦・藤沢和 シルク4,000万
牝馬なのに藤沢厩舎であることを差し置いても、価格は兄の倍。かなり下駄を履かせた感はある。だが、Lyphardのクロスを持っていて血統はかなり良いし、マイル重賞戦線でチマチマ・コツコツで良いなら一考

・シャイニングレイ(ホープフルS1着)
レイフル 牝 美浦・木村哲也 キャロット3,200万
牝馬で兄の半額、母父クロフネから考えたら相当お買い得も厩舎が・・・(苦笑)。こりゃ上位で取られたら「くれてやる」と考えたいが、B評価に上げても良いのかも。

・ラッフォルツァート(紅梅S2着)
Dコスモフローライト 牡 栗東・西園
ステイゴールド系だとダートだが、ロベルト系種牡馬で芝向きの可能性。半姉と同じ厩舎、と条件は揃った感。下位で奪い合いになる可能性もあったほど。腰痿の症状が顕著となり3/19発表で引退

・ウインアキレア(紅梅S3着) 
ウインヴェルデ 牡 栗東・加用 ウイン7,250万
重賞勝ちの全兄2頭と同じ厩舎、特別扱いもされているがさすがにやりすぎな程の値段を吹っ掛けてきた。古馬になってから&ダートが主戦場なのでPOG向きではない
※全兄のウインムート、指名経験あり

・アダムスブリッジ(若駒S1着)
スリーパーダ 牝 栗東・斉藤崇史 キャロット3,000万
高齢出産な上に、父がミッキーアイルに代わってかなりバクチ要素が強くなった。命名法則で考えれば悪くないが、シンハラ語を使うのは初めて。これがどう出るか。
→第3弾でも触れていますが、斉藤崇史厩舎とはマッチしにくい条件となってしまった。そうで無かったとしたら指名していたかも。

・アポロノシンザン(クロッカスS3着)
アポロリヤム 牡 厩舎未定
全兄が中央在籍時に活躍できなかった。この下の半弟がダイワメジャー産駒なので、そちらを一考したい。

・ロカ(クイーンC3着、忘れな草賞2着)
ランズスルーイット 牝 厩舎未定
渦中の大塚亮一オーナーだしデビュー可能?クラブ馬でない分、期間内活躍はあり得る。友道厩舎あたりだろうか?情報を待ちたい。
馬名は大塚亮一オーナーにありがちな単語繋ぎ。2つ迄(ワールド+プレミア)は良いけど、3つ以上は良くないかなぁ。CからDに落とすことにしよう。
しかも、今の心境を映したかのような馬名。出す方も出す方だが、JRAも良く通したもんだなぁ。
あ、心を無にして仕事と割り切って、まさに「runs through it」ってか。お後がよろしいようで。

・リアルスティール(共同通信杯1着など)
ディーンズリスター 牡 栗東・矢作 サンデーR1億5000万
さすがに高額ではあるが、木曜生まれのクラブ馬であり、なおかつ矢作厩舎と活躍条件は揃った。名前に「リ」が入れば完璧。入らなければ要精査。
→ディーンズリスター(成績優秀者)と命名、ここまでは文句なし
(資料)
ラヴズオンリーミーの2020 牡 水
ラヴズオンリーミーの2019 牡 木
2017 ラヴユーライヴ   牝 月
2016 ラヴズオンリーユー 牝 土
2015 ジンゴイスト    牡 土
2014 カデナダムール   牝 月
2013 プロディガルサン  牡 金
2012 リアルスティール  牡 木
2011 ラングレー     牡 土
2010 ラッドルチェンド  牝 木

・マテンロウハピネス(フローラS2着、橘S1着)
ロードエメラルド 牡 栗東・森田 価格未定
募集はするが価格が未定とは・・・。厩舎も加点要素がなく、半姉がロードだった時も酷い有様だったので、このパターンはPOGなら静観が妥当か

・メイショウメイゲツ(アネモネS2着)
サウンドビバーチェ 牝 厩舎未定
サウンドの増田オーナーの模様、牝馬で冠名+音に関する馬名はかなりアツい。厩舎未定だけがネックなだけで本来はA評価に近い位置にいる

・アキトクレッセント(昇竜S1着など)
ベルフェサラバンナ 牝 美浦・大竹
白老F生産の兄と違って辻牧場生産、ハーツ×フレンチの期間中活躍が少ない栗毛(フレンチデピュティの毛色)はマイナスだが、平均してコツコツ稼ぐ配合。
同じハーツ×フレンチなら、半兄メイショウテンゲンが弥生賞を勝っているメイショウベルーガの2019(牡)がベターかもしれない。

・カフジテイク(昇竜S3着、端午S2着)
テイクザケイクの2019 牝 厩舎未定
牡馬でこその母なので割引、厩舎も未定だしオーナーの情報も無い

・アルタイル(昇竜S2着など)
ヨール 牝 厩舎未定
おそらく兄姉と同じく藤田在子オーナーで美浦・手塚厩舎と思われる。この母は、なぜか得意な距離が父の距離適性より幾分短くなる傾向があるので、1200~1400mが中心か。

・クイーンズリング(フィリーズレビュー1着)
アクアテラリウム 牡 美浦・鹿戸 社台RH5,000万
いくら姉がGI馬だからって、値段を吹っ掛けすぎ。キズナ産駒ならまだしも、ハーツクライ&美浦にした意味が分からない。鹿戸厩舎はロベルト系の牡馬限定で見直したい。

・ペルフィカ(フィリーズレビュー2着)
サントゥアーリオ 牡 ノースヒルズ 厩舎未定
おそらく栗東の岡田厩舎、もしくは佐々木晶三厩舎になるのでは。この血統だから、牝馬なら期待したかったのに・・・。

・ムーンエクスプレス(フィリーズレビュー3着)
アモーレペガサスの2019 牡 厩舎未定
超高齢出産だし、ムーンエクスプレス以外が鳴かず飛ばず。牡馬であるのもマイナスで、厩舎も馬名も決まっていないし、さすがに手が出せない

・ディアマイダーリン(フローラS2着など)
オネストリーダーリンの2019 牡 美浦・斎藤誠 G1レーシング2,200万
募集中止になった模様。姉同様に気難しい上に馬体の成長もイマイチで、G1レーシングでは最安値だったとか。

・キタサンブラック(皐月賞1着など)
シュガーハートの2019 牡 厩舎未定
兄2頭がDMMの客寄せに使われて、当日になってロードカナロアを付ける羽目に。余程の情報が出ない限り馬名・厩舎が未定のままなら手出し無用

・フミノムーン(マーガレットS1着)
フミノシンデレラの2019 牡 厩舎未定 松本好雄 北海道サマーセール1歳550万
全弟なのは良いが、兄を手掛けた西浦先生が定年。厩舎はどこになるだろうか。あくまでも下位でコツコツ賞金稼ぎ要因

・マリオーロ(マーガレットS2着) 
アイアムラヴィングの2019 牝 兼松忠男 北海道オータムセール1歳446万
かつてはカネトシの冠名だったオーナーが所有。おそらく栗東の荒川厩舎もしくは大橋厩舎になりそう。大きなところを狙えないのがネック

・グランシルク(NZT2着など) 
イルチルコ 牝 美浦・田村 シルク2,800万
軽い馬場も渋った馬場もどちらもこなせそうな配合だし、厩舎も悪くない。POG期間内のポイントが兄を超える可能性も一考したい。
※最終でB→Cに評価更新

・マキシマムドパリ(フローラS3着)
サントゥスタッシュ 牝 栗東・松永幹 社台RH3,200万
当たりはずれの大きい血統だが、厩舎が全姉とは異なって価格も微増。乗り込み順調の情報があれば評価を上げても良いほどだが、限りなくDに近いC評価。
馬名はパリの教会名になったのか・・・それだけで判断するならば即Dレベル。

・ヴェラヴァルスター(青葉賞3着)
カメハメハタイム 牡 美浦・栗田徹 スリーエイチレーシング セレクトセール8,360万
厩舎は南部杯を勝ち、オーナーは京成杯を勝った。セレクトの価格は高めだが、通好みの血統で成績を伸ばしており勢いはある。ドゥラメンテ×ロベルトでもう一発

・トーセンナチュラル(スイートピーS2着)
ガールズトークの2019 牡 厩舎未定
馬名も未定だし、エスティーファーム生産でも島川さんの持ち馬とならない場合もある。ロージスインメイ×ステイゴールドは成功例が無く手が出にくい

・ロッカフラベイビー(スイートピーS3着)
ミスティファイ 牝 栗東・石坂公 サンデーR1,400万
この母は牡馬よりは牝馬だが、子供がクラブに行くようになってから成績がズタズタ。今回は厩舎も馬体面も加点要素なし。
デビューを急がせない前提なら、馬体は430kg~440kgあたりにはなってきそう。これなら常識に掛かってくる可能性はあり、馬名はシンプルながら良くなったのはかなり救い。Cに近いDには居る。
厩舎が割り引かれているが、船橋のマリーンCを勝ったように牝馬でマイルに限定すれば・・・の一縷の望みは出てきた。
ましてこの価格なのでドラフトで競合はしない位置に居るだろうし、下位で良いのならば見直す余地が出てきた。半姉に匹敵する期間内成績が狙えるかもしれない。

・アルバートドック(白百合S1着など)
ベルアヴニール 牝 美浦・堀 社台RH5,000万
ここ最近の兄に比べればようやくお値打ちになったが、社台RHのディープインパクト産駒は晩成傾向がモロに出る堀厩舎。ノーザン系クラブに見切りを付けられたように社台RH募集なのもマイナス。
馬名は「輝かしい未来」のフランス語、どうして米国産の母でフランスに飛ぶかなぁ!?(笑)

・ルージュバック(オークス2着)
プレミアムスマイル 牝 栗東・池添学 キャロット5,600万
ロードカナロアに父が代わった事自体が不可解だし、価格も不必要なまでに高めに設定された。入厩先も首を傾げたくなる。冷静に考えても池添学厩舎の成功例とは違っているので、評価はD据え置きで良いだろう。

・クルミナル(桜花賞2着、オークス3着)
セレシオン 牡 栗東・友道 キャロット6,000万
まだキャロットでは大きな成果を上げていない友道厩舎なのに、値段が高いのは悪い意味で気になる。
情報を待ちたいが、ハーツクライ産駒で芝に限って使うとすれば、チャンスがあってもおかしくない。3600万円で募集された半姉に比べると、トータルではスケールダウンすらしたように感じる。
ちなみに馬名はサッカー関連で、アルゼンチンサッカートップチームの愛称なんだとか。
サンデーRの募集馬だったら一発でD評価どころかレッドカードもんだけど、キャロットだったら問題なし。あの馬でちゃんと成功例ありますもの。


少しアウトローな戦略の理由

前回の記事でも書いていますが、暦の流れがクラシック戦線に与える影響があります。
それを紐解くと、ここ数年(2015-2019)の流れが一回切れたと考えてます、

昨シーズン(19-20、コントレイルとデアリングタクトが3冠)はその象徴で、
執筆時点の今シーズン(20-21、ダノンザキッドとソダシが2歳王者)は一回流れが戻る時期でもありました。

そして次シーズン(21-22)は、また流れが切れるシーズンとなるはずです。
19-20シーズンに活躍した馬の弟・妹なんて言うのは、
案外忘れられてしまいがちです。
それにだいたいの馬は弟や妹が居て、調べるのもまだ容易な範疇です。
ギリギリで追加しても間に合いますし、今回は省きます。

ヒトの作業を待たずに、自分のアタマで考えながら、やった方が楽しいんやで

そう言った考えから19-20シーズンより前に同じ「切れた流れ」だった
14-15シーズンの好走例を振り返り、
同じような傾向を持つ弟・妹のリストを作ったわけです。

実際に指名にこぎつけそうなBランク以上は7頭だけでしたが、
Cランクを含めれば(20頭ルールで行っている私には)
十分なリストの補完になってくれるんじゃないかと思っています。

いずれにしてもPOG雑誌が出ないと前に進みません。

一個人としてはあの厩舎、あのオーナーが・・・と言う成績を、
データで俯瞰するぐらいしか、戦略を立てることが出来ません
そう言った部分も今回は記載いたしました

あくまでも数字は数字、過去は過去で、未来は別物です
今回加点要素が無いと判断した部分が、汚名返上・名誉挽回の大活躍をされたら素直に白旗です
結論を5月末には一旦出さないといけませんので、
今このように考えていると、まとめてみました。

さて、もう少しずつ戦略を練りますか。


【追記情報】
※2021.03.03
一部記載がアップ時に消えていたので追記しました

※2021.03.24
Cランク以上の馬で引退が1頭、名前確定が1頭分追記

※2021.04.16
クラブ馬などの名前確定を反映。ABCD評価を更新しました。

※2020.05.30
最終評価を更新



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