みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

仲間内で行っている20頭ルールのドラフト会議が、ダービー当日に終了。

こちらのページでは指名リストに載せていたけど、
・他人に指名されてしまった馬
・20位で指名が完了し、取れなかった馬
・リストには載せていたけど、理由があって評価を下げた馬
に関する一覧を掲載いたします。つまり、見方によっては指名出来た馬、評価を上げても良かった馬たちです。

(前半)シーズン開始時の記事はこちら
(後半)シーズン開始時の記事はこちら

2021-2022の指名リスト 6ヶ月目短信はコチラ

※2021年6月スタート、2022年の日本ダービー開催日までを期間とする、
POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。


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上位回避で棄てた馬

コマンドライン 牡 美浦・国枝
サウジアラビアRCをグダグダな展開も味方して勝利。トップスピードに載せるのは上手くなったが、マイルでは忙しい。朝日杯FSに行くなら良いカモになってしまっただろうから、ホープフルSに行くのはまだマシなレースチョイスだと思う。
年内休養で成長を促した方が良かったんだが、こればかりはクラブが決めたことだし仕方ない。今後の成長次第だが、ダービーは案外軽視しない方が良いのかもしれない。

ショウナンアデイブ 牡 栗東・高野友
セレクトセールの落札価格が5億超とあまりに高額過ぎる。ディープインパクト産駒が高野友和厩舎なのは○でも、マイルよりは2000m以上の厩舎。スピードに勝ったタイプはマッチしにくいと判断。
デビューして2戦連続2着も、決め手の差が明らかで年明け以降に未勝利卒業へ再挑戦。これはもう少し時間が掛かりそう。

ダンテスヴュー 牡 栗東・友道
キングカメハメハ産駒なのに「ディープインパクトのようにも見える部分がある」と牧場が言えば、友道先生も「キンカメっぽくない」とジャッジ。
芝のスピード能力に関してのコメントが無かったのがネックで、デビュー戦は2着。2戦目で未勝利を卒業したまでは良かったが、東京スポーツ杯2歳Sでは4着。
さすがに母が高齢出産で、成長も少しゆっくりとしている。走りのバランスを再調整する必要があり、トライアルにどれだけの状態でぶつけることが出来るかが焦点。

トゥデイイズザデイ 牡 栗東・池江
★池江先生が「目指すはクラシック」のNGワードと「しなやか」のクリティカルワードを両方言っちゃった。さて結果は如何に?
8月末には栗東坂路で時計を出し、徐々にペースアップしてデビュー勝ち。2戦目でラジオNIKKEI杯京都2歳Sへ使ってきたが、持久力を問われる展開となれば健闘以上も考えられる。

レッドベルアーム 牡 栗東・藤原英
半兄と違ってハーツクライ産駒だが、デビュー戦を2歳6月末にしては相当締まったペースで快勝。東京スポーツ杯は引っ掛かって5着敗退。
兄が一番のウリにしていた持ち前のスピードも、この馬には引き継がれなかった模様。年明け以降に仕切り直しだが、強い相手にどれだけ食い下がれるか。気性面の改善も必要。

ダノンフォーナイン 牡 栗東・音無
「For nine」かと思いきや99.99%を意味する「Four nine」。セール価格が税込2億円を少し切る高額落札で99.99%の意味がしっくりこなかったが、デビュー戦の結果も推して知るべしの8着惨敗。
調教ではかなり時計を出しているが、音無厩舎なので坂路の時計は割引いて考えた方が良いはず。

キラーアビリティ 牡 栗東・斉藤崇
厩舎が違えばもっと評価を上げても良かったんだが、斉藤崇史厩舎で好走してきた血が5代血統表には決定的に足りてない。それでも2戦目を驚異的なタイムでレコード勝ち。
高速馬場は◎でもタフな馬場になりやすい中山のGIでは足枷になる。萩ステークスではスローで貯めて切れ負けてしまった。未勝利勝ちの反動が無いことを祈ろう。

理由があって指名見送りにした馬

ダノンマイソウル 牡 栗東・矢作
半姉のモンファボリ同様に気性面の課題があることが、丸ごとPOGの厩舎取材でコメントされていた。
デビューは12月以降で、距離は2000mに伸ばす模様。相手に恵まれて浮上を狙っていくか。

シャトンアンジュ 牝 栗東・池添学
もしこれまでの成功法則に合致して無かったと言うのが全て。
血統表にトニービンも無いし、名前に「イ」が入っていない。これで重賞で好走してくるようなら、新たな鉱脈を発見できるのと引き換えだし、仕方ないと割り切れる。
馬体重が440kgを超すほどまで成長してきた。11月上旬にはゲート試験も合格、焦らずじっくり鍛えられるか。

リアグラシア 牝 美浦・木村哲
★スピードが足りなくてマイルで通用せず&オークスだと距離が長いって結末にならなきゃ良いが、2戦目の稍重馬場でシッカリ貯めて、切れ味炸裂で快勝。
気難しいところは8月の時点では全く影を潜めている。1勝クラスで揉まれながら強化していくことになりそうだが、このまま気性難を出さずに行けるだろうか。

ママコチャ 牝 栗東・池江泰
池江泰寿厩舎だってそろそろ活躍があってもおかしくないが、その兆候に合致する血統では無かった。
未勝利勝ちからファンタジーS3着は立派だけど、間隔詰めて状態万全では無かったのがやっぱり池江泰寿厩舎だな。
阪神JFに登録予定。

ハイアムズビーチ 牝 美浦・萩原
そもそもスピードを活かさなきゃいけない配合の欠点を差し置いて「パワーがすごい」と言うコメントはどうなのよ(苦笑)。
これでも時計はあと一歩で非凡なレベルのデビュー勝ちで、アスター賞でも流れに乗って2着。さてここから、のところで寝違えでレースプランが大幅に狂った。期間内の活躍よりもダート交流重賞が主戦場になりそう。

リーブズオブグラス 牝 栗東・寺島良
寺島厩舎はいずれ活躍すると思うが、暦の上で参考にしたい19-20シーズンでも良いところなく、次の波を待った方が良さそう。リリーバレーで調整が進んでいるが、かなり硬さがあるのが課題。
骨片を保存療法で収めて動きの硬さがだいぶ取れてきたようだが、入厩は早くて年内・おそらくは年明け以降になりそう。

イヴィステラ 牝 栗東・友道
名付けで運を掴んだ馬主がこんな強引な名付けをしたらイカンよ。
オーナーの発信ではお盆あたりにしがらきへ移動させ、10月デビューなんてプランがあったようだが、報知ブログでも「兄弟の中でも特に緩い」とジャッジされていたほど。
成長は随分先になりそう。強引に年内デビューへねじ込んでくるか。


下位指名前に指名終了になった馬

ウインアウォード  栗東・杉山晴
父:スクリーンヒーロー
母:バラベルサイユ
3戦目で勝ち上がったのは立派だけど、ダートで勝っちゃったのか。着実に賞金を稼いだのは良いけど、10月中旬に骨折した模様。やはりスルーして正解だったのかなぁ。

クロステック 牡 栗東・大久保龍
父:ロードカナロア
母:サプレザ
デビュー戦2番人気ながら13着に大敗、ゲートに難があるのでだいぶ時間が掛かりそう。

カガヤキホコレ 牝 栗東・辻野
父:バゴ
母:レースパイロット
今年のバゴはこれだろうと思ったら、全くレースにならないレベルだった。しばらく静観、穴があったら入りたい気分。

サンティエレーヌ 牝 栗東・高野友
父:ハーツクライ
母:エッグドロップ
高野友和厩舎の成功法則に合致する中でも、名前負けする可能性はあって足元の弱さとの戦い。おっかなびっくりながら少しずつ調教を積んで、やはりパンク寸前まで行った。
せめて社台ファーム生産よりノーザンファームならよかったのかも。

ポルテーニャ 牝 栗東・西村
父:ドゥラメンテ
母:サンタエヴィータ
仮に20頭指名の20位で獲るとしたらサンティエレーヌとポルテーニャのどちらが良い?となったら、名前の迫力に負けてポルテーニャは下になっただけ。
その直感は正しかったがG1レーシングだし、わざわざリストのこの位置に入れるほどの存在では無かったなぁ。2戦目でようやく掲示板。

ウインルシファー 美浦・手塚
父:オルフェーヴル
母:コスモチェーロ
★手塚先生がオークス勝っちゃったからなぁ。6月生まれの割には11月デビュー出来たのは立派。5着だったにしても直線で見せ場無し、オルフェーヴル産駒が今期絶不調なのが気掛かり。

タガノバルコス 牡 厩舎未定→栗東・鮫島
父:キタサンブラック
母:タガノレヴェントン
順調にデビューできたが11着大敗、母馬のポテンシャルだけを考えればこんなものでは無いが、キタサンブラック産駒だと厳しいのだろうか。かつての飛び道具候補。

スタニングローズ  栗東・高野友
父:キングカメハメハ
母:ローザブランカ
2戦目で勝ち上がり。重賞で勝ち負けは難しそうだけど、期間内に1勝クラスを卒業しても不思議ではない粘り強さを見せている。サウジアラビアRCでは不利がありながら馬券圏内だったが、もうひと段階成長が欲しい。



強調材料に欠けた(と感じた)馬

暫定版で一旦はC評価以上にしたけど、そこから上積みが乏しかった馬。
見当違いな分析をしていた可能性も否定できませんが、それらを含めて定点観測。

ブロセリアンド 牡 栗東・高橋義
キタサンブラック*アメリ
厩舎の成功法則に合致も、父:キタサンブラックの適性に疑問。走法が頭が高いのも気になる。

レヴァンジル 牡 美浦・堀
ドゥラメンテ*トゥリフォー
血統は好きなタイプだが、栗東の厩舎ならば指名してたかも。デビュー戦は3着→2戦目で快勝、貯めればそこそこ切れる。あとは直線の坂をこなせるようになれば…。

ヴァーンフリート 牡 美浦・手塚
リオンディーズ*ロスヴァイセ
馬名はドイツ語っぽくて◎も誕生日が2/18、手塚貴久厩舎がGIで大暴れした直後だしなぁ。デビュー戦快勝後に故障発生も、それを感じさせないほど歩様も回復している様子。
復帰は焦らず年明け以降になる模様。

カメハメハタイム 美浦・栗田徹
ドゥラメンテ*レツィーナ
時計が掛かる展開を制して2戦目で勝ち上がり。超高速馬場は不向きと考えて良さそうだし、百日草特別ではその通りの4着。年明けの中山や中京が狙い目では?

プルパレイ 牡 栗東・須貝
イスラボニータ*マイジェン
2戦目で勝ち上がったのは立派で、続くアスター賞も快勝。デイリー杯2歳Sは4着に敗れるも、シーズン中にセレクトセールの落札価格ぐらい稼げる可能性も出てきた。
マイルよりも長い距離がベターだが、須貝厩舎としてはマイル戦に拘って使いたい模様。朝日杯FSでも相手なりに喰らい付けるだろうか。

ルナソル 牝 美浦・国枝
ロードカナロア*ピラミマ
この母は牡馬でこそ重賞級の活躍だが、牝馬だとどうだろうか。年内デビューを目標に調教ピッチは上がっているものの、身体の緩さが抜けきるまでにはまだ時間が掛かりそう。

ブルーグラス 牝 栗東・高橋義
ドレフォン*シーオブラブ
半兄が重賞を勝ったし、牡馬でこその母だったりしてね。デビュー戦は見せ場が3戦して幼い部分がまだ解消していない。年明けの小倉で立て直されていれば良いんだけど、かなり時間が掛かりそう。

シゲルユキミザケ 牝 栗東・渡辺薫
ラブリーデイ*チュウオーサーヤ
半兄のグァンチャーレを考えればかなり良い血統だが、母が牡馬でこそのタイプなのかも。鞍上と喧嘩していたデビュー戦は見直す余地があるが4着は負け過ぎ。

アリアンロッド 牝 栗東・鮫島
ハーツクライ*ドリームジョブ
馬名自体は3代目。鮫島先生が定年間近なのと、ダートに2度使ったのが引っ掛かる。

ポルトアレグレ 牡 美浦・木村哲
ロードカナロア*ポルトフィーノ
さぁこれから!と言う時に股関節に問題があるようで跛行、乗り運動再開まで時間を要していた。サンデーRの木村哲也厩舎だしなぁ・・・

グールドベルト 牡 美浦・高橋文雅
モーリス*アナンジュパス
時計を出し始めた頃は「おっ!」と思わせたが、そこが瞬間最大風速。デビュー戦は10着だったが、こればかりは仕方ない。
2戦目で掲示板確保したが、この先の成長はどれほどだろうか。

コンフリクト 栗東・西村
ビッグアーサー*カルナヴァレ
父も短距離だし1400mが限界だろう。その路線の賞金額が上がらない事には食指が伸びにくい。笠松へ移籍した模様。

ショウナンナージャ 牝 栗東・池添兼
エピファネイア*ショウナンタイリン
実験をしても良かったが、エピファネイア産駒は難しいよ。
毛色だけなら◎だったけど、3戦使って2桁着順ばかり。芝でもダートでも全く見せ場が作れない。

コルレット 牝 栗東・吉岡
エピファネイア*ローザレーヌ
ノルマンディー産の進捗も少しゆっくり目だし、吉岡厩舎の負け方が惜敗ではなく惨敗なのがねぇ・・・坂路に入れると身体が萎むように馬体重が一気に減るとはね、トホホ。

ヴァラダムドラー 牝 栗東・松下
ジャスタウェイ*バラダセール
最後まで悩ましかったけど、父の産駒であることを加味しても馬体重が重い。命名法則から外れたとおりにデビュー戦4着→10着→7着と散々。やはり悩ましく思えた時に、パスして正解だったのかも。

ヴァランシエンヌ 牝 栗東・西村
ドレフォン*メリーウィドウ
牝馬のクラブ馬、昨シーズン指名してとんでもない目に合っているからパスしたくもなる。今年もデジャヴな着順となっています・・・(泣)

ソリタリオ 牡 栗東・西村
モーリス*サブトゥエンティ
ミスプロやNorthan Dancerの使い手である西村厩舎に、サンデーサイレンスのクロスはどこまで合うのか?2戦連続2着から3戦目で勝ち上がりと、決め手の弱い割にはここまでは大健闘。


指名漏れ・見送りの続き
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