POGクリニック ~ヒトでPOGを戦う競馬ブログ~

仲間内のPOGで何年かに一回優勝している管理人が「騎手から競馬を予想する」切り口を応用し、厩舎や馬主のデータで「人物からPOGの戦略」を行ってみます。備忘録として内輪向けPOGに関する処方箋を出してもらうクリニックのようなブログ、次の方どうぞ~♪

騎手から競馬を予想するキシュランガイドの管理人は、仲間内のPOGで何年かに一回優勝しています。
備忘録としてPOGに関する処方箋?を出してもらうクリニックを頼ってみます。
【これまでの主な指名馬】
(GI馬)ダイワスカーレット・アヴェンチュラ・ディープブリランテ・オルフェーヴル・ジョワドヴィーヴル・イスラボニータ・ヴィブロス・ワグネリアン・レシステンシア・デアリングタクト
(重賞勝ち馬)フィーユドゥレーヴ・マイネイサベル・ザラストロ・ファンディーナ・ロックディスタウン・ミヤマザクラ・リアアメリア・ステラヴェローチェ・レッドジェネシス
(GI好走)カレンブーケドール

みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

仲間内で行っている20頭ルールのドラフト会議が、ダービー後の1週間で終了。
ひとまず指名リストを作成しました。

※2023年6月スタート、2024年の日本ダービー開催日までを期間とする、
POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



【広告】
闘うPOGプレイヤーの体調管理に、
溶かしやすくて味にもこだわった
一日分の栄養素をラクに取れる最強兵器
良い結果は、良い習慣から

今回は抽選を3巡目までしたのですが、全く被らず(苦笑)
結果として私は無風状態で上位をスンナリと取ることが出来ました。

もう少し駆け引きがあるかと思ったのですが・・・。

1位
チェルヴィニア 牝 美浦・木村哲也
父:ハービンジャー
母:チェッキーノ
馬主:有限会社サンデーレーシング
募集価格:4,000万円
セリ取引価格:庭先取引
生産:ノーザンファーム
主な兄弟:ノッキングポイント(東京優駿5着)
デビュー戦は2着だったものの、目標にされて捕まえられただけ。
物見しまくり&展開の味方が全く無い状態であの走りは、評価してあげたいなと思っていました。
それにしてもこの馬、内ラチ沿いを選んだとは言え最後までまっすぐ走っていたのが収穫。
冷静になってみりゃ2位でも獲れたかもしれないけど、まずは悔いなく1巡目で行ってみようと初志貫徹。
厩舎の割引を差し引いても、こりゃしょうがないかな。
むしろ割引かないで済む実績作りが出来ないといけない時期に来ているし、それだけの経験と要素はあるはずなんだ。
木村哲也先生が権利をどう使うかは分からんけど、資格はある。

そんな厩舎にはNorthan Dancer系のクロスを持つ馬が実績を残していて、なおかつチェッキーノにはNorthan Dancerのクロスを持っている馬が合いそうだと思っていましたし、
マイルもこなせて走破時計が優秀な馬を付けて欲しいなと願っていたんですね。
なので、この父:ハービンジャーは90/100点ぐらいはつけられるかと。
あとは個体差が出てマイナスじゃなければ・・・の話ですね。


2位
アルセナール 牝 美浦・木村哲也
父:エピファネイア
母:サンブルエミューズ
馬主:有限会社キャロットファーム
募集価格:3,500万円
セリ取引価格:庭先取引
生産:ノーザンファーム
主な兄弟:ナミュール(チューリップ賞)
昨年に続いてサンブルエミューズを指名。
勿論この馬だって2位よりも下の順位で獲りたかったけど、悔いなく2巡目で行こう。
それでチェルヴィニアかアルセナールのどちらかが取れれば・・・と思ったら、まさかの無風。
目指すは牝馬クラシックの掲示板を、上位2頭で独占してもらうことです。

母のスピードを活かしながら、長距離適性も伸ばせる種牡馬が欲しかったから、この配合は結構良いと思っているよ。
懸念材料を上げるとすればシーザリオの血を刺激するのがキョウエイマーチとスカーレットブーケと、何よりフレンチデピュティって点。
がっちり噛み合うか不協和音を奏でてしまうかは、ゲートが開いてからのお楽しみだね。


3位
フォティーゾ 牡 美浦・宮田敬介
父:キズナ
母:スキア
馬主:有限会社社台レースホース
募集価格:4,000万円
セリ取引価格:庭先取引
生産:社台ファーム
主な兄弟:ソールオリエンス(皐月賞)
ワンツースリーが美浦で勢ぞろいって、20年以上POGやっていて初めての事。
厩舎の評価としたら木村哲也厩舎も宮田敬介厩舎も、相当危なっかしいと思うよ。正直。
仮に宮田敬介厩舎が殻を破るのはそろそろだとして、堀厩舎はダービーを制覇してしばらくお休みとなれば、新鋭登場による大躍進は全く不思議じゃなくなってくる。
半兄のソールオリエンスと比較して現時点ではまともに映るけど、キズナ産駒の勝負弱さや頭打ちの早さまで遺伝してなきゃお買い得。でも、そんな上玉を宮田敬介厩舎に預けるって事になるかね?


4位
ガルサブランカ 牝 美浦・木村哲也
父:キズナ
母:シャトーブランシュ
馬主:有限会社シルクレーシング
募集価格:7,000万円
セリ取引価格:庭先取引
生産:ノーザンファーム
主な兄弟:イクイノックス(東京優駿2着など)
こんなに木村哲也厩舎を優遇しなくても良いじゃないかとは思ったけど、スキルヴィングがダービーで不慮の死去となった以上は、どこかで報われるのではないか?と思って牝馬のワンツースリーを木村哲也厩舎で指名。
全く走らなかったという情報に紛れたとしても無理はないけど、これでダメなら諦めがつく馬が偶然同じ厩舎だったってことだよ。
どれか一頭は良い仕事してくれるでしょうし、実績が足りないなりにポイントが稼いでくれれば言うことなしよ。


5位
クロノネクサス 牝 栗東・斉藤崇史
父:レイデオロ
母:クロノロジスト
馬主:有限会社サンデーレーシング
募集価格:6,000万円
セリ取引価格:庭先取引
生産:ノーザンファーム
主な兄弟:クロノジェネシス(デイリー杯クイーンカップなど)
もうクロノロジストは終わった。
その言い分はどこかで認めざるを得ないシーズンになるかもしれません。

でも、最後にクロノジェネシスの斉藤崇史厩舎でクラシック善戦する夢ぐらい観させてください。
父はバゴじゃないし、ハービンジャーでもないけど、レイデオロのMr.Prospectorが良い方向に向いてくれるかもしれないじゃないですか。
こんな事を言うぐらいならもっと下で獲っても良かったんですけどね。


6位
ソニックライン 牡 美浦・木村哲也 
父:リアルインパクト
母:ルミナスパレード馬主:有限会社サンデーレーシング
募集価格:4,000万円
セリ取引価格:庭先取引
生産:ノーザンファーム
主な兄弟:ソングライン(NHKマイルカップ2着など)
意外と知られていないけど、ノーザンファーム生産の母父シンボリクリスエスの実績は青葉賞でジワジワ積みあがっている。先日の青葉賞を勝ったスキルヴィングもそう。
父がリアルインパクトなのはご愛敬だけど、昨年DMMの馬を手掛けて多少なりとも回避方法が分かっているとしたら、評価はCどころじゃなくて上げなきゃいけないだろうよ。
まして母母のルミナスポイントと同じ青鹿毛なんだし、父が強く出ている訳じゃないって事はちょっと調べると分かるでしょ?
この父で人気はしないだろうから中盤辺りでも全然獲れただろうけど、こう言う駒で攻めてみたいね。


7位
シュトラウス 牡 美浦・武井亮
父:モーリス
母:ブルーメンブラッド
馬主:有限会社キャロットファーム
募集価格:5,0000万円
セリ取引価格:庭先取引
生産:ノーザンファーム
主な兄弟:フォラブリューテ(紅梅ステークス)
初戦の動きを見て「こりゃ武井厩舎であっても、気性面の完全な改善は無理だろうな」とは思ったよ。
ただ、あんなメイケイエール状態な暴走気味な走りでも、先頭に立った瞬間に折り合って後続を突き放せているし、
ひょっとしたら1800m以下ならどうにか持たせてしまうんじゃないかって思って指名することにしました。
「ブルーメン」に掛けた馬名の兄姉が不振で、そいつを取っちまった。これで吹っ切れたように強い逃げ馬になってくれたり、もしくは番手から抜け出す強力な先行馬として君臨してくれないかなぁ。
そんな簡単に行かないのは百も承知だけどね。ちなみにドラフトで直後に優勝者の先輩が手ぐすね引いて待っていやがった。もう1個下の順位では取れなかったってことだね。


8位
チェレスタ 牝 栗東・松下武士
父:ハービンジャー
母:カリンバ
馬主:有限会社シルクレーシング
募集価格:2,400万円
セリ取引価格:庭先取引
生産:ノーザンファーム
主な兄弟:エナジーチャイム(2歳新馬勝ち)
昨年はリバティアイランドを担当した牝馬・佐藤信乃介厩舎出身。
そう簡単に続いてくれない可能性も
そして入厩先はこれからの厩舎だと割り切れば、ここ数年の不振は仕方ない部分もあった松下厩舎。
育成過程は順調だったのは勿論「走らせることによって精神肉体両面に好循環が生まれていく」と言うコメントに惚れ込んだまで。
もしこのコメントどおりだとすれば、デビュー後ある程度のところまで行ってもらいたいし、むしろ行ってもらわないといけない存在になってもらおう。
なるべく早く重賞に使って欲しいところ。


9位
フェンダー 牡 栗東・斉藤崇史
父:モーリス
母:プリンセスロック
馬主:有限会社シルクレーシング
募集価格:3,500万円
セリ取引価格:庭先取引
生産:ノーザンファーム
主な兄弟:ブトンガール(函館2歳ステークス)
デビュー戦で全く競馬にならないシンガリ負けを喫しており、斉藤崇史厩舎の成功法則から外れたシルクの募集馬が「箸にも棒にも掛からない」リスクを証明してくれたように思う。
3月にゲート試験合格済とすこぶる順調だし、母や父よりも仕上がりが早いのも突然変異的な存在。
そう考えると何かしら怪しんでいたのは事実だったにせよ、ハリボテだったのかデビュー前だけ一時的にお利口さんなだけだったのか。それとも単にノーカウントのデビュー戦だったのかが夏と秋を経た頃には解ってきそう。
伸びしろが少なく単に早熟なだけである可能性もあるけど、ノーザンファームがモーリス産駒の育成ノウハウを最大限生かして、既に走る体制にあるのは素直に評価している。だからこそ23-24シーズンは「セリ市向きのモーリス産駒」の真贋を見極めていきたい。もっと下でも獲れただろうね。


10位
エッカート 牡 美浦・和田正一郎 
父:キズナ
母:シアージュ
馬主:有限会社ノースヒルズ
セリ取引価格:庭先取引
生産:平山牧場
主な兄弟:ディープダイバー(橘ステークス)
10位と評価を上げる必要性があったのか?と言われると、20位でも取れた馬だと思うよ。
良い意味での気の強さを持ち、同厩である全兄のマホロバも2,500ポイント獲得と実に堅実なシアージュの仔。兄たちは2歳戦から少しでも稼ごうと懸命に走るタイプが多く、和田正一郎厩舎は22-23シーズンも重賞を勝っているのに盲点になりやすい。
もう少し評価しても良い厩舎だと言う事で順位はあげたかっただけ。芝とダートではダートの可能性もある。まずは全兄のマホロバに追いつけ追い越せ。


【広告】タフな毎日を送る人、仕事と遊びに全力投球できる人は、口の中から健康を作ります。 感染症予防は歯周病菌対策。うがい、手洗い、そして正しい歯磨き&歯周ケア




実はドラフト会議の企画で、中だるみ防止も兼ねてここだけ抽選。
こちらも無風状態で獲れましたね。

11位
ミスタージーティー 牡 栗東・矢作芳人
父:ドゥラメンテ
母:リッスン
馬主:田端利彦氏
セリ取引価格:9,020万円 (2022年 セレクトセール)
生産:ノーザンファーム
主な兄弟:サトノルークス(すみれステークス)、タッチングスピーチ(期間後にローズステークス)
リッスンの母系は大当たりは少ないけど、大外れもまず無い。そう言う堅実さを兼ね備えながら、もう少し賞金の上増しが狙えるとしたら・・・やはりこの父でしょうよ。
オーナーが突如として例年以上の攻勢に出たし、投資に見合うだけの結果が出て欲しいと思うものです。
だいぶ前と同じように夢が儚く消えてしまうのは、もう良いですって。でも、そう言う運命に弄ばれたとしてもオーナーや調教師を責めてはイカンぜよ。数多く使う傾向があるドゥラメンテ産駒なのも良いけど、おそらく1つ勝ったあたりで壁にぶつかる可能性はある。それ込みで指名。


12位
馬名未定 牡 栗東・斉藤崇史
父:ドゥラメンテ
母:ミスドバウィ
馬主:林正道氏
セリ取引価格:庭先取引
生産:ノーザンファーム
主な兄弟:セッション(アーリントンカップ2着など)、ソウテン(3歳1勝クラス)
本来は名前が付けられていて、この厩舎&このオーナーが一番しぶとく稼いでくれるパターンで狙いたいケースだったんだけど・・・その次点のパターン。
名付けはギリギリまでされずにデビューして、それからジリジリと着を拾ってポイントを稼ぐという堅実派がもう一頭出てくれるかどうか。
注目度こそ低いけど、これまで通りのパターン通りに活躍してくれるなら狙いたかった存在。名付けの時点で「だめだこりゃ」になる可能性はまだ残ってるけど、それよりも「金脈はまだ眠ってなかった!」であってほしいな。掘りつくして枯れているとはまだ思ってないんですよ、私は。


13位
フランクエフェクト 牡 美浦・木村哲也
父:Frankel
母:カーミングエフェクト
馬主:有限会社シルクレーシング
募集価格:5,000万円
セリ取引価格:庭先取引
生産:ノーザンファーム
主な兄弟:なし
何の捻りもない名付けだったので「これはダメなパターンだよな?」と思いきや、何故かぎりぎりで踏みとどまってくれる不思議な存在。
厩舎が苦手にしている血統でもないし、母の名前から流用しているのであえて毛嫌いする必要もなし。
牡馬であるけど、期間内重賞やGIで牝馬しか結果が出なかったワケでも無い。となれば、半信半疑でも指名に至ったところ。
今回のドラフトではこの馬が唯一と言えるほどのFrankel産駒指名馬。当たり外れが大きいとは思うけど、ダイワメジャー産駒と比較したらまだ終わるには早いはずだよ?


14位
ビッグドリーム 牡 栗東・西園正都
父:ビッグアーサー
母:アンナペレンナ
馬主:中辻明氏
セリ取引価格:庭先取引
生産:バンブー牧場
主な兄弟:ビッグシーザー(マーガレットステークスなど)
全兄のビッグシーザーは7,200ポイントと大活躍。シーズン最終盤でガス欠してしまったのは馬場に泣いたのもあっただろうけど、スプリント路線にとんでもない怪物が現れない限りは、同じだけの活躍は見込めるのが指名理由。
厩舎が定年間際でも息子ではなく父であれば、まだマイナス幅は狭められると判断。
全く歯が立たない存在でもないだろうし、2歳戦から父譲り・兄譲りのスピードを武器にコツコツと連勝街道で稼いでもらいたい。
それにしても全兄を所有していた幅田オーナーじゃなくて、父のビッグアーサーを所有していた中辻オーナーの馬なんだよなぁ。そこだけが気になる所。良い方に考えれば「兄よりも弟が良いケース」なんだけどね。


15位
レイナドラーダ 牝 栗東・高野友和
父:レイデオロ
母:ショウナンパンドラ
馬主:有限会社シルクレーシング
募集価格:5,500万円
セリ取引価格:庭先取引
生産:社台コーポレーション白老ファーム
主な兄弟:なし
ウインドインハーヘアの4*3、そんな時代になってしまいました。母馬のクロスだけでどうにかなるほど甘くはありませんが、これだけの血統を生かせそうな厩舎に入るのであれば勝負をしてみたくなったまでです。
一応高野友和厩舎の成功法則らしきものをクリアしており、狂気と破壊力を併せ持った活躍馬になることが出来るなら、さすがに過小評価が過ぎていることになる。
でも単に条件をクリアしただけってケースも考えられるよ。
さて、レイナドラーダの明日はどっちだ!?


16位
オーデンヴァルト 牡 美浦・林徹
父:ロードカナロア
母:グリューネワルト
馬主:有限会社キャロットファーム
募集価格:5,0000万円
セリ取引価格:庭先取引
生産:ノーザンファーム
主な兄弟:ディアンドル(葵ステークス)
期間内に重賞を勝つとなると苦しいが、姉のディアンドルと同じような成長曲線で、距離は姉よりも持つと及第点以上にまとまった。
中盤から下位で取り合いになりそうな位置に居たんだけど全くのノーマーク。やっぱり牡馬のスプリンターだとしたら人気は無いよな。この位置で獲れるのも仕方なし。


17位
ヴェラベレッツァ 牝 美浦・小島茂之
父:リアルインパクト
母:コケレール
馬主:有限会社キャロットファーム
募集価格:1,8000万円
セリ取引価格:庭先取引
生産:ノーザンファーム
主な兄弟:なし
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」とは言うけど、それで説明が付かないのが近年の小島茂之厩舎。
どうやったらオニャンコポンが重賞戦線を賑わせるよ?と謎が解けないまま22-23シーズンも重賞制覇。
21-22シーズンより前に過小評価され過ぎていたんだけど、ここにきての充実ぶりは見事と言うしかなく、それであれば期待が持てそうな預託予定馬をマークするのも楽しそうだと判断。
主戦場は冬場の中山だろうし、純粋なスピードの絶対値よりも小足やテクニックや展開など、漁夫の利を見込める要素が欲しい舞台が理想。
それにしても募集価格がガクンと下がったファンド。お値打ち品となるか、兄姉同様まったく食指が動きにくい結果に終わってしまうのかは、ゆっくり答えあわせ。


18位
レドンホール 牝 栗東・斉藤崇史
父:リアルスティール
母:ハーレクイーン
馬主:有限会社キャロットファーム
募集価格:3,6000万円
セリ取引価格:庭先取引
生産:ノーザンファーム
主な兄弟:なし
全く反応が薄い指名になってしまったけど、4月末~5月上旬のPOG本発売期間にはチラホラと話題になっていた馬の1頭。
この父なのでGIで大活躍を望むのは酷なのかもしれないが、同じ牧場で育成されているリアルスティール産駒で1番良いとジャッジされた模様。
確実さにどこまでポイントが上ブレするのかで言うと半信半疑ではあるけれど、もしかしたら腰を抜かすほどの上ブレがあるかもしれないって言う指名。
斉藤崇史厩舎も当たり外れが大きいからね。見極めたい気持ちの方が強いけど、少し広めに網を張った方が良い厩舎だと思うよ。


19位
オールナット
父:サトノダイヤモンド
母:キューティーゴールド
馬主:有限会社シルクレーシング
募集価格:6,000万円
セリ取引価格:庭先取引
生産:社台コーポレーション白老ファーム
主な兄弟:なし
高野友和厩舎の成功法則らしきものに引っ掛かった以上は、細かな懸念材料を一旦横に置いて指名してみようかと。
マイルが適距離ではないだろうし、ましてダートが主戦場ってワケでも無いはず。
となれば、OPクラスで入着する番組に使ってくれさえすれば、2,500ポイントオーバーも夢ではない・・・ここに賭けてみようかと言うことになりました。
19位と20位に関して他にも候補は居たんですけど、結局1,500ポイントをクリアできるのか?で考えると「より達成出来そうにない怪しい要素」が他の候補に出てきてしまっただけ。
指名したは良いけど、随分お高いファンドだなぁ。夢を掛けるにはちょいと値が張りすぎてはいないかい?


20位
ジーティームソウ 牡 栗東・西村真幸
父:エピファネイア
母:レッドジゼル
馬主:田端利彦氏
セリ取引価格:6,820万円 (2022年 セレクトセール)
生産:ノーザンファーム
主な兄弟:なし
西村厩舎の成功法則通りだった場合に、唯一拾える存在だった馬をチョイスしてみたまで。
勿論他にも候補は何頭か居たし、正直指名しない選択肢もあった。だけど最終的には他の候補に不安材料があったので相対的に上がってきてしまったと言うのが本音。
半信半疑だけど、ジーティーの田畑オーナーにとって数年ぶりの大進撃が、想定を超えるものとなるかどうか。それともこれまで以上に竜頭蛇尾になるのかは、ゆっくり答え合わせをする必要がありそう。
二度あることは三度あるとは良く言うけど、三度目の正直って言葉もあるよね。後者だったら良いと思うよ。
牡馬で個人馬主、しかもセリ市までは良いんだけどセリ価格が高いんだよな。時間が無い中でチェックが漏れてしまったんだが、指名しておきながらそこがネック。
ひでぇハイリスク指名になってしまった。


【広告】
耐久性を上げていくなら、世界を相手に闘う人も愛用
一日分の栄養素をラクに取れる、叡智を集めた最強兵器
良い結果は、良い習慣から



POG情報をもっと収集する → にほんブログ村 競馬ブログ POGへ

みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

ダービー当日を含めたアクセスは1日平均延べ人数で580名少々。
PVに関しては1270を超えました。
月間通すと、昨年と同じぐらいの人数にアクセスして頂いたようです。

今年もたくさんご訪問・閲覧して頂いており、
改めて感謝申し上げます。

(それでも収益化できる程のアクセスではありませんが、
お役に立てるようであればとても嬉しいです。)

22-23シーズンは全体4位でフィニッシュ。ブービーで終わってしまいました。
皐月賞馬もオークス馬もチェックしておきながら
リストに上げていないのが情けない限りですが、
23-24シーズンは網の張り方を変えるつもりで臨んでみます。

参加POGの主催者から

「6月入ってから、いつものルール、対面でやるぞ!」

とお達しがありました。久しぶりの対面ドラフト会議です。

・・・今年も相当数の獲りたい馬が被るでしょうから、戦略がいつも以上に大事になりそう。
こりゃ、何頭かは指名予定を横取りされますね、間違いなく。

でも、対面のドラフト会議出来るなら、その場で修正が出来るのが良いところ。
臨機応変にやるのは慣れています。
だからと言って正面突破しすぎるとダメージがデカいので、少し戦略を練り直さないとなぁ。


【広告】
闘うPOGプレイヤーの体調管理に、
溶かしやすくて味にもこだわった
一日分の栄養素をラクに取れる最強兵器
良い結果は、良い習慣から


※2023年6月スタート、2024年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。


ドラフト戦略練り直し前の指名候補

ここまでの指名候補については、すでに当ブログにて公開しております。

ルールは20頭指名、
牡馬や牝馬の頭数制限・縛りは一切なしです。


なお、ドラフト指名リストはドラフト後(6/6以降を予定)に公開いたします。

なお、シーズン開幕週に快勝した馬であっても指名可能なのが伝統的なルール。
デビュー後のポイントは指名後、自動的に加算されますので、
やろうと思えば1日天下も夢ではありません(笑)

これは当時のメンバーが、他の職場にいる同僚などに(可能な限り)迷惑を掛けずに集まれる日を模索する中で、生まれた折衷案です。
このあたりを込みにして戦略を考えれば、直前で「あの馬はダメ!」ってこともありますので、そこを追加したり並び替えたりするかもしれません。

対面でドラフト会議の場合は、いろんな隠し玉を引っ張り出すなど万が一の場合でも対応をするつもりでいますし、その当時の考えは基本今も変わっていません。

昨シーズンの反省記事はもちろん出しますが、まずはリスト作成とドラフトを優先します。
私自身のダメ出しは、最後にやりますよ。
何だったんでしょう、フェイトにディオファントス、アスパルディーコたちは(憤慨)


【広告】タフな毎日を送る人、仕事と遊びに全力投球できる人は、口の中から健康を作ります。 感染症予防は歯周病菌対策。うがい、手洗い、そして正しい歯磨き&歯周ケア

おまけ

元はと言えば「欲しい情報がどこにも書いていない」って言うのが
ブログを書く始まりでした。

結局その熱意はどこかに消えてしまったのですが、
私が欲しいのは結局のところ

 どの厩舎に調教助手は誰が所属していて
 担当馬の結果がどうなったのか


これに尽きます。
多分そういう情報は(移籍や定年もあるので)膨大な情報と更新に時間が掛かりますし、
今後も出てこないでしょう。JRAだって公開して何のメリットがあるんでしょうか?って話ですし。

でも、あの調教助手が居るならこういうタイプの馬は・・・って戦略を、
多くの競馬ファン・POGファンが立て板に水の如くスラスラと常識のように扱う。
そんな世の中になってほしいなと言うのが私の儚い夢ですね。


しかしですよ。
技術の進歩はすごいですね。
AIがチャットで回答するようになってきた。

ついに、個人がブログやらYouTubeなどで考えを披露する為
あれやこれやと頭をひねって考えているよりも先に、
機械学習が正確な答えを出すような時代がすぐそこまで・・・と
一瞬喜んだんですが。ちょっと事情が違ってきました。

ChatGPT、Google bard
どちらの開発aiでも、あと2年は
競馬とPOGに関して人物推敲まで出てくる幕は無いかなと思ってます

その是非を問う前に、2023年時点の競馬予想に関するビッグデータが
整備されていない現状をまとめます。

a.デビュー前の競走馬の能力を、正確に測る手段は無い
b.管理する人の能力を数値がするまでまだまだ時間を要す。特に厩務員、調教助手。さらに彼ら彼女たちの移籍や、偶然が重なった成長を証明する方法。
c.「強い馬と強い馬が戦ったときにどちらが勝つのか」の予想はできるだろうけど「どの馬がクラシック本番に頓挫なく進めるか?」の予想は確立されてない

続いてChatGPTやGoogleBardの、プラグインに頼らない時点の能力をまとめます。

ざっくり言うと3-2=1は理解出来る。
同じ答えが出る(5870-5867)-(47-45)=1も理解できる。
でも、3を構成するために通った5870とか5867については、理解がグズグズ。

そのくせ「何も間違っていないじゃ無いですか」って逆ギレするようなもの。
ソースを読み解く力も弱いし、背景を全くと言っていいほど考慮してくれない。

なのでマスゴミやデマを吹聴するアカウントよりも
はるかに酷い事実誤認が山盛りで、
例えばこんなことが平気で起きます。

①POGがどんな遊びやルールなのかは理解して回答出来るが、期間内の成績集計が出来ない。
なので今年の賞金額と質問しても、ソールオリエンスとかリバティアイランドが稼いでいる金額の回答が欲しいのに、賞金総額で今年の3歳馬はアーモンドアイが1位と答えてしまう。
NetkeibaとかPOGStallionでは少し手間があれど比較的早く回答は出来るが、
その機能はai単体には搭載されてないし、連携にもまだまだ相当な時間がかかる。

②未来予測がもともと出来ない。有料版であろうと同じ。
だから「競走馬の活躍には様々な要素が複雑に絡みます」って答えしかできない。
そんなの今どき小学生でも憚るっての。

③調教師がどの馬を管理しているかとか、競走馬がどのレースに出たかとか。
2つ以上の項目を掛け合わせて1つの情報を出すことが本当に苦手。
なので、国枝厩舎にディープインパクトが居たとか、ウオッカは角居厩舎に入級前に他の厩舎に居たとか、それが間違っていてもソースを出せずに正しいと回答するのが2023年時点のAI。
シルクの2歳馬と限定しても冠名がサトノとかレッドとか、平気で回答する。
馬名に関しては2頭の名前から合成した実在しない馬名も、Google bardは平気でしれっと提示してくる。きっとこれは黒歴史(笑)

④調教師の生年月日や開業時期を誤認。
なので、調教師が生まれる前に活躍していた競走馬であっても、その厩舎に預託されていたと頑なに主張する。(特にChatGPT)
時系列を正しく並べられないのは、2023年のAIとしては能力の限界なんだろう。
木村哲也厩舎にシンボリルドルフとトウショウボーイが預託されていて、その活躍された能力が2023年でも高く評価されていると。

JRAはOPEN AI社に抗議していいぞ(笑)

こんなのだから「ソースも出せねぇのに、訂正出来ねぇとか、何様だテメェ。」と怒りまくり。
「仮にトウショウボーイを管理してたら、定年で既にJRAでは引退なんだよ。お前が使えなさすぎて恥かいたから質問できねーよ、バカタレ」とさすがに私も呆れて返してましたわ。

まだ②に関しては得意でなくても仕方ないのかな?と思うけど、JRA-VANのTargetとか競馬のデータベースソフトじゃないと、欲しい情報は出せないんだと思ってます。

結局私が知りたい情報を出せるライターは誰も居なかったし、私が考え方を伸ばすために読みたかった記事なんて、あまり多くの人が書いてるワケじゃなかったんですよ。
JRAやJRA-VANやグリーンチャンネルもそうだし、海外の競馬でもそうだと思うんですが・・・チームワークが鍵を握っていて、なおかつ波がある乗り手や育て手の能力を数値化することに関しては、踏み込めない領域なんですよね。


と言う訳で、個人の考えはまだ書いていても需要がありそうです。
来年あたり競馬に関するAIがどれだけ進化しているんでしょうね。

でも全然進んでなかったりしてね(笑)



【広告】
耐久性を上げていくなら、世界を相手に闘う人も愛用
一日分の栄養素をラクに取れる、叡智を集めた最強兵器
良い結果は、良い習慣から




【更新履歴】
2022.05.29 初版公開
2022.06.02 動画情報追記
2022.06.04 参加ドラフト日程掲載、主催者へリスト提出


POG情報をもっと収集する → にほんブログ村 競馬ブログ POGへ



少しでも参考になった場合は、コメントが無くても良いので
拍手ボタンを押してくれると、嬉しいです。やる気が出ます。

みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

さて、一年前の答えあわせの総決算。
オークスウィーク・ダービーウィークとなりました。

ちょっとだけ考え(予想)を書いておきます。
  
※2022年6月スタート、2023年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。


【広告】
闘うPOGプレイヤーの体調管理に、
溶かしやすくて味にもこだわった
一日分の栄養素をラクに取れる最強兵器
良い結果は、良い習慣から





日本ダービーに指名馬出走無し

今年もシーズンは牡馬が殆ど振るわず、トライアルにすら出ておりませんでした。
逆張りして良い指名が出来た方、おめでとうございます!ってことですね。

23-24シーズンはせめて1頭ぐらい、クラシック戦線を賑わせてもらいたいですよ。トホホ。
ここ何年同じ結果何だか。

レースの雑感としては
・勝ちタイム遅いぞ。やる気出せよ。
これ以上でもこれ以下でもありません。
この世代の牡馬は、自分で勝ちに行けないから仕方ないですね。

そんな中でも死力を振り絞って勝ちに行ったのが、タスティエーラだったと言う事でしょう。
この世代では1番賞金を稼いでくれた部類に入れて良いはずですし、まさかサトノクラウン産駒でダービー勝っちゃうとはびっくりですよ。
それだけレースが異質だったし、キャロットがダービー勝つときはレースの勝ちタイムが比較的遅い。こればかりは伝統芸能だと思ってます。

堀センセイの執念でレーン騎手にダービーを・・・と、3年前のサリオスで果たせなかった雪辱を晴らさせたのはお見事。
内容はどうあれ、数シーズンPOGでは堀センセイお休みモードかもしれませんが、チャンスをモノにしに行ったレーン騎手がエライって事でしょう。

で、ソールオリエンス。
横山武史騎手が下手だったとは思わないし、あの展開で4角動けなかった割にはよく頑張っていた。
だけど、不器用な馬を「器用だと思った」とするならば、そこだけは反省材料だね。
馬としては皐月賞が全てが上手く行ってたし、相手も自滅してくれたってだけ。

3着はハーツコンチェルト。松山弘平騎手が向こう正面をスーッと上がって行ったのには感心したわ。
結果として良く流れが落ち着いたあの場面で、無理なくポジションを上げたのが功を奏しての3着。
上の世代が金や銀に光り輝いている中で、この馬はまさに「ペコペコのブリキ」それでも使い方次第で輝いたってことだね。さすがに金や銀と比較はできないけどさ。

その他の馬ね。
まずドゥラエレーデ。今年のメンバー&あの展開だったらかなり良い勝負だっただろうね。落馬は惜しいけど、坂井瑠星騎手にとっては不可抗力でしょうよ、あれは。
もしも落馬せずに走れていたら・・・は、夏以降の楽しみにしておきましょう。

スキルヴィングは青葉賞がピークだったので、シンガリ負けも驚きませんが急性心不全だったのではどうにもできないですね。でも、こればかりは牧場も厩舎も、誰も避けられなかったと思うし遅かれ早かれこうなっていたでしょう。

ダービー初騎乗だった丸田恭介騎手に導かれたホウオウビスケッツ。実力は出し切ったと思うし、父がスプリンターだったことを考えれば一瞬でも見せ場を作ったのはお見事。
距離はギリギリって感じだけど、ハンデ重賞を含めて2200m以上でも侮れないんじゃないかな。

あとはロードカナロア*ハービンジャーで4着だったべラジオオペラ。最内枠を有効に使った&レースレベルが低かったとは言え、管理していた上村厩舎がこれに続けるかに注目したい。
同じ血統が2歳馬に居ないんだけど、今後も要注意になるんじゃないかな。



【広告】タフな毎日を送る人、仕事と遊びに全力投球できる人は、口の中から健康を作ります。 感染症予防は歯周病菌対策。うがい、手洗い、そして正しい歯磨き&歯周ケア

オークスには1頭出走

ラヴェルは4着で気を吐いてくれましたが、今年はそれだけ。

勝ったリバティアイランドはただただ強かった。
ハーパーは2着を獲りに行き、取りきった感。
スタミナあるタイプだけどギリギリまで待たなきゃいけなかったドゥーラは、展開ズッポシ嵌っての3着。

結果論だけどラヴェルは今回のダービーに出ても良い勝負にはなったかもしれませんが、結果として前で押し切ろうとすれば目標にされることで馬群がばらけてしまい、ソールオリエンスなりハーツコンチェルトの末脚に踏ん張りきれなかったでしょうね。

でも、相手が悪かったオークスよりもダービーの方がチャンスあったかもしれません。それだけリバティアイランドは完璧なパフォーマンスでした。あれは父馬よりも母馬&クラブを褒めるべきなんでしょうか。



【広告】
耐久性を上げていくなら、世界を相手に闘う人も愛用
一日分の栄養素をラクに取れる、叡智を集めた最強兵器
良い結果は、良い習慣から





【更新履歴】
2023.05.28 初版公開


【22-23シーズンの企画】
POG戦略 指名候補馬 2023-2024暫定版(1)
POG戦略 指名候補馬 2023-2024暫定版(2)
POG戦略 指名候補馬 2023-2024暫定版(3)



POG情報をもっと収集する → にほんブログ村 競馬ブログ POGへ



少しでも参考になった場合は、コメントが無くても良いので
拍手ボタンを押してくれると、嬉しいです。やる気が出ます。

みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

2022-23シーズンは延べ6000人以上のPOGプレイヤーの皆様に、ご高覧ご愛用
更には「あいつが評価してた馬は止めとこう」と逆神扱いしていただき、
誠にありがとうございました。

23-24シーズンは5月の前半だけで、延べ6,000人オーバー。
個人の考えしか書いていないのに、何だか申し訳ないような。
でも、読者一人一人の「少しでも納得がいく指名馬選定」に役立っているなら何よりです。

今年も「目が節穴」な筆者がPOGに特化した総評を、少しだけ行います。
【評価は>Dの5段階。C評価以上で指名検討】

懲りずに今回も週刊Gallop臨時増刊
丸ごとPOG2023-2024を参照しております。

今回は、個人的な好みでDランクからCランクにあがるかどうか。
このブログ特有の表現ですが「実験部屋」のコーナーです。

【広告】
闘うPOGプレイヤーの体調管理に、
溶かしやすくて味にもこだわった
一日分の栄養素をラクに取れる最強兵器
良い結果は、良い習慣から


※2023年6月スタート、2024年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



企画の趣旨

一応まったく過去記事を読もうとしないご存知ない方のために、簡単に説明。

私がメインで参加しているPOGは、かつて在籍していた職場の仲間同士で行う大会です。
ルールは1人20頭指名。
最盛期は10人以上が参加したため、しばしば

「リストに用意した候補が他に取られて、追加のリストが必要だ」

となることがありました。
途中で慌てないようにするため大体60頭から70頭ぐらいは、DランクであってもCに上げられるだけの馬はチェックしてリストに収録するのです。

今年は6~7人で行うみたいですが、作業だけは行っておきます。

そこには個人的な感想や感覚、直感なども入ってくるので
「理屈では上手く説明できないけど、とりあえず指名してみようか」と言う馬も含まれます。

また、根拠には乏しいけど「こう言う展開だとしたら面白いな」
と言う仮説を立てることもあります。
まさに↓↓↓の状態(笑)
ダウンロード

今回はそんな「ニッチでマニアックなお前の趣味に、付き合ってらんねぇよ」と言われるのを承知で、変態(誉め言葉)な部分をお見せしましょう。

しかし、この作戦。
意外と塵も積もれば山となる。
もしも注目されていないであろう馬が15頭で、各々1000ポイント以上堅実に稼いでくれれば、それだけで15,000ポイント。

何かの拍子で2000ポイント稼ぐ馬が2~3頭出てくれれば、20,000ポイント超え。
15頭がみんな活躍してくれたとしたら、余裕で30,000ポイント超え。

ちゃんとブログに残しておくと来年以降に繋がるんだな、これが。


気になる厩舎・美浦

丸ごとPOGの厩舎取材コーナー、
調教師のコメントに対して短観と、気になる馬をピックアップしていきます。
今年美浦は候補がジンワリ浮かび上がる感じで少々難解。
その代わり、磨けば光る素材は着実に預託予定なので、見極める技術が必要と思える。

・大竹正博厩舎
獣医学部卒で手間が掛かる馬を数多く引き受けては、チラホラとでも結果を出しているように取扱技術はトップクラス。
ヒラボクヒーロー 牡 美浦・大竹
「胸が深く見るからに中距離、好きなタイプ」と珍しいコメント。パワータイプのモーリス産駒なのに手先の重たさが無いのがプラスに出れば面白そう。


・奥村武厩舎
これから更に実績を出す可能性もあるが、23-24シーズンは正念場。
ホウホウバローロ 牡 美浦・奥村武
「父のロードカナロアに似てスピードがかなりありそう、見栄えも良い」と好印象ではあるが、デビュー時期は遅くなりそう。

トウケンスピカ 牡 美浦・奥村武
入厩は早そうで「小柄でスピードとバネがある」と一定の評価。入厩情報が出れば隠し玉になるかも。


・尾関知人厩舎
以前は期間内でも牝馬に強みがあったが、最近は低空飛行。
クィーンズベストの2021 牡 美浦・尾関
早くから活躍できる素質が父によって強化されれば、もっと高みに到達しても不思議では無い。母と同じ林正道オーナーなので名付けとデビューは早くて年内だろうか。
 

・木村哲也厩舎
素質馬を多く管理、あとは結果を出すだけ。
ベランジェール 牝 美浦・木村 ※GC栗山求8巡目(牝馬3位)指名
モーリス産駒の募集価格が牝馬で9,100万円と相当高額。ただ「骨量が豊か」とあまり見ない表現をしており、スタミナとパワーで押し切るとしたら侮れない。


・国枝栄厩舎
定年間際、今までお疲れさまでした。取材を受けてくれているけど少しコメントが投げやり。


・栗田徹厩舎
稼げる馬でどんどん稼ぎに行く姿勢、あとは相手関係が噛み合うかどうかだけ。
レッドレフィナード 牡 美浦・栗田
デビューは早めかもしれないが、募集価格が低めで伸びしろには疑問が残る。

レガーロデルシエロ 牡 美浦・栗田
デビューは7月前後予定。個人的に好みな1頭で、成長も含めてマイルで通用するスピードがさらに鍛えられれば面白い。

チャージドアップ 牡 美浦・栗田
ゴドルフィン所有馬でダーレー生産。母と同じ栗田徹厩舎で「皮膚が薄いし、お母さん同様に瞬発力タイプ」のコメント通りなら、期待している以上にやれるかも。


・黒岩陽一厩舎
時折迷走もするけど、牝馬で成績を残そうとして創意工夫は見られる。
ディアクルーナ 牝 美浦・黒岩
モーリス*Frankelと珍しい組み合わせながら7月前後のデビューを予定。個人馬主で1200mや1400mが主戦場、さらに気持ちで走るタイプなら、厩舎の先輩にも居たので検討の余地はある。


・斎藤誠厩舎
取材対応してくれるのは嬉しいけど、The口達者of口達者。何が何でも結果で示す気概が欲しい。


・鹿戸雄一厩舎
特定の血統には強さを発揮。今年はその点で不利だが、マークが薄くなる分無欲の一発には要注意。
ウインカルディア 牝 美浦・鹿戸
早生まれながら成長が相当ゆっくり。身体を作り直して2歳夏に急成長となれば良いんだが・・・。

トロヴァトーレ 牡 美浦・鹿戸
嵌ればデカいタイプだが、POG期間後の方がより実力を出してくるかもしれない。


・高柳瑞樹厩舎
牝馬に強みを持つ調教師兄弟の兄。期間内実績は弟よりも一歩リード。
フライフリーダム 牡 美浦・高柳瑞樹
既にゲート試験合格済で、デビューは秋予定。距離は2000m以上がベターと適性は把握しており、あとは狙ったレースに万全の状態で出せればの条件付き。それでも1勝クラス卒業が良いところで、重賞は厳しいかな。


・田中博康厩舎
POG期間後の方が楽しみ。狙うなら騎手時代同様に牝馬だろうか。


・田村康仁厩舎
取材対応を受けてくれるけど、預けられた幼駒の割に成績が寂しい。


・手塚貴久厩舎
関東のエースと言って差し支えないPOG実績も、22-23シーズンで大活躍。23-24シーズンは割引して考えるのがセオリーも、ジンクスを跳ね返す力はある。


・宮田敬介厩舎
次世代のエース候補だが、得意な実績を作って一点突破する力がまだ開花してない。

*****************************
【その他厩舎コメント】
・小島茂之厩舎
扱いが小さくなってしまっているけど、ここ2シーズンPOG期間で重賞勝ち。それだけでも加点できるし、リーディング上位の父馬でなくても持ち味を引き出してくれる可能性。
ツキガキレイデスネ 牝 美浦・小島茂之
半姉が重賞2勝だったのに、その姉よりも評判が良い妹。スローペースの差し馬だった姉より走破時計を詰めて、父同様の切れ味重視の走りができるならA以上も十分考えられる


・相沢郁厩舎
厩舎ゆかりの血統は今年も居るけど、デビューが年々遅くなる。


・池上昌和厩舎
牝馬でそろそろPOG期間内の稼ぎ頭が出てきても・・・と思うが、スピードに勝った種牡馬であってもなかなか芝向きにならない。


・加藤士津八厩舎
サンスポの使い勝手が良い位置に収まって取材対応に応じ、厩舎運営をこなしているあたりは良い意味で驚くけど、POGでそれ以上の期待や感動を求めるのは酷。


・嘉藤貴行厩舎(預託馬リスト無し)
短距離で穴っぽい活躍は騎手時代と同じ。預託先として加点要素はほぼ無いし、積極的にPOGの選択肢に入れる要素も薄い。


・菊沢隆徳厩舎(預託馬リスト無し)
騎手、調教師、騎手を育成する管理者としても、最大瞬間風速の残影でどうにかするしかないでしょう。いつか巻き返して欲しいけどね。


・新開幸一厩舎(預託馬リスト無し)
オマケ程度にコメントが掲載で、良くない意味で便利屋止まり。猛反発する活躍を見せて欲しいが、相手の自滅待ちは変わらず。


・武井亮厩舎
育成手腕はあるけどPOG期間に何が何でも結果を・・・と言う使い方をする厩舎では無いし、芝よりもダートで堅実に稼いでいくのがピッタリ。


・戸田博文厩舎
惰性であっても取材を受けてくれるし、現在のトレーニングについて新しい常識を追い求めてきた功労者なのは事実。でも、預けられる2歳馬が役不足すぎる。


・中舘英二厩舎
新潟や福島もしくは短距離でコツコツと稼いで、厩舎運営をなんとか軌道に乗せている。取材対応もソツなくこなすも、リップサービスが一目瞭然なので注意。


・畠山吉宏厩舎
海外GIを勝った経験もある厩舎だが、この厩舎だから何かプラスになる事もそう滅多にはない。POG期間は牝馬ならたまに当たりが出る程度。


・林徹厩舎
重賞でもGIでも詰めが甘いのが特徴。強い相手をなぎ倒すのではなく、2着とか3着を掠め取っていく戦略だが、これはこれでPOG期間内で良く健闘している部類。いずれ扱いは大きくなると思うが、取材コメントが「1.5流で良い」と達観しすぎてて夢が萎みかけるのが悩みどころ。


・水野貴広厩舎(預託馬リスト無し)
最大瞬間風速はだいぶ前のものだし、元騎手で加点要素に乏しい同じような立場の調教師よりも預託馬はマシだったこともある。でもそこで踏ん張れなかったのが運の尽き。


・和田雄二厩舎(預託馬リスト無し)
厩舎ゆかりの血統であっても母を超えられない産駒が徐々に増えてきてしまい、かつての「何かをやってくれそう」な雰囲気も消えてしまったように思う。良くない意味での便利屋止まりである現状に、師自身が23年春には脳梗塞で一時重体にもなった。
これで底を打つと考えるべきかどうかは個人の判断だね。


気になる厩舎・栗東

丸ごとPOGの厩舎取材コーナー、
調教師のコメントで気になる馬をピックアップしていきます。
1500ポイント獲得で良いなら、今年の栗東には探せばまだまだ候補が居るかもしれない感じがする。

・池江泰寿厩舎
かつての牡馬三冠厩舎も、数年前にアルアインが引退して完全に勢いを失った。近年はPOGの預託先として加点要素は無し。

ミエスペランサ 牝 栗東・池江泰
ミスエーニョ⇒ミスエルテと来て、名付けが独自路線。サンデーRも牝馬なんだから、もう少し大事に名前つけて欲しいなぁ・・・とは思うよ。「素質はかなりのもの」と褒めてくれたけどさ、この馬をどうやって期間内重賞獲らせるつもりなの?
そこがアピール出来ないようだと今後数年間「口達者of口達者は、東の斎藤誠・西の池江泰寿」って評価のまんまで良いんじゃないかって思うわ。

ダノンウィルヘルム 牡 栗東・池江泰
泰寿センセイが「グッドルッキングホース」と言えば、もう期間内のA評価は堅かったのにね。セレクトセール1億6,500万円の馬を何とか褒めようとしたんだから、その気概だけは評価しなきゃあいけないってヤツでしょう。

クルミナーレ 牡 栗東・池江泰
唐突に金子真人HDがイタリア語の馬名。しかも泰寿センセイはこの馬にも「グッドルッキングホース」と随分キラーワードを安売りしちまってるなぁと思う訳。
数年に一度しか言わなかった切り札の誉め言葉を、たった1年で苦し紛れで2回よ?これが安売りじゃなくて今年は戦力充実と取るべきだったら、潔く諦めるっての。


・音無秀孝厩舎
定年間近、本当に今までお疲れさまでした。今年はさすがに期待するのが酷な状況だが、それでも言葉を濁したりボカしたりしてコメントっぽく見せるあたりは、さすがの熟練技。


・斉藤崇史厩舎
実績も十分で毎年良い馬が安定して入ってくる割にはマイル以下と1800m以上で勝負強さに明暗。距離が伸びるほど勝ちきれない弱みを克服するのか、それともレッドオーシャンで埋没していくのか。

ミスドバウィの2021 牡 栗東・斉藤崇
斉藤崇史厩舎と言えば、林正道オーナー。名前が直前まで決まってなくてもノーザンファーム生産馬なら4/4で期間内勝ち上がり。半兄の2頭も別厩舎に所属していたのも含めて期間内勝ち上がり、4~5文字の短い馬名に決まったのならB以上に上げても良いぐらい。

アルバニー 牝 栗東・斉藤崇
この厩舎の芝馬でまずまずポイントを稼いだオープンファイアの長谷川祐司オーナー。海外の地名シリーズで22-23シーズンはペリエールが(別厩舎だけど)4,500ポイントと一番の活躍で、これに続く可能性を考えたい。「乗り込みは順調、夏には連れて来れる」となればデビューは秋の京都だろうか。


・清水久詞厩舎
クラシック実績が毎年安定している訳ではなく、POG期間後に本領発揮の馬が多い。キタサンブラックを上回る厩舎の稼ぎ頭を、もう一頭作る気概は残っていないだろうよ。


・須貝尚介厩舎
現代には珍しく自厩舎調整で結果を残す厩舎。良く言えば職人気質で伝統を重んじる厩舎、裏を返せば規格外のバケモノが預けられるワケじゃないだけで、減点要素はほぼ無い。

カルパ 牡 栗東・須貝
オコタンペ 牡 栗東・須貝 ※GC斉藤慎二3巡目(新種牡馬枠)指名

姉がブチコだし金子真人HDだもんねぇ。人気はあるだろうし毛嫌いしちゃいけないんだろうけど、どちらかと言えばモーリス産駒で結果を出しているんじゃなくて「母父もしくは父ハーツクライ」で結果を出してきた厩舎だから、コメントにはなかったけど同じ馬主で選ぶなら後者がまだ好みってだけ。

レアリゼアンレーヴ 牝 栗東・須貝
身体が小さくて動きが軽い。このコメントと苦手なエピファネイア産駒でどれだけやれるか?の定点観測

ショウナンガチ 牡 栗東・須貝
2021年あたりから、ショウナンの国本オーナーと須貝尚介厩舎の快進撃が続いている。最初はダート重賞だったが、かしわ記念を勝ったり22-23シーズンでは皐月賞で5着など、今や主戦厩舎。
セレクトセールで1億円以上の高額落札馬ではあるが、ノーザンファーム生産なら見直す必要がありそうなので見直しました。ガチなのにガチで稼げなかったら恥ずかしいけど、たまにはそう言うのも面白いかもね。


・杉山晴紀厩舎
無敗の牝馬三冠達成もだいぶ前の話になりつつある。成績に大きなムラがあり、得意と不得意がハッキリしているのがPOGとしてはマイナス要素。


・高橋康之厩舎
サンケイスポーツにとってものすごく使い勝手の良い取材先と言う印象。これからさらに高みを目指してくれたり結果を残してくれることを願っているが、若手調教師のコネクションとして無碍には出来ないんだろうな。


・高柳大輔厩舎
調教師兄弟の弟。POG期間では重賞以外で短距離とダート路線に活路を見出し、大きなホームランは少ないが気が付いたらポイントが積みあがっている、クレバーなレースチョイスが光る。良い意味で戦力分析に長けていて、身の丈にあった運営に抜かりがない。


・寺島良厩舎
ここ数シーズンは期待を集め、注目される存在だった立ち位置から殻を破れず終い。やはりダートの1400m以下に全力投球させるいぶし銀の育成が上手い。POG期間中の加点要素は今後も増えなさそう。


・友道康夫厩舎
春のクラシックを含めPOG実績は豊富だが、2度目のダービー制覇から徐々にツキの総量が減ってしまった印象。有力オーナーの信頼は今後も揺るがないだろうけど、かつてのような勢いを今シーズン以降も求めて良いか冷静に考える岐路にあるはず。
既に取り上げているベトルスと、フレミングフープに「走る」とコメント。前者は社台RHの牡馬で、後者は金子真人HDの牝馬。
ハーツクライしか残るドル箱が無いのに、特に後者はフラグ立ててどうするつもりなんだろう。本当にドゥデュース⇒ハーパーと来て3年連続で1万ポイントオーバー出来るのか?


・橋口慎介厩舎
さすがに御父様と比較するのは酷だが、POG期間内に重賞の3着で良いなら狙えるようになってきたし、名付けに法則性も出てきたのも収穫と言って良いはず。23-24シーズンはさすがに反動が出てしまいそうだが、24-25シーズン以降でもう一度見直してみようと思う。


・藤岡健一厩舎
取材対応の上手さに定評もあるけど、POG期間で加点要素を求めるのは今後ますます難しくなってきそう。やはり今後も青山オーナーの所有馬に頼るしかない。


・松下武士厩舎
レッドオーシャンでライバルの多い短距離・マイル戦線に飛び込んで行く分、リズムに乗れない時とタイトルを獲り逃したときのダメージが大きい。何年かに一度の大当たりならまだ狙えるだろうし「先行して粘れず・差して脚が不発」の流れからそろそろ脱出となる実績を残して良い頃。

ウィッシングスター 牝 栗東・松下
適性は半兄や半姉と違って「距離も持ちそう」なのは良いんだけど、デビューまで少し時間が掛かるかもしれないのが難点。秋デビューでも良いなら指名候補に入れても良い。


・矢作芳人厩舎
指名すればPOG期間で極端にプラスになるワケでは無いが、狙いすましてタイトルを獲りに行こうとする姿勢は変わらず。ただ、牡馬三冠達成でPOG期間に成績を残す執着心はかなり減ってきているように思われ、セレクトセールの高額落札馬が馬房数を圧迫しそうになっているのも良い兆候とは思えず。

*****************************
【その他厩舎コメント】
・梅田智之厩舎
ダートなら実績を残せる余地もあるが、芝のクラシックとは縁が遠い。せめてマイルまでの距離で、廣崎利洋オーナーにおんぶに抱っこ。


・新谷功一厩舎
ダートや2歳オープンクラスで結果を出しつつあり、22-23シーズンのJRAでは2勝以上が5/29と、なかなかのハイアベレージ
早期入厩が確定ならコツコツ稼いでBランクも夢ではない


・辻野泰之厩舎
角居厩舎の屋台骨を支えていたのに、厩舎としては低空飛行が続く
今が辛抱の時だけども、POG期間に活躍を求めるのは酷なのかも


・中竹和也厩舎
キズナ産駒で母が2文節以上なら、っていうぐらいに22-23シーズンは得意のパターンを確立したとも言える活躍。
入厩情報が確定していれば、もちろん一考。
既に取り上げているBランクのロータスワンドは、早期デビューなさそうだったのに6月函館デビューで調整している模様。


・西園正都厩舎
もうすぐ定年退職。今シーズンで最後の大暴れとは考えにくいし、息子さんが跡を継ぐことになるだろうけどやはり父同様にマイル以下へ活路を見出すんじゃないだろうか。
Cランクで取り上げているビッグシーザーの全弟、ビッグドリームはやはり良さそう。


・平田修厩舎
POGで突発的に結果を残す可能性が僅かに残っているかもしれないけど、もうパイの奪い合いを有利に進めるような余力は残っていないだろう。
取材対応でリップサービスが旺盛。


・宮本弘厩舎
情報発信は昔から得意にしているが、POG期間後にジワジワと賞金を稼ぐスタンスは今期も大きく変わらんでしょう。


・安田翔伍厩舎
お父様ではなく息子さんオンリー掲載。原禮子オーナー以外の太客を作れるかが鍵で、やはりマイル以下の距離に強みってところまで親子で引き継いで行くんじゃないだろうか。


・吉岡辰弥厩舎
角居厩舎の屋台骨を支えていたのに、厩舎としては低空飛行が続く
今が辛抱の時だけども、段々長距離で活躍が目立つようになりつつある。POG期間ではまだ飛躍を求めるのは酷だが、菊花賞まで含められるルールならもう少し評価するのもアリ。
判断に迷うのはディスペランツァ。やはりターフスポートだし、距離が伸びて良い厩舎だものなぁ。父と母の血統からしてマイル~2000が舞台で、この厩舎とマッチしにくいんじゃないかと心配。


【広告】タフな毎日を送る人、仕事と遊びに全力投球できる人は、口の中から健康を作ります。 感染症予防は歯周病菌対策。うがい、手洗い、そして正しい歯磨き&歯周ケア

気になる種牡馬

さて、ここからは著者独自の視点で考えている事を、もう少しだけ披露していくコーナー。
まずは種牡馬について。

ダイワメジャー産駒
(血統)
①母にノーザンダンサー系は必須
可能であれば、サドラーズウェルズ < ヌレイエフ << ダンジグ(ダンチヒ)
無い場合でも最低限ストームキャット(もしくはその父:ストームバード)は欲しい
効果としてはハイぺリオンのクロス。

ダイワメジャーの2代母はスカーレット一族の始祖・スカーレットインクなんだけど、その元を築いたのが5代母のユアホステス(Your Hostess)で、これがハイペリオン直系の孫。
それこそ7*7*7とか7*8*8みたいなのが多いけど、ネアルコも一緒に薄くてもクロスが掛かるのでソコソコ効果はある。
カレンブラックヒルは母父の5代血統表にハイペリオン系が掲載。


②あれば嬉しいミスタープロスペクター系
ミスプロ自身または、仔のファピアノが入っていれば一つの目安になるが、
その子孫が他の血統の良さを内包していると考えると自然。

ダイワメジャーの祖母・スカーレットインクは4代前にブルドッグ(テディ系)、
5代前にはマンノウォー(フェアプレイ系)の5*5クロスも持っており、
これがミスプロ系種牡馬と交配してきた繁殖牝馬に多くある、セントサイモン(St.simon)とのクロスを産み出している。
正直10*11とか、11*12レベルの薄いクロスではあるが、マイペースで先行押し切り・抜け出しが上手かったダイワメジャーの(かなり激しい目の)気質に良く似た血統が濃くなる点では有効になる。

(ヒト)
③ノーザンファームが理想
他の牧場では芝のGI制覇をしていない。
ダイワメジャー自身が社台ファーム生産なので、設備が整った大きな育成出身牧場なら問題なし


④調教師の名前で絞る
調教師はおそらく限定されるように思われる。
まず、音読みで末尾の母音が「ウ」になる文字を使って居る事
可能な限り馬主にもそれが当てはまると良い

それから調教師は濁点のある子音で始まる文字を使って居る事
二つの条件をクリアしている例が期間中のGI馬に共通している

かなり強引だけど、まずはこのレベルはクリアすべし、と考える
この例だと国枝厩舎、堀厩舎、木村厩舎は割引、
目標をGI掲示板ではなく1勝クラス卒業程度にと思ってます

メジャーなところだと、池江厩舎や大竹厩舎
安田隆行厩舎、矢作厩舎、中内田厩舎あたりは条件クリア
特にハードにトレーニングしてくれる矢作厩舎は検討の余地十分
オーナー次第では大きく狙っても良いのかも

⑤馬名の命名法則
・牡馬の場合は、冠名+○○の形
そして「失敗せずに戦いを圧倒的有利な立場で進めていく」のを連想させる名前であること
・牝馬の場合は母から連想される馬名内容であること
公式には母から連想していなくても、内容が似ていればOK

・可能であれば、なるべく日本国内ではない遠いところを連想させる名前がベスト
(例)ブラックヒル=ネパール、レシステンシア=アルゼンチン、マーズ=火星(もはや宇宙)

・英語表記時には、冠名を除く部分で以下の用件を必ずクリアしている事
「r」または「l」を使用、かつ母音の「a」も使用している

クリーゲリン 牝 美浦・和田正一郎
オーナーがノースヒルズじゃなければもっと評価を上げられたんだけど、それでも未知の可能性には欠けてみたくなるレベルにある。

フラムリンガム 牡 栗東・田中克典
矢作家の婿殿だから、POG期間内実績がいつまでも浮上しないのも困ったお話し。この馬あたりで殻を破ってもらいたいなと切望。

ベルファスト 牝 栗東・今野貞一
馬名と厩舎が要素として弱くて好みに合致しないかなぁ。すべて条件が揃えばこの厩舎でも、とは思うよ。

ポーラーウインド 牡 美浦・伊藤圭三
芝に使ってもらいたいけど、芝のクラシックでブイブイ言わせるようなタイプじゃないから半信半疑。もしも徹頭徹尾芝で良ければB以上もアリ。

メードス 牡 栗東・上村洋行
ここ一番で踏ん張り切れないところは騎手時代だけの想い出にして、調教師ではもっと出世して欲しいとは思うけど・・・画竜点睛を欠いちゃうのかなぁ。そろそろそんなイメージを吹き飛ばして欲しい。


バゴ産駒
少し前にステラヴェローチェを指名して良い思いをしたり、クロノジェネシスを観てただただ悔しい思いをしたりと、ついつい追いかけてしまうんです。未だに。

スマートレイヴ 牝 厩舎未定
母も含めてオーナーは大川徹氏で、「バゴが合ってるな」とCに上げられる血統的要素があるが、POG期間後の方がより楽しめそうではある。それでもステラヴェローチェっぽい配合で、兄姉以上の活躍があっても不思議では無い。

フレンドエメラルド 牝 美浦・南田
7シーズン前に結構活躍してくれたバゴ産駒・コマノインパルスに似た配合。この厩舎だから良くて1勝クラスでコツコツ賞金稼ぎだと思うけど、定年間際に少しは良い所見せてくれないものかねぇ。

ヘルツアス 牝 厩舎未定
母は芝の準OPまで勝ち上がったラインハート。名前は決まっているから、あとは芝に使ってくれればと言うところ。10年前の函館で大暴れしたクリスマスと同じバゴ*母父ステイゴールドで、冬場が勝負になりそうだけど一発無いかなぁ。 

ウメテマリ 牝 美浦・上原佑紀
かつての活躍馬だとブラックバゴに近い配合で、預託先は上原ジュニアなのか。しかも6月にデビュー予定と順調で、オーナーは一度見たら忘れられない「紀州ほそ川飼料」の細川オーナー。母や祖母が1200m~1400mで活躍しており、スピードは問題なさそう。
情報発信を積極的に行ってくれるオーナーだし、期間中Cと言わずB以上の成績をこの馬でガンガン残して欲しいと思ってる。

アイソーザライト 牝 美浦・大竹
母はGIでも3着の実績があるサウンドオブハート。スピードよりもタフな流れに強いタイプなので、距離が伸びて楽しみが出そう。馬名は決まっているがタイヘイ牧場の所有馬なのか。どれだけ活躍できるかな。


ドレフォン産駒
既に紹介している馬だとアンデスビエントが居るけど、名付けが気に入らない。どうせだったら、きちんと4代母から考えて「アンデスの女の子路線」で行けってーの。
なので、ドレフォン産駒を少し探してみましょう。どうせドゥラメンテやレイデオロが人気になってマーク薄くなるだろうし。

ハーバーライト 牡 栗東・高橋義忠
入厩して蕁麻疹が出てしまったり、身体を上手く使えないでもがいてしまっているのは誤算だけど、ワンダフルタウンで実績がある三田昌宏オーナーと高橋義忠厩舎のタッグなのは悪くない。
ジオグリフにかなり近い血統で、セレクトセールで6,380万だったのも頷ける。
トニービンなどでGrey Sovereignが入っていればガツンと生涯賞金が上がる傾向の厩舎&オーナーだけに、新たな鉱脈となるのか。
それとも馬群に埋もれてしまうのか?のイチかバチかなのが不安材料。

スペシャルグルーヴの2021(ミッキー○○) 牡 美浦・田中博康
半兄達が中京巧者で、しかも牡馬に出てこその母なのでもう少し評価を上げたいところではある。野田みづきオーナーの所有馬だしリップサービスで「素晴らしい」と言うしかなかったのがイマイチ信用できないかな。
「夏前には入れたい」と言われるだけマシだけど、兄同様にタフなタイプではないか?と予測。
スピードや時計勝負で脆さが出ないかどうかが懸念材料。

ラントリサント 牝 栗東・吉岡
コメントが無かったわけじゃないけど、ドレフォン産駒で成長途上なのがあまり好みじゃないだけ。
POG期間後を含めれば相当優秀なファンドになりそうだし、ダートよりは芝向きでスピードもある&距離が伸びた方が良い厩舎なので、使い方次第ではクラスが上がっても穴っぽい活躍もしてくれたりして。

ドレス 牝 栗東・清水久詞
母と同じ清水久詞厩舎で、ハイヒールの子供がドレス。母も所有している上に短い馬名ほど活躍する不思議なオーナーだから、名付けはこれで良いんだろう。
時計勝負だと頼りない印象を抱いてしまう。それさえクリアできれば。

フォローウィンド 牡 美浦・鹿戸
オーナーは母や半兄と同じ山田弘氏で、厩舎も全く同じ。鹿戸センセイが「兄と違うタイプでスピードがありそう」と比較コメントしてくれるだけでOK。
グラビアページの扱いこそ違うけど、父から連想している馬名はオーナー所有馬の出世頭・タイトルホルダーと同じ。
Robert系ではなくても勝負度合いが強いと観ているが、外したら盛大に笑ってやってくださいよ。



気になる新種牡馬

レイデオロ産駒
良い繁殖をあてがわれるだろうし、いずれ大物は出して欲しいとは思う。
だけど、2023年時点では
・キャロットファーム所有馬唯一のダービー馬(書いている間にもう1頭誕生したけどね)
・定年した藤沢和雄厩舎にとって唯一の牡馬クラシック制覇
・父父キングカメハメハとなる3歳馬で、牡馬クラシックを勝ったのはサートゥルナーリアだけ。
しかもRobertoの血が母父に濃くあるので、活躍する厩舎やシーズンが限定されているような印象を抱いてる。
もしPOG期間に限定して、レイデオロ産駒の牡馬がジンクスを破るとしたら
・母が桜花賞馬>オークス馬
これに尽きると思う。
でも、配合相手になかなか出てきてくれないよなぁ。やっぱりその程度なんじゃないだろうか。秋華賞馬だと活躍時期がリンクしてくれない可能性もあるしねぇ。

アクセッション 牝 厩舎未定
キャロットの募集馬なのに厩舎未定、そして突然変異の栗毛…。母のアヴェンチュラはかつての指名馬なんだけど、さすがに今回は苦しいかな。


スワーヴリチャード産駒
メンタルはタフなはずなんだけど、東京コースで抜群のパフォーマンスでも無ければ、中山がベストマッチでもない。
牝馬なら話は違ってくるにしても牡馬としてはPOG期間内に実績を出すまでに苦労しそう。
やはり父のハーツクライと同様に、せめてマイルより短い距離の重賞を勝った母馬を付けて欲しい。でも、さすがにそんな羽振りの良いオーナーや牧場も初年度は少なかったよね。


ブリックスアンドモルタル産駒
何シーズンか走らせてみないと・・・ではあっても、ここ数年は社台ファームが連れてきた種牡馬がPOG期間内に好成績を残しているケースはある。
例えばKingmanとかね。そう言えばKingman産駒の熱狂も1シーズンで終わっちゃったような・・・?
となると、社台RHのブリックスアンドモルタル産駒がたいして走らなければ、それで終了~♪で良いはず。
ただし周期的に何年か一度起きる「雨が良く降る週末が続く」なんて事態に賭けるんだったら、こう言う馬もたまには必要。それならオルフェーヴルでええやん、なんならタップダンスシチーでもええぞ。


ニューイヤーズデイ産駒
ダート色が強いんだけどNever Bendが入っているし、Mr. Prospectorのクロスもあって配合相手次第では案外の日本の芝でも案外やれそうと言う印象。

クリノオリーブ 牝 栗東・谷
おそらく現役時代に先行力を生かして粘ってきた母馬と相性が良いのではないかと考える。仮に芝で限界が来てもダート転戦で更なる可能性が開けそうなのも面白そう。POG期間だけとなると苦しいかもしれないが、4歳の頃にはどんないぶし銀になっているか楽しみ。

エノラブエナ 牡 栗東・上村
ニューイヤーズデイ産駒が日本の芝でどれだけやれるのか、その絶好のサンプルになりそうなのがこの馬。期間内にデビューできるのか?と適鞍に使ってくれるのか?は少し高めのハードル。


ホークビル産駒
ゴドルフィンの所有馬でドバイシーマクラシックを勝ったりしているけど「Theヨーロピアン」な重厚感。日本の高速馬場である芝に適用できるか?と問われると、余程母馬に芝の実績が無いと苦しいかな。
日本にわざわざ連れてきたのは、距離適性を伸ばしたい繁殖がダーレージャパンファームに居るってことなのかも。


シュヴァルグラン産駒
ロマン感じる配合相手が多いけど、POG期間の結果となるとどうだろうか。父も父父も少し時間が掛かるタイプだったしね。

プラクティコ 牡 厩舎未定
1月生まれなのにオーナー情報が無いってあたりが引っ掛かるし、これだけの血統でも結果が出ないってあたりが種牡馬の限界なのかなぁと思わせる。

ベリーク 牡 栗東・西村
ダービーで勝ち負けとなると少し割引く必要はあるだろうけど、レース展開が味方してくれたら・・・の期待はある。少し距離は長めになるだろうから焦らず移動待ちだが、たまにはそれでも良いと思うよ。



気になるオーナー

三木正浩オーナー
数年苦しい思いをしたけど、天皇賞・春を所有馬が勝ったように引きの強さは持っている。POG期間内に結果となるともう一段運の要素が欲しいけど、そろそろ捲土重来があっても良い頃。
好きなオーナーではないけど、いつまでも評価を下げたままではいけないかな。POG期間内の使い方に関しては「枯れそうなぐらい過酷な環境の苗に、水や肥料をやりすぎていた」ってところが気に入らなかっただけ。


藤田晋オーナー
W杯などコンテンツ配信で評価が上がった分、オーナー稼業まで上手く行ってしまうようだとねぇ。
一気に活躍されるのはイヤじゃないけど、23-24シーズンも期待馬があまり賞金を稼げずに吊り合いが取れてしまうんじゃないかな。
どことなく丸ごとPOGでも熱が冷めていた感じだったし、むしろこの過程が遅すぎた。過熱してたのが覚めてから必ずチャンスはあるはずよ。

グッドヴァイブス 牡 美浦・高柳瑞樹
半姉が重賞を勝ったあと完全に頭打ちになったように、スピードに関してもう一段階強いクロスで補強が欲しかったから、こう言う弟が購入できたのは感服する。胴長に出たし父を彷彿とさせる栗毛なのも好感が持てる。デビューは早くて秋だろうけど、番組が拡充し始める時期に合わせて、で良いんじゃないかな。


河合純二オーナー
もともとオーナーとしてプラス要素を言ってこなかったけど、ついに逮捕されちゃったからねぇ。馬名変更含めて所有馬がどうなるかは横目で見ておこう。


エムズレーシング
ラウンドワンの杉野公彦オーナーが、法人格として(?)この馬主名に変わっていたのね。そして牝馬路線でハーパーが大活躍。もともとは大塚亮一オーナーの所有だったけど、移籍してむしろ良かった?ってことなのかな。
これに続く活躍があるとすれば、他のオーナーから横滑りで移動してくる(例えば共同所有だったけど、相方から譲り受ける)などのパターン。それから新たなブレーンによる指南だろうか。
河合純二オーナーとは友道厩舎などで繋がりあるからなぁ・・・。

ストーンズ 牡 栗東・友道
ダートGIを勝った母とは言え3億3,000万円はお高い買い物だよなぁ。


猪熊広次オーナー 
バローズさんの法則。
2022年以降に適応させるため、一部を修正。
①栗東所属
②誕生日に2と4が両方入っている。2月2日や4月4日もOK。
③上の兄姉を猪熊オーナーが所持していない、かつ上の兄姉がGIを勝っていない
今季は該当馬なし。
2023-2024シーズンまで待ちましょうか⇒で、どうなったのか。

ジミーバローズ 牡 栗東・石坂公
あらあら、該当馬が1頭だけで随分地味になっちゃったよ(苦笑)。でも、芝に限定して使ってくれればどうにかなるかもしれないね。まず間違いなく人気しないだろうけど、Cに上げられるかどうかはもう少しだけチェックしてから。


岡浩二オーナー
アカイイト、ヨカヨカ、アネゴハダなどが活躍してる岡浩二オーナー。
22-23シーズンはオオバンブルマイが大盤振る舞いの大活躍。
今年もデビュー予定の馬を何頭か所有している。

仮に以下の法則通りだとすると該当は3頭居るが、④に関してはオオバンブルマイがぶち破ってくれたからあくまでも参考程度。今年も少し楽しめそうなラインナップ。

①栗東に入厩予定
②5代血統表でMr. Prospectorのクロスが無い
③父の5代血統表にBold Rulerがある
④毛色は黒鹿毛、青鹿毛、もしくは栗毛のどれか

①~③をクリアして該当するのが

クロマク 牡 栗東・大久保龍
母も所有馬で自家生産、ここに満を持して?のエピファネイア。シーザリオを刺激するどころでは無く、エピファネイアのコピーを作りに行ったかのような配合。これは確かに興味津々で面白い。

チークタイム 牝 栗東・鈴木孝志
春のクラシックを完走しているウスベニノキミも、岡浩二オーナーが所有。その子供が同じ鈴木孝志厩舎と言うのも萌えますね。キンシャサノキセキで牝馬に出たのはプラスにならないかもしれないけど、このオーナーが将来を見据えての配合かもしれない。
母や祖母に足りなかったマイル適性やスピード能力がプラスされているならば、かなりやれるはず。

サダメ 牝 栗東・畑端
母は地味なように思えるが、実はアカイイトの半姉。そこにオオバンブルマイと同じディスクリートキャットを配合。何か狙っていてもおかしくないし、むしろこの厩舎だからこそ裏街道でも好成績を狙って欲しい。

リオサラ 牝 栗東・牧浦
人名と人名(しかも女性)なので、あまりに負けが混むとオーナーだって肩身が狭いだろうし、ソコソコ活躍はしてくれるんじゃないだろうかと邪推。そんな甘くはないけどセールで購入して短い馬名ってのが、ヨカヨカと同じ様な成功例になってくれたらなぁ。

キエンバンジョウ 牡 栗東・笹田
こちらもセール組。母父ディープインパクトで鳴かず飛ばずの母にアジアエクスプレス。破格の安さでペイするのも早そうだけど、それだけでこんないい名前付けるかな?
厩舎はさておき、ちょっと気になる。

カチドキ 牡 栗東・橋口慎
こちらもセール組、しかも八戸市場と随分シブいルート。しかもサンデーサイレンスを彷彿とさせるような青毛、夏場は大変そうだし未勝利卒業が良いところかもしれないけど、芝の1800m以上で冬場~春に固め打ちしてくれないかな。

タイガノイッテキ 牡 栗東・佐々木晶
エピファネイア*キンカメなのは良いけど、母系がスピード能力弱いからなぁ。それじゃなければロマン枠で指名してましたよ。

バンリイックウ 牡 栗東・新谷
千代田牧場(飯田正剛氏)の所有馬だった母から生まれた産駒を、岡浩二オーナーが所有。ってことは、何かしら見どころがあったのではないか。

タイヘイノヨ 牡 栗東・庄野
庄野厩舎だってそろそろ大きな当たりが欲しい頃ではあるけど、岡浩二オーナーが所有していた母もそうだし、半兄たちも未勝利勝つので精一杯だったからなぁ。本当に母・パチャママから父が替わっただけで大活躍なのか?とは思う。



POG小ネタパラダイス


小ネタちょこちょこ追記します。
高野友和厩舎。
22-23シーズンは一回お休み、かな?と言う感じだったから。23-24シーズンはどれだけ活躍するだろうか。

【高野友和厩舎の法則らしきもの】2,500ポイントオーバーを狙う場合
①ディープインパクト系の種牡馬で、5代血統表にフレンチデピュティがある。
②キングカメハメハ系の種牡馬で、5代血統表にフレンチデピュティがある。
(そうで無い限りは以下の2つ以上を兼ね備えていること)
③5代血統表にフレンチデピュティとサンデーサイレンスがある
④5代血統表にトニービンやゼダーン(Grey Sovereign系)とキングカメハメハorディープインパクトがある。仮に5代に無くても7代までにGrey Sovereignが入っていればOK
⑤Northan Dancerの5*5以上のクロスがある
⑥Raise a Nativeの5*5以上のクロスがある
⑦5代血統表にMill LeafもしくはShirley HeightsなどNeverbend系が2箇所以上に掲載がある(少しでも濃い方が良い)

オールナット 牡 栗東・高野友
①⑤に該当しており余裕で法則をクリア。シルクの牡馬なのが気になるけど、会員さんがだいぶ褒めているようだし、しっかりと期待に応えて欲しい。遅くとも2024年2月中に1勝クラス卒業がノルマ。

レイナドラーダ 牝 栗東・高野友
こちらもシルクだが、ノーザンファームの狂気とも思える配合で①②③をクリアしてきたし、ウインドインハーヘアの4*3はさすがに目が点になっちゃったよ。でも、こんな配合どこに預けたい?って聞かれたら、ショウナンパンドラを手掛けた高野友和厩舎だよね・・・って答えになる。


実績があったのにエンジンの掛かりだしが弱かった栗東・西村真幸厩舎。
ファントムシーフとオオバンブルマイの活躍で、トンネルは抜けたはず。
もう一段活躍を期待したいけど、反動だけが心配かな。

【西村真幸厩舎の法則らしきもの】
①兄姉がJRAでデビュー勝ちしていない
これは絶対必要な条件で、ここ最近2000万円以上稼いだ10頭+ソリタリオもクリアしている。
不思議だけどバローズさんの法則もそんな感じだし、ここをチェックしよう。もちろん、初仔なら当然クリアってことになる。

②税込5,000万以上の募集馬、セリ価格はパス
どうもこの傾向は昔から西村厩舎に存在していて、今後もしばらく続きそう。セリ価格が5,720万円だったタイセイアベニールは、期間内1,470万円稼いだレアケース。その分2,000ポイントが遠いのよね。

③牝馬はノーザンファーム生産馬限定
牡馬なら牧場は問わないが、牝馬は生産牧場で大きく異なる。
そもそもノーザンファーム生産の牝馬って、西村真幸厩舎には預託が少ない。居ればチャンスだが、今年は1頭だけ。あーあ。

④2~4月生まれであること。1月と5月以降生まれは除外。

ここまでが絶対条件。
続いて

⑤5代血統表にいずれかの特徴があること
 ・Northan Dancer5*5以上のクロスが存在している
 ・サンデーサイレンス4*4以上のクロスが存在し、5代血統表にNureyevを持っている+馬名にラリルレロが入っている

⑥キャロットだけはウの段「ウクスツヌフムユル」が馬名に2音以上+2,000万前後の募集馬に限定
 その他の馬主であればアの段「アカサタナハマヤラワ」が馬名に1音以上入っている事。
 これは濁点のある「ガザダバ」もOK。
 拗音(キャやグヮなど)に関してはヴァのみOKとする。

以上の①~⑤もしくは⑥の条件を満たすのが2頭いる。

ジーティームソウ 牡 栗東・西村
①~⑤をクリアしているけど馬名だけがクリアできず。マークが薄いだろうからOPクラスに上がってから、コツコツ善戦してポイントを稼いでくれたりしてね。

ブレイブハートマン 牡 栗東・西村
①~⑥を完璧にクリアできたけど、カリフォルニアクロームって血が濃すぎるんだよなぁ。芝では望み薄でダートの1勝クラス卒業が目標だと思うけど、仮にこんな血統でも芝で結果を残せるとしたら西村真幸厩舎って本当に猛獣使いだよね。

(もし、興味の赴くままに調べて候補が出たら、のちほど追記します)


(了)


【広告】
耐久性を上げていくなら、世界を相手に闘う人も愛用
一日分の栄養素をラクに取れる、叡智を集めた最強兵器
良い結果は、良い習慣から





【更新履歴】
2022.05.21 再作成して初版公開、気になる厩舎の美浦を記載先行公開、栗東の個別注目以下は後回し。作りかけでごめんなさい。
2023.05.23 グリーンチャンネル(GC)ドラフトの結果を追記、栗東の一部を追記。
2023.05.24  気になる厩舎の栗東を追記。
2023.05.26 ダイワメジャー編を追記。
2023.05.27 バゴ編とドレフォン編を追記。
2023.05.28 気になる新種牡馬編、オーナー編、小ネタを追記。
以降は情報が出次第、S~D評価を追記・書換の予定。


【この企画】
POG戦略 指名候補馬 2023-2024暫定版(1)
POG戦略 指名候補馬 2023-2024暫定版(2)
POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(3)



POG情報をもっと収集する → にほんブログ村 競馬ブログ POGへ

少しでも参考になった場合は、コメントが無くても良いので
拍手ボタンを押してくれると、嬉しいです。やる気が出ます。

みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

2022-23シーズンは延べ6000人以上のPOGプレイヤーの皆様に、ご高覧ご愛用
更には「あいつが評価してた馬は止めとこう」と逆神扱いしていただき、
誠にありがとうございました。

23-24シーズンは5月の前半だけで、延べ6,000人オーバー。
個人の考えしか書いていないのに、何だか申し訳ないような。
でも、読者一人一人の「少しでも納得がいく指名馬選定」に役立っているなら何よりです。

今年も「目が節穴」な筆者がPOGに特化した総評を、少しだけ行います。
【評価は>Dの5段階。C評価以上で指名検討】

懲りずに今回も週刊Gallop臨時増刊
丸ごとPOG2023-2024を参照しております。

今回は、各馬主やクラブ馬などの総評です。


【広告】
闘うPOGプレイヤーの体調管理に、
溶かしやすくて味にもこだわった
一日分の栄養素をラクに取れる最強兵器
良い結果は、良い習慣から


※2023年6月スタート、2024年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



個人馬主

無事に連載企画2回目に突入。
前回記事の一番下、拍手をしてくれた皆様
本当にありがとうございます。

今回は丸ごとPOGに掲載された著名な馬主さんたちの定点観測
(と言う名の個人的な感想だけダラダラと書く回)です。



いつも取材を受けている前田幸治氏、里見治氏はほぼいつも通り。

ノースヒルズに関しては、大山ヒルズでも取り上げてます。
編集部が推しているのは3頭。すでに掲載しているブルボンクイーンを除くと・・・

バラン 牝 栗東・中竹
馬体が小さく420kg前後「スピードタイプで母似」までは良いんだけど、デビューは焦らずと言う時点でせっかくのチャンスがフイに。中竹厩舎では期間中に1,500ポイントを超えた実績が無いので評価を下げて差し支えないはず。

パフ 牡 栗東・橋口
♪Puff, The Magic Dragon・・・なんて曲を思い出したら、馬名がそのまんま。馬なのにドラゴン、しかも気持ちが勝っていてスピードを活かして押し切るような競馬が似合いそう。それはもはやPuffではないでしょうよ。


里見さんは、昨年相当悔しい思いをして「屈辱的」とまで言い切りましたので、何とか巻き返したいと意気込んでいるようです。
それはそうと麻雀プロMリーグのセガサミーと、セガサミー野球部の体たらくはどうなってんですか、会長。
編集部が推しているのは2頭。

サトノオラシオン 牡 美浦・堀
近年の預託馬は1勝クラス卒業すら果たせない状況。下河辺牧場生産馬だとさらに期間内賞金は下がる傾向にあるため、パイプは太めと考えて良いけどPOG期間後に本領発揮と考えた方が良いはず。

サトノラクローヌ 牡 美浦・堀
セレクトセールで3,850万で落札。これをすべてPOG期間で取り返すのは無茶かもしれないが、程々に稼いでくれれば・・・って言うなら可能性はある。でも「ラ」をフランス語で強引につけるぐらいだったら、他の厩舎に入れてしまえば良かったのにねって思う。


それから佐々木主浩氏も取材受けていましたが、昨年同様ここはスルーで良いはず。
しかも今年は「栗毛の逸材トリオ」と母の知名度で縛ってまとめてきたんだけど、それなら別の馬主でページを割いたり、2ページ見開きでコラム記載しても良かったんじゃないかな?とすら思う。

エヴァンスウィート 牝 栗東・友道
 → 母:ハルーワスウィート ※GC井内俊彰3巡目(新種牡馬枠)指名

ヴェストリア 牝 栗東・友道
 → 母:ヴィルシーナ

シヴァース 牡 栗東・友道
 → 母:ヴィブロス

少し遡って2021-2022シーズン。
それまで「ヴの名付けで伸し上がってきた」はずのオーナーが、説明に一貫性が無い命名って禁じ手を使ってしまったんだよな。
あそこが分水嶺になっているようにしか思えないぐらいに、成績も急降下。
まして今年はシュヴァルグラン産駒を所有しているわけでもないし、3頭も友道先生のところに預けなくても良いのになー・・・とは思っているんですが、突発的に大活躍されたら諦めましょう。

かつては良い思いさせてもらったオーナーだけど、あの禁じ手はさながら「温泉に行ったのに、浴槽に並々と原油が入ってる」「泥まみれのスパイクを履いたまま和室に上がる」ぐらいの衝撃だったからね。そんなことをわざわざ意図的に選択してまで、しなくても良いでしょう?ってこと。
おそらく奥様の馬主関係者生活唯一の失態だとは思うけど、人間誰しも「弘法も筆の誤り」な時はありますよ。でも、流れが変わるまでは静観。



各牧場代表

社台ファーム
ケンタッキーダービーは健闘も負けてしまったのだが、吉田照哉氏の「10年前は誰もが夢にもみなかったような『世界の競馬』が、日本の生産馬によってタイトルにすぐそこまで手が届くような位置まできた」のは事実。
そうなってくると個人的な好みとか一旦横に置いて、定点観測をしておこうと思う。

代表の照哉氏と、副代表の哲也氏がインタビューに応えてくれており、編集部が推しているのが3頭。
但し過去の慣例だけで言えば少しだけお休みモード(重賞を獲れてもGIは獲れない程度)では無いかと思う。
それらを覆す新たな活躍を見せる可能性もあるが、今シーズンは果たして・・・。

テラメリタ 牝 栗東・須貝
既に取り上げているがブリックスアンドモルタル産駒を推すのは立場上仕方ないし、その中で「超ピン」と表現するほどご機嫌で紹介するのも無理もない。でも、熱の入ったコメントをしているのは照哉氏のみ。

ティールサファイア 牝 栗東・杉山晴
こちらも既に取り上げているが、グラビアいの一番で紹介しちゃうようじゃ相当割引くしかない。厩舎や掲載場所を優先したのが却って仇となったとしても、そりゃ仕方がないよねってお話し。

シャイニングソード 牡 栗東・中内田
諸所もろもろのレイアウトに至るまで細かいところばっかりだけど違っていれば、ひょっとしたら評価だっておかしくなかった。でもね、今年はそう言う慣例から外れちゃったってだけ。


ノーザンファーム
編集部が3頭ピックアップ。通常ならその馬はアンタッチャブルで良いはずなんですけどね。

ダノンエアズロック 牡 美浦・堀 ※GC木村拓人1巡目(牡馬1位)指名
確かに堀厩舎のダノックスは1/2で大成功。預託先としては文句ないが、問題は父モーリスって事。
唯一似たような血筋で成功例はジェラルディーナがあるけど、アレは母母父にDanzigがあってこそのもの。この馬は母父にDanzigと、成功例とちょっと(実はだいぶ)違う。
血統表見るだけでヨダレが止まらないぐらい魅力的な配合で、4.5億しちゃったのも理解できるが、POGで指名ってなるとさすがに食指が動かない。

ダノンモンブラン 牡 栗東・中内田
なんだなんだ、野田さんは山好きなのか?ダノンロッキーもダノンピレネーも居るぐらいだし。
それはさておき、ダノン+地球上にあって人間には動かせない程デカい物の名称は、あまり成績良くないぞ。かつては比較最上級の馬が居たけど、やっぱり・・・な成績でした。
この馬も吉田勝己氏が「緩い」って認めてるから、焦らず期間中デビューを目指してもらいましょう。

アトロルーベンス 牝 栗東・高野
何がどうしてこの名前?と思ったら、薔薇の種類なんですね。
期間内に1,500ポイント以上どころではなく2,500ポイント以上稼ぐには、高野友和厩舎の成功法則らしきものをもう一度洗い出す必要がある。
【高野友和厩舎の法則らしきもの】
①ディープインパクト系の種牡馬で、5代血統表にフレンチデピュティがある。
②キングカメハメハ系の種牡馬で、5代血統表にフレンチデピュティがある。
(そうで無い限りは以下の2つ以上を兼ね備えていると)
③5代血統表にフレンチデピュティとサンデーサイレンスがある
④5代血統表にトニービンやゼダーン(Grey Sovereign系)とキングカメハメハorディープインパクトがある。仮に5代に無くても7代までにGrey Sovereignが入っていればOK
⑤Northan Dancerの5*5以上のクロスがある
⑥Raise a Nativeの5*5以上のクロスがある
⑦5代血統表にMill LeafもしくはShirley HeightsなどNeverbend系が2箇所以上に掲載がある(少しでも濃い方が良い)

・・・で、今回は③~⑦に該当が無かったので、おそらく期間内2,500ポイント未満が予想されるってワケ。血統だけでCにしても良いと思うけど、別の厩舎だったらなお良かったのにね。


追分ファーム
今年は随分険しい表情をセレクトされてしまった吉田正志マネージャー。ジンクスを跳ね返せる活躍をされても怒らないけど、それならば何かしら予兆は出して欲しいかな。

クセノポン 牡 栗東・中内田
金子馬が中内田センセイのところに行くのもそんなに多くないし、成功例はヴェロックスのみ。唐突にソクラテスと交流のあった哲学者の名前を出して来るなんて、近藤英子氏じゃないんだからねぇ。

クォーツァイト 牝 美浦・斎藤誠 ※GC木村拓人9巡目(牝馬3位)指名
ダイワメジャー産駒なのに命名法則から外れちゃっている。ましてダイワメジャー産駒の成功例はガイヤーズヴェルトのみで、G1レーシングの実績もウラヌスチャームぐらいしか目立ったのが無い厩舎。



サンデーレーシング

ではここからは、主要クラブ馬の第一印象。
まずはサンデーレーシング(サンデーサラブレッドクラブ)。

最高価格が1億5000万円が1頭、2位が1億2000万円で1頭。3位が1億円で1頭。
22-23シーズンよりだいぶ強気になっているし、募集価格の高い馬を中心に記事を作成してきた。

グラビアはフォルラニーニ、ピラージライト、マーシャルポイント、レガーロデルシエロ、キングズブレス、ロールオブアーム。
次のページにガイアメンテ、サークルオブジョイ、シンバーシア、ギャンブルルーム、アールアンドビー、コンテネレッツア。
これらは16秒台のメニューが中心で、課題克服に目処が立ち切ってない面々と考えている。

アスコリピチェーノ 牝 美浦・黒岩
牝馬よりは牡馬の母だが、ついにダイワメジャーを付けてきた。しかも命名法則もしっかりクリアしており、ゲート試験合格済。この厩舎だけど騙されたつもりで指名してみようかな。
血統表にMr.Prospectorがないのは気になるけど「あればなお良し」だから、基準はクリア。

チェルヴィニア 牝 美浦・木村 ※GC木村拓人10巡目(ダークホース枠)指名
チェッキーノの2番子なので勿論人気もすると思うし、ハービンジャー産駒なのに早々にゲート試験合格済と順調。木村師も「兄と違うタイプ、距離も持つんじゃないか」とジャッジが早かった。
馬名はこれで良かったのか?だけは引っ掛かるけど、故障さえなければ重賞勝ち負けは当たり前に出来るセオリー通りの配合。
さすがに1位競合は無いだろうけど、ボヤボヤしていたら3巡目までには消えてそう。駆け引き次第だな。

バンビーノデオーロ 牡 美浦・鹿戸
藤沢和雄厩舎に居たハウメアの初仔は、まさかのオルフェーヴル産駒で「黄金の仔」。鹿戸師が「早目の時期から始動できそう、母譲りのスピードがありそう」なのは半信半疑なんだけど、短距離馬として評価している訳じゃないから、マイル以上でぶちかますならそれでOK。
もちろんロベルト系が抜群に上手くて、それ以外のノーザンファーム生産牡馬は『からっきしダメ』なのが鹿戸先生。でも、最近キングカメハメハの血を持っていれば、どうにかできるようになってきてるじゃないの。そこに賭けてみようか考え中、勿論人気しないから下位で十分。

ベゼルファセット 牡 美浦・宮田
あくまでもデビューは秋から年内、ひょっとしたら年明け以降になるかもしれないけどダイヤモンド*ダイヤモンドで、馬名もダイヤモンド関連。距離が伸びて良さが出ると言うのはノーザンファーム側の見解なので、番組が揃い始める時期までゆっくり体力強化で良いと思う。
サトノグランツ同様に、Danzigクロスが発生するなら年明け以降が非常に楽しみ。結果として宮田敬介調教師の新たな可能性を引き出せるなら言うこと無し。

サンディブロンド 牝 美浦・田中博康
Northan Dancer系クロスの若き使い手でもあり、他の血も濃いけど任せてみたらどんな風になるんだろうかと言う期待が大きい。むしろよくぞ預けてくれた!って思える預託先だと思う。
中山とか福島とか新潟とかで、気が付いていたら1勝クラス卒業していました的な活躍はもちろん、もう少し野心出して重賞でも大暴れ・・・となっても全く驚けない存在。デビューは早くても秋かな。

ソニックライン 牡 美浦・木村
意外と知られていないけど、ノーザンファーム生産の母父シンボリクリスエスの実績は青葉賞でジワジワ積みあがっている。先日の青葉賞を勝ったスキルヴィングもそう。
父がリアルインパクトなのはご愛敬だけど、昨年DMMの馬を手掛けて多少なりとも回避方法が分かっているとしたら、評価はどころじゃなくてだろうよ。
まして母母のルミナスポイントと同じ青鹿毛なんだし、父が強く出ている訳じゃないって事はちょっと調べると分かるでしょ?この父で人気はしないだろうから中盤辺りで獲れるだろうけど、こう言う駒で攻めてみたいね。

クロノネクサス 牝 栗東・斉藤崇
クロノジェネシスの半妹で、あとはレイデオロでどうなのかってところだけ。母と同じ芦毛に産まれてくれたし、移動時期が早期では無いことを織り込み済みにしてくれるなら指名はアリ。オークスが間に合うかどうかでも、この厩舎&Mr.Prospectorクロス持ちだもの。
コメントなんて丸ごとPOGに一切無かったし、かつて指名した半兄みたいに頓挫ばかり続かれたらさすがにお手上げ。でも、まさか未勝利クラスで終わるような器じゃないでしょ?

ヴィクトリアドール 牝 栗東・奥村豊
奥村豊厩舎はまだサンデーレーシングでずば抜けた成績を残せていないけど、今後の布石として経過観察はしておきたい。スワーヴィリチャードが良い方に出たのか?は分からんけど、身体が1歳秋の時点で500kg以上(^^;)こりゃ、十中八九ダートだな。



キャロットクラブ

掲載順はサンデーR⇒シルク⇒キャロットだったけど、何を勘違いしているんだか。
1番目がサンデーRになるんだったら、せめて2番目は社台RHかキャロットやろ。
ただ、最高価格8,000万円止まりだった22-23シーズンは、募集価格2,800万円のタスティエーラこそ孤軍奮闘しているけど(オークスやダービー前の時点では)全然良いところが無かったからね。
こう言う扱いされて奮起せなぁ、アカンですよ。

今シーズンは最高価格1億2,000万円が1頭、1億円が1頭。3位が8,000万円。
第一印象としてこの3頭に関しては少し下駄を履いているかな?とは思うよ。
7,000万以下の募集価格で、お値打ちのファンドがPOGで活躍してくれる流れを持ってきてほしいもんです。

グラビア掲載はジオセントリック、アルシミスト、シトラール、グレッソネイ、シュヴァルトリリエ、
コルレオニス。
次のページがアーマルコライト、オーデンヴァルト、アルセナール、ジークルーエ、スパルティート、
リルト。

シトラール 牡 美浦・萩原
POG期間後に活躍した例はあるけど、基本的にキャロット*萩原センセイは期間内未勝利卒業が良いところ。1勝クラスで壁に打ち返されてばかりだし、母ジンジャーパンチ18歳時と懸念材料は多め。募集価格がキッチリ5,000万円だったのもポジティブ要素とは取れない。

グレッソネイ 牡 栗東・高野
早期入厩とゲート試験合格済であること自体は見事なんだけど、スクリーンヒーロー産駒でもモーリス産駒でもPOG期間にガシガシ稼いでいる厩舎じゃないからなぁ。それに前脚が成長途中で止まっちゃっているから、やや前のめりなグラビア写真。しかもしばらく栗東に滞在させられて、調教パートナーさせられているのもあまり感心しないかな。

アーマルコライト 牡 栗東・寺島
牡馬でこその母ムーングロウで、ジャスタウェイが父となれば主戦場は短距離では無いでしょう。ただ、成長力のものを言わせる父の産駒だし、POGでまだ結果を残せていないに等しい寺島厩舎。
得意の短距離馬以外で成功するとしたら2000m前後で末脚炸裂となるが、新たな金脈となるか?

ジークルーネ 牝 美浦・栗田
グラビア掲載馬では一番マトモな部類。半兄のスキルヴィングが父:キタサンブラックでかなり良い結果を出してくれたわけだし、続いてくれる可能性に賭けたい。
キズナ*母父シンボリクリスエスで青鹿毛だと、2/2で期間後GI馬なんだよね。もちろん期間中から大活躍が良いけど、前例にあやかっても良いぞ。

ここからはグラビア掲載していない馬たち。

ヘデントール 牡 美浦・木村
マイルよりは1800m以上が向いて良そうだと木村哲也調教師も示唆。既に本州へ移動済なのも悪くないけど、まだまだ頼りない走りっぷりの模様。バクチ要素満載だが、追い較べになって闘志に火が点けば案外面白いのかも。

エルサビオ 牡 栗東・中内田
確信はないけど物凄く大きな当たりか、豪快な三振かのどちらか。Nurayevのクロスを持っていて期間中1,500ポイント以上の成功例が無い中内田厩舎だが、何故かRobertの血を持っている馬とは相性が良かったりする。
さて、盾と矛をぶつけ合った結果はどうなるだろうか。

レドンホール 牝 栗東・斉藤崇
リアルスティール産駒の中でもノーザンファーム取材時は一番手評価。吉田勝己氏が「中距離タイプ」と言うぐらいだからマイルだとスピードが少し不足するかも。それでも秋デビュー予定で調整は順調。

バレルターン 牡 栗東・茶木
父の良いところを引き出しつつある母:ピエリーナ。リオンディーズ産駒なのに突如芦毛に出たのは不可解でプラスとは思えないんだけど、茶木調教師が育成牧場へ足繫く通っているようだ。
どうにかしてモノにしたいと考えるのか、どうにもならないから何かヒントを得ようとしているのかは時機に分かるでしょうね。Dに近いC評価だったけど、一旦後者と考えてD評価に落としておきます。
※2023.05.10 評価修正 C→D



シルク・ホースクラブ

最高価格は22-23シーズンの1億円から7,000万円に減額。単に父がエピファネイアだから、ロードカナロアだからと言う理由でポーンと価格を釣り上げていないのは良いんだけど、シルクなんだからそんなにブレちゃいけないよ。

今年に関しては「キャロットと良い勝負どころか、競り勝てるかもしれない」と言うラインナップ。あとは運の要素も多分にあるけど、ファンド全体としては相当健闘している部類に入るんじゃないだろうか。でもキャロットや社台RHを差し置いて2番手掲載は、ちょいとやりすぎだと思う。

既に紹介しているサフィラ、チェレスタ以外だと食指が伸びそうなのはこのあたり。

シアブリス 牝 美浦・黒岩
シルクで黒岩厩舎ってのも食指は伸びにくいし、母がダートでほとんど目が出なかったので芝向きの能力は未知数ってのは事実。でも、20-21シーズンにリフレイムをどうにかこうにか走らせた実績のように、そこそこどころではなくB以上の結果を出す可能性もある。

キャンディレイ 牝 美浦・武市
22-23シーズンに盆と正月が一緒に来たような大騒ぎをしてしまった武市厩舎だし、反動は確かに
怖いところ。ただ、もう少し今までの鬱憤晴らしをしてくれるとしたら、その候補はこの馬も含まれるだろう。デビューは秋以降になりそうだが、芝の中距離向きと言うのも隙間泥棒的なこの厩舎なら決して悪くない。

ミアネーロ 牝 美浦・林徹
空胎明けの影響もあってドゥラメンテの牝馬にしては大柄すぎる部類なのがネック。この母も期間内に勝ち上がってはくれるんだけど、その後がサッパリなのでPOG指名候補として良いんだろうか。

クイーンズクラウン 牝 美浦・宮田
女王になるほどの姉の実績が無いのにこの名付けになってしまったのはマイナス。Mr.Prospector系でナンボの母にディープインパクト*Storm Catの種牡馬なのもあまり気は乗らない。

エピックストーリー 牝 美浦・金成
母に似て500kg以上の雄大な馬体だし早くて年内デビューなんだが、運動神経はちゃんとあるみたい。POG期間後の方が結果を出しやすい厩舎だし、ファンドとしては面白そうだけど指名は後回しかな。

アフィリオン 牡 美浦・古賀慎
過度な期待は出来ないけど夏から秋デビューで調整は順調。サトノダイヤモンドのスタミナを前面に活かすような配合なので距離が伸びて良さそうでPOG期間後の方が楽しみなのは気になる所だけど、母も優秀なファンドだったしお値打ち感はある。
期間内に母を超える活躍が出来れば、それはそれは相当な孝行息子よ。

フェンダー 牡 栗東・斉藤崇 ※GC栗山求4巡目(牡馬3位)指名
3月にゲート試験合格済と順調だし、母や父よりも仕上がりが早いのも突然変異的な存在。名前も保護するって意味じゃなく、どこからともなく「人名」と謎ばかりが増えるがPOGとしてはプラス要素が多い。
しかも斉藤崇史厩舎だから、条件戦でもOPでも獲れるところを獲りに行ってくれる可能性が高い。
伸びしろが少なく単に早熟なだけである可能性もあるけど、ノーザンファームがモーリス産駒の育成ノウハウを最大限生かして、既に走る体制にあるのは素直に評価。



社台サラブレットクラブ

最高募集価格が1億円1頭→1億2,000万円が2頭に増えている。社台ファームの改良効果もあってクラブの成績が持ち直したが、個人的な好みが少ないのに加えて丸ごとPOGの紙面を読み取ると「今年はそろそろお休みモード」と考えている。
重賞を勝つ馬なら1頭ぐらい出ても良いと思うけど、GIで勝ち負けするような馬は居るだろうか・・・。
既に取り上げられているベトルス、フォティーゾ、シャイニングソード、グランスカーレット以外に、スポットを当てるけれど・・・どうにも活躍しそうな募集価格帯に食指が動くような存在が居ないのが悩むところだねぇ。

グラウンドビート 牡 美浦・田村
牡馬の狙いどころが入って活躍するようなイメージの厩舎じゃないからなぁ。母もダート色が相当強いし、主戦場が芝では無いのかも。

ナイトアウェイ 牡 美浦・手塚
無敗の皐月賞馬が出たのは別にして、社台RHの預託でガシガシ稼いでいる厩舎じゃないのが気になる。

ミラビリスマジック 牝 美浦・国枝
国枝厩舎のキズナ産駒、しかも牝馬となれば人気しても不思議じゃないんだけど、そもそも社台RHの預託が始まったのもここ2~3年。

ミラキュラスドラマ 牡 栗東・杉山晴
走るのが奇跡なのか、勝つのが奇跡なのか。ミラキュラスって無理やりつけたのも琴線に響かない。

オルトパラディウム 牡 栗東・安田翔
父とも母とも連想しない命名だし、POG期間内の1勝クラス以上がまだ結果として出にくいこの厩舎ではねぇ。

ドレッシーナイト 牡 美浦・林徹
期間内にどれだけやれるかで言うとせいぜいCランクなんだけど、半兄にロベルト系がつくと2/2で期間内勝ち上がりと頼もしい存在。母16歳時の産駒と言うのが少し引っ掛かるけど、相手に恵まれて兄以上にやれるとしたら・・・とは考えたくなる。



その他のクラブ

とりあえず掲載順にサラッと解説していきます。
(のちほど追記します)


【広告】タフな毎日を送る人、仕事と遊びに全力投球できる人は、口の中から健康を作ります。 感染症予防はうがい、手洗い、そして正しい歯磨き&歯周ケア




G1サラブレットクラブ
代表の写真が良い時のパターンから外れてしまっているのもあるし、最高募集価格が6,000万円⇒7,000万円になってここ数年やっていた「薄利多売」の限界が来たように思える。
取れるところを余さずに取ることで損益分岐点をクリアするのは悪くないけど、その姿勢が露骨なのはどうなんだろうか。
今シーズンが個人的な好みから離れてしまっているだけで、そろそろこの良くない流れは断ち切られると思っている。

パルファンドリス 牡 美浦・黒岩
名付けにいまいちインパクトが薄くなり、使えるネタが切れてしまっているような印象。そもそもエピファネイア産駒なのに、募集価格が3,600万円とは破格すぎて疑いの目。

ロイヤルストーリー 牡 栗東・中内田
兄がロードカナロアやキングカメハメハで期間内未勝利は堅実に抜け出せているが、それでいて5,000万円と強気の値付け。桜花賞馬のレジネッタもそろそろ高齢に差し掛かりつつあるので、利益が取れるうちに取りに行ったのではないか。


ラフィアンターフマンクラブ
最高募集価格4,500万円は据え置きだけど、1個勝った程度の母馬と重賞を勝った母馬の産駒が、同列の価格になるのはいかがなものか。
22-23シーズンは牝馬で重賞を勝ってしまっているし、すでに紹介済のマイネルバーテクス、マイネルフランツ、レディマキシマ意外に食指が動く存在が居ない感じ。
でも、まだいつかウイン同様に牝馬は期間内重賞勝ちがでてくるんじゃないだろうか。


ウインレーシングクラブ
ウインマリリンが引退するまでに、いきなり牝馬GIでも通用するような馬が出て来るのか?については望み薄なんじゃないかと。最高募集価格が3,000万円⇒一気に4,200になったのも、戦力の見通しが厳しいからこその結果では?と思ってしまう。
ただ、今年や来年が低調であってもそろそろこのクラブから、新しいスター候補が出てきてもおかしくない時期には来ている。

ウインリベラーレ 牡 栗東・宮
エピファネイア産駒だから少しぐらい下駄を履かせても良いだろうって魂胆が見え隠れ。母がマイルや2000mの高速馬場で歯が立ってなかったから、雨でも降って・・・みたいな条件付きじゃないと評価出来ない。

ウインカルディア 牝 美浦・鹿戸
唯一面白そうな存在は、ロベルト系で鹿戸厩舎に入る予定のこの馬。でも、育成が順調では無いし食べたものが身になってもすぐに絞れてしまったりと、なかなかモノになりそうな雰囲気が無い。


ノルマンディーオーナーズクラブ
地方含めて48頭もラインナップ。最高募集価格は2,880万円→3520万円と、稼げるうちに稼いでしまおうって魂胆が見え隠れする。
未だにデアリングタクトで募集広告出すのは仕方無いとは言え、POG期間は不発であっても引退までにペイを目指すファンド中心で、現実路線に早く戻したのは間違ってないと思う。


ロードサラブレッドオーナーズ
最高募集価格が昨シーズンの5,800万円→ダノックスのお下がりで1億2500万円とは、トホホだね。
胸を張って正々堂々・前途洋々ってわけじゃあ無いだろうし、手駒が乏しい中でどうやって利益を上げるかって言う苦しい運営事情も垣間見える。
クラブ全体では創設以来の年間最多勝利数を更新するなど勢いも感じさせるが、22-23シーズンPOG期間内は1勝クラス卒業が3頭止まり。
そろそろ期間内重賞の勝ち負けが出来る存在が出てきてもおかしくない頃。最高募集価格のロードオールライトで当面の利益は確保したと考えて、23-24シーズンPOG期間内の期待は半値八掛け二割引で良いだろう。


ユニオンオーナーズクラブ
5年に1回クラシックで2,500ポイントの当たりもしくは、G1馬輩出なら悪くないペース。
22-23シーズンでスピードオブライトが活躍しちゃったから、今年はさすがにお休みモードかもね。
最高募集価格が4,500万円→3,200万円とだいぶ萎んでるし、超薄利体制を減らして万遍無く利益を出せるファンドを用意したのかな?と言う印象。
サンビスタの仔に値段を吹っ掛けて募集とかして無いだけ、運営方針はマシになった。

モカラルビー 牝 栗東・四位
サトノダイヤモンド*重賞勝ち馬が成功例だとすると、仮に今年の最高募集価格でもどうにかなるかも。身体が小さいのが嫌われているけど、母も2歳夏のデビュー時は400kgを切っていたし、決して悲観することもなかろうかと。
母も元GIジョッキーの厩舎だったし、スタミナ較べになって重賞を勝った四位厩舎ならスタミナタイプのサトノダイヤモンドは(母が芝ではなくダート重賞勝ちだったけど)マッチしててもまったく不思議ではない。


広尾サラブレッド倶楽部
いくら仕入れ値が張ったからと言ってもだ、広尾の募集価格が9,000万円なんてね。驚いて椅子から落ちちゃったもの。そりゃ大きめの地震も起きますって。
もちろんここ最近のパンサラッサにバスラットレオンなど、海外での活躍は本当にお見事。・・・なんだけど、POGとしては今シーズンを含めてもう何シーズンかは様子見で良いかと思う。(と、注目し無くなった途端に、重賞勝ちがポンポンと出そうな相性の悪さwww)
昨年も今年もコメントは一切なし、代表の写真も無くなったので結局矢作センセイの隠し玉って事になりそう。隠しっぱなしの可能性もあるけどね。

ピークブルーム 牝 美浦・蛯名正
人気しやすいエピファネイア*母父キングカメハメハだけど、大事なことが抜けている。母のスピード能力は如何ほどよ?500万も勝てなかった上に、タイムも胸張れなかったじゃないの。
それ無視して7,800万円って、出資者には申し訳ないけど随分乱暴な価格設定だと思う。そんな値付けしているようじゃPOG期間に関係なく、少しの期間下火になったとしても文句は言わせないよ。


ターファイトクラブ
かつての指名馬・ファンディーノの仔が今年も最高募集価格5,000万円。昨年は4,000万でも食指が動かなかったのに、ロードカナロア産駒だからと言って値段が強気すぎるかな。
3,500万円募集馬が2頭居た昨年から、3,000万円1頭に絞ってきた。それが既に取り上げているディスペランツァなんだけど、牧場の観点で観ればCで良い。
でも、名付けとこのクラブであるとDに近い評価になってくる。いずれにしても少しだけ情報を待ってみたい。


YGGオーナーズクラブ
昨年は掲載12頭で中央が6頭の布陣。最高募集価格2,970万円の馬が勝利を挙げている訳では無いのに最高賞金獲得額となって他を圧倒。こんなこと、そう滅多に起きるもんじゃないよ。
今年は掲載19頭で、12頭が中央。薄利多売路線なのか最高募集価格も2,310万円とだいぶ控えめになった。
でも、POG期間内のハナシなら特に触れなくて良いでしょう。取材コメントなんてひと言も掲載されて無いんだし。ラインナップはもとより、未だにドライスタウトで広告打っているんだからね。
新規入会会員に5周年記念の5,555ポイントをプレゼントしてる場合じゃないよ。期間内5,555ポイント以上の競走馬を輩出する方が先だっての。


グリーンファーム愛馬会
最高募集価格は4,000万円。昨年がハーツコンチェルトで4,800万円だったから、全体的にトーンダウンは否めない。

最高価格のソウルアンドジャズは、ハーツコンチェルトの半兄。
なんで(ナスノ)シベリウスから「ソウル」とか「ジャズ」になっちゃうんだ。出資者には罪は無いんだろうけど選んだクラブの意図は理解不能。重賞で好走するようなら諦めましょう。

もう一頭がアンデスビエント。
風にまつわる名前は良いんだけど、ビエントを付けるのであれば「アンデス」は本当に要る部分だったのか?となると、馬名からして「勝手に成功のレールから外れに行っている」となっても仕方ないんじゃないかな。
これも出資者には罪は無いんだろうけど、選んだクラブの意図は理解不能。

リプレット 牝 栗東・飯田祐史
まだ半分以上残っていると言うのに・・・まさかの函館入厩予定となり、5/18に募集締め切り予定。これはひょっとして母のサザナミ同様に400Kgそこらの競走馬だけど、期間内に未勝利卒業に留まらず、1勝クラスでも好勝負、と言う可能性も出てきた。


優駿ホースクラブ愛馬会
昨年の最高募集価格が2,400万⇒2,000万とトーンダウン。
でも、今年はどうも育成段階から熱気を帯びつつあるようだ。

グランレーヴシチー 牡 美浦・栗田徹
シュヴァルグランに母父クロフネはそれほど食指が動かないが、母がホワイトヴェールと言う事は下河辺牧場生産&育成も下河辺牧場。しかもメンタル面の脆さを抱えつつも5月11日に入厩と順調さも兼ね備えている。
これでなんで優駿?とは思うけど、さすがにクラブの成績がこのままではイカンと思って、なんとか本気で策を練っていたと考えれば、決して茶化せないかな。環境の変化に対応出来ればC以上に引き上げることも一考。

フィオラフィア 牝 栗東・西園正都
武田ステーブルでスルーしているんだけど、1200~1400mあたりで活躍できそうな血統背景で最高募集価格。移動時期が未定だけど「夏を越したあたりの成長が楽しみ」と育成牧場の武田代表に言われているように、デビューは年内か年明けでも良いなら考えてみる価値はありそう。


ローレルクラブ
最高募集価格は3,000万円とお値打ちなのは昨年と同様。
不可抗力もあったと思うが、一番募集価格の安い馬だけが未勝利を勝ち上がっていた。新冠の生産者も頑張っているんだろうけど、夢を見せるだけじゃなくて夢を現実にする事に全精力を捧げて欲しい。
YouTubeの配信や情報開示に関しては物凄く頑張っているだけに、あとは結果が欲しい。

アウトセイル 牝 美浦・辻
さすがに1勝クラスで馬券圏内が関の山かもしれないけど、今年の募集馬の歩様を見る限り一番マトモなのはこの馬。5/10の時点でまだ満口でないのが不思議なぐらいだけど、歩様は同じ齢の募集馬よりも可動域が大きめで滑らかだし、高さのある尻っ跳ねを簡単にするぐらい身体能力は高い。
まるでスピードを上げるのを楽しんで居るかのような走りを観ていると、母父ゼンノロブロイでも孝行娘になってくれる可能性は十分あり。




インゼルサラブレッドクラブ
最高募集価格が1億2,500万円と、ロードと並んでサンデーレーシングの次に高いクラブ。
昨年は4月上旬時点で9/19となかなかの勝ち上がりに加えて「二次情報のはずが一時情報のように言い切った」クリダームが少しは貢献してくれたけど、今年は全部二次情報。
「~と報告を受けてます」なら、取材に応えなくても編集部がテケトーに文章こさえれば良いんじゃないの?
もう少し会員以外に対しても「情熱込めてクラブ運営してます」って姿勢は出した方が良い。

ローリーグローリ 牝 美浦・蛯名正
Storm CatにMr.Prospectorと、日本競馬に適用するためによくこのJustify産駒を連れてきたものだなぁと感心したけど、引退後の繁殖(リオンディーズとかエピファネイア)が楽しみであってPOG期間内にどうなるかで言えば期待薄で良いと思う。
まして丸ごとPOGではコメントがどこにもない。1億超の最高募集価格なのに、マジか。


(了)


【広告】
耐久性を上げていくなら、世界を相手に闘う人も愛用
一日分の栄養素をラクに取れる、叡智を集めた最強兵器
良い結果は、良い習慣から





【更新履歴】
2023.05.07 サンデーレーシングまで記載して初版公開。
2023.05.09 キャロットクラブを追記。
2023.05.10 先に入力できるインゼル、ローレル、優駿、グリーンを追記。キャロットのバレルターンを評価変更。
2023.05.11 先に入力できるYGG、ターファイト、広尾を追記。ローレルのアウトセイルに動画リンクを追加。
2023.05.14 ユニオン、ロード、ノルマンディー、ウイン、ラフィアン、社台RH、G1レーシング、シルクを追記。一旦完了。
2023.05.23 グリーンチャンネル(GC)ドラフトの結果を追記
以降は情報が出次第、S~D評価を追記・書換の予定。


【この企画】
POG戦略 指名候補馬 2023-2024暫定版(1)
POG戦略 指名候補馬 2023-2024暫定版(2)
POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(3)


POG情報をもっと収集する → にほんブログ村 競馬ブログ POGへ

少しでも参考になった場合は、コメントが無くても良いので
拍手ボタンを押してくれると、やる気が出ます。嬉しいです。

このページのトップヘ