POGクリニック ~ヒトでPOGを戦う競馬ブログ~

仲間内のPOGで何年かに一回優勝している管理人が「騎手から競馬を予想する」切り口を応用し、厩舎や馬主のデータで「人物からPOGの戦略」を行ってみます。備忘録として内輪向けPOGに関する処方箋を出してもらうクリニックのようなブログ、次の方どうぞ~♪

カテゴリ:POG処方箋 > ドラフト会議対策

みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

ダービー当日を含めたアクセスは1日平均延べ人数で580名少々。
PVに関しては1270を超えました。
月間通すと、昨年と同じぐらいの人数にアクセスして頂いたようです。

今年もたくさんご訪問・閲覧して頂いており、
改めて感謝申し上げます。

(それでも収益化できる程のアクセスではありませんが、
お役に立てるようであればとても嬉しいです。)

22-23シーズンは全体4位でフィニッシュ。ブービーで終わってしまいました。
皐月賞馬もオークス馬もチェックしておきながら
リストに上げていないのが情けない限りですが、
23-24シーズンは網の張り方を変えるつもりで臨んでみます。

参加POGの主催者から

「6月入ってから、いつものルール、対面でやるぞ!」

とお達しがありました。久しぶりの対面ドラフト会議です。

・・・今年も相当数の獲りたい馬が被るでしょうから、戦略がいつも以上に大事になりそう。
こりゃ、何頭かは指名予定を横取りされますね、間違いなく。

でも、対面のドラフト会議出来るなら、その場で修正が出来るのが良いところ。
臨機応変にやるのは慣れています。
だからと言って正面突破しすぎるとダメージがデカいので、少し戦略を練り直さないとなぁ。


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未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。


ドラフト戦略練り直し前の指名候補

ここまでの指名候補については、すでに当ブログにて公開しております。

ルールは20頭指名、
牡馬や牝馬の頭数制限・縛りは一切なしです。


なお、ドラフト指名リストはドラフト後(6/6以降を予定)に公開いたします。

なお、シーズン開幕週に快勝した馬であっても指名可能なのが伝統的なルール。
デビュー後のポイントは指名後、自動的に加算されますので、
やろうと思えば1日天下も夢ではありません(笑)

これは当時のメンバーが、他の職場にいる同僚などに(可能な限り)迷惑を掛けずに集まれる日を模索する中で、生まれた折衷案です。
このあたりを込みにして戦略を考えれば、直前で「あの馬はダメ!」ってこともありますので、そこを追加したり並び替えたりするかもしれません。

対面でドラフト会議の場合は、いろんな隠し玉を引っ張り出すなど万が一の場合でも対応をするつもりでいますし、その当時の考えは基本今も変わっていません。

昨シーズンの反省記事はもちろん出しますが、まずはリスト作成とドラフトを優先します。
私自身のダメ出しは、最後にやりますよ。
何だったんでしょう、フェイトにディオファントス、アスパルディーコたちは(憤慨)


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おまけ

元はと言えば「欲しい情報がどこにも書いていない」って言うのが
ブログを書く始まりでした。

結局その熱意はどこかに消えてしまったのですが、
私が欲しいのは結局のところ

 どの厩舎に調教助手は誰が所属していて
 担当馬の結果がどうなったのか


これに尽きます。
多分そういう情報は(移籍や定年もあるので)膨大な情報と更新に時間が掛かりますし、
今後も出てこないでしょう。JRAだって公開して何のメリットがあるんでしょうか?って話ですし。

でも、あの調教助手が居るならこういうタイプの馬は・・・って戦略を、
多くの競馬ファン・POGファンが立て板に水の如くスラスラと常識のように扱う。
そんな世の中になってほしいなと言うのが私の儚い夢ですね。


しかしですよ。
技術の進歩はすごいですね。
AIがチャットで回答するようになってきた。

ついに、個人がブログやらYouTubeなどで考えを披露する為
あれやこれやと頭をひねって考えているよりも先に、
機械学習が正確な答えを出すような時代がすぐそこまで・・・と
一瞬喜んだんですが。ちょっと事情が違ってきました。

ChatGPT、Google bard
どちらの開発aiでも、あと2年は
競馬とPOGに関して人物推敲まで出てくる幕は無いかなと思ってます

その是非を問う前に、2023年時点の競馬予想に関するビッグデータが
整備されていない現状をまとめます。

a.デビュー前の競走馬の能力を、正確に測る手段は無い
b.管理する人の能力を数値がするまでまだまだ時間を要す。特に厩務員、調教助手。さらに彼ら彼女たちの移籍や、偶然が重なった成長を証明する方法。
c.「強い馬と強い馬が戦ったときにどちらが勝つのか」の予想はできるだろうけど「どの馬がクラシック本番に頓挫なく進めるか?」の予想は確立されてない

続いてChatGPTやGoogleBardの、プラグインに頼らない時点の能力をまとめます。

ざっくり言うと3-2=1は理解出来る。
同じ答えが出る(5870-5867)-(47-45)=1も理解できる。
でも、3を構成するために通った5870とか5867については、理解がグズグズ。

そのくせ「何も間違っていないじゃ無いですか」って逆ギレするようなもの。
ソースを読み解く力も弱いし、背景を全くと言っていいほど考慮してくれない。

なのでマスゴミやデマを吹聴するアカウントよりも
はるかに酷い事実誤認が山盛りで、
例えばこんなことが平気で起きます。

①POGがどんな遊びやルールなのかは理解して回答出来るが、期間内の成績集計が出来ない。
なので今年の賞金額と質問しても、ソールオリエンスとかリバティアイランドが稼いでいる金額の回答が欲しいのに、賞金総額で今年の3歳馬はアーモンドアイが1位と答えてしまう。
NetkeibaとかPOGStallionでは少し手間があれど比較的早く回答は出来るが、
その機能はai単体には搭載されてないし、連携にもまだまだ相当な時間がかかる。

②未来予測がもともと出来ない。有料版であろうと同じ。
だから「競走馬の活躍には様々な要素が複雑に絡みます」って答えしかできない。
そんなの今どき小学生でも憚るっての。

③調教師がどの馬を管理しているかとか、競走馬がどのレースに出たかとか。
2つ以上の項目を掛け合わせて1つの情報を出すことが本当に苦手。
なので、国枝厩舎にディープインパクトが居たとか、ウオッカは角居厩舎に入級前に他の厩舎に居たとか、それが間違っていてもソースを出せずに正しいと回答するのが2023年時点のAI。
シルクの2歳馬と限定しても冠名がサトノとかレッドとか、平気で回答する。
馬名に関しては2頭の名前から合成した実在しない馬名も、Google bardは平気でしれっと提示してくる。きっとこれは黒歴史(笑)

④調教師の生年月日や開業時期を誤認。
なので、調教師が生まれる前に活躍していた競走馬であっても、その厩舎に預託されていたと頑なに主張する。(特にChatGPT)
時系列を正しく並べられないのは、2023年のAIとしては能力の限界なんだろう。
木村哲也厩舎にシンボリルドルフとトウショウボーイが預託されていて、その活躍された能力が2023年でも高く評価されていると。

JRAはOPEN AI社に抗議していいぞ(笑)

こんなのだから「ソースも出せねぇのに、訂正出来ねぇとか、何様だテメェ。」と怒りまくり。
「仮にトウショウボーイを管理してたら、定年で既にJRAでは引退なんだよ。お前が使えなさすぎて恥かいたから質問できねーよ、バカタレ」とさすがに私も呆れて返してましたわ。

まだ②に関しては得意でなくても仕方ないのかな?と思うけど、JRA-VANのTargetとか競馬のデータベースソフトじゃないと、欲しい情報は出せないんだと思ってます。

結局私が知りたい情報を出せるライターは誰も居なかったし、私が考え方を伸ばすために読みたかった記事なんて、あまり多くの人が書いてるワケじゃなかったんですよ。
JRAやJRA-VANやグリーンチャンネルもそうだし、海外の競馬でもそうだと思うんですが・・・チームワークが鍵を握っていて、なおかつ波がある乗り手や育て手の能力を数値化することに関しては、踏み込めない領域なんですよね。


と言う訳で、個人の考えはまだ書いていても需要がありそうです。
来年あたり競馬に関するAIがどれだけ進化しているんでしょうね。

でも全然進んでなかったりしてね(笑)



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【更新履歴】
2022.05.29 初版公開
2022.06.02 動画情報追記
2022.06.04 参加ドラフト日程掲載、主催者へリスト提出


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少しでも参考になった場合は、コメントが無くても良いので
拍手ボタンを押してくれると、嬉しいです。やる気が出ます。

みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

2022-23シーズンは延べ6000人以上のPOGプレイヤーの皆様に、ご高覧ご愛用
更には「あいつが評価してた馬は止めとこう」と逆神扱いしていただき、
誠にありがとうございました。

23-24シーズンは5月の前半だけで、延べ6,000人オーバー。
個人の考えしか書いていないのに、何だか申し訳ないような。
でも、読者一人一人の「少しでも納得がいく指名馬選定」に役立っているなら何よりです。

今年も「目が節穴」な筆者がPOGに特化した総評を、少しだけ行います。
【評価は>Dの5段階。C評価以上で指名検討】

懲りずに今回も週刊Gallop臨時増刊
丸ごとPOG2023-2024を参照しております。

今回は、個人的な好みでDランクからCランクにあがるかどうか。
このブログ特有の表現ですが「実験部屋」のコーナーです。

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※2023年6月スタート、2024年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



企画の趣旨

一応まったく過去記事を読もうとしないご存知ない方のために、簡単に説明。

私がメインで参加しているPOGは、かつて在籍していた職場の仲間同士で行う大会です。
ルールは1人20頭指名。
最盛期は10人以上が参加したため、しばしば

「リストに用意した候補が他に取られて、追加のリストが必要だ」

となることがありました。
途中で慌てないようにするため大体60頭から70頭ぐらいは、DランクであってもCに上げられるだけの馬はチェックしてリストに収録するのです。

今年は6~7人で行うみたいですが、作業だけは行っておきます。

そこには個人的な感想や感覚、直感なども入ってくるので
「理屈では上手く説明できないけど、とりあえず指名してみようか」と言う馬も含まれます。

また、根拠には乏しいけど「こう言う展開だとしたら面白いな」
と言う仮説を立てることもあります。
まさに↓↓↓の状態(笑)
ダウンロード

今回はそんな「ニッチでマニアックなお前の趣味に、付き合ってらんねぇよ」と言われるのを承知で、変態(誉め言葉)な部分をお見せしましょう。

しかし、この作戦。
意外と塵も積もれば山となる。
もしも注目されていないであろう馬が15頭で、各々1000ポイント以上堅実に稼いでくれれば、それだけで15,000ポイント。

何かの拍子で2000ポイント稼ぐ馬が2~3頭出てくれれば、20,000ポイント超え。
15頭がみんな活躍してくれたとしたら、余裕で30,000ポイント超え。

ちゃんとブログに残しておくと来年以降に繋がるんだな、これが。


気になる厩舎・美浦

丸ごとPOGの厩舎取材コーナー、
調教師のコメントに対して短観と、気になる馬をピックアップしていきます。
今年美浦は候補がジンワリ浮かび上がる感じで少々難解。
その代わり、磨けば光る素材は着実に預託予定なので、見極める技術が必要と思える。

・大竹正博厩舎
獣医学部卒で手間が掛かる馬を数多く引き受けては、チラホラとでも結果を出しているように取扱技術はトップクラス。
ヒラボクヒーロー 牡 美浦・大竹
「胸が深く見るからに中距離、好きなタイプ」と珍しいコメント。パワータイプのモーリス産駒なのに手先の重たさが無いのがプラスに出れば面白そう。


・奥村武厩舎
これから更に実績を出す可能性もあるが、23-24シーズンは正念場。
ホウホウバローロ 牡 美浦・奥村武
「父のロードカナロアに似てスピードがかなりありそう、見栄えも良い」と好印象ではあるが、デビュー時期は遅くなりそう。

トウケンスピカ 牡 美浦・奥村武
入厩は早そうで「小柄でスピードとバネがある」と一定の評価。入厩情報が出れば隠し玉になるかも。


・尾関知人厩舎
以前は期間内でも牝馬に強みがあったが、最近は低空飛行。
クィーンズベストの2021 牡 美浦・尾関
早くから活躍できる素質が父によって強化されれば、もっと高みに到達しても不思議では無い。母と同じ林正道オーナーなので名付けとデビューは早くて年内だろうか。
 

・木村哲也厩舎
素質馬を多く管理、あとは結果を出すだけ。
ベランジェール 牝 美浦・木村 ※GC栗山求8巡目(牝馬3位)指名
モーリス産駒の募集価格が牝馬で9,100万円と相当高額。ただ「骨量が豊か」とあまり見ない表現をしており、スタミナとパワーで押し切るとしたら侮れない。


・国枝栄厩舎
定年間際、今までお疲れさまでした。取材を受けてくれているけど少しコメントが投げやり。


・栗田徹厩舎
稼げる馬でどんどん稼ぎに行く姿勢、あとは相手関係が噛み合うかどうかだけ。
レッドレフィナード 牡 美浦・栗田
デビューは早めかもしれないが、募集価格が低めで伸びしろには疑問が残る。

レガーロデルシエロ 牡 美浦・栗田
デビューは7月前後予定。個人的に好みな1頭で、成長も含めてマイルで通用するスピードがさらに鍛えられれば面白い。

チャージドアップ 牡 美浦・栗田
ゴドルフィン所有馬でダーレー生産。母と同じ栗田徹厩舎で「皮膚が薄いし、お母さん同様に瞬発力タイプ」のコメント通りなら、期待している以上にやれるかも。


・黒岩陽一厩舎
時折迷走もするけど、牝馬で成績を残そうとして創意工夫は見られる。
ディアクルーナ 牝 美浦・黒岩
モーリス*Frankelと珍しい組み合わせながら7月前後のデビューを予定。個人馬主で1200mや1400mが主戦場、さらに気持ちで走るタイプなら、厩舎の先輩にも居たので検討の余地はある。


・斎藤誠厩舎
取材対応してくれるのは嬉しいけど、The口達者of口達者。何が何でも結果で示す気概が欲しい。


・鹿戸雄一厩舎
特定の血統には強さを発揮。今年はその点で不利だが、マークが薄くなる分無欲の一発には要注意。
ウインカルディア 牝 美浦・鹿戸
早生まれながら成長が相当ゆっくり。身体を作り直して2歳夏に急成長となれば良いんだが・・・。

トロヴァトーレ 牡 美浦・鹿戸
嵌ればデカいタイプだが、POG期間後の方がより実力を出してくるかもしれない。


・高柳瑞樹厩舎
牝馬に強みを持つ調教師兄弟の兄。期間内実績は弟よりも一歩リード。
フライフリーダム 牡 美浦・高柳瑞樹
既にゲート試験合格済で、デビューは秋予定。距離は2000m以上がベターと適性は把握しており、あとは狙ったレースに万全の状態で出せればの条件付き。それでも1勝クラス卒業が良いところで、重賞は厳しいかな。


・田中博康厩舎
POG期間後の方が楽しみ。狙うなら騎手時代同様に牝馬だろうか。


・田村康仁厩舎
取材対応を受けてくれるけど、預けられた幼駒の割に成績が寂しい。


・手塚貴久厩舎
関東のエースと言って差し支えないPOG実績も、22-23シーズンで大活躍。23-24シーズンは割引して考えるのがセオリーも、ジンクスを跳ね返す力はある。


・宮田敬介厩舎
次世代のエース候補だが、得意な実績を作って一点突破する力がまだ開花してない。

*****************************
【その他厩舎コメント】
・小島茂之厩舎
扱いが小さくなってしまっているけど、ここ2シーズンPOG期間で重賞勝ち。それだけでも加点できるし、リーディング上位の父馬でなくても持ち味を引き出してくれる可能性。
ツキガキレイデスネ 牝 美浦・小島茂之
半姉が重賞2勝だったのに、その姉よりも評判が良い妹。スローペースの差し馬だった姉より走破時計を詰めて、父同様の切れ味重視の走りができるならA以上も十分考えられる


・相沢郁厩舎
厩舎ゆかりの血統は今年も居るけど、デビューが年々遅くなる。


・池上昌和厩舎
牝馬でそろそろPOG期間内の稼ぎ頭が出てきても・・・と思うが、スピードに勝った種牡馬であってもなかなか芝向きにならない。


・加藤士津八厩舎
サンスポの使い勝手が良い位置に収まって取材対応に応じ、厩舎運営をこなしているあたりは良い意味で驚くけど、POGでそれ以上の期待や感動を求めるのは酷。


・嘉藤貴行厩舎(預託馬リスト無し)
短距離で穴っぽい活躍は騎手時代と同じ。預託先として加点要素はほぼ無いし、積極的にPOGの選択肢に入れる要素も薄い。


・菊沢隆徳厩舎(預託馬リスト無し)
騎手、調教師、騎手を育成する管理者としても、最大瞬間風速の残影でどうにかするしかないでしょう。いつか巻き返して欲しいけどね。


・新開幸一厩舎(預託馬リスト無し)
オマケ程度にコメントが掲載で、良くない意味で便利屋止まり。猛反発する活躍を見せて欲しいが、相手の自滅待ちは変わらず。


・武井亮厩舎
育成手腕はあるけどPOG期間に何が何でも結果を・・・と言う使い方をする厩舎では無いし、芝よりもダートで堅実に稼いでいくのがピッタリ。


・戸田博文厩舎
惰性であっても取材を受けてくれるし、現在のトレーニングについて新しい常識を追い求めてきた功労者なのは事実。でも、預けられる2歳馬が役不足すぎる。


・中舘英二厩舎
新潟や福島もしくは短距離でコツコツと稼いで、厩舎運営をなんとか軌道に乗せている。取材対応もソツなくこなすも、リップサービスが一目瞭然なので注意。


・畠山吉宏厩舎
海外GIを勝った経験もある厩舎だが、この厩舎だから何かプラスになる事もそう滅多にはない。POG期間は牝馬ならたまに当たりが出る程度。


・林徹厩舎
重賞でもGIでも詰めが甘いのが特徴。強い相手をなぎ倒すのではなく、2着とか3着を掠め取っていく戦略だが、これはこれでPOG期間内で良く健闘している部類。いずれ扱いは大きくなると思うが、取材コメントが「1.5流で良い」と達観しすぎてて夢が萎みかけるのが悩みどころ。


・水野貴広厩舎(預託馬リスト無し)
最大瞬間風速はだいぶ前のものだし、元騎手で加点要素に乏しい同じような立場の調教師よりも預託馬はマシだったこともある。でもそこで踏ん張れなかったのが運の尽き。


・和田雄二厩舎(預託馬リスト無し)
厩舎ゆかりの血統であっても母を超えられない産駒が徐々に増えてきてしまい、かつての「何かをやってくれそう」な雰囲気も消えてしまったように思う。良くない意味での便利屋止まりである現状に、師自身が23年春には脳梗塞で一時重体にもなった。
これで底を打つと考えるべきかどうかは個人の判断だね。


気になる厩舎・栗東

丸ごとPOGの厩舎取材コーナー、
調教師のコメントで気になる馬をピックアップしていきます。
1500ポイント獲得で良いなら、今年の栗東には探せばまだまだ候補が居るかもしれない感じがする。

・池江泰寿厩舎
かつての牡馬三冠厩舎も、数年前にアルアインが引退して完全に勢いを失った。近年はPOGの預託先として加点要素は無し。

ミエスペランサ 牝 栗東・池江泰
ミスエーニョ⇒ミスエルテと来て、名付けが独自路線。サンデーRも牝馬なんだから、もう少し大事に名前つけて欲しいなぁ・・・とは思うよ。「素質はかなりのもの」と褒めてくれたけどさ、この馬をどうやって期間内重賞獲らせるつもりなの?
そこがアピール出来ないようだと今後数年間「口達者of口達者は、東の斎藤誠・西の池江泰寿」って評価のまんまで良いんじゃないかって思うわ。

ダノンウィルヘルム 牡 栗東・池江泰
泰寿センセイが「グッドルッキングホース」と言えば、もう期間内のA評価は堅かったのにね。セレクトセール1億6,500万円の馬を何とか褒めようとしたんだから、その気概だけは評価しなきゃあいけないってヤツでしょう。

クルミナーレ 牡 栗東・池江泰
唐突に金子真人HDがイタリア語の馬名。しかも泰寿センセイはこの馬にも「グッドルッキングホース」と随分キラーワードを安売りしちまってるなぁと思う訳。
数年に一度しか言わなかった切り札の誉め言葉を、たった1年で苦し紛れで2回よ?これが安売りじゃなくて今年は戦力充実と取るべきだったら、潔く諦めるっての。


・音無秀孝厩舎
定年間近、本当に今までお疲れさまでした。今年はさすがに期待するのが酷な状況だが、それでも言葉を濁したりボカしたりしてコメントっぽく見せるあたりは、さすがの熟練技。


・斉藤崇史厩舎
実績も十分で毎年良い馬が安定して入ってくる割にはマイル以下と1800m以上で勝負強さに明暗。距離が伸びるほど勝ちきれない弱みを克服するのか、それともレッドオーシャンで埋没していくのか。

ミスドバウィの2021 牡 栗東・斉藤崇
斉藤崇史厩舎と言えば、林正道オーナー。名前が直前まで決まってなくてもノーザンファーム生産馬なら4/4で期間内勝ち上がり。半兄の2頭も別厩舎に所属していたのも含めて期間内勝ち上がり、4~5文字の短い馬名に決まったのならB以上に上げても良いぐらい。

アルバニー 牝 栗東・斉藤崇
この厩舎の芝馬でまずまずポイントを稼いだオープンファイアの長谷川祐司オーナー。海外の地名シリーズで22-23シーズンはペリエールが(別厩舎だけど)4,500ポイントと一番の活躍で、これに続く可能性を考えたい。「乗り込みは順調、夏には連れて来れる」となればデビューは秋の京都だろうか。


・清水久詞厩舎
クラシック実績が毎年安定している訳ではなく、POG期間後に本領発揮の馬が多い。キタサンブラックを上回る厩舎の稼ぎ頭を、もう一頭作る気概は残っていないだろうよ。


・須貝尚介厩舎
現代には珍しく自厩舎調整で結果を残す厩舎。良く言えば職人気質で伝統を重んじる厩舎、裏を返せば規格外のバケモノが預けられるワケじゃないだけで、減点要素はほぼ無い。

カルパ 牡 栗東・須貝
オコタンペ 牡 栗東・須貝 ※GC斉藤慎二3巡目(新種牡馬枠)指名

姉がブチコだし金子真人HDだもんねぇ。人気はあるだろうし毛嫌いしちゃいけないんだろうけど、どちらかと言えばモーリス産駒で結果を出しているんじゃなくて「母父もしくは父ハーツクライ」で結果を出してきた厩舎だから、コメントにはなかったけど同じ馬主で選ぶなら後者がまだ好みってだけ。

レアリゼアンレーヴ 牝 栗東・須貝
身体が小さくて動きが軽い。このコメントと苦手なエピファネイア産駒でどれだけやれるか?の定点観測

ショウナンガチ 牡 栗東・須貝
2021年あたりから、ショウナンの国本オーナーと須貝尚介厩舎の快進撃が続いている。最初はダート重賞だったが、かしわ記念を勝ったり22-23シーズンでは皐月賞で5着など、今や主戦厩舎。
セレクトセールで1億円以上の高額落札馬ではあるが、ノーザンファーム生産なら見直す必要がありそうなので見直しました。ガチなのにガチで稼げなかったら恥ずかしいけど、たまにはそう言うのも面白いかもね。


・杉山晴紀厩舎
無敗の牝馬三冠達成もだいぶ前の話になりつつある。成績に大きなムラがあり、得意と不得意がハッキリしているのがPOGとしてはマイナス要素。


・高橋康之厩舎
サンケイスポーツにとってものすごく使い勝手の良い取材先と言う印象。これからさらに高みを目指してくれたり結果を残してくれることを願っているが、若手調教師のコネクションとして無碍には出来ないんだろうな。


・高柳大輔厩舎
調教師兄弟の弟。POG期間では重賞以外で短距離とダート路線に活路を見出し、大きなホームランは少ないが気が付いたらポイントが積みあがっている、クレバーなレースチョイスが光る。良い意味で戦力分析に長けていて、身の丈にあった運営に抜かりがない。


・寺島良厩舎
ここ数シーズンは期待を集め、注目される存在だった立ち位置から殻を破れず終い。やはりダートの1400m以下に全力投球させるいぶし銀の育成が上手い。POG期間中の加点要素は今後も増えなさそう。


・友道康夫厩舎
春のクラシックを含めPOG実績は豊富だが、2度目のダービー制覇から徐々にツキの総量が減ってしまった印象。有力オーナーの信頼は今後も揺るがないだろうけど、かつてのような勢いを今シーズン以降も求めて良いか冷静に考える岐路にあるはず。
既に取り上げているベトルスと、フレミングフープに「走る」とコメント。前者は社台RHの牡馬で、後者は金子真人HDの牝馬。
ハーツクライしか残るドル箱が無いのに、特に後者はフラグ立ててどうするつもりなんだろう。本当にドゥデュース⇒ハーパーと来て3年連続で1万ポイントオーバー出来るのか?


・橋口慎介厩舎
さすがに御父様と比較するのは酷だが、POG期間内に重賞の3着で良いなら狙えるようになってきたし、名付けに法則性も出てきたのも収穫と言って良いはず。23-24シーズンはさすがに反動が出てしまいそうだが、24-25シーズン以降でもう一度見直してみようと思う。


・藤岡健一厩舎
取材対応の上手さに定評もあるけど、POG期間で加点要素を求めるのは今後ますます難しくなってきそう。やはり今後も青山オーナーの所有馬に頼るしかない。


・松下武士厩舎
レッドオーシャンでライバルの多い短距離・マイル戦線に飛び込んで行く分、リズムに乗れない時とタイトルを獲り逃したときのダメージが大きい。何年かに一度の大当たりならまだ狙えるだろうし「先行して粘れず・差して脚が不発」の流れからそろそろ脱出となる実績を残して良い頃。

ウィッシングスター 牝 栗東・松下
適性は半兄や半姉と違って「距離も持ちそう」なのは良いんだけど、デビューまで少し時間が掛かるかもしれないのが難点。秋デビューでも良いなら指名候補に入れても良い。


・矢作芳人厩舎
指名すればPOG期間で極端にプラスになるワケでは無いが、狙いすましてタイトルを獲りに行こうとする姿勢は変わらず。ただ、牡馬三冠達成でPOG期間に成績を残す執着心はかなり減ってきているように思われ、セレクトセールの高額落札馬が馬房数を圧迫しそうになっているのも良い兆候とは思えず。

*****************************
【その他厩舎コメント】
・梅田智之厩舎
ダートなら実績を残せる余地もあるが、芝のクラシックとは縁が遠い。せめてマイルまでの距離で、廣崎利洋オーナーにおんぶに抱っこ。


・新谷功一厩舎
ダートや2歳オープンクラスで結果を出しつつあり、22-23シーズンのJRAでは2勝以上が5/29と、なかなかのハイアベレージ
早期入厩が確定ならコツコツ稼いでBランクも夢ではない


・辻野泰之厩舎
角居厩舎の屋台骨を支えていたのに、厩舎としては低空飛行が続く
今が辛抱の時だけども、POG期間に活躍を求めるのは酷なのかも


・中竹和也厩舎
キズナ産駒で母が2文節以上なら、っていうぐらいに22-23シーズンは得意のパターンを確立したとも言える活躍。
入厩情報が確定していれば、もちろん一考。
既に取り上げているBランクのロータスワンドは、早期デビューなさそうだったのに6月函館デビューで調整している模様。


・西園正都厩舎
もうすぐ定年退職。今シーズンで最後の大暴れとは考えにくいし、息子さんが跡を継ぐことになるだろうけどやはり父同様にマイル以下へ活路を見出すんじゃないだろうか。
Cランクで取り上げているビッグシーザーの全弟、ビッグドリームはやはり良さそう。


・平田修厩舎
POGで突発的に結果を残す可能性が僅かに残っているかもしれないけど、もうパイの奪い合いを有利に進めるような余力は残っていないだろう。
取材対応でリップサービスが旺盛。


・宮本弘厩舎
情報発信は昔から得意にしているが、POG期間後にジワジワと賞金を稼ぐスタンスは今期も大きく変わらんでしょう。


・安田翔伍厩舎
お父様ではなく息子さんオンリー掲載。原禮子オーナー以外の太客を作れるかが鍵で、やはりマイル以下の距離に強みってところまで親子で引き継いで行くんじゃないだろうか。


・吉岡辰弥厩舎
角居厩舎の屋台骨を支えていたのに、厩舎としては低空飛行が続く
今が辛抱の時だけども、段々長距離で活躍が目立つようになりつつある。POG期間ではまだ飛躍を求めるのは酷だが、菊花賞まで含められるルールならもう少し評価するのもアリ。
判断に迷うのはディスペランツァ。やはりターフスポートだし、距離が伸びて良い厩舎だものなぁ。父と母の血統からしてマイル~2000が舞台で、この厩舎とマッチしにくいんじゃないかと心配。


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気になる種牡馬

さて、ここからは著者独自の視点で考えている事を、もう少しだけ披露していくコーナー。
まずは種牡馬について。

ダイワメジャー産駒
(血統)
①母にノーザンダンサー系は必須
可能であれば、サドラーズウェルズ < ヌレイエフ << ダンジグ(ダンチヒ)
無い場合でも最低限ストームキャット(もしくはその父:ストームバード)は欲しい
効果としてはハイぺリオンのクロス。

ダイワメジャーの2代母はスカーレット一族の始祖・スカーレットインクなんだけど、その元を築いたのが5代母のユアホステス(Your Hostess)で、これがハイペリオン直系の孫。
それこそ7*7*7とか7*8*8みたいなのが多いけど、ネアルコも一緒に薄くてもクロスが掛かるのでソコソコ効果はある。
カレンブラックヒルは母父の5代血統表にハイペリオン系が掲載。


②あれば嬉しいミスタープロスペクター系
ミスプロ自身または、仔のファピアノが入っていれば一つの目安になるが、
その子孫が他の血統の良さを内包していると考えると自然。

ダイワメジャーの祖母・スカーレットインクは4代前にブルドッグ(テディ系)、
5代前にはマンノウォー(フェアプレイ系)の5*5クロスも持っており、
これがミスプロ系種牡馬と交配してきた繁殖牝馬に多くある、セントサイモン(St.simon)とのクロスを産み出している。
正直10*11とか、11*12レベルの薄いクロスではあるが、マイペースで先行押し切り・抜け出しが上手かったダイワメジャーの(かなり激しい目の)気質に良く似た血統が濃くなる点では有効になる。

(ヒト)
③ノーザンファームが理想
他の牧場では芝のGI制覇をしていない。
ダイワメジャー自身が社台ファーム生産なので、設備が整った大きな育成出身牧場なら問題なし


④調教師の名前で絞る
調教師はおそらく限定されるように思われる。
まず、音読みで末尾の母音が「ウ」になる文字を使って居る事
可能な限り馬主にもそれが当てはまると良い

それから調教師は濁点のある子音で始まる文字を使って居る事
二つの条件をクリアしている例が期間中のGI馬に共通している

かなり強引だけど、まずはこのレベルはクリアすべし、と考える
この例だと国枝厩舎、堀厩舎、木村厩舎は割引、
目標をGI掲示板ではなく1勝クラス卒業程度にと思ってます

メジャーなところだと、池江厩舎や大竹厩舎
安田隆行厩舎、矢作厩舎、中内田厩舎あたりは条件クリア
特にハードにトレーニングしてくれる矢作厩舎は検討の余地十分
オーナー次第では大きく狙っても良いのかも

⑤馬名の命名法則
・牡馬の場合は、冠名+○○の形
そして「失敗せずに戦いを圧倒的有利な立場で進めていく」のを連想させる名前であること
・牝馬の場合は母から連想される馬名内容であること
公式には母から連想していなくても、内容が似ていればOK

・可能であれば、なるべく日本国内ではない遠いところを連想させる名前がベスト
(例)ブラックヒル=ネパール、レシステンシア=アルゼンチン、マーズ=火星(もはや宇宙)

・英語表記時には、冠名を除く部分で以下の用件を必ずクリアしている事
「r」または「l」を使用、かつ母音の「a」も使用している

クリーゲリン 牝 美浦・和田正一郎
オーナーがノースヒルズじゃなければもっと評価を上げられたんだけど、それでも未知の可能性には欠けてみたくなるレベルにある。

フラムリンガム 牡 栗東・田中克典
矢作家の婿殿だから、POG期間内実績がいつまでも浮上しないのも困ったお話し。この馬あたりで殻を破ってもらいたいなと切望。

ベルファスト 牝 栗東・今野貞一
馬名と厩舎が要素として弱くて好みに合致しないかなぁ。すべて条件が揃えばこの厩舎でも、とは思うよ。

ポーラーウインド 牡 美浦・伊藤圭三
芝に使ってもらいたいけど、芝のクラシックでブイブイ言わせるようなタイプじゃないから半信半疑。もしも徹頭徹尾芝で良ければB以上もアリ。

メードス 牡 栗東・上村洋行
ここ一番で踏ん張り切れないところは騎手時代だけの想い出にして、調教師ではもっと出世して欲しいとは思うけど・・・画竜点睛を欠いちゃうのかなぁ。そろそろそんなイメージを吹き飛ばして欲しい。


バゴ産駒
少し前にステラヴェローチェを指名して良い思いをしたり、クロノジェネシスを観てただただ悔しい思いをしたりと、ついつい追いかけてしまうんです。未だに。

スマートレイヴ 牝 厩舎未定
母も含めてオーナーは大川徹氏で、「バゴが合ってるな」とCに上げられる血統的要素があるが、POG期間後の方がより楽しめそうではある。それでもステラヴェローチェっぽい配合で、兄姉以上の活躍があっても不思議では無い。

フレンドエメラルド 牝 美浦・南田
7シーズン前に結構活躍してくれたバゴ産駒・コマノインパルスに似た配合。この厩舎だから良くて1勝クラスでコツコツ賞金稼ぎだと思うけど、定年間際に少しは良い所見せてくれないものかねぇ。

ヘルツアス 牝 厩舎未定
母は芝の準OPまで勝ち上がったラインハート。名前は決まっているから、あとは芝に使ってくれればと言うところ。10年前の函館で大暴れしたクリスマスと同じバゴ*母父ステイゴールドで、冬場が勝負になりそうだけど一発無いかなぁ。 

ウメテマリ 牝 美浦・上原佑紀
かつての活躍馬だとブラックバゴに近い配合で、預託先は上原ジュニアなのか。しかも6月にデビュー予定と順調で、オーナーは一度見たら忘れられない「紀州ほそ川飼料」の細川オーナー。母や祖母が1200m~1400mで活躍しており、スピードは問題なさそう。
情報発信を積極的に行ってくれるオーナーだし、期間中Cと言わずB以上の成績をこの馬でガンガン残して欲しいと思ってる。

アイソーザライト 牝 美浦・大竹
母はGIでも3着の実績があるサウンドオブハート。スピードよりもタフな流れに強いタイプなので、距離が伸びて楽しみが出そう。馬名は決まっているがタイヘイ牧場の所有馬なのか。どれだけ活躍できるかな。


ドレフォン産駒
既に紹介している馬だとアンデスビエントが居るけど、名付けが気に入らない。どうせだったら、きちんと4代母から考えて「アンデスの女の子路線」で行けってーの。
なので、ドレフォン産駒を少し探してみましょう。どうせドゥラメンテやレイデオロが人気になってマーク薄くなるだろうし。

ハーバーライト 牡 栗東・高橋義忠
入厩して蕁麻疹が出てしまったり、身体を上手く使えないでもがいてしまっているのは誤算だけど、ワンダフルタウンで実績がある三田昌宏オーナーと高橋義忠厩舎のタッグなのは悪くない。
ジオグリフにかなり近い血統で、セレクトセールで6,380万だったのも頷ける。
トニービンなどでGrey Sovereignが入っていればガツンと生涯賞金が上がる傾向の厩舎&オーナーだけに、新たな鉱脈となるのか。
それとも馬群に埋もれてしまうのか?のイチかバチかなのが不安材料。

スペシャルグルーヴの2021(ミッキー○○) 牡 美浦・田中博康
半兄達が中京巧者で、しかも牡馬に出てこその母なのでもう少し評価を上げたいところではある。野田みづきオーナーの所有馬だしリップサービスで「素晴らしい」と言うしかなかったのがイマイチ信用できないかな。
「夏前には入れたい」と言われるだけマシだけど、兄同様にタフなタイプではないか?と予測。
スピードや時計勝負で脆さが出ないかどうかが懸念材料。

ラントリサント 牝 栗東・吉岡
コメントが無かったわけじゃないけど、ドレフォン産駒で成長途上なのがあまり好みじゃないだけ。
POG期間後を含めれば相当優秀なファンドになりそうだし、ダートよりは芝向きでスピードもある&距離が伸びた方が良い厩舎なので、使い方次第ではクラスが上がっても穴っぽい活躍もしてくれたりして。

ドレス 牝 栗東・清水久詞
母と同じ清水久詞厩舎で、ハイヒールの子供がドレス。母も所有している上に短い馬名ほど活躍する不思議なオーナーだから、名付けはこれで良いんだろう。
時計勝負だと頼りない印象を抱いてしまう。それさえクリアできれば。

フォローウィンド 牡 美浦・鹿戸
オーナーは母や半兄と同じ山田弘氏で、厩舎も全く同じ。鹿戸センセイが「兄と違うタイプでスピードがありそう」と比較コメントしてくれるだけでOK。
グラビアページの扱いこそ違うけど、父から連想している馬名はオーナー所有馬の出世頭・タイトルホルダーと同じ。
Robert系ではなくても勝負度合いが強いと観ているが、外したら盛大に笑ってやってくださいよ。



気になる新種牡馬

レイデオロ産駒
良い繁殖をあてがわれるだろうし、いずれ大物は出して欲しいとは思う。
だけど、2023年時点では
・キャロットファーム所有馬唯一のダービー馬(書いている間にもう1頭誕生したけどね)
・定年した藤沢和雄厩舎にとって唯一の牡馬クラシック制覇
・父父キングカメハメハとなる3歳馬で、牡馬クラシックを勝ったのはサートゥルナーリアだけ。
しかもRobertoの血が母父に濃くあるので、活躍する厩舎やシーズンが限定されているような印象を抱いてる。
もしPOG期間に限定して、レイデオロ産駒の牡馬がジンクスを破るとしたら
・母が桜花賞馬>オークス馬
これに尽きると思う。
でも、配合相手になかなか出てきてくれないよなぁ。やっぱりその程度なんじゃないだろうか。秋華賞馬だと活躍時期がリンクしてくれない可能性もあるしねぇ。

アクセッション 牝 厩舎未定
キャロットの募集馬なのに厩舎未定、そして突然変異の栗毛…。母のアヴェンチュラはかつての指名馬なんだけど、さすがに今回は苦しいかな。


スワーヴリチャード産駒
メンタルはタフなはずなんだけど、東京コースで抜群のパフォーマンスでも無ければ、中山がベストマッチでもない。
牝馬なら話は違ってくるにしても牡馬としてはPOG期間内に実績を出すまでに苦労しそう。
やはり父のハーツクライと同様に、せめてマイルより短い距離の重賞を勝った母馬を付けて欲しい。でも、さすがにそんな羽振りの良いオーナーや牧場も初年度は少なかったよね。


ブリックスアンドモルタル産駒
何シーズンか走らせてみないと・・・ではあっても、ここ数年は社台ファームが連れてきた種牡馬がPOG期間内に好成績を残しているケースはある。
例えばKingmanとかね。そう言えばKingman産駒の熱狂も1シーズンで終わっちゃったような・・・?
となると、社台RHのブリックスアンドモルタル産駒がたいして走らなければ、それで終了~♪で良いはず。
ただし周期的に何年か一度起きる「雨が良く降る週末が続く」なんて事態に賭けるんだったら、こう言う馬もたまには必要。それならオルフェーヴルでええやん、なんならタップダンスシチーでもええぞ。


ニューイヤーズデイ産駒
ダート色が強いんだけどNever Bendが入っているし、Mr. Prospectorのクロスもあって配合相手次第では案外の日本の芝でも案外やれそうと言う印象。

クリノオリーブ 牝 栗東・谷
おそらく現役時代に先行力を生かして粘ってきた母馬と相性が良いのではないかと考える。仮に芝で限界が来てもダート転戦で更なる可能性が開けそうなのも面白そう。POG期間だけとなると苦しいかもしれないが、4歳の頃にはどんないぶし銀になっているか楽しみ。

エノラブエナ 牡 栗東・上村
ニューイヤーズデイ産駒が日本の芝でどれだけやれるのか、その絶好のサンプルになりそうなのがこの馬。期間内にデビューできるのか?と適鞍に使ってくれるのか?は少し高めのハードル。


ホークビル産駒
ゴドルフィンの所有馬でドバイシーマクラシックを勝ったりしているけど「Theヨーロピアン」な重厚感。日本の高速馬場である芝に適用できるか?と問われると、余程母馬に芝の実績が無いと苦しいかな。
日本にわざわざ連れてきたのは、距離適性を伸ばしたい繁殖がダーレージャパンファームに居るってことなのかも。


シュヴァルグラン産駒
ロマン感じる配合相手が多いけど、POG期間の結果となるとどうだろうか。父も父父も少し時間が掛かるタイプだったしね。

プラクティコ 牡 厩舎未定
1月生まれなのにオーナー情報が無いってあたりが引っ掛かるし、これだけの血統でも結果が出ないってあたりが種牡馬の限界なのかなぁと思わせる。

ベリーク 牡 栗東・西村
ダービーで勝ち負けとなると少し割引く必要はあるだろうけど、レース展開が味方してくれたら・・・の期待はある。少し距離は長めになるだろうから焦らず移動待ちだが、たまにはそれでも良いと思うよ。



気になるオーナー

三木正浩オーナー
数年苦しい思いをしたけど、天皇賞・春を所有馬が勝ったように引きの強さは持っている。POG期間内に結果となるともう一段運の要素が欲しいけど、そろそろ捲土重来があっても良い頃。
好きなオーナーではないけど、いつまでも評価を下げたままではいけないかな。POG期間内の使い方に関しては「枯れそうなぐらい過酷な環境の苗に、水や肥料をやりすぎていた」ってところが気に入らなかっただけ。


藤田晋オーナー
W杯などコンテンツ配信で評価が上がった分、オーナー稼業まで上手く行ってしまうようだとねぇ。
一気に活躍されるのはイヤじゃないけど、23-24シーズンも期待馬があまり賞金を稼げずに吊り合いが取れてしまうんじゃないかな。
どことなく丸ごとPOGでも熱が冷めていた感じだったし、むしろこの過程が遅すぎた。過熱してたのが覚めてから必ずチャンスはあるはずよ。

グッドヴァイブス 牡 美浦・高柳瑞樹
半姉が重賞を勝ったあと完全に頭打ちになったように、スピードに関してもう一段階強いクロスで補強が欲しかったから、こう言う弟が購入できたのは感服する。胴長に出たし父を彷彿とさせる栗毛なのも好感が持てる。デビューは早くて秋だろうけど、番組が拡充し始める時期に合わせて、で良いんじゃないかな。


河合純二オーナー
もともとオーナーとしてプラス要素を言ってこなかったけど、ついに逮捕されちゃったからねぇ。馬名変更含めて所有馬がどうなるかは横目で見ておこう。


エムズレーシング
ラウンドワンの杉野公彦オーナーが、法人格として(?)この馬主名に変わっていたのね。そして牝馬路線でハーパーが大活躍。もともとは大塚亮一オーナーの所有だったけど、移籍してむしろ良かった?ってことなのかな。
これに続く活躍があるとすれば、他のオーナーから横滑りで移動してくる(例えば共同所有だったけど、相方から譲り受ける)などのパターン。それから新たなブレーンによる指南だろうか。
河合純二オーナーとは友道厩舎などで繋がりあるからなぁ・・・。

ストーンズ 牡 栗東・友道
ダートGIを勝った母とは言え3億3,000万円はお高い買い物だよなぁ。


猪熊広次オーナー 
バローズさんの法則。
2022年以降に適応させるため、一部を修正。
①栗東所属
②誕生日に2と4が両方入っている。2月2日や4月4日もOK。
③上の兄姉を猪熊オーナーが所持していない、かつ上の兄姉がGIを勝っていない
今季は該当馬なし。
2023-2024シーズンまで待ちましょうか⇒で、どうなったのか。

ジミーバローズ 牡 栗東・石坂公
あらあら、該当馬が1頭だけで随分地味になっちゃったよ(苦笑)。でも、芝に限定して使ってくれればどうにかなるかもしれないね。まず間違いなく人気しないだろうけど、Cに上げられるかどうかはもう少しだけチェックしてから。


岡浩二オーナー
アカイイト、ヨカヨカ、アネゴハダなどが活躍してる岡浩二オーナー。
22-23シーズンはオオバンブルマイが大盤振る舞いの大活躍。
今年もデビュー予定の馬を何頭か所有している。

仮に以下の法則通りだとすると該当は3頭居るが、④に関してはオオバンブルマイがぶち破ってくれたからあくまでも参考程度。今年も少し楽しめそうなラインナップ。

①栗東に入厩予定
②5代血統表でMr. Prospectorのクロスが無い
③父の5代血統表にBold Rulerがある
④毛色は黒鹿毛、青鹿毛、もしくは栗毛のどれか

①~③をクリアして該当するのが

クロマク 牡 栗東・大久保龍
母も所有馬で自家生産、ここに満を持して?のエピファネイア。シーザリオを刺激するどころでは無く、エピファネイアのコピーを作りに行ったかのような配合。これは確かに興味津々で面白い。

チークタイム 牝 栗東・鈴木孝志
春のクラシックを完走しているウスベニノキミも、岡浩二オーナーが所有。その子供が同じ鈴木孝志厩舎と言うのも萌えますね。キンシャサノキセキで牝馬に出たのはプラスにならないかもしれないけど、このオーナーが将来を見据えての配合かもしれない。
母や祖母に足りなかったマイル適性やスピード能力がプラスされているならば、かなりやれるはず。

サダメ 牝 栗東・畑端
母は地味なように思えるが、実はアカイイトの半姉。そこにオオバンブルマイと同じディスクリートキャットを配合。何か狙っていてもおかしくないし、むしろこの厩舎だからこそ裏街道でも好成績を狙って欲しい。

リオサラ 牝 栗東・牧浦
人名と人名(しかも女性)なので、あまりに負けが混むとオーナーだって肩身が狭いだろうし、ソコソコ活躍はしてくれるんじゃないだろうかと邪推。そんな甘くはないけどセールで購入して短い馬名ってのが、ヨカヨカと同じ様な成功例になってくれたらなぁ。

キエンバンジョウ 牡 栗東・笹田
こちらもセール組。母父ディープインパクトで鳴かず飛ばずの母にアジアエクスプレス。破格の安さでペイするのも早そうだけど、それだけでこんないい名前付けるかな?
厩舎はさておき、ちょっと気になる。

カチドキ 牡 栗東・橋口慎
こちらもセール組、しかも八戸市場と随分シブいルート。しかもサンデーサイレンスを彷彿とさせるような青毛、夏場は大変そうだし未勝利卒業が良いところかもしれないけど、芝の1800m以上で冬場~春に固め打ちしてくれないかな。

タイガノイッテキ 牡 栗東・佐々木晶
エピファネイア*キンカメなのは良いけど、母系がスピード能力弱いからなぁ。それじゃなければロマン枠で指名してましたよ。

バンリイックウ 牡 栗東・新谷
千代田牧場(飯田正剛氏)の所有馬だった母から生まれた産駒を、岡浩二オーナーが所有。ってことは、何かしら見どころがあったのではないか。

タイヘイノヨ 牡 栗東・庄野
庄野厩舎だってそろそろ大きな当たりが欲しい頃ではあるけど、岡浩二オーナーが所有していた母もそうだし、半兄たちも未勝利勝つので精一杯だったからなぁ。本当に母・パチャママから父が替わっただけで大活躍なのか?とは思う。



POG小ネタパラダイス


小ネタちょこちょこ追記します。
高野友和厩舎。
22-23シーズンは一回お休み、かな?と言う感じだったから。23-24シーズンはどれだけ活躍するだろうか。

【高野友和厩舎の法則らしきもの】2,500ポイントオーバーを狙う場合
①ディープインパクト系の種牡馬で、5代血統表にフレンチデピュティがある。
②キングカメハメハ系の種牡馬で、5代血統表にフレンチデピュティがある。
(そうで無い限りは以下の2つ以上を兼ね備えていること)
③5代血統表にフレンチデピュティとサンデーサイレンスがある
④5代血統表にトニービンやゼダーン(Grey Sovereign系)とキングカメハメハorディープインパクトがある。仮に5代に無くても7代までにGrey Sovereignが入っていればOK
⑤Northan Dancerの5*5以上のクロスがある
⑥Raise a Nativeの5*5以上のクロスがある
⑦5代血統表にMill LeafもしくはShirley HeightsなどNeverbend系が2箇所以上に掲載がある(少しでも濃い方が良い)

オールナット 牡 栗東・高野友
①⑤に該当しており余裕で法則をクリア。シルクの牡馬なのが気になるけど、会員さんがだいぶ褒めているようだし、しっかりと期待に応えて欲しい。遅くとも2024年2月中に1勝クラス卒業がノルマ。

レイナドラーダ 牝 栗東・高野友
こちらもシルクだが、ノーザンファームの狂気とも思える配合で①②③をクリアしてきたし、ウインドインハーヘアの4*3はさすがに目が点になっちゃったよ。でも、こんな配合どこに預けたい?って聞かれたら、ショウナンパンドラを手掛けた高野友和厩舎だよね・・・って答えになる。


実績があったのにエンジンの掛かりだしが弱かった栗東・西村真幸厩舎。
ファントムシーフとオオバンブルマイの活躍で、トンネルは抜けたはず。
もう一段活躍を期待したいけど、反動だけが心配かな。

【西村真幸厩舎の法則らしきもの】
①兄姉がJRAでデビュー勝ちしていない
これは絶対必要な条件で、ここ最近2000万円以上稼いだ10頭+ソリタリオもクリアしている。
不思議だけどバローズさんの法則もそんな感じだし、ここをチェックしよう。もちろん、初仔なら当然クリアってことになる。

②税込5,000万以上の募集馬、セリ価格はパス
どうもこの傾向は昔から西村厩舎に存在していて、今後もしばらく続きそう。セリ価格が5,720万円だったタイセイアベニールは、期間内1,470万円稼いだレアケース。その分2,000ポイントが遠いのよね。

③牝馬はノーザンファーム生産馬限定
牡馬なら牧場は問わないが、牝馬は生産牧場で大きく異なる。
そもそもノーザンファーム生産の牝馬って、西村真幸厩舎には預託が少ない。居ればチャンスだが、今年は1頭だけ。あーあ。

④2~4月生まれであること。1月と5月以降生まれは除外。

ここまでが絶対条件。
続いて

⑤5代血統表にいずれかの特徴があること
 ・Northan Dancer5*5以上のクロスが存在している
 ・サンデーサイレンス4*4以上のクロスが存在し、5代血統表にNureyevを持っている+馬名にラリルレロが入っている

⑥キャロットだけはウの段「ウクスツヌフムユル」が馬名に2音以上+2,000万前後の募集馬に限定
 その他の馬主であればアの段「アカサタナハマヤラワ」が馬名に1音以上入っている事。
 これは濁点のある「ガザダバ」もOK。
 拗音(キャやグヮなど)に関してはヴァのみOKとする。

以上の①~⑤もしくは⑥の条件を満たすのが2頭いる。

ジーティームソウ 牡 栗東・西村
①~⑤をクリアしているけど馬名だけがクリアできず。マークが薄いだろうからOPクラスに上がってから、コツコツ善戦してポイントを稼いでくれたりしてね。

ブレイブハートマン 牡 栗東・西村
①~⑥を完璧にクリアできたけど、カリフォルニアクロームって血が濃すぎるんだよなぁ。芝では望み薄でダートの1勝クラス卒業が目標だと思うけど、仮にこんな血統でも芝で結果を残せるとしたら西村真幸厩舎って本当に猛獣使いだよね。

(もし、興味の赴くままに調べて候補が出たら、のちほど追記します)


(了)


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【更新履歴】
2022.05.21 再作成して初版公開、気になる厩舎の美浦を記載先行公開、栗東の個別注目以下は後回し。作りかけでごめんなさい。
2023.05.23 グリーンチャンネル(GC)ドラフトの結果を追記、栗東の一部を追記。
2023.05.24  気になる厩舎の栗東を追記。
2023.05.26 ダイワメジャー編を追記。
2023.05.27 バゴ編とドレフォン編を追記。
2023.05.28 気になる新種牡馬編、オーナー編、小ネタを追記。
以降は情報が出次第、S~D評価を追記・書換の予定。


【この企画】
POG戦略 指名候補馬 2023-2024暫定版(1)
POG戦略 指名候補馬 2023-2024暫定版(2)
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少しでも参考になった場合は、コメントが無くても良いので
拍手ボタンを押してくれると、嬉しいです。やる気が出ます。

みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

2022-23シーズンは延べ6000人以上のPOGプレイヤーの皆様に、ご高覧ご愛用
更には「あいつが評価してた馬は止めとこう」と逆神扱いしていただき、
誠にありがとうございました。

23-24シーズンは5月の前半だけで、延べ6,000人オーバー。
個人の考えしか書いていないのに、何だか申し訳ないような。
でも、読者一人一人の「少しでも納得がいく指名馬選定」に役立っているなら何よりです。

今年も「目が節穴」な筆者がPOGに特化した総評を、少しだけ行います。
【評価は>Dの5段階。C評価以上で指名検討】

懲りずに今回も週刊Gallop臨時増刊
丸ごとPOG2023-2024を参照しております。

今回は、各馬主やクラブ馬などの総評です。


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※2023年6月スタート、2024年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



個人馬主

無事に連載企画2回目に突入。
前回記事の一番下、拍手をしてくれた皆様
本当にありがとうございます。

今回は丸ごとPOGに掲載された著名な馬主さんたちの定点観測
(と言う名の個人的な感想だけダラダラと書く回)です。



いつも取材を受けている前田幸治氏、里見治氏はほぼいつも通り。

ノースヒルズに関しては、大山ヒルズでも取り上げてます。
編集部が推しているのは3頭。すでに掲載しているブルボンクイーンを除くと・・・

バラン 牝 栗東・中竹
馬体が小さく420kg前後「スピードタイプで母似」までは良いんだけど、デビューは焦らずと言う時点でせっかくのチャンスがフイに。中竹厩舎では期間中に1,500ポイントを超えた実績が無いので評価を下げて差し支えないはず。

パフ 牡 栗東・橋口
♪Puff, The Magic Dragon・・・なんて曲を思い出したら、馬名がそのまんま。馬なのにドラゴン、しかも気持ちが勝っていてスピードを活かして押し切るような競馬が似合いそう。それはもはやPuffではないでしょうよ。


里見さんは、昨年相当悔しい思いをして「屈辱的」とまで言い切りましたので、何とか巻き返したいと意気込んでいるようです。
それはそうと麻雀プロMリーグのセガサミーと、セガサミー野球部の体たらくはどうなってんですか、会長。
編集部が推しているのは2頭。

サトノオラシオン 牡 美浦・堀
近年の預託馬は1勝クラス卒業すら果たせない状況。下河辺牧場生産馬だとさらに期間内賞金は下がる傾向にあるため、パイプは太めと考えて良いけどPOG期間後に本領発揮と考えた方が良いはず。

サトノラクローヌ 牡 美浦・堀
セレクトセールで3,850万で落札。これをすべてPOG期間で取り返すのは無茶かもしれないが、程々に稼いでくれれば・・・って言うなら可能性はある。でも「ラ」をフランス語で強引につけるぐらいだったら、他の厩舎に入れてしまえば良かったのにねって思う。


それから佐々木主浩氏も取材受けていましたが、昨年同様ここはスルーで良いはず。
しかも今年は「栗毛の逸材トリオ」と母の知名度で縛ってまとめてきたんだけど、それなら別の馬主でページを割いたり、2ページ見開きでコラム記載しても良かったんじゃないかな?とすら思う。

エヴァンスウィート 牝 栗東・友道
 → 母:ハルーワスウィート ※GC井内俊彰3巡目(新種牡馬枠)指名

ヴェストリア 牝 栗東・友道
 → 母:ヴィルシーナ

シヴァース 牡 栗東・友道
 → 母:ヴィブロス

少し遡って2021-2022シーズン。
それまで「ヴの名付けで伸し上がってきた」はずのオーナーが、説明に一貫性が無い命名って禁じ手を使ってしまったんだよな。
あそこが分水嶺になっているようにしか思えないぐらいに、成績も急降下。
まして今年はシュヴァルグラン産駒を所有しているわけでもないし、3頭も友道先生のところに預けなくても良いのになー・・・とは思っているんですが、突発的に大活躍されたら諦めましょう。

かつては良い思いさせてもらったオーナーだけど、あの禁じ手はさながら「温泉に行ったのに、浴槽に並々と原油が入ってる」「泥まみれのスパイクを履いたまま和室に上がる」ぐらいの衝撃だったからね。そんなことをわざわざ意図的に選択してまで、しなくても良いでしょう?ってこと。
おそらく奥様の馬主関係者生活唯一の失態だとは思うけど、人間誰しも「弘法も筆の誤り」な時はありますよ。でも、流れが変わるまでは静観。



各牧場代表

社台ファーム
ケンタッキーダービーは健闘も負けてしまったのだが、吉田照哉氏の「10年前は誰もが夢にもみなかったような『世界の競馬』が、日本の生産馬によってタイトルにすぐそこまで手が届くような位置まできた」のは事実。
そうなってくると個人的な好みとか一旦横に置いて、定点観測をしておこうと思う。

代表の照哉氏と、副代表の哲也氏がインタビューに応えてくれており、編集部が推しているのが3頭。
但し過去の慣例だけで言えば少しだけお休みモード(重賞を獲れてもGIは獲れない程度)では無いかと思う。
それらを覆す新たな活躍を見せる可能性もあるが、今シーズンは果たして・・・。

テラメリタ 牝 栗東・須貝
既に取り上げているがブリックスアンドモルタル産駒を推すのは立場上仕方ないし、その中で「超ピン」と表現するほどご機嫌で紹介するのも無理もない。でも、熱の入ったコメントをしているのは照哉氏のみ。

ティールサファイア 牝 栗東・杉山晴
こちらも既に取り上げているが、グラビアいの一番で紹介しちゃうようじゃ相当割引くしかない。厩舎や掲載場所を優先したのが却って仇となったとしても、そりゃ仕方がないよねってお話し。

シャイニングソード 牡 栗東・中内田
諸所もろもろのレイアウトに至るまで細かいところばっかりだけど違っていれば、ひょっとしたら評価だっておかしくなかった。でもね、今年はそう言う慣例から外れちゃったってだけ。


ノーザンファーム
編集部が3頭ピックアップ。通常ならその馬はアンタッチャブルで良いはずなんですけどね。

ダノンエアズロック 牡 美浦・堀 ※GC木村拓人1巡目(牡馬1位)指名
確かに堀厩舎のダノックスは1/2で大成功。預託先としては文句ないが、問題は父モーリスって事。
唯一似たような血筋で成功例はジェラルディーナがあるけど、アレは母母父にDanzigがあってこそのもの。この馬は母父にDanzigと、成功例とちょっと(実はだいぶ)違う。
血統表見るだけでヨダレが止まらないぐらい魅力的な配合で、4.5億しちゃったのも理解できるが、POGで指名ってなるとさすがに食指が動かない。

ダノンモンブラン 牡 栗東・中内田
なんだなんだ、野田さんは山好きなのか?ダノンロッキーもダノンピレネーも居るぐらいだし。
それはさておき、ダノン+地球上にあって人間には動かせない程デカい物の名称は、あまり成績良くないぞ。かつては比較最上級の馬が居たけど、やっぱり・・・な成績でした。
この馬も吉田勝己氏が「緩い」って認めてるから、焦らず期間中デビューを目指してもらいましょう。

アトロルーベンス 牝 栗東・高野
何がどうしてこの名前?と思ったら、薔薇の種類なんですね。
期間内に1,500ポイント以上どころではなく2,500ポイント以上稼ぐには、高野友和厩舎の成功法則らしきものをもう一度洗い出す必要がある。
【高野友和厩舎の法則らしきもの】
①ディープインパクト系の種牡馬で、5代血統表にフレンチデピュティがある。
②キングカメハメハ系の種牡馬で、5代血統表にフレンチデピュティがある。
(そうで無い限りは以下の2つ以上を兼ね備えていると)
③5代血統表にフレンチデピュティとサンデーサイレンスがある
④5代血統表にトニービンやゼダーン(Grey Sovereign系)とキングカメハメハorディープインパクトがある。仮に5代に無くても7代までにGrey Sovereignが入っていればOK
⑤Northan Dancerの5*5以上のクロスがある
⑥Raise a Nativeの5*5以上のクロスがある
⑦5代血統表にMill LeafもしくはShirley HeightsなどNeverbend系が2箇所以上に掲載がある(少しでも濃い方が良い)

・・・で、今回は③~⑦に該当が無かったので、おそらく期間内2,500ポイント未満が予想されるってワケ。血統だけでCにしても良いと思うけど、別の厩舎だったらなお良かったのにね。


追分ファーム
今年は随分険しい表情をセレクトされてしまった吉田正志マネージャー。ジンクスを跳ね返せる活躍をされても怒らないけど、それならば何かしら予兆は出して欲しいかな。

クセノポン 牡 栗東・中内田
金子馬が中内田センセイのところに行くのもそんなに多くないし、成功例はヴェロックスのみ。唐突にソクラテスと交流のあった哲学者の名前を出して来るなんて、近藤英子氏じゃないんだからねぇ。

クォーツァイト 牝 美浦・斎藤誠 ※GC木村拓人9巡目(牝馬3位)指名
ダイワメジャー産駒なのに命名法則から外れちゃっている。ましてダイワメジャー産駒の成功例はガイヤーズヴェルトのみで、G1レーシングの実績もウラヌスチャームぐらいしか目立ったのが無い厩舎。



サンデーレーシング

ではここからは、主要クラブ馬の第一印象。
まずはサンデーレーシング(サンデーサラブレッドクラブ)。

最高価格が1億5000万円が1頭、2位が1億2000万円で1頭。3位が1億円で1頭。
22-23シーズンよりだいぶ強気になっているし、募集価格の高い馬を中心に記事を作成してきた。

グラビアはフォルラニーニ、ピラージライト、マーシャルポイント、レガーロデルシエロ、キングズブレス、ロールオブアーム。
次のページにガイアメンテ、サークルオブジョイ、シンバーシア、ギャンブルルーム、アールアンドビー、コンテネレッツア。
これらは16秒台のメニューが中心で、課題克服に目処が立ち切ってない面々と考えている。

アスコリピチェーノ 牝 美浦・黒岩
牝馬よりは牡馬の母だが、ついにダイワメジャーを付けてきた。しかも命名法則もしっかりクリアしており、ゲート試験合格済。この厩舎だけど騙されたつもりで指名してみようかな。
血統表にMr.Prospectorがないのは気になるけど「あればなお良し」だから、基準はクリア。

チェルヴィニア 牝 美浦・木村 ※GC木村拓人10巡目(ダークホース枠)指名
チェッキーノの2番子なので勿論人気もすると思うし、ハービンジャー産駒なのに早々にゲート試験合格済と順調。木村師も「兄と違うタイプ、距離も持つんじゃないか」とジャッジが早かった。
馬名はこれで良かったのか?だけは引っ掛かるけど、故障さえなければ重賞勝ち負けは当たり前に出来るセオリー通りの配合。
さすがに1位競合は無いだろうけど、ボヤボヤしていたら3巡目までには消えてそう。駆け引き次第だな。

バンビーノデオーロ 牡 美浦・鹿戸
藤沢和雄厩舎に居たハウメアの初仔は、まさかのオルフェーヴル産駒で「黄金の仔」。鹿戸師が「早目の時期から始動できそう、母譲りのスピードがありそう」なのは半信半疑なんだけど、短距離馬として評価している訳じゃないから、マイル以上でぶちかますならそれでOK。
もちろんロベルト系が抜群に上手くて、それ以外のノーザンファーム生産牡馬は『からっきしダメ』なのが鹿戸先生。でも、最近キングカメハメハの血を持っていれば、どうにかできるようになってきてるじゃないの。そこに賭けてみようか考え中、勿論人気しないから下位で十分。

ベゼルファセット 牡 美浦・宮田
あくまでもデビューは秋から年内、ひょっとしたら年明け以降になるかもしれないけどダイヤモンド*ダイヤモンドで、馬名もダイヤモンド関連。距離が伸びて良さが出ると言うのはノーザンファーム側の見解なので、番組が揃い始める時期までゆっくり体力強化で良いと思う。
サトノグランツ同様に、Danzigクロスが発生するなら年明け以降が非常に楽しみ。結果として宮田敬介調教師の新たな可能性を引き出せるなら言うこと無し。

サンディブロンド 牝 美浦・田中博康
Northan Dancer系クロスの若き使い手でもあり、他の血も濃いけど任せてみたらどんな風になるんだろうかと言う期待が大きい。むしろよくぞ預けてくれた!って思える預託先だと思う。
中山とか福島とか新潟とかで、気が付いていたら1勝クラス卒業していました的な活躍はもちろん、もう少し野心出して重賞でも大暴れ・・・となっても全く驚けない存在。デビューは早くても秋かな。

ソニックライン 牡 美浦・木村
意外と知られていないけど、ノーザンファーム生産の母父シンボリクリスエスの実績は青葉賞でジワジワ積みあがっている。先日の青葉賞を勝ったスキルヴィングもそう。
父がリアルインパクトなのはご愛敬だけど、昨年DMMの馬を手掛けて多少なりとも回避方法が分かっているとしたら、評価はどころじゃなくてだろうよ。
まして母母のルミナスポイントと同じ青鹿毛なんだし、父が強く出ている訳じゃないって事はちょっと調べると分かるでしょ?この父で人気はしないだろうから中盤辺りで獲れるだろうけど、こう言う駒で攻めてみたいね。

クロノネクサス 牝 栗東・斉藤崇
クロノジェネシスの半妹で、あとはレイデオロでどうなのかってところだけ。母と同じ芦毛に産まれてくれたし、移動時期が早期では無いことを織り込み済みにしてくれるなら指名はアリ。オークスが間に合うかどうかでも、この厩舎&Mr.Prospectorクロス持ちだもの。
コメントなんて丸ごとPOGに一切無かったし、かつて指名した半兄みたいに頓挫ばかり続かれたらさすがにお手上げ。でも、まさか未勝利クラスで終わるような器じゃないでしょ?

ヴィクトリアドール 牝 栗東・奥村豊
奥村豊厩舎はまだサンデーレーシングでずば抜けた成績を残せていないけど、今後の布石として経過観察はしておきたい。スワーヴィリチャードが良い方に出たのか?は分からんけど、身体が1歳秋の時点で500kg以上(^^;)こりゃ、十中八九ダートだな。



キャロットクラブ

掲載順はサンデーR⇒シルク⇒キャロットだったけど、何を勘違いしているんだか。
1番目がサンデーRになるんだったら、せめて2番目は社台RHかキャロットやろ。
ただ、最高価格8,000万円止まりだった22-23シーズンは、募集価格2,800万円のタスティエーラこそ孤軍奮闘しているけど(オークスやダービー前の時点では)全然良いところが無かったからね。
こう言う扱いされて奮起せなぁ、アカンですよ。

今シーズンは最高価格1億2,000万円が1頭、1億円が1頭。3位が8,000万円。
第一印象としてこの3頭に関しては少し下駄を履いているかな?とは思うよ。
7,000万以下の募集価格で、お値打ちのファンドがPOGで活躍してくれる流れを持ってきてほしいもんです。

グラビア掲載はジオセントリック、アルシミスト、シトラール、グレッソネイ、シュヴァルトリリエ、
コルレオニス。
次のページがアーマルコライト、オーデンヴァルト、アルセナール、ジークルーエ、スパルティート、
リルト。

シトラール 牡 美浦・萩原
POG期間後に活躍した例はあるけど、基本的にキャロット*萩原センセイは期間内未勝利卒業が良いところ。1勝クラスで壁に打ち返されてばかりだし、母ジンジャーパンチ18歳時と懸念材料は多め。募集価格がキッチリ5,000万円だったのもポジティブ要素とは取れない。

グレッソネイ 牡 栗東・高野
早期入厩とゲート試験合格済であること自体は見事なんだけど、スクリーンヒーロー産駒でもモーリス産駒でもPOG期間にガシガシ稼いでいる厩舎じゃないからなぁ。それに前脚が成長途中で止まっちゃっているから、やや前のめりなグラビア写真。しかもしばらく栗東に滞在させられて、調教パートナーさせられているのもあまり感心しないかな。

アーマルコライト 牡 栗東・寺島
牡馬でこその母ムーングロウで、ジャスタウェイが父となれば主戦場は短距離では無いでしょう。ただ、成長力のものを言わせる父の産駒だし、POGでまだ結果を残せていないに等しい寺島厩舎。
得意の短距離馬以外で成功するとしたら2000m前後で末脚炸裂となるが、新たな金脈となるか?

ジークルーネ 牝 美浦・栗田
グラビア掲載馬では一番マトモな部類。半兄のスキルヴィングが父:キタサンブラックでかなり良い結果を出してくれたわけだし、続いてくれる可能性に賭けたい。
キズナ*母父シンボリクリスエスで青鹿毛だと、2/2で期間後GI馬なんだよね。もちろん期間中から大活躍が良いけど、前例にあやかっても良いぞ。

ここからはグラビア掲載していない馬たち。

ヘデントール 牡 美浦・木村
マイルよりは1800m以上が向いて良そうだと木村哲也調教師も示唆。既に本州へ移動済なのも悪くないけど、まだまだ頼りない走りっぷりの模様。バクチ要素満載だが、追い較べになって闘志に火が点けば案外面白いのかも。

エルサビオ 牡 栗東・中内田
確信はないけど物凄く大きな当たりか、豪快な三振かのどちらか。Nurayevのクロスを持っていて期間中1,500ポイント以上の成功例が無い中内田厩舎だが、何故かRobertの血を持っている馬とは相性が良かったりする。
さて、盾と矛をぶつけ合った結果はどうなるだろうか。

レドンホール 牝 栗東・斉藤崇
リアルスティール産駒の中でもノーザンファーム取材時は一番手評価。吉田勝己氏が「中距離タイプ」と言うぐらいだからマイルだとスピードが少し不足するかも。それでも秋デビュー予定で調整は順調。

バレルターン 牡 栗東・茶木
父の良いところを引き出しつつある母:ピエリーナ。リオンディーズ産駒なのに突如芦毛に出たのは不可解でプラスとは思えないんだけど、茶木調教師が育成牧場へ足繫く通っているようだ。
どうにかしてモノにしたいと考えるのか、どうにもならないから何かヒントを得ようとしているのかは時機に分かるでしょうね。Dに近いC評価だったけど、一旦後者と考えてD評価に落としておきます。
※2023.05.10 評価修正 C→D



シルク・ホースクラブ

最高価格は22-23シーズンの1億円から7,000万円に減額。単に父がエピファネイアだから、ロードカナロアだからと言う理由でポーンと価格を釣り上げていないのは良いんだけど、シルクなんだからそんなにブレちゃいけないよ。

今年に関しては「キャロットと良い勝負どころか、競り勝てるかもしれない」と言うラインナップ。あとは運の要素も多分にあるけど、ファンド全体としては相当健闘している部類に入るんじゃないだろうか。でもキャロットや社台RHを差し置いて2番手掲載は、ちょいとやりすぎだと思う。

既に紹介しているサフィラ、チェレスタ以外だと食指が伸びそうなのはこのあたり。

シアブリス 牝 美浦・黒岩
シルクで黒岩厩舎ってのも食指は伸びにくいし、母がダートでほとんど目が出なかったので芝向きの能力は未知数ってのは事実。でも、20-21シーズンにリフレイムをどうにかこうにか走らせた実績のように、そこそこどころではなくB以上の結果を出す可能性もある。

キャンディレイ 牝 美浦・武市
22-23シーズンに盆と正月が一緒に来たような大騒ぎをしてしまった武市厩舎だし、反動は確かに
怖いところ。ただ、もう少し今までの鬱憤晴らしをしてくれるとしたら、その候補はこの馬も含まれるだろう。デビューは秋以降になりそうだが、芝の中距離向きと言うのも隙間泥棒的なこの厩舎なら決して悪くない。

ミアネーロ 牝 美浦・林徹
空胎明けの影響もあってドゥラメンテの牝馬にしては大柄すぎる部類なのがネック。この母も期間内に勝ち上がってはくれるんだけど、その後がサッパリなのでPOG指名候補として良いんだろうか。

クイーンズクラウン 牝 美浦・宮田
女王になるほどの姉の実績が無いのにこの名付けになってしまったのはマイナス。Mr.Prospector系でナンボの母にディープインパクト*Storm Catの種牡馬なのもあまり気は乗らない。

エピックストーリー 牝 美浦・金成
母に似て500kg以上の雄大な馬体だし早くて年内デビューなんだが、運動神経はちゃんとあるみたい。POG期間後の方が結果を出しやすい厩舎だし、ファンドとしては面白そうだけど指名は後回しかな。

アフィリオン 牡 美浦・古賀慎
過度な期待は出来ないけど夏から秋デビューで調整は順調。サトノダイヤモンドのスタミナを前面に活かすような配合なので距離が伸びて良さそうでPOG期間後の方が楽しみなのは気になる所だけど、母も優秀なファンドだったしお値打ち感はある。
期間内に母を超える活躍が出来れば、それはそれは相当な孝行息子よ。

フェンダー 牡 栗東・斉藤崇 ※GC栗山求4巡目(牡馬3位)指名
3月にゲート試験合格済と順調だし、母や父よりも仕上がりが早いのも突然変異的な存在。名前も保護するって意味じゃなく、どこからともなく「人名」と謎ばかりが増えるがPOGとしてはプラス要素が多い。
しかも斉藤崇史厩舎だから、条件戦でもOPでも獲れるところを獲りに行ってくれる可能性が高い。
伸びしろが少なく単に早熟なだけである可能性もあるけど、ノーザンファームがモーリス産駒の育成ノウハウを最大限生かして、既に走る体制にあるのは素直に評価。



社台サラブレットクラブ

最高募集価格が1億円1頭→1億2,000万円が2頭に増えている。社台ファームの改良効果もあってクラブの成績が持ち直したが、個人的な好みが少ないのに加えて丸ごとPOGの紙面を読み取ると「今年はそろそろお休みモード」と考えている。
重賞を勝つ馬なら1頭ぐらい出ても良いと思うけど、GIで勝ち負けするような馬は居るだろうか・・・。
既に取り上げられているベトルス、フォティーゾ、シャイニングソード、グランスカーレット以外に、スポットを当てるけれど・・・どうにも活躍しそうな募集価格帯に食指が動くような存在が居ないのが悩むところだねぇ。

グラウンドビート 牡 美浦・田村
牡馬の狙いどころが入って活躍するようなイメージの厩舎じゃないからなぁ。母もダート色が相当強いし、主戦場が芝では無いのかも。

ナイトアウェイ 牡 美浦・手塚
無敗の皐月賞馬が出たのは別にして、社台RHの預託でガシガシ稼いでいる厩舎じゃないのが気になる。

ミラビリスマジック 牝 美浦・国枝
国枝厩舎のキズナ産駒、しかも牝馬となれば人気しても不思議じゃないんだけど、そもそも社台RHの預託が始まったのもここ2~3年。

ミラキュラスドラマ 牡 栗東・杉山晴
走るのが奇跡なのか、勝つのが奇跡なのか。ミラキュラスって無理やりつけたのも琴線に響かない。

オルトパラディウム 牡 栗東・安田翔
父とも母とも連想しない命名だし、POG期間内の1勝クラス以上がまだ結果として出にくいこの厩舎ではねぇ。

ドレッシーナイト 牡 美浦・林徹
期間内にどれだけやれるかで言うとせいぜいCランクなんだけど、半兄にロベルト系がつくと2/2で期間内勝ち上がりと頼もしい存在。母16歳時の産駒と言うのが少し引っ掛かるけど、相手に恵まれて兄以上にやれるとしたら・・・とは考えたくなる。



その他のクラブ

とりあえず掲載順にサラッと解説していきます。
(のちほど追記します)


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G1サラブレットクラブ
代表の写真が良い時のパターンから外れてしまっているのもあるし、最高募集価格が6,000万円⇒7,000万円になってここ数年やっていた「薄利多売」の限界が来たように思える。
取れるところを余さずに取ることで損益分岐点をクリアするのは悪くないけど、その姿勢が露骨なのはどうなんだろうか。
今シーズンが個人的な好みから離れてしまっているだけで、そろそろこの良くない流れは断ち切られると思っている。

パルファンドリス 牡 美浦・黒岩
名付けにいまいちインパクトが薄くなり、使えるネタが切れてしまっているような印象。そもそもエピファネイア産駒なのに、募集価格が3,600万円とは破格すぎて疑いの目。

ロイヤルストーリー 牡 栗東・中内田
兄がロードカナロアやキングカメハメハで期間内未勝利は堅実に抜け出せているが、それでいて5,000万円と強気の値付け。桜花賞馬のレジネッタもそろそろ高齢に差し掛かりつつあるので、利益が取れるうちに取りに行ったのではないか。


ラフィアンターフマンクラブ
最高募集価格4,500万円は据え置きだけど、1個勝った程度の母馬と重賞を勝った母馬の産駒が、同列の価格になるのはいかがなものか。
22-23シーズンは牝馬で重賞を勝ってしまっているし、すでに紹介済のマイネルバーテクス、マイネルフランツ、レディマキシマ意外に食指が動く存在が居ない感じ。
でも、まだいつかウイン同様に牝馬は期間内重賞勝ちがでてくるんじゃないだろうか。


ウインレーシングクラブ
ウインマリリンが引退するまでに、いきなり牝馬GIでも通用するような馬が出て来るのか?については望み薄なんじゃないかと。最高募集価格が3,000万円⇒一気に4,200になったのも、戦力の見通しが厳しいからこその結果では?と思ってしまう。
ただ、今年や来年が低調であってもそろそろこのクラブから、新しいスター候補が出てきてもおかしくない時期には来ている。

ウインリベラーレ 牡 栗東・宮
エピファネイア産駒だから少しぐらい下駄を履かせても良いだろうって魂胆が見え隠れ。母がマイルや2000mの高速馬場で歯が立ってなかったから、雨でも降って・・・みたいな条件付きじゃないと評価出来ない。

ウインカルディア 牝 美浦・鹿戸
唯一面白そうな存在は、ロベルト系で鹿戸厩舎に入る予定のこの馬。でも、育成が順調では無いし食べたものが身になってもすぐに絞れてしまったりと、なかなかモノになりそうな雰囲気が無い。


ノルマンディーオーナーズクラブ
地方含めて48頭もラインナップ。最高募集価格は2,880万円→3520万円と、稼げるうちに稼いでしまおうって魂胆が見え隠れする。
未だにデアリングタクトで募集広告出すのは仕方無いとは言え、POG期間は不発であっても引退までにペイを目指すファンド中心で、現実路線に早く戻したのは間違ってないと思う。


ロードサラブレッドオーナーズ
最高募集価格が昨シーズンの5,800万円→ダノックスのお下がりで1億2500万円とは、トホホだね。
胸を張って正々堂々・前途洋々ってわけじゃあ無いだろうし、手駒が乏しい中でどうやって利益を上げるかって言う苦しい運営事情も垣間見える。
クラブ全体では創設以来の年間最多勝利数を更新するなど勢いも感じさせるが、22-23シーズンPOG期間内は1勝クラス卒業が3頭止まり。
そろそろ期間内重賞の勝ち負けが出来る存在が出てきてもおかしくない頃。最高募集価格のロードオールライトで当面の利益は確保したと考えて、23-24シーズンPOG期間内の期待は半値八掛け二割引で良いだろう。


ユニオンオーナーズクラブ
5年に1回クラシックで2,500ポイントの当たりもしくは、G1馬輩出なら悪くないペース。
22-23シーズンでスピードオブライトが活躍しちゃったから、今年はさすがにお休みモードかもね。
最高募集価格が4,500万円→3,200万円とだいぶ萎んでるし、超薄利体制を減らして万遍無く利益を出せるファンドを用意したのかな?と言う印象。
サンビスタの仔に値段を吹っ掛けて募集とかして無いだけ、運営方針はマシになった。

モカラルビー 牝 栗東・四位
サトノダイヤモンド*重賞勝ち馬が成功例だとすると、仮に今年の最高募集価格でもどうにかなるかも。身体が小さいのが嫌われているけど、母も2歳夏のデビュー時は400kgを切っていたし、決して悲観することもなかろうかと。
母も元GIジョッキーの厩舎だったし、スタミナ較べになって重賞を勝った四位厩舎ならスタミナタイプのサトノダイヤモンドは(母が芝ではなくダート重賞勝ちだったけど)マッチしててもまったく不思議ではない。


広尾サラブレッド倶楽部
いくら仕入れ値が張ったからと言ってもだ、広尾の募集価格が9,000万円なんてね。驚いて椅子から落ちちゃったもの。そりゃ大きめの地震も起きますって。
もちろんここ最近のパンサラッサにバスラットレオンなど、海外での活躍は本当にお見事。・・・なんだけど、POGとしては今シーズンを含めてもう何シーズンかは様子見で良いかと思う。(と、注目し無くなった途端に、重賞勝ちがポンポンと出そうな相性の悪さwww)
昨年も今年もコメントは一切なし、代表の写真も無くなったので結局矢作センセイの隠し玉って事になりそう。隠しっぱなしの可能性もあるけどね。

ピークブルーム 牝 美浦・蛯名正
人気しやすいエピファネイア*母父キングカメハメハだけど、大事なことが抜けている。母のスピード能力は如何ほどよ?500万も勝てなかった上に、タイムも胸張れなかったじゃないの。
それ無視して7,800万円って、出資者には申し訳ないけど随分乱暴な価格設定だと思う。そんな値付けしているようじゃPOG期間に関係なく、少しの期間下火になったとしても文句は言わせないよ。


ターファイトクラブ
かつての指名馬・ファンディーノの仔が今年も最高募集価格5,000万円。昨年は4,000万でも食指が動かなかったのに、ロードカナロア産駒だからと言って値段が強気すぎるかな。
3,500万円募集馬が2頭居た昨年から、3,000万円1頭に絞ってきた。それが既に取り上げているディスペランツァなんだけど、牧場の観点で観ればCで良い。
でも、名付けとこのクラブであるとDに近い評価になってくる。いずれにしても少しだけ情報を待ってみたい。


YGGオーナーズクラブ
昨年は掲載12頭で中央が6頭の布陣。最高募集価格2,970万円の馬が勝利を挙げている訳では無いのに最高賞金獲得額となって他を圧倒。こんなこと、そう滅多に起きるもんじゃないよ。
今年は掲載19頭で、12頭が中央。薄利多売路線なのか最高募集価格も2,310万円とだいぶ控えめになった。
でも、POG期間内のハナシなら特に触れなくて良いでしょう。取材コメントなんてひと言も掲載されて無いんだし。ラインナップはもとより、未だにドライスタウトで広告打っているんだからね。
新規入会会員に5周年記念の5,555ポイントをプレゼントしてる場合じゃないよ。期間内5,555ポイント以上の競走馬を輩出する方が先だっての。


グリーンファーム愛馬会
最高募集価格は4,000万円。昨年がハーツコンチェルトで4,800万円だったから、全体的にトーンダウンは否めない。

最高価格のソウルアンドジャズは、ハーツコンチェルトの半兄。
なんで(ナスノ)シベリウスから「ソウル」とか「ジャズ」になっちゃうんだ。出資者には罪は無いんだろうけど選んだクラブの意図は理解不能。重賞で好走するようなら諦めましょう。

もう一頭がアンデスビエント。
風にまつわる名前は良いんだけど、ビエントを付けるのであれば「アンデス」は本当に要る部分だったのか?となると、馬名からして「勝手に成功のレールから外れに行っている」となっても仕方ないんじゃないかな。
これも出資者には罪は無いんだろうけど、選んだクラブの意図は理解不能。

リプレット 牝 栗東・飯田祐史
まだ半分以上残っていると言うのに・・・まさかの函館入厩予定となり、5/18に募集締め切り予定。これはひょっとして母のサザナミ同様に400Kgそこらの競走馬だけど、期間内に未勝利卒業に留まらず、1勝クラスでも好勝負、と言う可能性も出てきた。


優駿ホースクラブ愛馬会
昨年の最高募集価格が2,400万⇒2,000万とトーンダウン。
でも、今年はどうも育成段階から熱気を帯びつつあるようだ。

グランレーヴシチー 牡 美浦・栗田徹
シュヴァルグランに母父クロフネはそれほど食指が動かないが、母がホワイトヴェールと言う事は下河辺牧場生産&育成も下河辺牧場。しかもメンタル面の脆さを抱えつつも5月11日に入厩と順調さも兼ね備えている。
これでなんで優駿?とは思うけど、さすがにクラブの成績がこのままではイカンと思って、なんとか本気で策を練っていたと考えれば、決して茶化せないかな。環境の変化に対応出来ればC以上に引き上げることも一考。

フィオラフィア 牝 栗東・西園正都
武田ステーブルでスルーしているんだけど、1200~1400mあたりで活躍できそうな血統背景で最高募集価格。移動時期が未定だけど「夏を越したあたりの成長が楽しみ」と育成牧場の武田代表に言われているように、デビューは年内か年明けでも良いなら考えてみる価値はありそう。


ローレルクラブ
最高募集価格は3,000万円とお値打ちなのは昨年と同様。
不可抗力もあったと思うが、一番募集価格の安い馬だけが未勝利を勝ち上がっていた。新冠の生産者も頑張っているんだろうけど、夢を見せるだけじゃなくて夢を現実にする事に全精力を捧げて欲しい。
YouTubeの配信や情報開示に関しては物凄く頑張っているだけに、あとは結果が欲しい。

アウトセイル 牝 美浦・辻
さすがに1勝クラスで馬券圏内が関の山かもしれないけど、今年の募集馬の歩様を見る限り一番マトモなのはこの馬。5/10の時点でまだ満口でないのが不思議なぐらいだけど、歩様は同じ齢の募集馬よりも可動域が大きめで滑らかだし、高さのある尻っ跳ねを簡単にするぐらい身体能力は高い。
まるでスピードを上げるのを楽しんで居るかのような走りを観ていると、母父ゼンノロブロイでも孝行娘になってくれる可能性は十分あり。




インゼルサラブレッドクラブ
最高募集価格が1億2,500万円と、ロードと並んでサンデーレーシングの次に高いクラブ。
昨年は4月上旬時点で9/19となかなかの勝ち上がりに加えて「二次情報のはずが一時情報のように言い切った」クリダームが少しは貢献してくれたけど、今年は全部二次情報。
「~と報告を受けてます」なら、取材に応えなくても編集部がテケトーに文章こさえれば良いんじゃないの?
もう少し会員以外に対しても「情熱込めてクラブ運営してます」って姿勢は出した方が良い。

ローリーグローリ 牝 美浦・蛯名正
Storm CatにMr.Prospectorと、日本競馬に適用するためによくこのJustify産駒を連れてきたものだなぁと感心したけど、引退後の繁殖(リオンディーズとかエピファネイア)が楽しみであってPOG期間内にどうなるかで言えば期待薄で良いと思う。
まして丸ごとPOGではコメントがどこにもない。1億超の最高募集価格なのに、マジか。


(了)


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【更新履歴】
2023.05.07 サンデーレーシングまで記載して初版公開。
2023.05.09 キャロットクラブを追記。
2023.05.10 先に入力できるインゼル、ローレル、優駿、グリーンを追記。キャロットのバレルターンを評価変更。
2023.05.11 先に入力できるYGG、ターファイト、広尾を追記。ローレルのアウトセイルに動画リンクを追加。
2023.05.14 ユニオン、ロード、ノルマンディー、ウイン、ラフィアン、社台RH、G1レーシング、シルクを追記。一旦完了。
2023.05.23 グリーンチャンネル(GC)ドラフトの結果を追記
以降は情報が出次第、S~D評価を追記・書換の予定。


【この企画】
POG戦略 指名候補馬 2023-2024暫定版(1)
POG戦略 指名候補馬 2023-2024暫定版(2)
POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(3)


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少しでも参考になった場合は、コメントが無くても良いので
拍手ボタンを押してくれると、やる気が出ます。嬉しいです。

みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

2022-23シーズンは延べ6000人以上のPOGプレイヤーの皆様に、ご高覧ご愛用
更には「あいつが評価してた馬は止めとこう」と逆神扱いしていただき、
誠にありがとうございました。

23-24シーズンは5月の前半だけで、延べ6,000人オーバー。
個人の考えしか書いていないのに、何だか申し訳ないような。
でも、読者一人一人の「少しでも納得がいく指名馬選定」に役立っているなら何よりです。

私の成績は重賞こそ取れましたが、リバティアイランド・ソールオリエンス、
さらにはオオバンブルマイと1億円以上稼いだ馬3頭に触れておきながら
D評価で華麗にスルーしたこのコーナー。

今年も「目が節穴」な筆者がPOGに特化した総評を、少しだけ行います。
【評価は>Dの5段階。C評価以上で指名検討】

期間中に期待できる賞金額を評価の目安としては
6500万円以上
4500万円以上
2500万円以上
1500万円以上
D賞金はさほど稼げない、もしくは敢えて戦略から外す

懲りずに今回も週刊Gallop臨時増刊
丸ごとPOG2023-2024を参照しております。

私は私の感性で判断する。毎年変わらずそのスタンス。
それを皆さんが、皆さんの感性で判断すれば、
きっと例年以上に納得いくPOG指名リストが出来るでしょうよ。

牧場やクラブが手放しで褒めるには、どこかに理由があるんだって。
気付いた人から、競馬がもっともっと楽しめる。ただそれだけです。


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※2023年6月スタート、2024年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



牧場別の気になる馬

2023-2024シーズンの暫定版、掲載方針を少しだけ。

あまり時間も無いので、まずはサクサクと各牧場グラビアで気になる馬だけ、コメントします。
今年はグラビアに載せるとかコメントする方針が、少々変わったように思います。

Gallop(フジサンケイグループ)が注目してムーブメントを作りたがっている馬は、眉唾物と考えた方が良いんじゃないだろうかと思ってますが、「誰がどう見たって人気する」って馬もいる感じ。

馬に関係する人(調教師)の動向はすべて把握できませんが、過去の例で遡っても2シーズン連続でPOG期間内にGI馬を輩出するほど大活躍した調教師は、そうそういません。

今年も時間の許す限り、牧場別・オーナー別、穴っぽいところ、調教師別と分けて
順次記事を作っていく予定です。
途中で止まっちゃったらごめんなさい。


社台ファーム

昨年のこのコーナーではソールオリエンスをスルー。
そして迷った挙句に20位以内の指名とならなかったモズメイメイは
見事に7000ポイント以上を掻っ攫って行きました。

なんとまぁ、我ながら呆れるほど見事な逆神ぶり

今年も多分相性は良くないと思いますが、ここまでの20シーズン少々を振り返ると
社台ファームで当たりと言う当たりは
イスラボニータと、カレンブーケドールと、ステラリア
せめてこんなもの。
だから参考になるとしたら、次回以降で取り上げるであろう社台レースホースの欄にも載らなかった馬たちが数パーセントはプラスになるんじゃないの?知らんけど。

まずはトップ3で掲載されていた馬たちについて。

ティールサファイア 牝 栗東・杉山晴
そりゃ、牧場は推すでしょうよ。でも上の兄姉がサッパリで、母父ヴィクトワールピサってなかなか期間内に殻を破れない感じで、これまでの成功例と言えるものはいずれも、サンデーサイレンスもしくはMr. Prospectorが15%以上の濃いクロス。
杉山晴紀先生もデアリングタクトのあとが本来の姿だとすれば、過剰に期待をすべきとは思えない。なんと言っても、サファイア以外だって宝石あるのにね。

ベトルス 牡 栗東・友道 ※GC井内俊彰2巡目(牡馬2位)指名
グラビアの最初3頭は手出し無用とは思うけど、「少しで良いから稼いでくれれば良い」のスタンスならアリ。もちろん、友道厩舎*ハーツクライは「母がサンデーサイレンスもしくはHaloクロス持ち」が理想で、Northan Dancerクロスはその次で、最後にMr.Prospectorクロス持ちと期待度はC止まり。
ハーツクライ特有の緩さがありながら社台RHの募集最高価格タイ。しかも友道先生から「シュヴァルグランに似ている」と及第点以上の言葉は出た。
普通はスルーだが、成長がほぼ確約されるコレは珍しく「高くて当たり」の可能性を残している。もちろん盛大に騙されて「笑い事ではない可能性」もある。

スターリングアップ 牝 栗東・松永幹 ※GCMCチーム7巡目(牝馬2位)指名
腐っても鯛ならぬ「腐ってもStacelita牝系」なので、本来ならそれだけでC以上の評価。ところが預かる先が優秀技術賞を受賞したこともある松永幹夫厩舎で、しかも新種牡馬。
さらには「マイルではなく距離はあった方が良い」とくれば『初仔=次年度以降の育成データ取り』と考えられなくもない。夢を掛けるのにベトルスよりもハイリスクハイリターンってだけ。写真とコメント、掲載位置が活躍馬を殆ど出さない場所って事も加味して判断してくださいね。
って、MCチームが指名しちゃったよ。もう覚悟決めて、潔すぎるなぁ。

・・・と、ここまでは毎度取材対応してくれる青田力也氏ならではの順番だと思うので、そのあとが本題と観ています。例年通りならそれでいいはず。

シャイニングソード 牡 栗東・中内田 ※GCMCチーム4巡目(牡馬3位)指名
普通に考えれば「腐ってもStacelita」なんだけど、何故かヨーロッパ由来ではない名前のFrankel牡馬。しかも全姉が散々で、空胎明けは奮わないStacelitaってのも気掛かり。
加えて中内田センセイがリバティアイランドで、GIを大いに搔きまわしてしまった。2年連続でGI級を出せるのかと問われると、さすがに中内田センセイだってジンクスを乗り越えるのは大変でしょ?と言うのが結論。
情報次第ではC以上に上げられるけど、一歩引いて考えると不安材料があるのは確か。

フォティーゾ 牡 美浦・宮田 ※GC栗山求2巡目(牡馬1位)指名
大きく扱われている部類で一番マトモなのが、ソールオリエンスの半弟。父がキズナに変わった分、スピードが少し足りないかな?と言う印象はぬぐえないけど、その分は隙間泥棒っぷりが上手い宮田厩舎でカバーしてみたい。
さすがに半兄と比べたら酷だろうけど、期間内の相手が軽い重賞なら見せ場ぐらいは作ってくれるんじゃないだろうか。まさか1位で消えるような器じゃないはずだけど、20頭ルールなら5巡目ぐらいには消えていそうな位置にいる。

ルージュルリアン 牝 栗東・藤原英
血統は問題ないし、藤原英昭センセイも「シャフリヤールお休み」明けで狙い頃。とは言え東サラはまだしも、キズナの牝馬で実績がある訳厩舎じゃないから過剰な期待は出来ないかな。
スピードに関するコメントが無いので、マイルで重賞を戦うタイプじゃなさそう。それ込みで1800m以上でコツコツ稼ぎに行くと割り切れるなら指名はアリ。先生がマイル使ってきたら終了ってだけ。

カルデア 牡 栗東・友道
ブリックスアンドモルタル産駒の欠点が少ないバージョンで、募集価格も6,000万円と決して高すぎないが、強調材料を前面に押し出して書けないのがネック。
インゼルレーシングだから未勝利卒業ぐらいはクリアしてくれそうだけど、もう少し上を目指していけそうな青写真が紙面から伺えないのが残念。

グランスカーレット 牡 栗東・大久保龍
ダイワとついても、スカーレットと付いても全く良いところが無いダイワスカーレットの子供。これで8,000万円キッカリは、どこをどうやっても手が出ない。
値付けと出資はクラブ&会員の自由だが、せめて出せてもこの6割だろうよ。デカい活躍をされたら素直に諦められるレベル。

ドリーミーデイ 牝 美浦・久保田
そりゃデインドリームの仔に出資できるなんて、幸せ者だと思うよ。久保田厩舎がマイナスじゃないが、この父はプールヴィルの活躍を観てもそうだけど日本の高速馬場に向く血が入ってないと無理。
20頭ルールで不良の泥んこ馬場対応枠が他に居なくて検討するって~のなら、もう少し評価を上げるかどうか。

グラビアページは以降、例年通りの見どころ少ない構成。むしろこれはこれで良し。
そのあとの照哉&哲哉インタビューでは、ティールサファイアとシャイニングソードの他に1頭を激押し

テラメリタ 牡 栗東・須貝
新種牡馬なんだし、生産者のリップサービスは半値八掛け二割引きで聞いておけばいいでしょう。配合自体は全く持ってセオリー通りなので、値段はこんなもんでしょう。
厩舎もマイナスではないが、決め手に勝るようなコメントも無いので元々の能力が高いとは思えず。

あとは数字コメントが無かったし、ピックアップするならせめてこの馬ぐらい。

バニーホップ 牝 栗東・辻野
母の競争実績&父の仕上がり早を併せて候補になってくるかもしれないけど、疲れやすいのが玉に傷。そうじゃなきゃこの厩舎に入る理由も無いか。

ナックアテナ 牝 美浦・杉浦
もう少し具体的な情報は欲しかったけど、母のスピードに父の伸びやかな距離適性で一変の余地はある。短距離戦線で活躍したナックビーナス唯一の産駒だが、成長途上ながら中身の質はまずまず。

気になる馬が後で見つかったら追記します。


ノーザンファーム早来

グラビアのトップ扱い27頭ですが、一昨年と昨年あれだけボロボロだったので巻き返しがあっても不思議では無いです。
ひょっとしたらトップ扱いではないところから、不意にポーンと活躍馬が出てくる方が現実的かもしれませんね。

(牡馬・木村浩崇厩舎)
昨年はサトノグランツ、ダノンジュリアス、レッドマグナス、セッションを取り上げてセッションだけが2800ポイント。※5/6にサトノグランツ京都新聞杯勝ち
ロジルーラー 牡 美浦・稲垣
母21歳時の産駒と言う時点で推して測るべし。全姉も未勝利勝ち上がっているけど、実質未勝利1つ勝つだけと仮定すると、セレクトセール6,000万円超とは恐れ入りますよ。

サトノファントム 牡 栗東・友道
距離はある程度必要な馬だし、顔も長くてCに上げられる余地が減少。この父馬にコテコテのアイルランド専用配合なのは、日本仕様としてマッチしてるとは言い難く、私の好みには合わない。

カズゴルティス 牡 栗東・杉山晴
スピードが絶対的に足りない母に、2000mの展開ドハマりが欲しかった父。オーナーに恨みは無いけど牝馬で函館2歳Sしか実績ないし、まだ15-15-15のトレーニング段階なのに疲れが出たのも気掛かり。

リンドバーグ 牡 栗東・寺島
音無厩舎かと思いきや、まさかの寺島厩舎。もし仮に兄弟並みに条件が揃えば音無厩舎で・・・とは思ったけど、4月生まれじゃそもそもPOGでは用が無いのよ。

ヴァンセゾニエ 牡 美浦・武藤
母父キンサシャノキセキって言う時点で相当割引く必要があるし、ましてPOG実績が強調出来ない厩舎。この血統で距離がこなせず、身体の小さいスプリンターってことなら検討の余地は薄くなる。

(牡馬・山内大輔厩舎)
昨年はダノンタッチダウン、シュバルツガイストを取り上げ「好みじゃない」ダノンタッチダウンが5000ポイント。
コルレオニス 牡 栗東・友道 ※GC須田鷹雄2巡目(牡馬2位)指名
半姉のハープスター以降が伸びておらず、超高齢出産のリスクもはある。友道厩舎にとっては母名がプラスにならないので、もう少し評価しようと思ったけどやっぱりやめた。

カズアブディーン 牡 栗東・杉山晴
紙面上で能力は評価されているがオルフェーヴル産駒で1億以上の落札価格。それなのに結局杉山晴紀厩舎ってところが、オーナーにとっては弁慶の泣き所。早期デビューする牝馬でこそのオーナーなのに牡馬に期待出来るか?ってのも気掛かり。

ビダーヤ 牡 栗東・矢作 ※GCMCチーム5巡目(牡馬4位)指名
クラブがDMMなので、やはり牡馬よりは牝馬が理想。強敵の居ないOPあたりを狙い撃ちしそうだが、着実に仕留められる根拠があるならC以上でも良いかな・・・って、値段が高額過ぎて無理。

ミッキースターダム 牡 栗東・音無
厩舎独自の好走パターンまであと少し。今は450kg前後だが、もう少し身体がフックラして460kgを超えてくれればB評価しても良い。勿論、好走条件に合致してもダメな時はダメなんだけどね。

ラファミリア 牡 栗東・矢作
皮膚が薄く見える分、緩さと硬さも混在し筋肉の張りも中途半端。藤田晋オーナーがセレクトセールで1億6500万円で購入しているのもプラスに働かないかも。走られたら諦めるつもりで。 

(牡馬・桑田裕規厩舎)
昨年はヤングローゼス、リプレゼントを取り上げて両方ともD評価。
フォーエバーヤング 牡 栗東・矢作
半姉はデビュー時に衝撃的な内容だったモンファボリ。この子もスプリンターとして・・・と思いきやスピードが足りずモッサリとしていて皮膚もだいぶ厚ぼったい。POGで追いかけるほどの魅力は薄い。

シャンパンポップ 牡 栗東・武幸四郎
たまにはある誤植だがシャンパン「ホップ」と思いきや実際はポップ。体質の弱さはネックだが早期デビューを睨んだ動向で、体幹が強く跳びが大きいのがウリ。POGとして好みでは無いがバケモノと師がリップサービスしていて、ファンドとしては面白そう。

ダノンウィルヘルム 牡 栗東・池江
そこそこ値も張ったセレクトセール馬だし、池江厩舎なら割引で考えて良いはず。もちろん身が入ったらとんでもない馬なのは事実なんだけど、それがPOG期間内で間に合うならこの厩舎に入らないだろうし。

フランクエフェクト 牡 美浦・木村哲
Northan Dancer系の種牡馬を使いこなせる厩舎にFrankel牡馬が入厩。体質が弱かった牝馬でさえ期間内に勝たせておりグラビア特集馬の中では先生がアレでも相当マトモ。情報次第ではA以上も十分。

サトノギフテッド 牡 栗東・池江
オーナーの好みだからと言って所有馬の仔を落札。そこまではまだしも預託先がここでは「緩さのせいで全体的なバランスが前めになりがち」なんてコメントにもなるわ。走られたら諦めましょう。

(牡馬・野崎孝仁厩舎)
昨年はエコロジョイアー、ボーマルシェにどちらもDすらつかず。D評価したマスグラバイトもやはりダメ。しかも牝馬の野崎孝仁厩舎だったのが、昨年から牡馬担当になっちゃった。

ホウオウプロサンゲ 牡 栗東・矢作 ※GC栗山求1巡目(牡馬1位)指名
ホウオウの小笹オーナーもたまには高い買い物をするけど、4.5億はさすがに引いちゃう。普通なら高額落札馬は手は出ないが、ホウオウアマゾンで結果、キズナ産駒も走れさえすれば結果。下位で獲れる矢作厩舎ならと言う条件付きで評価。

マテンロウゴールド 牡 栗東・中内田
破壊力満点の末脚を持っているのは良いんだけど、寺田オーナー×中内田センセイってそこまで結果が出ていない組み合わせ。ましてGI制覇直後のシーズンだし、良くてCに上がるかどうかのレベル。

シュヴェルトリリエ 牡 栗東・矢作 ※GCMCチーム2巡目(牡馬2位)指名
母の育成を手掛けた野崎孝仁厩舎長。牡馬に移ったのはおそらくこの馬が原因だとは思うが、モーリス産駒じゃなくても良いのにね。クラブ最高募集額なのに運動能力(頭脳)に疑問が付くあたりで白旗。
こちらもMCチーム指名ですか。母馬を考えれば指名したくなる気持ちはよくわかる。

ガルバナム 牡 栗東・渡辺薫
もともとハービンジャーが得意な厩舎でも無いし、POG期間後に賞金を稼ぐ傾向はある。とは言っても、ジャパンカップの勝ち馬を出したようにキャロット募集馬で実績は十分。Northan Dancer系のクロスがあるなら、そろそろ別の結果を出してくれる可能性を考えると、デビューも遅くないし一考の余地はある。

ベストディシジョン 牡 美浦・武井
ダイワメジャー産駒なのに命名法則から外れているし、いくらサンデーレーシングのお買い得と言ってもピンとこない。この厩舎はリエノテソーロと言う例外を除けば、POG実績は期待できない。

(牡馬・小笠原博厩舎)
昨年はレヴォルタード、フラグランツァ。C評価したヴァレンティヌスまで掲載。いずれも大した活躍にならず。
レッドセニョール 牡 美浦・鹿戸
ロベルト系ではない種牡馬の期待馬が入った試しがない鹿戸厩舎、この時点でだいぶ割引。

タリフライン 牡 美浦・古賀慎
社台OCである上に、強めの負荷を掛けただけで腹回りが巻き上がるような状態。強調材料に欠ける。

モスクロッサー 牡 美浦・国枝
ハーツクライ産駒の牡馬だし、この厩舎だと怪我の不安が付きまとう。

(牡馬・石井宇宙厩舎)
初登場の厩舎だけに割引が必要かも。
インクルージョン 牡 美浦・堀 ※GC木村拓人4巡目(牡馬3位)指名
預託先はハーツクライ産駒で結果を出しており、キャロットファームとの実績もかつてはGI戦線を盛り上げる程あったので問題なし。夏から秋のデビューで良いなら、POG期間内活躍の可能性を評価しておきたい。

ローザサンリヴァル 牡 栗東・高野友 ※GC須田鷹雄4巡目(牡馬3位)指名
薔薇一族で半姉がGI馬だから人気はあるだろうけど、特有の「マイルでは通用しない」意図のコメントで、活躍される舞台が限られるのがネック。期間内に1勝クラス卒業で良いなら検討の余地を残す。

レイデラルース 牡 美浦・手塚
手塚センセイがGIを勝ってしまったので、重賞で大暴れってなるとさすがに酷。順調に育成されていて競走馬としてのスイッチが入ると、見どころありなのは良い。ただ、芝への馬場適性は疑問。


(牝馬・村上隆博厩舎)
昨年はデューデット、ヴォレントクール、マテンロウウェイがことごとく大ブレーキ。
ダイヤモンドレイン 牝 栗東・池添学 ※GC斉藤慎二7巡目(牝馬1位)指名
育成時点で時間は掛かると分かっていての全体で1番手、しかもこの預託先ですからね。

クイーンズウォーク 牝 栗東・中内田 ※GC須田鷹雄8巡目(牝馬2位)指名
半兄と同じ厩舎なんだけど、GI制覇後。半兄はまだしも、すでにマイル向きじゃないのが分かっているのも(いくらオークスを制したとは言え)あまり好みには合致しない。

エリカカリーナ 牝 美浦・宮田
このオーナーは好みじゃないけど、厩舎に欲しい切れ味勝負タイプが入ってくる。牡馬の方がより良い実績ではあるけれども、牝馬限定重賞で隙間泥棒的活躍をする可能性を考えると相当マシな部類。

ポマール 牝 栗東・杉山晴
雅苑興業御用達3例目。まだCに上がる余地はあるけど期間内1勝クラス好走が良いところでは?

オーデンヴァルト 牝 美浦・林徹
期間内に重賞を勝つとなると苦しいが、姉と同じような成長曲線で、距離は姉よりも持つと及第点以上にまとまった。中盤から下位で取り合いになりそうな位置には居る。

(牝馬・岡真治厩舎)
昨年はトラミナー、テンペスト。サファイアのみC評価だったけど全く良いところなかった。
エリザベスバローズ 牝 栗東・杉山晴
バローズさんの法則に当てはまらず。腹回りが寂しくなりやすいのもよろしくない。

レーヴドレフォン 牝 栗東・矢作
母の持ち味を引き出すとすれば、距離はある程度欲しいしマイルでは厳しい。

カウネウス 牝 美浦・宗像
とりあえず育成やってます感満載のコメント。強調出来る要素も乏しい。

(牝馬・佐藤洋輔厩舎)
昨年はバロンゾラーレ・ビップクロエ、セントマーガレット、アースクロニクル、グラングスト。もともとかなり時間を要しそうなラインナップだったし、今年以降に期待。
エリカエスティーム 牝 美浦・宮田
早期に本州へ移動出来ているのは何より。このオーナーじゃ無ければもう少し評価したいし、モーリス産駒に欲しい要素が少し足りない気もするけど、レースで前に行って良さが出そうなのはプラス。

ガルサブランカ 牝 美浦・木村 ※GCMCチーム7巡目(牝馬1位)指名
半兄のイクイノックスと同厩で同じシルクの募集馬。キズナの牝馬に実績はあるし、少しずつ成長している点も決して悪くないので人気もすると思うが、獲れるなら獲っておいた方が良いレベルにはある。
2歳からバリバリ活躍と言うよりは3歳春になって更に能力開花と言うイメージ。ゲート試験合格済。
MCチーム指名は避けられなかったか。でも、結果牝馬だから走らない・1つ上の半兄も行方不明になっていることと、MCチームの指名を因果関係で結ぶのは一旦止しておこう。

レガレイラ 牝 美浦・木村 ※GC木村拓人3巡目(新種牡馬枠)指名
こちらもゲート試験合格済、素質自体はC以上あるがトレセンについてからカリカリし始めたりと課題が出ている模様。決め手はありそうなので、少し情報を待って評価したい。

ベストミーエヴァー 牝 美浦・国枝
スイッチが入った瞬間の動きやガツンと来る感覚は評価されているようだが、サンデーサイレンスが入っていないので将来の繁殖候補だと思うし、競走実績はそれほど重要視されていない可能性もある。

ファピオラ 牝 栗東・武幸四郎
日本の高速馬場向きなスピードが欲しい配合にしているのに、馬体は小さく「腹回りがすっきりしやすい」と今の時点では強調材料に欠ける。新興のオーナーだし、この馬が初めてのノーザンファーム生産馬購入。未勝利脱出ぐらいはどうにかなるかもしれないってレベル。


(牝馬・山根健太郎厩舎)
昨年担当していたビヌスアモリスが低空飛行。アズライトムーン、バロッサヴァレー、アイサマンとコメントにキレがなかったが、コナコーストだけは1億円以上。
この傾向どおり今年は更なる飛躍となるか。
サフィラ 牝 栗東・池添学 ※GC井内俊彰7巡目(牝馬1位)指名
おそらく母・サロミナにとって重賞勝ちするレベルの牝馬は最後になるであろう存在。すでにゲート試験合格済と順調そのものだし、6月デビュー予定で懸念事項は「調整過程で頓挫が無ければ」ぐらい。好みでは無い血統だし、GI獲得の翌シーズンで不振だとしてもおかしくないが、それらを跳ね返せる器ではある。器が割れたら諦めましょう。

サトノアイオライト 牝 栗東・吉村
血統は一流なのに日本では全く歯が立っていない半兄や半姉を観ると、こちらも食指は伸びにくい。距離は短い方が良いのは育成場の動きっぷり&血統としても合点がいく。1400mこなせれば評価も少しは違ってくるのだが・・・

エリカリーシャン 牝 美浦・国枝
すでに北海道から本州に移動は出来ているが、エピファネイア*ダイワメジャーがどうしても振るわない。母が重賞で勝ち負けしているような馬であってもそうだし、まして数多く使ってくれない国枝厩舎では上積みが厳しく感じる。

ルージュシュエット 牝 栗東・矢作
募集価格はかなり高いが芝・ダート兼用のスピード自慢に育つなら決して悪くないし、既にしがらきへ移動済と順調。地方に全振りされた場合にポイントの大半がPOG期間後になるものの、それ込みでも指名を検討したい。中央のみ集計POGを考慮してC評価ってだけ。

ヴェラベレッツァ 牝 美浦・小島茂之
4月入厩したまではお見事だし、持ってマイルまでではあってもここ2シーズンがオニャンコポンにキタウイングが重賞制覇。シルク以外では結果が出てないけど、久しぶりに主要クラブ馬での重賞制覇が視界に入るかも。Bに近いC評価。

(牝馬・大谷渡厩舎)
昨年新規登場ながら、ルージュベルメール、ノットファウンド、ミラクルキャッツのトップスリーのメンツに芝でバリバリ稼ぐ匂いがしてこなかった。今年はもう少しステップアップがあっておかしくない。
フレミングフープ 牝 栗東・友道 ※GC栗山求7巡目(牝馬1位)指名
金子馬の牝馬×友道厩舎なら実績はあるが、今回はセレクトセールで2億超えとなってしまい、さすがにジンクス発動と考えた方が無難。もしジンクスを乗り越える存在なのに大谷渡厩舎で育成って言うなら「どれだけ余裕あるんですか、オーナー」って話になるだけ。
当然シーズアタイガー産駒にありがちな「究極のスピード較べになると脆い」は健在。

シュネルラウフェン 牝 美浦・手塚
半兄と同じ手塚厩舎へ入厩。それにしては馬体が細いし、馬体の育成に時間が掛かっている。明け3歳に全てを掛けるぐらいの腹積もりで行かないと無理そうだし、GI制覇後の手塚厩舎ってのも割引。

アスティスプマンテ 牝 栗東・杉山晴紀
社台OCの募集馬がノーザンファームで育成している時点で、あまり食指が動かないのはここ数年の状況を見ても顕著。まして新鋭の育成厩舎が送り出す先が杉山センセイってのもプラスとは思えず。


ノーザンファーム空港

本当に毎年、空港は読むのに骨が折れるよ。まったく。
昨年の登場順に厩舎を並べて、牡馬・牝馬ごとに分けるとこんな感じ。

21-22シーズン、久しぶりに空港が復権。
でも、それが長続きしそうでしないのがこれまでの傾向。
そう考えると昨年は随分健闘した部類。
オープンファイアの好走は釈然としないが、メイクアスナッチの好走はもっと釈然としないぞ。

(参考までに、昨年の育成馬も掲載。太字はB以上の実績となった馬)
《牡馬・高見優也厩舎》
エゾダイモン、コンヴィクション、ノルドヴェスト、ショウナンハクウン
ショウナンガチ 牡 栗東・須貝
1月生まれとアドバンテージがありながら7月頃移動予定と、大型馬をかなりじっくり育てているのでPOG期間内に重賞で好走と言うのは厳しいように思う。セレクトセールで1億超えた価格なのもプラスにはならない。でも、須貝厩舎コメントで評価改定することにした。
※2023.05.10 評価修正 D→B 

シホノヴェローチェ 牡 栗東・杉山佳明
牝馬3冠を獲っていない方の杉山センセイに入厩で3F=42秒台を出して既に移動済。村瀬オーナーはレイクヴィラファームのメジロ冠名である牝馬産駒を5,000万以下で買って、結果を残そうとしている。
重賞を勝つとなると酷だが、期間中1勝クラスを卒業してコツコツと稼ぐイメージの候補。ダイワメジャー産駒で馬名が良くないのはネックだけど、レース選択のスタンスが好みのタイプ。

コンドライト 牡 美浦・菊沢隆
1月生まれながらじっくり育てているためデビューは秋となりそうだが、体質は弱いところが無いのに母と同じ菊沢厩舎と言うのはあまりプラスではないかもしれない。もはや争点は重賞でどれだけやれるか?ではなかろうか。

《牡馬・木村純一厩舎》
マキシ、プレドミナル、リードブロー
ミスタージーティー 牡 栗東・矢作
田畑利彦氏が落札して矢作厩舎に預託となると、だいぶ久しぶり。数多く使う傾向があるドゥラメンテ産駒なのもマイナスではないが、1つ勝ったあたりで壁にぶつかる可能性はある。それ込みで検討はアリ。

オールナット 牡 栗東・高野友
シルクの牡馬が高野厩舎ってだけで、1つ勝ち上がって終わりと言う未来しか見えない。それらを打ち破ってきそうなコメントも無いどころか「大跳びで緩くて非力、気の強いところもある」とこれでもかとばかりにフレーズが並んでしまった。

《牡馬・佐々木淳吏厩舎》
ブラストウェーブ、オープンファイア、モンテコルノ
シャハザマーン 牡 栗東・藤原英 ※GCMCチーム1巡目(牡馬1位)指名
全体の一番手評価となっているが、シャフリヤールで活躍したシーズンのお休みが明けていきなりシャフリヤールの弟ってのはプラスではないと考えている。これが重賞勝ちで止まっているなら母:レッドファンタジアで実績はあるけど、ノーザンファーム生産のGIで活躍した弟妹の実績はさすがにこの厩舎でも無い。
加えてMCチームが指名しちゃったものね。目の付け所はさすが(褒めてるのよ?)と言うしかないし、早々ブレそうに無い。好みじゃないから割引いて考えておこう。活躍されたら諦めますよ。

ソウルアンドジャズ 牡 美浦・武井
そもそもスピードが足りない馬が集まるグリーンファームの精鋭に、マイルをこなせないと言うレベルのスピード評価しか受けないブリックスアンドモルタル産駒だから、評価を下げておいて良いはず。

《牡馬・足立稔厩舎》
チャンスザローゼス、ダノンボレロ、サトノエスポワール
ラケダイモーン 牡 栗東・須貝 ※GC須田鷹雄3巡目(新種牡馬枠)指名
セレクトセールで2.2億落札の金子馬だし、英語ではない名前で預けるとしたらやはり須貝厩舎だろうね。他のメンバーが嫌うなら獲りに行きたいけど、半兄のステルヴィオに較べると少し長めの距離が適しているのかも。引退までのイメージとしてはポタジェやラブリーデイの方が近かったりしてね。

ペッレグリーニ 牡 美浦・手塚
社台OCで育成は空港、この時点で割引いて良いはず。手塚厩舎なのも今季はプラスにならない。

《牡馬・藤波明厩舎》
ジェイパームス、ディオファントス
ダノンモンブラン 牡 栗東・中内田 ※GC斉藤慎二1巡目(牡馬1位)指名
血統は良いんだけどね。いくら半姉がリバティアイランドだからと言って、ダノンの4.7億落札馬はさすがに高い。半姉と同じ厩舎&牡馬なのも今季はプラスにならない。

アフィリオン 牡 美浦・古賀慎
ノーザンファーム生産馬ではPOG期間の実績は殆ど無い&シルクの牡馬でも惨憺たる結果の古賀厩舎。濃い目のクロスが良い方向に出ればの話にはなるが、1勝クラスを勝つ程度で良ければ不可能ではない。

《牡馬・田中洋二厩舎》
カフジクロストリ、シーズンリッチ
ドゥマイシング 牡 栗東・矢作 ※GC須田鷹雄1巡目(牡馬1位)指名
藤田晋オーナー所有馬で育成場の動きは抜群に良いとは言え、14-14-14で息が乱れないってだけ。首の角度が立ってしまっていて、レースに行って抜群の手応えから伸びず&貯められないレースぶりを改善できるのかが、当面の課題になりそう。

ダイクロアイト 牡 美浦・萩原
G1レーシングの所属と言うのも決してプラスでは無いし、移動済であってもこの厩舎ではなぁ。

《牡馬・伊藤隆行厩舎》(新登場?)
ジーティーパワー 牡 栗東・矢作
田畑利彦氏の預託自体も久しぶりだが、Frankelの牡馬を預けてくれるとはね。思っている以上に身体が大きいのがネックだけど、それさえクリアできれば本当は怪物って可能性はある。

ガルデルクラージュ 牡 栗東・武英智
時計は水準以上でも、ヒデノリだもんなぁ・・・。ノーザンファーム生産馬でも牡馬じゃ意味無いと思うよ。

《牡馬・齋藤嘉隆厩舎》(新登場?)
ミダース 牡 美浦・栗田
レイデオロ産駒にしてはやや晩成気味で、スピードよりスタミナが勝ってしまっているタイプ。あくまでも2000m以上に限定して使ってくれるなら、アライバルのような活躍があるかもしれないってレベル。

アーガイルプレイド 牡 栗東・杉山佳
社台OCの空港育成はこちらにも居たか。ただ、こちらの方が栗東所属の分だけマシなのかも。

(今年は担当無し)
《牡馬・樋口政春厩舎》
フェイト、クロスライセンス、フリックスダール


《牡馬・廣松孝博厩舎長補佐》
スーパーアグリ、ジャスティンボルト


《牝馬・中川晃征厩舎》
アスパルディーコ、アップトゥミー、アイリッシュパール、ダストテイル、ミッキーゴージャス
ドナウワルツ 牝 美浦・手塚
兄姉を観てもモーリスよりはミスプロ濃い方が良いはず、GIを勝った手塚厩舎なのもマイナス。

ルシフェル 牝 栗東・斉藤崇 ※GC須田鷹雄9巡目(牝馬3位)指名
預託先がこの厩舎と言うだけでプラスになるはずだったのに、全姉が全く良いところなし。これからの成長が待たれるもののメンタル面が繊細過ぎる懸念もある。

《牝馬・佐藤信乃介厩舎》
リバティアイランド、アルメリア、ハレアカラフラ
チェレスタ 牝 栗東・松下
これからの厩舎だと割り切れば、ここ数年の不振は仕方ない部分もあった松下厩舎。育成過程は順調で走らせることによって精神肉体両面に好循環が生まれており、なるべく早く重賞に使って欲しいところ。

バロン 牝 美浦・手塚
オーナーが藤田晋氏で手塚厩舎なのもマイナスだけど、この馬だけは別物で評価しておきたい。父よりも母が濃く出ていて母父Tapitの数少ない成功例になってくれるかもしれない。獲るなら下位、半信半疑だけどね。

《牝馬・菅原洸厩舎》
ドナウパール、ドゥアイズ
ミエノジュピター 牝 美浦・堀
POG向きのオーナー&厩舎では無いが、ここまでは至極順調。欠点があるとすればデビューは早いけど、期間内に結果を求めるようなローテーションを組まないこと。どちらかと言えば桜花賞よりオークス向き。

ダブルハートボンド 牝 栗東・大久保龍
この厩舎なのでPOG期間は3歳春に全振りする腹積もりが必要だが、素質に関しては時間が掛かること以外は申し分なし。預託先はシルクで結果を出してないが、この馬のような末脚が鬼タイプが預けてもらえなかったのも事実。POG期間期間後も追いかけたいロマンは感じる。

《牝馬・東谷智司厩舎》
ぺリファーニア、アラモードジェンヌ
シャドフ 牝 栗東・庄野 ※GC井内俊彰9巡目(牝馬3位)指名
スワーヴリチャードの仔を、父と同じ厩舎ってのはあまり食指が動かない。POG期間後を含めてオーナーに大きな損をさせないように使うのは上手い厩舎だから、早いうちの活躍が確率低めってだけ。

ミッキーアプローズ 牝 美浦・国枝
極端な当たりは少ないが、野田みづきオーナーとしては初めての牝馬預託。国枝センセイとしてもエピファネイア牝馬で2つ目の成功例を出せるかと言うところ。こう言う血統は当たればデカいんだけどね・・・。

《牝馬・橋口敦史厩舎》
マテンロウカノン、コスタレイ
ステレンボッシュ 牝 美浦・国枝
ノーザンファーム生産のエピファネイア産駒で、牝馬を2頭預かる予定の国枝先生。こちらは社台OCだし、期待はもう一頭の方じゃないか?と推測。期間中に1つ勝てれば御の字。

エマロア 牝 栗東・平田
母と父の名前を併せて・・・って、母も所有したオーナーが母と同じ厩舎のパターン。これはPOGではスルーで良いでしょう。

《牝馬・林寛明厩舎》
マンデヴィラ、メイクアスナッチ
アルセナール 牝 美浦・木村 ※GC木村拓人8巡目(牝馬2位)指名
姉の活躍を観れば人気になるのは仕方ないし、体幹が強いのもプラス。エピファネイア産駒の預託先が大きなマイナスにもならない点を考えるとAに近いBと言う評価。ジワジワ強くなるのを活かせれば確かに面白い。

サロニコス 牝 栗東・松下
同厩となるチェレスタも含めて、今年あたりは相当期待されている事が窺い知れる。こちらは一時的に使い分けの煽りを喰らいそうではあるけれども、秋以降のデビューからオークスまでの期間中そこそこ稼いでくれそう。

《牝馬・佐野颯太厩舎》(新登場?)
エヴァンジェリーナ 牝 栗東・斉藤崇 ※GCMCチーム9巡目(牝馬3位)指名
全姉と同じ厩舎だけど、妹はもう少し遅めの始動となりそう。POG期間内にバンバン活躍すると言う血統でも無いし、これはあくまでもPOG期間の伸びしろが楽しみな1頭と考えたい。

ローマンレイク 牝 栗東・松永幹
シルクのファンドとしては恒例のドレフォン枠。POG期間後含めた活躍と言うことになるだろうけど、アウトブリードなのは期待値がだいぶ低くなる。

《牝馬・高島渉厩舎》(新登場?)
アンドアイラヴハー 牝 美浦・田村
母名からビートルズの曲名繋がりでこの名前、ここまでは良い。久しぶりすぎる預託先には全く実績が無いので、走られたら諦めるレベル。

ルフトクス 牝 栗東・杉山晴
芝に適性が薄目なので、なんやかんやでダートに活路を求めそう。

(今年は担当無し)
《牝馬・鈴木俊昭厩舎》
ラディアンシア、コチョウラン


全体的に注目馬は多めだけど、早来が巻き返してくるとすれば、空港は少し割を食うシーズンのように思う。
ここ2シーズン確かに好調だったけど、さすがに3シーズンも席巻するような力は残っていないんじゃないかな?


追分ファームリリーバレー

一昨年はセリフォスを華麗にスルー。
昨年は写真のトーンが例年に戻った吉田正志代表だが、今年も写真のトーンが替わってしまった。
でも、表情は笑顔ではない。これだけで情報は十分。

例年通りなら(地味な写真になったから)数シーズンはお休みなんだけど、一応何頭かは「どうして気に入らないのか」を書いておくつもり。⇒方針変更で気になる馬だけ取り上げます。
昨年はグラビア&取材コメントが無かった馬から重賞勝ち(オールパルフェ)と、トライアル好走馬(ムーンプローブ)が登場。今年も多分そんな感じでは無いだろうか。

アスクワンタイム 牡 栗東・梅田
グラビアに掲載している中では全兄が重賞を勝っているこの馬がマシな部類。スピードに関してはマイル以下とハッキリ平沼厩舎長が言及し、4月以降に本州へ移動予定。

アクロスザシーズ 牝 栗東・牧浦
あくまでも短距離専門と言うことになるが、既に本州へ移動済で明石厩舎長が「すごく良いスピードを感じさせる」と褒めちぎる。ジャスタウェイ産駒の成功法則からは外れるが、ひょっとしたら新たな金脈なのかもしれない。

プルーヴンウィナー 牝 栗東・矢作
「ゆくゆくはアメリカで走らせたい」と吉田正志代表。本来の春移動予定を剥離骨折で秋にずらしたのは引っ掛かるが、走りの推進力があって踏み込みの強さや切れ味も出てきていると高評価。

(のちほど追記します)



その他の育成牧場

とりあえず掲載順にサラッと解説していきます。
印象に残らなかったコメントしかない育成牧場の馬はスキップしまくります。



大山ヒルズ

昨年はリビアングラス、ベルオブピース、ヴェアリアスが全く酷い状況。
おそらく今年も、相変わらず私と波長が合わないので、良さそうに思える馬がどれだけやれるのか。半信半疑と言うよりは、たぶん「私の目利きの悪さ」しか出ないはず。

エッカート 牡 美浦・和田正一郎
良い意味での気の強さを持ち、同厩である全兄のマホロバも2,500ポイント獲得と実に堅実なシアージュの仔。兄たちは2歳戦から少しでも稼ごうと懸命に走るタイプが多く、和田正一郎厩舎は22-23シーズンも重賞を勝っているのに盲点になりやすい。

レヴォントゥレット 牡 栗東・矢作
母はダート交流重賞を勝っているクイーンマンボ、つまりユニオンの馬。それなのにグランド牧場で生産して前田晋二氏が所有し気合の入れた名前を付けたように思う。情報は出ないと思うが、ドラフトまでにゲート試験をクリアできるならC以上に上げる用意あり。

ノットイナフ 牡 栗東・浜田
大きな当たりは無いが、全く箸にも棒にも引っ掛からないハズレも滅多には無い不思議な組み合わせがノースヒルズ&浜田多実雄厩舎。どちらかと言えばPOG期間後が勝負だけど、半兄のフォーチュンテラーが期間中1,300ポイントと粘った。(十中八九ダート専門だけど)芝もこなせるかも知れず、同じシアトルスルー系の種牡馬でさらなる前進なるか。

ブルボンクイーン 牝 栗東・角田
ベルカントやイベリスの半妹で人気はしやすいが、キズナ産駒だと低調なのが母:セレブラール唯一の弱点。加えて長音府(伸ばし棒)が入ってしまうと確度が下がるのも悩みの種。

ロータスワンド 牝 栗東・中竹
本来ならディープインパクト系の種牡馬が良いけれども、唯一冒険したくなるとすればロードカナロアだろうなと思ったらこの馬を含めて2年連続で付けてきた。全妹がどうかは別にして「走りのバランスが良くなった」と堅実なルシュクル産駒にプラスアルファが見込めそう。

ビッグドリーム 牡 栗東・西園
ノースヒルズじゃない馬主さんから。全兄が6,000ポイント獲得、弟も続いて欲しいね。


ビッグレッドファーム
うーん、昨年同様全く食指が動かない。今年も輪をかけて酷いのか。
マイネルのホームページ見てないから何とも言えないけど、重賞で牡馬のマイネルは良いところなかった気がするもんなぁ。
1頭だけフローラステークス勝ったのが居たけど、あの馬って牧場ではグラビアに出てなかったのよ。
クラブのグラビアに出てたわけ。やっぱりそれで良いんだと思う。

マイネルバーテクス 牡 美浦・水野
馬体はマイネルとは思えないほど素晴らしい筋肉の張り。それもそのはず今年度ダントツの募集最高額。なのに厩舎はマイネルの実績はあっても、何故かRobert系だけが大の苦手で全く生かせてない水野貴広厩舎。
もしも苦手を克服出来たとすれば当然B以上だけど、そんな予兆すら感じさせない惨憺たるデータなんだよね。ダメもとで博打を打ちに行く甲斐はありそうだけど、仮にコケたとしても怒らないことだよな。

マイネルフランツ 牡 美浦・和田正一郎 ※GCMCチーム10巡目(ダークホース枠)指名
もし1頭ピックアップするとしたら、追い切りで常に先着しているこの馬だろうか。体質の弱さが出なければの条件付きだけどね。6月生まれで成長が更に見込めるが現状はフラット向きの印象。

レディマキシマ 牝 美浦・中野
マイルよりも長い距離に限定して使うのであればの条件付きで、まずまずやれそうな部類。コメントにスピードがあると太鼓判は押してもらえただけプラス。キタサンブラック産駒なのにだいぶ安い募集価格なのは引っ掛かるけどね。

コスモブッドレア 牡 美浦・小野
どう見ても中距離タイプの馬体で「スピードがある」とお墨付きもあるんだけど、これが牝馬だったらC以上の評価だったかな。小野次郎厩舎も突然匙投げたような、適性ガン無視したレースチョイスすることあるからイマイチ踏み込めないなぁ。

グレンノアラシ 牡 美浦・岩戸
まったくポイントが入らないよりはマシ、1500ポイント入れば御の字ならこれも候補だろうか。遅生まれのハンデが全く感じないスピードで、マイルぐらいまでは対応なのも良い。成長込みでの評価なので本領発揮はPOG期間後かもしれないけど、それでも良ければ。


コスモビューファーム
一昨年移転した効果がどう出るか。それとも効果は無いのか?の見極めを引き続きしていく。

ウインマクシマム 牡 美浦・畠山 ※GC木村拓人6巡目(牡馬1位)指名
牡馬では一番の評価だけど、預託先がなぁ・・・。数少ないマイネル&ウインでのGI実績がある厩舎なのに、最近は特定の法則がある馬しか結果残せてなくて、それに合致しないんだよね。だったらそっちに賭けてみよう。絶対競合しないだろうしね。

ウインディオーネ 牝 栗東・長谷川
牝馬では一番と評価。体幹が強く動きには柔らかみがあるとのこと。マイルを中心に使われそうだし、元騎手の厩舎の中では比較的運営にセンスと泥臭さを感じるので好感が持てる厩舎。

ウインカルディア 牝 美浦・鹿戸
エピファネイア産駒なんだけど相当奥手。「すごく良い走り」と及第点以上の評価はされているがデビューはだいぶ後ろへずれ込む予定。モノになれば相当やれても不思議では無いけど、メンタル弱いのか時間はだいぶ掛かりそう。

他はもうちょっと考えてから追記するかもしれないけど、一旦この辺りで良さそう。


下河辺牧場
21-22シーズンはドライスタウトが全日本2歳優駿を制覇。
昨シーズンはドルチェモアを輩出。
調教坂路のウッドチップなどを改善した効果が、昨年も出てきた。今年は3年連続でGI級を出せるのかどうかだが、棚から牡丹餅が3年も続くか?と言われると正直心もとない。
もしそれを打ち破るようなら楽しみは膨らむ。

マウリノ 牡 美浦・手塚 ※GC木村拓人2巡目(牡馬2位)指名
母も所有した落合幸弘オーナーの所有馬。手塚厩舎なのはタイミングの問題で割引くしかないけど、GIを獲った昨年の「ドルチェモアに匹敵する」と言うのはリップサービスだけじゃ無い気がするよ。

マテンロウブラボー 牡 栗東・野中
サンプルが少ないとは言え期間に関係なくモーリスやスクリーンヒーローで結果を残せなかった厩舎。筋肉の張りはもの凄いんだけどね。

ハミング 牝 栗東・中内田 ※GCMCチーム3巡目(新種牡馬枠)指名
中内田センセイじゃなければ・・・とも思うけど、むしろこの馬の場合は「中内田センセイであっても」の可能性を秘めている。可動域の大きさに「凄いバネ」とキセキの半妹以上の評価は素直に受け止めてみたい。
MCチームの使命は誤算だなぁ。でも、MCチームにもそろそろ1頭ぐらい活躍馬を指名して欲しいから、あまりマイナスに考えないようにしておこう。


吉澤ステーブル
昨年までは天候関係なく馬体は綺麗に写っていたけど、今年はなぜかパドック以上に馬体がピッカピカのツヤッツヤ。
これには良い意味で驚きました。浦河で何が起きたよ!?
(^^;)

アドミラルシップ 牡 美浦・相沢
重賞を勝った半兄や半姉と同じ相沢郁厩舎、1800m重賞狙い撃ちでポイントを獲ってほしいし「馴致から何も困る言事が無かった」と言う優等生。牧場の一番手評価も納得できる。でも、デビューは世代が進むにつれて遅くなるから、狙うなら3歳春の一発勝負になっちゃうのが悩みの種。

スズノレイライン 牡 栗東・平田
成長力をまだ残した感じなので、ゆくゆくは重馬場巧者になっていくのだろうか。この厩舎なので少し割引く必要はあるが血統表も馬も凄いし、かなり厳しく鍛えてもまだ余裕だったのが良い方に向けば。


シュウジデイファーム
数字コメントが少しあるし、GI実績のある栗東の厩舎に入るなら一考したいんだけど、どうにも最近上がりそうで上がらないもどかしい実績なのが気になる。
滋賀県のチャンピオンFと連携があり、夏以降はもちろん年明け以降も、更なるハードトレで才能開花する余地も、2022-2023シーズンは豪快な空振り。

アスロス 牡 栗東・矢作
ジーベック 牡 栗東・矢作
目立つコメントはやはり広尾サラブレッド倶楽部。二丁拳銃が待機中だけど、どれだけのスピードなのか言及せずに終わっちゃった。走られたら相性悪かったと思って諦めますわ。


ノルマンディーファーム
今年もコメントに勢いも無いし、数字コメントが無かった。
いずれまた良い馬を出して来るだろう。

アイウィル 牡 美浦・高木
Gリビエルレーシングが岡田スタッド生産馬をセレクトセールで購入し、ここで育てているタイプ。そりゃ口が裂けてもマシなコメントをするでしょうけど、スピードがある+「良いところまで行ってくれると思う」はリップサービスにしてはサービス過剰。
となれば、高木厩舎がドバイワールドカップを勝ったばかりだけど、本当にまずまずやれちゃう可能性も考えてみたい。


坂東牧場
数字コメントが今年も載ったけど、そんなに強調できる材料では無かったかな。
昨年はミシシッピテソーロが大化け。

メイショウフウドウ 牡 栗東・藤原英
タプファーアイ 牡 栗東・四位
両方とも距離は短め~マイルを主戦場にすると思われるが、コメントでガツンと来る感じでは無かった。その中でもまだマシな部類ってところ。


ケイアイファーム
こちらも私の感性とまったく相性が良くない。
良いと思った馬はダノンだろうがロードだろうが、ほぼ全滅。
今年も大した馬は居ないなと思ったら、とんでもない大活躍。これの繰り返し。
だから、取り上げていない馬またはDランクから指名するって言う逆張り戦略もアリ。22-23シーズンもこのページで取り上げていなかったロード馬が健闘する始末。
そう言えば今年はダノンの馬もケイアイの馬も乗ってなかったか。

ロードフォアエース 牡 栗東・友道
中村智幸GMが「この馬は走りますよ!」とまた大風呂敷を広げる。クラブの募集額2位タイがこの馬だけど、1位はハーツクライ産駒でトモが緩く、2位のもう1頭もスピードが足りない恐れがあってこの馬が消去法で比較的順調だと言うだけ。


千代田牧場
此処と私の感性は相性が本当に合わない。
今年も何か良い馬出て来るんじゃない?

ダノンピレネー 牡 栗東・高柳大
半兄のダノンフォーナインを含めてダート色が強く芝では苦戦するかもしれないが、急激に体が大きくなって皮膚も比較的薄いため、未勝利勝ち上がりだけじゃなく案外やれるかもしれない。キズナ産駒でもソコソコ結果は出せている厩舎だし、ダノックスさんの預託も2例目。
昨年があまりにも不憫な預託だったので、今年は少しでも前進見込めそうなのが安堵。Cに近いD評価。


加藤ステーブル
毎回取材を受けてくださるだけ、ありがたい育成牧場だなぁ。

インテグレイト 牡 栗東・四位
新規参入オーナーの平沼龍漢氏が落札。キタサンブラック*Kitten's Joyと思い切ったチョイスもしているが「芝の王道を目指せるしなやかさ」とリップサービス。
クラシック目指すには切り札が不足していると思うけど、今年の加藤ステーブルの基準になるかな。

ニホンピロカラット 牡 栗東・大橋
兄や姉はダートなのに「芝の中距離で末脚がキレるタイプ」、しかも兄や姉に較べて「現段階での完成度は一、二を争う」と随分な褒めよう。気性が難しい兄や姉が多い中「大人しい」と突然変異、下位指名でいっちょ騙されてみるか。


木村牧場
今となっては「世界のウシュバテソーロ」を育成した牧場。今年も数字コメントがいくつか掲載されているが、下位指名や非社台生産の縛りがあるなら、検討の余地がある馬が何頭かいる。

サウンドアレグリア 牝 栗東・武英智
サウンドの増田オーナーが名付けで「アレグリア」と付けた意図がカギを握る。額面通りに受け取れば過剰な期待は出来ないんだけど、筋肉ムキムキの迫力ある身体つきは見事。多分将来はダートかな?

マサノヒーロー 牡 美浦・大竹
早目の始動を大竹先生が言及しているように早期デビューで2歳戦用の駒にうってつけ。テンから飛ばせるスピードもあり、既に3F40秒台も乗れているように順調。早熟タイプ&馬の闘志が萎えないかが心配だけど、大竹厩舎なら父がNorthan Dancer系でも勝ち上がり実績が多めにあるので問題なさそう。
ただ如何せん情報が出ない。いきなり函館か札幌で大暴れなんだろうか、それとも姉同様にデビューが蜃気楼にしか見えないんだろうか。


小国スティーブル
数字コメントが昨年は一つだけ。毎年場長がコメントしてくれて、写真撮ってもらえるだけ良いか。今年は屋根付き馬場が出来たのに、数字コメント無し。


エイシンステーブル
昨年は無かったけど今年は数字コメントひとつだけ。岡山の真備が豪雪で馬場が使えなかった時期もあって、トレッドミルで鍛えて「冬毛が抜けてきました」って、そりゃ当たり前でしょ。
全部栄進堂のお馬さんだから、それでも良いのかな。


ダーレージャパン
POG期間が終わった後に活躍する馬が多いから、好みの問題で追いかけないだけ。
今年も数字コメントはあるし1200mの屋内坂路を持っているので、そろそろマイル路線だけでなく・・・と思わずにいられない。
昨年はグラビアに載っていないクルゼイロドスルが活躍。今年もそんな感じじゃないかな。


エクイワンレーシング
数字コメントも多少あるけど、いつも取材を受けてくれたり獣医学の観点から積極的な情報発信をしてくれて、それだけでもありがたい育成牧場だと思う。勉強になることばかり。
代表の瀬瀬(せせ)さんのTwitterだと管理馬の様子がよくわかる。


昨年も今年も紙面上にピンとくるコメントが無かっただけ。


チェスナットファーム
相変わらず数字コメントは殆ど無いけど、昨年までは手入れしたての馬体を綺麗に見せてくれていたのが、今年はツヤッツヤのピッカピカ。
同じ浦河の吉澤ステーブルほどじゃないけど、本当にパドックで観るような馬体になっている。本当に浦河は何が起きている!?

クールシェリー 牝 栗東・松下
「心肺機能が高くまだまだ余裕がある」とのコメント。どれぐらいの調教をしても余裕があるのかは推測でしかないけど、低く見積もっても16.0-16.0-16.0は余裕。なので15-15-15でもそこまで辛く無いまま消化していると考えると、レイデオロ産駒だし期間内1勝クラス卒業も現実味を帯びてきそう。


三嶋牧場
昨年はお休みモード。今年はちょっと違うみたい。
今年は藤井健太調教主任の笑顔満載、インタビュー動画も出ましたね。


ミッキーチャームの2021 牝 栗東・中内田
今年の一番と評価されているし、ゆくゆくは牝馬の大舞台で活躍もしてくれそうだけどデビュー時期がややゆっくり。1F=13秒台を余裕で出しているところで「アートハウスと同じぐらい自信がある」とコメント。三嶋牧場で育成された母同様にかなり我儘でオテンバ娘、気に入らないと反発するのがレースで出なければ良いんだけど。
名付けが遅いのも引っ掛かるなぁ。

ジャズ 牡 栗東・辻野
母のカンタービレも三嶋牧場で育成。サイズがデカくなったカンタービレと言う表現がピッタリで「母仔で重賞制覇なんて結果が出たらいいですね」とコメント。

メイショウオウヒの2021 牡 栗東・岡田
芝もダートもどっちも行けそうな「偉大な兄2頭の中間のよう」と言うコメント。同じ岡田厩舎なので成長曲線も同じように行くと思うが、たぶん古馬になってからでしょう。

チカミリオン 牝 栗東・大久保龍
キーファーズさんでひょっとしたらダートかもしれないけど、チャンピオンファームで乗り込む予定。

シルヴァリームーン 牝 栗東・渡辺薫
こちらはインゼルさんの一番人気。シゲルピンクダイヤの半妹で距離も1400mまで。チカミリオンと同じくチャンピオンファームで乗り込む予定だが、行き出したら止まらない重戦車型。

ルックアミリオンの2021 牡 栗東・中内田
切れ味もある中長距離型になりそうだけど、それにしては中内田センセイなの?と言う印象。シルバーステート産駒だけどパワータイプに出たのがネック。

テーオードラッカー 牡 栗東・高柳大
半兄テーオーケインズのような気性面の波・メンタルのムラが無いのも評価ポイント。デビューまで時間は掛かるだろうし本格化は4歳以降だろうけど、ダートの大きいところで2000m以上を狙える点では一番指名したいタイプ。引退まで楽しめるPOG指名出来るなら評価。

サウンドイヴォーク 牡 栗東・高柳大
サウンドビバーチェの半弟らしい気性面オラオラ系は相変わらず。折り合いに関しては姉よりラクで、気が乗った時の威勢の良さは半姉が証明していているとおり。俗に言う「気持ちで走る」タイプ。

カラフルメロディー 牝 美浦・西田
リップサービスも多少はあると思うけど、藤井健太調教主任が「一口出資したい」と言うだけの過程を踏んでいる。私も一口どころか何口も出資したいぐらいだもの。既に茨城県のKSトレーニングセンター(ブルーステーブル)へ移動済。
あの西田雄一郎騎手・・・じゃなかった調教師が「1200mの重賞を狙っている」と言うぐらいなので、速攻系&ダート重賞も青写真通り狙えるなら当然A評価。3歳3月の時点で12.5秒をマークして、ほとんどへこたれていないし飼い葉もバクバク喰っているとスーパーアスリート。おそらくベストの舞台はダート1200m~1400mだろうけど、芝の1400mでも牝馬同士ならある程度やれそうなのが◎。
でも、ブルーステーブルに行ってから馬体がガレ気味なのがねぇ。


ディアレストクラブイースト
数字コメントが無かったね。ここは浦河でもピッカピカとは無縁。


グランデファーム
昨年はドゥーラが札幌2歳Sを快勝。今年も数字コメントは無しだけど、昨年を基準とすれば「不安が無い」とか「(気が)強い」と言うコメントは無かったので来年以降かな。
浦河で少しピカピカ。状態はみんな良さそうだけど、好みの問題で割愛。


西山牧場
昨年は他の牧場に比べても数字コメントの勢いはあった。今年はかなりトーンダウン。
掲載されていない馬を指名するのはアリだと思う。


錦岡牧場
数字コメントも大したこと無かったけど、昨年はダート界の大物候補・ヤマニンウルス止まりだからねぇ。ただ、今年は入厩先が決まってないけどヤマニンウルス以上のロマンはあるかな。
ヤマニンスターダム 牡 厩舎未定
母父ディープインパクトに母母父がサドラーズウェルズと、嵌った時の破壊力がこれ以上ない個人的には最も好みのタイプ。「古馬と併せてもラクに付いて行ける」ってそりゃそうだろうよ。
でも厩舎未定は相当危険なギャンブル。千田輝彦厩舎だったら評価なんだけど、騙されても良いから行ってみようかなぁ(笑)


武田ステーブル
言わずと知れた獣医師免許を持つ、メジロ牧場の場長だった武田茂男氏が設立。ダートGIを勝ったインティのオーナーと言った方が有名か。
期間内GIではアドマイヤコジーン、期間後も含めるとトーホウジャッカル(菊花賞)や、ファインモーション(秋華賞など)で実績もある。
昨年に関してはトップ2が順調だったのに全くダメ。今年も望みを大きく掛けるのは?とは思うけど

ヒラボクワン 牡 美浦・大竹
母や兄同様に大竹厩舎、1F=14秒台のメニューにも「フォームがぶれなく」対応していると及第点以上の評価。大化けがあるかも?


ビクトリーホースランチ
昨年も今年も数字コメントはあったけど、強調材料に欠ける。


谷川牧場
数字コメントなしでもファントムシーフ砲炸裂。今年も半弟だけは別格。
ディスペランツァ 牡 栗東・吉岡
ダイワメジャー(ルピナスリード)⇒ハービンジャー(ファントムシーフ)と来て、ルーラーシップ。配合自体に整合性もあるし、Bに近いC評価はして良いはず。既に滋賀県のチャンピオンヒルズへ移動済で、課題はあるものの大跳びで瞬発力を活かせれば相当面白い。
いよいよ芝のクラシック路線で吉岡厩舎の本領発揮となるか。仮にすべてが上手く行けばファントムシーフ超えどころでは無いのだが、トレーニングの成果がしっかり出せるかが懸念事項。


No.9ホーストレーニングメゾド
数字コメント無くなっちゃったし、POG向きではなさそう。


富田ステーブル
こちらも昨年は数字コメントはあったけど、今年は無くなっちゃった。


愛知ステーブル
昨年数字コメントがあったのは、世代で一番評価の馬だけだった。
それが全くダメだったので、半信半疑より疑いの目でしか見られない。
今年は2頭コメントあったけど、時間が掛かるのとPOG向きの厩舎じゃないからなぁ。


ALPHA TRANING BASE
一部に数字コメントあったけど、少しだけ見直してみる。

メイショウゴウヒメの2021 牝 栗東・中内田
GIを掻きまわした後の中内田厩舎だし、ましてや「あの人の呪い」も降りかかっているのでDに近いC評価とするしかないんだけど、嵌ればデカいだろうしまだもう何段階か成長の余地を残していながら1番手評価だから、ちょっと気にはなる。すべてが上手く行くならAに近いB評価ぐらいは軽く出せる。

ライヴパトラッシュ 牡 美浦・尾形和
1勝クラス卒業で良いならチャンスはあるだろうし、「可動域の広さと身体の使い方にセンスがある」と時計以外の点で評価されているのはマシな部類。


三橋ステーブル
数字コメントはあったし随分中身が濃くなった。D評価だけど一応掲載。
ナムラバンチー 牡 美浦・武市
22-23はメイクアスナッチの重賞馬圏内だけでもお祭り騒ぎなのに、メイテソーロも青葉賞掲示板&ゴールデンハインドは重賞まで勝っちゃうから盆と正月が一緒に来ちゃった武市厩舎。
さらなる活躍を狙うなら「1F=14秒台をお釣り十分にこなす」と不足の無い存在、この馬など2歳入厩陣でこれから実績を更に伸ばしたとしても何ら不思議では無い。

ララヴィエルジュ 牝 美浦・堀内
厩舎も決まって名前も決まり、育成牧場では「14秒でも余裕があって早期デビュー予定」と迄なっているのに、オーナーが誰か分からない。まさに春の怪談・・・(怖)


フィリップファーム
昨年は数字コメントもなく地味だったけど、今年は一気にコメントも実用的になった。同じ浦河のピッカピカ系ほどじゃないけど、まずまずコンディションが良さそうな良い毛艶をしている。

ポッドグラス 牡 美浦・奥村武
リオンディーズ産駒なのでもう少しプラスが欲しいところだけど「1F=13秒台のメニューもこなしている」とかなり活気がある。オーナーも小川眞査雄氏だし、もう一段上のステージを目指したいはず。

ルレシャンテの2021 牡 栗東・石坂公
こちらはダートの短距離がメインになると思うが、「終い1F=13秒台を難なく対応」と及第点以上のコメント。スピードを載せると良さが出ると実践向きな様子も垣間見せている。


(了)


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【更新履歴】
2023.04.25 下書き版(社台F・ノーザンファーム早来・空港)公開
2023.04.26 社台F追記、ノーザンファーム早来一部記載・空港の振り分けのみ記載
2023.04.29 ノーザンファーム早来 牡馬記載完了、牝馬一部記載
2023.04.30 ノーザンファーム早来 記載完了
2023.05.01 ノーザンファーム空港 記載完了
2023.05.02 ノースヒルズ、BRF、CVF、下河辺牧場を一部記載
2023.05.04 最後迄一旦記載。
2023.05.23 グリーンチャンネル(GC)ドラフトの結果を追記
以降は情報が出次第、S~D評価を追記・書換の予定
暫定版の内容を抜粋し、ブログ告知用でYoutubeに投稿するか考え中


【この企画】
POG戦略 指名候補馬 2023-2024暫定版(1)
POG戦略 指名候補馬 2023-2024暫定版(2)
POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(3)


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少しでも参考になった場合は、コメントが無くても良いので
拍手ボタンを押してくれると、嬉しいです。やる気が出ます。

みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

仲間内で行っている20頭ルールのドラフト会議が、ダービー翌週に終了。

こちらのページでは注目馬で指名していない馬、
それから指名リストに載せていたけど、
・他人に指名されてしまった馬
・20位で指名が完了し、取れなかった馬
・リストには載せていたけど、理由があって評価を下げた馬
に関する一覧を掲載いたします。
つまり、見方によっては指名出来た馬、評価を上げても良かった馬たちです。

2022-2023の指名リストはコチラ


※2022年6月スタート、2023年の日本ダービー開催日までを期間とする、
POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



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前回の記事

強調材料に欠けた(と感じた)馬 の続き

サトノアダマス 牝 栗東・杉山晴
育成の段階で「まだ非力」なのはマイナス。厩舎が違えば・・・とも思うが480kgと馬格もあり、夏には栗東に入厩できそうなのはマシな部類。命名法則では唯一ギリギリセーフかなと言うレベル。

サトノミネルヴァ 牝 美浦・国枝
「胴がゆったりしていて気性もカリカリしていない。距離はマイルまでじゃないかも。8~9月のデビュー予定で初戦からポンポンと行けそう」とコメント。命名法則では弱いし国枝先生なのも加点にならず。

ナイトキャッスル 牡 栗東・音無
早い調教にへこたれ無いのはプラス。シルク+音無厩舎なのでこれまでのデータ通りなら過剰な期待はできそうにない。それでもクラブのコメントは「走りがクリソベリル級」と最大限の賛辞。

スサーナトウショウの2020 牡 栗東・須貝
早い調教にへこたれ無いのはプラス。馬名は決まっていないが、ステラヴェローチェと同じ大野剛嗣氏&須貝厩舎と評価できる材料はあったが、オーナーが亡くなってしまっては順調さに欠けてしまう。

コンエネルジア 牡 美浦・手塚
Frankel産駒らしいヤンチャな一面もあるようだが、すでにゲート試験も合格してNF天栄で調整中。余程の事が無い限り6月の東京開催デビュー、距離はマイルまでとの見立て。Frankel産駒で高額募集だったのが引っ掛かる。

シリンガバルガリス 牡 栗東・松永幹
確かに馬名の読みにくさはあるが、全姉のラッキーライラック並みに飛びも大きく雰囲気がある模様。それ以上に強調材料は無いけど、ラッキーライラックだけが特別だったのかもしれない。

アンガンダ 牡 美浦・木村
ドレフォン×キングカメハメハで二匹目のドジョウ、ただそれだけ。吉田勝己氏が「じっくりやる。3月になって馬体、動きとも良化してきた」とコメントあり。母は優秀、あとは怪我さえなければ。

セレスティアリティ 牝 栗東・西村
サンデーRのバゴ産駒。しかも値段もソコソコするから注目して良いはずだが、成長の余地を残しながら素質だけでトレーニングに付いていけていたのが、レースに行ってどうなのか。早期デビュー。

スティルディマーレ 牡 美浦・国枝
コメントでは「スピードの高さ、持続力はNo.1」と評価されている。6,000万募集と価格もまずまずだし、3月中にゲート試験も合格してNF天栄で調整中。順調だけどロードカナロア産駒の牡馬だしなぁ。

オランジー 牝 美浦・青木
美浦に入厩してゲート試験に合格、13秒台の併せ馬も大柄な相手に怯まず行えているのはプラス。口向きの悪さを時折見せているようだが、1800万円の募集馬にしては十分すぎるが、指名するほどの強調材料はなかっただけ。

アルメリア 牝 美浦・木村
高くも安くもなく丁度良いところだが、手術している分デビューは早くて年内。術後の経過がまずまず良い。シルクは木村哲也厩舎&ノーザンファームが何とかしてくれるかどうかに掛かっている。

ヒップホップソウル 牝 美浦・木村哲
3月下旬に社台Fの坂路コースで3F=42.2となかなかの時計。ここからさらにパワーアップも兼ねて上積みを狙い調教を重ねている。相当順調と考えて良いだろうが、馬の成長がどこまで行くか。

ディナトセレーネ 牝 美浦・尾関
父:レッドファルクスを管理していた厩舎に、父そっくりの毛色をした牝馬。15秒ペースはこなせており、既に山元TCへ移動済み。フォーム矯正の効果が維持できるかと、この厩舎で使い出しは遅くなりそう。

ダールフルート 牡 美浦・高木登
この母からは牡馬は2/2でデビュー勝ちしている。エピファネイア産駒なのに破格の募集価格なのと、コメントが少ないのは気になる。あとはこの厩舎だから、POG期間に拘らない可能性も高い。

スマイリングウェイ 牝 美浦・大竹
13-13をこなせている順調さ、馬体重も走り込みながら徐々に増えて438kgと決して悪くない。心配なのは千代田牧場が生産したって事と、大竹厩舎が成長を待ちながら使う事だろうか。

クリダーム 牡 栗東・須貝
ハーツクライ産駒でまだまだ成長の余地を残しているが、スプリンターっぽい体型からマイル程度までは距離が持ちそうになってきた。ゲート試験合格後在厩でトレーニング、インゼルレーシングがどこまでやるのか観測してみたい。

ドーバーファルコン 牡 栗東・牧田
嶋田賢オーナーなので当たれば大きいのも魅力だし、クラシック実績も悪くない。ただ、厩舎からクラシックに乗るのはいろんな漁夫の利が味方してくれないと厳しい印象。ダイワメジャー産駒の持ち味を引き出せるか。

クラウンロマーニャ 牡 美浦・伊藤圭三
ダートで堅実に稼ぐ厩舎だけど悪くないし、冠詞+ローマ近郊と名前もクリア。クラウンさんがいきなりクラシックの中心へ・・・とはさすがに飛躍しすぎだが、トライアル重賞で掲示板なら考えられる。

ラクサパーナ 牝 美浦・矢野
POG期間だとジェネラーノウーノで実績がある矢野厩舎だが、勝負を掛けて結果を残せるかどうか?が奮起立和。スリランカの美しい滝と名前も◎だけど、それ以上の情報も出てこなかった。

ルクルス 牡 栗東・松永幹
丸ごとPOGでは三嶋牧場の2番手、牡馬では1番手でコメントがあり「1F=14秒でも余裕がある」とコメント。母が19歳時の仔でもあった&母父サクラバクシンオーで評価出来なかったんだが、多角的に見直すことにしたい。
インゼルレーシングでも4番目に高い5,600万円募集だけど、高齢出産馬だから他を探すことに。

ライヴァル 牡 栗東・牧浦
獲得賞金1億超えがまだ出ていない牧浦厩舎だが、ドライスタウトでJpnIも勝ったことだし殻を破る活躍を見せて欲しいところ。血統も癖が無く名前も安直だけど、ゲート試験合格済と極めて順調。

ロンギングタイム 牡 美浦・奥村武
ロンギングダンサーなどを所有する坂本浩一オーナー、セレクトセールで購入してきた気合は感じるものの「父の産駒らしい良い緩さを残している」と調教師はコメント。
厩舎コメント1番手評価ではあるけど、デビューは早くて秋以降。POG期間後も含めて楽しめるならOK。 

マリアナトレンチ 牡 栗東・音無
アメリカズカップなどを所有する谷掛龍夫オーナーが「マリアナ海溝」と、海に関する馬名で臨んで来た。ハイリスクハイリターンだが、アメリカズカップだけが特別な成功例だとすれば、過度な期待はできないのかも。

スマッシュキング 牡 美浦・奥村武
ダート馬と言う感じでは無いらしいが「ハミに頼らず頭を起こして走れている、父の産駒にしては乗りやすい」とコメントはまずまず。脚をぶつけてひと頓挫があったようだが、芝で期待できる目途がイマイチ立たない。

ドゥレッツァ 牡 美浦・尾関
デビューは早くても年内、おそらく年明け以降になると思うが「スラッとした男馬の割に、付くべきところに筋肉が付いている」と絶賛。牧場で15-15に入る前から坂路で沈み込む良いフォームをしており、素質はありそうだが、他の馬で枠が埋まる。

アサカラキング 牡 美浦・斎藤誠
本来はもっと奥手のタイプに映っていたようだが育成は順調。「脚長で距離は持ちそう。筋肉も良いし柔らかい」と及第点コメントはさておき「セレクションセールは一声で落札できた馬だが、当たりかも」とリップサービス。これには乗らずに反ることにした。

オーヴァルブルーム 牝 美浦・斎藤誠
馬体重が母に似て430kg前後だが「ハービンジャー産駒だし、重いよりは軽い方が良い」と師もコメント。DMMとしても未勝利脱出した馬が預託された実績もあるが、想像以上にじっくり進めることも多い厩舎でもある。

エナジーチャイム 牝 美浦・手塚
エピファネイア産駒らしく馬格があり「順調そうだし、それなりに早めの時期に入ってくる」とコメント。秋以降デビューと思うが母の短所を補えていると、シルクの中でも評判が高まっている模様。ただ、ロベルト系と手塚厩舎は相性どうなんだろうか。

シルバースペード 牡 美浦・小野
Wコースで53.8−12.1を4月1日時点で計時済。6月の東京から使いたいとコメントあり。大化けに期待したいが、POG以外でも厩舎がやや苦戦しているからなぁ。

ニトロジャーニー 牡 美浦・武井亮
マル外で「スピードもパワーもあるし、確実に走りそう」と師のコメント。夏にはデビューさせ、1400m〜マイル中心に使う方針。馬主は2歳馬を4頭預託するなど新進気鋭。動向を追ってみたい。

セレンディピティ 牡 栗東・音無
師のコメントは「5月頃NFしがらきに移動予定。活躍馬の多い母系で、おそらくキレのある馬になるのでは」と期待が高い。成功法則に合致する条件をクリアしていたが、追加の情報が無いのが気掛かり。

ファーストレディの2020 牡 栗東・音無
ダートになると思うが「同時期の兄より身体が大きく、スピードもあって力強い馬になると思う」と師の期待は高い。ただ、取材コメントを掲載したのに入厩予定リストに載らなかったのと、半兄が1勝クラスで難儀しているのが引っ掛かる。

スサーナトウショウの2020 牡 栗東・須貝
「距離はやってみないと分からないが、気性面の問題は無い。芝で軽い動きをしそう」とコメント。ステラヴェローチェなどの大野剛嗣オーナーが亡くなり、大野照旺氏への引継ぎなど馬名含めて順調に行ければ。

キープアドーラブル 牝 栗東・寺島
「父の産駒らしくスピードもありそう」と最低限のコメント。おそらくサクセスブロッケンの高嶋哲氏の身内と思われるオーナー所有で、滋賀のチャンピオンヒルズに移動済。寺島厩舎なので動向を追跡しておきたい。

レイズザリミッツ 牡 栗東・寺島
やたらキングカメハメハと相性の良い吉田安惠オーナーだし、寺島良厩舎には初めての預託となるはずだが「筋肉質でスピードがある。育成の進み具合が早く6月デビュー予定」とのこと。動向を追跡しておきたい。

テンノメッセージ 牝 栗東・高柳大輔
テンハッピーローズなどを所有する天白オーナーと、高柳大輔厩舎のコンビ再び。短距離体型、仕上がり早で6月デビューも視野と、期間中堅実に1,000ポイント稼いでくれれば御の字。

トレンディスター  牝 栗東・高柳大輔
こちらも厩舎と関係の深い水谷オーナー。スピードがあると育成場でも評判、バランス良い馬体で短距離向きになりそう。期間中堅実に1,000ポイント稼いでくれれば御の字。

エナジーポコアポコ 牡 栗東・高柳大輔
キャピタル・システムの所有馬で、同じ母を3年連続の預託。兄姉はダート短距離だったが、馬体に伸びがあり「芝でもう少し距離が持たせられそう」と違ったタイプの模様。

ティムール 牡 栗東・中竹
「セリの時から良かった。鍛えられない部分の力強さもあったからね。動かしてもよかった。」とコメントは秀逸。前田幸治氏の所有馬で「重心が沈んで父のキズナに似ている」と牧場も才能を評価しているが、ハーツクライと相性がサッパリの中竹厩舎なのがマイナス。

エメイヴェイモン 牝 栗東・中竹
兄姉は函館2歳S勝ち、この馬も「桜花賞に行かしたい」とコメントがあった。牧場では「15秒を切ると重心が沈んで脚が伸びる、兄弟の特徴が良く出ている」と素質を認めている。
大山ヒルズではすっ飛ばして再評価してみたかったけど、やはり中竹厩舎はPOG期間だと牝馬実績乏しいからなぁ。

アヘッド 牝 栗東・中竹
大山ヒルズで全体2番手、牝馬で1番手評価されただけあってか「これは抜群」と師のコメント。Frankel産駒にありがちな部分は「母の良さも出ている。気性面は今の所大丈夫」と強調。母も所有した前田葉子オーナーだが、中竹厩舎はPOG期間だと牝馬実績乏しいからなぁ。

サスケ 牡 栗東・西村
適性は阪神マイルぐらいを想定しているが「ゲート試験合格済み、体力があり自分から走ろうとする気持ちの良さがある」とコメント。この厩舎がエピファネイアで成功したら鬼に金棒。その根拠が出てこなかった。
血統のクロスでお互いの持ち味がけん制し合って、良さが活かされない可能性も。

グロッタアズーラの2020 牡 栗東・牧浦
半兄はドンフォルティス(北海道2歳優駿)で早めに動ける下地はあり、移動もそう遅くならないはずと語る坂東牧場の荒木一仁マネージャー。しかも「兄姉のこの時期と比較しても『走るな』と思わせる」と、リップサービスにしては強気で色気のあるコメント。これで上手く行くならなんで今まで低迷?ってお話し。

シゲルビックバン 牡 栗東・鈴木孝志
父がモーリスで、母にDanzigとNureyevを持つ似たような構成のルークスネストに迫るような活躍を期待してみたい。全姉2頭は賞金を殆ど稼げなかったが牡馬に変わったし、まして鈴木孝志厩舎だから実験のし甲斐がありそう。ただ、実験は別の馬ですることにした。

レッドルヴァンジュ 牡 栗東・音無
焦らずに育成されデビューが秋以降になりそうだが、血統はかなり興味ある。音無厩舎が得意とするようなクラブでは無かったし、まして牡馬なので活躍したら諦めよう。



指名漏れ・見送りの前回記事
続きはこちら


気持ちを切り替えたい方は初夏を乗り切るアイテムをどうぞ。




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みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

仲間内で行っている20頭ルールのドラフト会議が、ダービー翌週に終了。

こちらのページでは注目馬で指名していない馬、
それから指名リストに載せていたけど、
・他人に指名されてしまった馬
・20位で指名が完了し、取れなかった馬
・リストには載せていたけど、理由があって評価を下げた馬
に関する一覧を掲載いたします。
つまり、見方によっては指名出来た馬、評価を上げても良かった馬たちです。

2022-2023の指名リストはコチラ


※2022年6月スタート、2023年の日本ダービー開催日までを期間とする、
POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



【PR】あなた独自の戦略をバージョンアップ!



まずは取れなかった馬。

フェイト 牡 栗東・矢作
◇ ザ・POGドラフト会議 2022-2023 栗山求1巡目(牡馬1位)
高額落札馬+新種牡馬リアルスティールでも、過剰なまでに人気沸騰。
結果2位では獲れなかったので、1位で獲りに行った。でも抽選外れ。
逃した獲物はデカかったのかどうか、こればかりは・・・。
半兄の成績を見ると、1位じゃなくても・・・とは思います。

アスパルディーコ 牝 美浦・蛯名正
◇ ザ・POGドラフト会議 2022-2023 須田鷹雄9巡目(牝馬3位)
父がブラックタイドに変わって、果たしてどうなのか。
でも、良い馬であることは間違いないはず。
もしかしたら優等生過ぎてレースでスイッチ入らず・・・の可能性もあったりして。
指名リストで2位以内なら競合なく取れていたけど、4位まで下げてしまったのが良くなかった。
でもブラックタイド産駒なのに、過剰なまでに人気沸騰してたからなぁ。

・・・と言う訳で、本年も参考にしていただき、取り上げていただきました。
ありがとうございます!

デューデット 牝 栗東・友道
◇ ザ・POGドラフト会議 2022-2023 MCチーム8巡目(牝馬2位)
他の先輩が2位で掻っ攫って行きました。さすがに2位は想定外。
こりゃ獲りたいと思っていたけど、諦めるしかなかったかな。
モーリス産駒なのに「ディープインパクトっぽい」の評価枠、今年も良績が続くんだろうか。
あとは例年不振を極めるグリーンチャンネルMCチームが指名したんだよね(コラ)
友道厩舎に入ったことにプラスして、そこだけは懸念材料。


上位回避で棄てた馬

内容は重複しますが、動画作ってあります。



エゾダイモン 牡 栗東・武幸
◇ ザ・POGドラフト会議 2022-2023 須田鷹雄1巡目(牡馬1位)
マイルじゃ短いはずだし、中山2000mよりもダービーがベストの舞台では無いだろうか。ハーツクライで嵌ればデカいけど、母馬の1200m走破タイムがもう少し早いと良かった。
デビュー戦では1秒0差の4着。レース全体の上がり3F=33.7のところ、この馬は34.3と健闘はしていた。もっと距離が長い方が良いはず。


ダイヤモンドハンズ 牡 栗東・池江泰
◇ ザ・POGドラフト会議 2022-2023 斉藤慎二1巡目(牡馬1位)
サンデーRで3,600万の募集馬。丸ごとPOGではグラビア写真が無く、もう少し高い募集額なら上位人気も解るけど、アルゼンチン出身の牝馬*サトノダイヤモンド産駒でそこまで出色の評価になるとは。
中京で好位抜け出し&最後は競り勝ってデビュー勝ち。本来はもう少し距離が合った方が良いはずで、マイルはこなす程度かも。


グランヴィノス 牡 栗東・友道
◇ ザ・POGドラフト会議 2022-2023 井内利彰1巡目(牡馬1位)
母が19歳時の産駒で、ハルーワスウィートから久しぶりの牡馬と言っても高齢出産産駒のリスクは存在する。母馬の実績+この厩舎だから人気するのは分かるけど、それなら昨年半姉になんであんな禁則命名したんだろうか。
あれじゃ弟まで影響しちゃうって。

テンペスト 牝 美浦・国枝
◇ ザ・POGドラフト会議 2022-2023 MCチーム7巡目(牝馬1位)
シーザリオのラストクロップ、しかも3番子・6番子・9番子がGIホースなので12番子のテンペストに注目が集まるのは分からんでもない。
でも、アーモンドアイ以外でロードカナロア産駒の実績が散々な国枝センセイ。別の厩舎だったらよかったのに。馬名自体は4代目。

プレドミナル 牡 栗東・藤原英
◇ ザ・POGドラフト会議 2022-2023 須田鷹雄4巡目(牡馬3位)
ククナもアライバルも走ったんだから、この弟も・・・って期待はされるだろうけど、半兄から一気に3,000万円も募集額が高騰して8,000万募集馬に。これは跳ね上がりすぎ。
ややロベルトが強く出て、脚が短いと言う掲示板の評価もある。

バトルハーデン 牡 栗東・矢作
◇ ザ・POGドラフト会議 2022-2023 斉藤慎二4巡目(牡馬3位)
母:ラヴズオンリーミーのドゥラメンテ産駒。インゼルレーシングを含めて2位の募集額で1億2,000万円は食指が伸びない。サンデーサイレンス系で結果を残した兄や姉と異なり、Kingmanbo系で結果を残せることが出来るか?は懐疑的。
Kingmamboと同じ血統の全妹Monevassiaで3x2クロスになっているので、芝向きの柔らかさがキープできるのかも疑問が残る。血統表観ているだけでご飯食えるほどロマンは感じるけどね。

ダノンザタイガー 牡 美浦・国枝
◇ ザ・POGドラフト会議 2022-2023 栗山求2巡目(牡馬2位)
指名して全く活躍できなかった姉の無念を晴らして欲しいんだが、国枝センセイのハーツクライってPOG期間中に活躍した実績が皆無に等しい。
それこそダノンさん+野田みづきオーナーと合わせても、未勝利を卒業出来たのが1/4。今までの鬱憤晴らしでGI級の活躍をされたらお手上げって事にしよう。

エルダーサイン 牝 美浦・国枝
半兄のコマンドラインがだいぶズブかったし、良く重賞勝ったよなぁって思えるレベルだったので母のコンドコマンドがどれだけの繁殖牝馬か、これで白黒ハッキリつくはず。
実は牡馬より牝馬に出た方がとんでもなく活躍するとか、先ほどと同じでハーツクライ産駒が得意になったとか、そう言う突然変異が起きたらお手上げですよ。
それぐらい思い切った戦略を立てていかないと、時間がいくらあっても足りないって。

リバティアイランド 牝 栗東・中内田
◇ ザ・POGドラフト会議 2022-2023 栗山求7巡目(牝馬1位)
母のヤンキーローズについて評価が高いからこそ人気するんだけど、姉は2億2,680万円で金子馬、弟は4億700万円でダノックス。これでこの馬がサンデーRで4,000万募集って、値付けが少しおかしい。
本来ならもう少し取れても良いはずなのに。出資者には申し訳ないけど、むしろこれでも高いんじゃないだろうか。加えてこの厩舎だからマイルがダメだと、オークスは諦めるしかなくなる。

インタクト 牡 栗東・矢作
◇ ザ・POGドラフト会議 2022-2023 MCチーム1巡目(牡馬1位)
半兄にコントレイルが居るとは言え、矢作先生が褒め称えていた2大巨頭母馬・ロードクロサイトについて、矢作先生のコメントがコントレイル以降は無くなってしまっている。(もう一頭はラヴズオンリーミー)
今年もそれは継続しており、矢作先生が「この時期のきょうだいで、一番良い」とは言ってもさすがに三冠馬同様の期待は掛けられないと判断。2歳春の時点で良くても、そのあと成長無かったら意味無いんだし。
JRAを未勝利で引退しているロードクロサイトの主戦場はダートの短距離だったし、むしろ黒鹿毛で母母似or3代父Haloっぽくアメリカ血統の影響がモロに出て、ダートが主戦場&未勝利卒業すら怪しいかもしれない。

ノッキングポイント 牡 美浦・木村哲
厩舎が極端にプラスにもマイナスにもならないと思うが、晩成気味のモーリスにチェッキーノで持ち味を引き出し合えるのかは疑問。母が人気者だったから注目されるのは理解できるし、いずれ大物を出して欲しい期待もあるけど、初仔は様子見して良いんじゃないだろうか。


ジャスティンボルト 牡 栗東・友道
逃げて初めて持ち味が出る、母のマラコスタムプラダ。レシステンシアで良い思いをした立場としては、なんでレコード更新をしたことが無いキタサンブラックなんだよ、と思ってしまう。スピードが足りんわ。
加えて友道厩舎がダービー制覇+三木オーナーじゃ期待値が下がってしまう。これでも未勝利ぐらいは勝ち上がってほしいけどね。

スイープアワーズ 牝 栗東・友道
ディープインパクト産駒ってだけでマイナス。馬主が大塚氏(給付金で名前が挙がったあの人)だから、それでもマイナス。

オープンファイア 牡 栗東・斉藤崇
ディープインパクト産駒ってだけでマイナス。馬主が長谷川祐司氏でディープインパクト産駒を2頭も所有するのは、馬産界にとっては貢献大なのでありがたい存在だけど、POG実績は別物。
プラスになるとは考えにくい。

シャザーン 牡 栗東・友道
母がGI馬のクイーンズリングだから人気するのは仕方ないが、母父マンハッタンカフェはJRAのクラシック舞台で殆ど活躍出来ていない。
かつてはダンツプリウスやノットフォーマルなど芝の重賞を勝った馬も出したけど、最近はプリンスリターンを出して以降、主戦場がダートまたは芝のマイル以下になりつつある。
ロードカナロア*母父マンハッタンカフェで唯一成功例となるのが、一昨季の(葵S勝ち馬)レイハリア。このような活躍馬がクイーンズリングから出てジンクスを破ってくるのか、それともPOG期間に関係なく運命に埋もれていくのか。
友道厩舎じゃなくて、母の居た吉村圭司厩舎でも良かったのに…。


理由があって指名見送りにした馬

モズメイメイ 牝 栗東・音無
デビューが秋以降で良ければ下位指名候補だったが、セレクトセールでは税込5000万以上だったしキャピタル・システム所有馬と音無センセイの相性に自信が持てず。

サトノグランツ 牡 栗東・友道
2400mは長いけど2000mはベストに近い感じ。デビューは早くても秋だろうとしグラビア一番手だから、せめて未勝利卒業して重賞で掲示板なら御の字ってところだろう。

ミスドバウィの2020 牡 栗東・斉藤崇
名前が決まっていない林正道氏の所有馬なのが引っ掛かる。このオーナー&調教師ならラーゴムの例があり、名前が決まって居たら指名していた。半兄のソウテンも1勝クラス卒業と手堅いのに何故だろう・・・。

シュバルツガイスト 牡 美浦・国枝
キタサンブラック産駒でクラブ馬全体で最高募集額。欠点らしい欠点も無くスピードも上々なのは良いんだけど、国枝先生がブラックタイド-キタサンブラックで結果を残せるのか?と、母父がネック。

マテンロウウェイ 牝 栗東・中内田
動きに切れが出たり胴の詰まった体型が伸びてきたりと、馬体の成長面では問題が無かった。ただ、ジャスタウェイ産駒なのに、サンデーサイレンスのクロスがあるのは割引材料。

サファイア 牝 栗東・辻野
半姉も母も実績もあるが、辻野厩舎の成績が牡馬偏重+名前に濁点となってしまっては見送るしかないか。馬体重が小さいのは母や姉たちの雰囲気に酷似しているが、父ロードカナロアなのに馬体が小さいのはどうなのか。

ドナウパール 牝 栗東・斉藤崇
◇ ザ・POGドラフト会議 2022-2023 井内利彰9巡目(牝馬3位)
デビューは秋以降の年内どころではない可能性もある。母や一族に似て終いの切れ味はありそうだが、なんで「ドナウの真珠」なんだろうか。ドナウ+濁点で繋いできて半濁点になったのも引っ掛かる。

ブラストウェーブ 牡 美浦・大竹
◇ ザ・POGドラフト会議 2022-2023 木村拓人1巡目(牡馬1位)
距離が2000m以上に限定することになりそうだが、体力と馬格のある大型馬ながら「同時期の兄以上に順調」「しっかり貯めてキレる」とお墨付き。でも馬体重が550kgほどある様なので見送り。

ペリファーニア 牝 美浦・鹿戸
ロベルト系であれば右に出るものは居ない程の鹿戸厩舎が、牝馬でもその実績を作れるか。走りにムラがあるタイプなので様子見。重賞やGI好走の半妹で結果を残せている厩舎と言う印象も薄いし。

マテンロウカノン 牝 美浦・萩原
萩原先生がやる気を出してどこまで行けるか未知数。背中を含めて筋肉の使い方は本当に良いらしいが、このオーナー&ゲート試験合格の順調さも加味しても牝馬では食指が動きにくい。

クイーンビーⅡの2020 牡 美浦・堀
ダノックスの高額落札馬で、足捌きと落ち着いた気性はまるで古馬の様だと評価。スピードに関するコメントが無いのであれば、単なるしぶとい先行馬ってだけじゃ大幅な評価上積みはできない。

アイリッシュパール 牝 美浦・栗田徹
21-22シーズンは様子見で良かった栗田厩舎、そろそろ息を吹き返してくる可能性も含めているが新種牡馬Saxon Warriorの適性がカギ。馬体は芯がしっかりし始めて早期デビューも出来そうだけど・・・。

ウィキッドリーパーフェクトの2020 牡 栗東・矢作
◇ ザ・POGドラフト会議 2022-2023 MCチーム6巡目(牡馬5位)
血統面ではダイワメジャー産駒で文句のつけようが無いし、馬体に力強さが付いてきて成長は順調。それなのにカフジの加藤オーナーが付ける馬名が不明。POG期間内は所詮その程度なのかもしれない。

メイクアスナッチ 牝 美浦・武市
武市センセイの手腕でどうにかなるのか?も不明だし、休みなく乗り込めた体力があるのに、馬体がふっくらしてこないのがどうにも首を傾げたくなる。厩舎がレースチョイスを間違えなきゃいいんだが…。

スヴニールデジール 牡 栗東・友道
リリーバレーで14秒を切るペースまで消化済。気性面が幼い部分を残していながら、テンのスピードが速く坂路でも思った以上に時計が出るタイプだったが、厩舎+読みにくい名前なのがマイナス。

パスカリ 牝 栗東・杉山晴
エピファネイア産駒なら・・・の厩舎に、身体の使い方がハマれば・・・の夏以降デビュー予定牝馬がやってくる。トモを使ってすべてが噛み合わないといけないので、スピードコメントが無ければ割引で良い。

メリオルヴィータ 牝 美浦・池上
◇ ザ・POGドラフト会議 2022-2023 木村拓人7巡目(牝馬1位)
ダイワメジャー産駒らしい仕上がりの良さはあるし、開幕週デビューも果たせる。14秒台をこなせる体幹の強さもあるがやはり問題は馬名と、池上厩舎と言う点。未勝利卒業ぐらいは達成してくれそうだけど・・・。

イッツオンリーユー 牝 美浦・手塚
POG本が出た際はスピードよりもスタミナに優れたタイプの評価。器用なレースが出来るタイプでも、押し切れそうなタイプでも無いとなるとリスクが大きくなる。

ヴェアリアス 牡 栗東・清水久
ドレフォン×母父エンパイアメーカーで血統に興味ある上、繋ぎの返しも軽いフットワークを産み出しており、案外芝でもやれそうなのもプラス。やはり清水久詞厩舎だから、割引く必要がありそう。

ウイングランブルー 牡 美浦・深山
ウインの牡馬なので多少割引く必要はあるけど「追い切りでこの馬に勝つ馬が居ない」のだから今年の一番馬と考えて良さそう。それでもなんでグランブルー?

ウインアイオライト 牝 美浦・手塚
「体幹も強く走りがぶれない」と最低限のコメントもあり、まして牝馬で手塚厩舎。重賞で大きく加算を狙うんだったら、候補はこっちだと思わせるがこちらも青い宝石。ウインなのに赤くないの?

ウインフィエルテ 牝 栗東・加用
母が好例だし、「急激に成長し、頼りなかった馬体が嘘のようなパワーとスピード」と言うコメントが額面通りに信用できない。距離も短くなるだろうし、体力面が追い付くのか?

イージスバローズ 牡 栗東・中内田
バローズさんの法則に当てはまらないので、未勝利卒業で良いなら・・・って事なら割引。

エンジェルスアスク 牝 栗東・矢作
結果が出ていない矢作厩舎×廣崎利洋HDだけど、この馬は短距離想定で「乗り手が抑えるのに必死なほど行きっぷりが良い」なのは、気性面に相当な弱点がありそう。

オーヴィレールの2020 牝 栗東・今野
生産した下河辺牧場所有、なので名前や情報が出るのはまだまだ先。今野厩舎ってのも更にじっくり進める要素が追加。

ディアマンテブルー 牡 美浦・相沢
兄姉の活躍を考えても、仕上がりが早くて2歳夏からって言う勢いが消えたのは大きなマイナス。早期要員から早期の良さが抜けたら、何を根拠に指名しろって事になっちゃうよ。

サンライズビヨンド 牡 栗東・矢作
成長力に期待したくなるが、松岡オーナー系列でPOG期間に結果がバリバリ出ている訳じゃないのも事実。その点考慮すると他の馬を優先したくなる。

キョウエイエピカ 牝 栗東・矢作
兄姉があまりにも伸び悩んでおり、「課されたメニューを余裕でこなす」センスの高さはどれだけのメニューなのかも不明。矢作厩舎とはキョウエイギアで実績のあるオーナーだけど、POGは別物。

メリタテス 牝 栗東・矢作
マル外で着地検疫があった為にペースは遅いのは仕方ないにしても、今年の広尾で最高価格帯でありながら、芝は全然ダメと言うリスクがある。選べるんだったらより確実な方を選択しよう。

グランデサラス 牡 栗東・池添学
「15秒近いペースも涼しい顔でこなす」コメントに名古屋友豊さんが所有するとなると重賞で期待したくなるが、なんでグランデなんて名前に付けちゃうんだろう。半兄は良かったのに…。

レッドバレンティア 牡 美浦・手塚
東京HRなのに非社台系生産、しかも坂東牧場で「15秒ペースを終始余裕を持って動けている」とコメントは秀逸。身体が411kgと小さいのはあまりプラスにならない。

ニシノメラーキ 牡 美浦・的場
短距離血統であるとは言え的場厩舎。さすがに手が出せなくなってしまった。

ユキノクイーンの2020 牝 美浦・斎藤誠
小國さんがセリで小関オーナーにお願いし購入してもらった1頭。この手のタイプでたまに当たりはあるけど、斎藤誠厩舎だから額面通りに信用するのはやめておこう。馬名も未定だし。

ロードサミット 牡 栗東・辻野
15秒台の調教もすでに消化し乗り味が良いのは最低限あるんだが、「芝もダートもこなせそう」なのは素材重視でも指名に踏み切れず。母の兄たちの活躍を考えれば、芝に振れない時点で怪しいと感じる。

ロードスパイラル 牡 栗東・清水久
父を管理していた清水久詞師が「この時期の父はこんな感じでしたよ」とコメント。まだまだ馬体が成長しそうな段階で13秒台を出せているように能力は水準以上だが、POG期間後の方が楽しみなのでは?

オルタード 牝 栗東・庄野
ダートのクラシックディスタンス向きだが、14秒台の時計を出せていてしかも庄野厩舎。ダートで手堅く賞金を稼げるような情報が漏れ聞こえてこなかったのがネック。

ルガル 牡 栗東・杉山晴
POG期間に結果を残しにくくなった杉山晴紀厩舎、このオーナーをどれだけ稼がせてくれるのか?は未知数。

ラヴァドーム  牡 栗東・松永昌博
追加で良い情報が無かったし、松永昌博厩舎だから事前にオッと思わせる情報も薄い。

セレッソブランコの2020 牝 栗東・松下
母を所有していた三宅勝俊オーナーが、満を持してシルバーステートを付けて勝負を掛けてきた。でも馬名が決まらないのはなぁ。

ヒラボクスペシャルの2020 牡 美浦・大竹
この馬自身は14秒台を出せているけど、馬名も決まらず大竹厩舎だもんな。


下位指名前に指名終了になった馬

ヴァレンティヌス 牡 栗東・辻野
辻野厩舎がどれだけ実績残すか?に加えて新種牡馬のレッドファルクス、上位で消える存在ではない。ダートっぽい血統ながらフットワークは芝、しかも距離もこなせそうと及第点以上。
小川眞査雄オーナーは今年のすみれS勝ちを経験済で、それ以上を期待したくもなる。

クラウドセイル 牡 栗東・清水久
厩舎でマイナスになったし、更に背が伸びていった為成長を促している過程も、POG期間後に活躍しそうでプラスに働かない可能性が出てきた。

ニシノコウフク 牝 美浦・伊藤大
早期デビューが見込めるけど、他に牝馬で同じように期待した馬を見つけたので今回は見送り。1,000ポイント以上確実に稼いでくれるようなら、来期は候補に入ってくるかも。

ユハンヌス 牡 栗東・大久保龍
クラシックのトライアル重賞を狙って獲りそうな位置に居るが、デビューが近づくにつれて色々とアラが出始めた模様。それならば評価を少し下げるまで。





強調材料に欠けた(と感じた)馬

暫定版で一旦はC評価以上にしたけど、そこから上積みが乏しかった馬。
見当違いな分析をしていた可能性も否定できませんが、それらを含めて定点観測。

イリスレーン 牝 栗東・清水久
マイナス要素はこの厩舎だから3歳夏以降本格化しそうってことだけど、期間中未勝利卒業+1勝クラス掲示板ぐらいはどうにか確保してくれるんじゃないかな?

オーヴァルブルーム 牝 美浦・斎藤誠
さすがに期間内重賞で結果を残すとなると厳しいと思うが、DMMもそろそろ結果を程々には残したいだろうから、この辺りの手駒も「投資してよかった」レベルには押し上げて来るんじゃないだろうかと邪推。

フォーカルフラワー 牝 美浦・国枝
姉のカレンブーケドールは過去の指名馬。さすがに姉と比較してしまうと酷。マイルには使わないと割り切れるなら期間内に未勝利勝ち+1勝クラス卒業目処は立ったりして。でも、社台RHである分、マイナスなんだよなぁ。

グレノークス 牝 美浦・宮田
吉田照哉氏の所有だしPOGではかなりマークも薄くなると思う。青田力也場長のコメント「マイルから2000mあたりでグングン進んでいくイメージ」が本当なら、の条件付き。

ハーエクセレンシー 牝 美浦・大和田
コメントとしてはダイワメジャーの良いところがちゃんと出ていると、社台Fでもかなりマシな部類。この厩舎だから評価半値だけど、そろそろ息を吹き返すなんてことも?

レッドマグナス 牡 栗東・藤原英昭
◇ ザ・POGドラフト会議 2022-2023 須田鷹雄2巡目(牡馬2位)
レッド(東京HR)の一番馬評価の割には素質だけで走っている状態で、上積みに疑問は残る。4月中旬に脱北済でNFしがらき?に居る模様だが、育成は早来だが生産は社台牧場ってのも?が付く。

ショウミーザマネー 牝 美浦・蛯名正
14秒台をこなせる体力と、長く良い脚を使えるのが良い。シャドウの飯塚オーナー所有で、すでに山元トレセンへ移動。でも、名前はなんでこうなったんだろう?あまりいい印象を持てない。

リビアングラス 牡 栗東・矢作
初時計で3ハロン40秒の時計が出るほどの走り。それでも焦らず成長させる意図が不明。同じ時期のディープボンドに似ていると斎藤ディレクターもコメントするほどだったのに。

ベルオブピース 牡 栗東・矢作
ノーザンファーム生産なのに、セレクトセールで前田晋二オーナーに落札されて大山ヒルズに居るパターン。それとは別に、エピファネイア産駒の成長曲線をノースヒルズが描けるのだろうか。

レジェンドマップ 牡 栗東・奥村豊
既に栗東近くの育成場へ移動しているように調整は順調だが、緩さも残している段階で15秒台の走りが出来ているのが引っ掛かった。本格化まで相当時間が掛かると判断。

ギアチェンジ 牝 美浦・蛯名正
マルターズの藤田在子オーナーが所有。坂路で15秒ペースを週1回こなしており成長待ち、のパターンでバシバシ成功例が出ている訳じゃない。あくまでも開業祝いレベルと判断。

バルフォアテソーロ 牡 美浦・高木登
毎週15秒ペースを乗られており「心肺機能が強く、スピードを維持できるタイプ」なのは良いが、ダートでどれだけ堅実に稼げるか?に牡馬枠を1頭割くのはなるべくなら回避したい。






指名漏れ・見送りの続き
続きはこちら


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みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

今年も「目が節穴」な筆者がPOGに特化した総評を、少しだけ行います。
【評価は>Dの5段階。C評価以上で指名検討】

懲りずに今回も週刊Gallop臨時増刊
丸ごとPOG2022-2023を参照しております。

今回は、実際にドラフト会議で使うリストをいつも以上に早く作れてしまったので、
予め「5段階評価に大きな変更が出そうですよ」の告知ページです。




※2022年6月スタート、2023年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



「ヒトでPOGを戦う」とは?

本年度も閲覧、ありがとうございます。
昨シーズンに比べてコメントも戴くようになり、時間は割けない中でも大変励みになります。
2022年5月は1日から13日までの間に延べ5500人を超えるPOGファンの皆様に、閲覧・参考にしていただきました。ありがとうございます。


POGの指名馬を決める要素として「血統」はメジャーなものです。
当ブログでも血統は一要素として重要視していますが、血統と同じように重要視しているのが関わっている人。

つまり「オーナー」「調教師」「生産者」です。
おそらく無意識のうちに皆さんも気にされているとは思います。
その部分をより洗い出すために、そしてその作業過程を自分自身で振り返る為に、このブログを行っております。

どんなに良い馬でも、オーナーが預けられる調教師は限定されます。
その調教師がどれ程の実績≒実力があるのか、と言うのは過去のデータを観ていると少しずつ浮かび上がってきます。

そして生産者。
場合によっては生産者のノウハウが、調教師のスキルを凌駕する、もしくは調教師のスキルを育成することもあります。
中間の放牧期間で鍛え直す、立て直す技術がある生産者であれば、オーナーの人脈不足をカバーすることもあるのです。

インターネットが一般的に普及し、なおかつスマートフォンでいつでも情報に触れられるようになった2010年代以降。
こうした観点から血統以外の要素も、より細かく分析し情報戦を制する必要が出てまいります。
「POGを直感だけで楽しめた」時代が終わり、「POGは楽しみながら情報戦を優位に運ぶスキルも磨く場所」に変わっているのだと思います。

そう言った新しい時代の、新しい楽しみ方の一助になれば嬉しいです。

ようは、いつの時代も「なんとなくが確信に変わる」のって、
大変だけど楽しいですよね!ってことです。


大きく評価を下げた指名候補

本来はドラフト1週間前ぐらいに行う作業ですが、今年は大体の目星を付けるのが早く終わった(正確には早く終わらせないといけなかった)ので、繰り上げて早めに少し細かいフィルターにかけて選別することをしています。

きっかけになったのは20頭指名の10位前後で指名しようとしたスティルディマーレを、評価し直す過程でした。

父:ロードカナロア
母:コケレール

この血統ですし「父がロードカナロア、国枝厩舎だから」の理由で一旦は評価をBに上げています。
でも、国枝センセイは本当にロードカナロア産駒の預託先として、POG期間内にバリバリ成績を残せているのでしょうか。

ふと、疑問が湧きました。
そりゃ、実績を今も残しているんじゃないの???と。
なので、産駒のデータを絞り込んでみます。

国枝_ロードカナロア_h

まずは牝馬の場合。
アーモンドアイは別格で、この実績が脳裏にあるので「国枝厩舎のロードカナロア産駒=当たりがある」と考えたくなるのは分かります。
事実ロードカナロアの父であるキングカメハメハ産駒では多数の実績を残している国枝厩舎。
しかも牝馬で国枝厩舎+ロードカナロアでも強烈な結果を出した例があるので、POGでも一口馬主でも評価が高くなるのは理解できます。

しかし、ベルクワイアとルージュアドラブルは期間中1,000ポイントを稼げず。
ノーザンファームが生産したブエナエルドラードもルナソルも、エリカポンシャンに至っても期待されていたほどの活躍はPOG期間中にありませんでした。

国枝_ロードカナロア_b

そして牡馬の場合。
2シーズン前は5月東京開催で、ようやくライフレッスンズが未勝利を脱出しましたが、21-22シーズンに至っては(執筆時点で)4頭も預託されているのに1頭も1,000ポイントを稼いでいません。

アーモンドアイや、キングカメハメハ産駒の実績が無いのであれば「国枝厩舎にも苦手が存在する」とハッキリ気付くのですが、実際にデータを振り返ってみると国枝厩舎は

キングカメハメハ産駒は得意でも、ロードカナロア産駒は苦手

と考えた方が自然なのかもしれません。
仮にアーモンドアイの全妹が居たとして、同じように活躍させられるかどうか?と聞かれたら、答えは「おそらく無理に近い」と私なら答えるでしょう。
全妹であっても、全姉とは違う・全姉と比較するのは可哀想ってケース、山ほどありますからね。

そんなこともありましてスティルディマーレに関しては、当初10位より上で指名する予定で居たのですが、100頭ほどいるリストの中盤より下まで一気に順位を下げることになったのです。

勿論過去と未来は別物なので、22-23シーズンからいきなり『国枝厩舎のロードカナロア産駒が爆発的にクラシック戦線を盛り上げる!』なんてオチがあるかもしれません。

でも、ここまでPOG期間に実績が出てないんじゃ「アーモンドアイだけが特例で、基本的にキングカメハメハ産駒ほど期待しちゃいけない」と考える作戦が合っても良いんじゃないでしょうか。



シュバルツガイスト事件

今年も早めに評価修正した馬はチラホラいます。
しかも2段階評価下げは居ます。昨年みたいに3ランク下げられないだけマシです。
ご祝儀を兼ねて当初はAランクに取り上げたものの、特にこの馬は様々なフィルターを通して評価が甘かったと痛感。

シュバルツガイスト 牡 美浦・国枝
キタサンブラック産駒で欠点らしい欠点も無くスピードも上々って評価。でも、なんでサンデーRの最高価格も超えて、全てのクラブ馬で一番高い募集額まで吊り上がっちゃったんだか。
その時点で期待値を下げなきゃ、理屈でもおかしくなるしこれまでの経緯と帳尻も合わない。
※2022.05.14 評価修正 A→C

またまたまた、国枝センセイ。
そりゃ藤沢和雄先生が勇退されたから、美浦では抜群に注目されてしまう。
しかもディープインパクト産駒の実績はアカイトリノムスメにダノンプラチナ。あと一歩でGIタイトルと言う馬も多くて、ある程度は期待して良い。

ところが国枝センセイにとって、このシュバルツガイストが初めてのキタサンブラック産駒。
もう一つ言えば、キタサンブラックの父であるブラックタイド産駒も、過去に1頭しか経験が無い。
しかも未勝利脱出とはならず。

加えて言えば母父のInvincible Spiritが、POG期間ではどこの厩舎でもすこぶる成績が振るわない。
期間中に1,000ポイントを超えたのがたったの2頭で、うち1頭は音無厩舎*野田みづきオーナーって言うボーナスチャンスがあってのモノ。

で、もう1頭がシュバルツガイストの半兄にあたるメメントモリ。
1,507ポイントは母父Invincible Spiritでは歴代最多。

しかし、父がダイワメジャーでスプリント路線に特化して使われているものの、古馬になっても1分8秒の壁を破ることが出来ないってレース内容。
つまり「本来はJRAの芝でスピードを活かすタイプではない」ってコトになってきそう。そうじゃなきゃ、タガノヴェリテがダートに転戦して通算で約1億稼いだ理由も成立しなくなってしまいますわ。

BMS_Invincible Spirit

おそらくは芝の1800m以上で良さが出るであろう父と、ややダート向きな母父の組み合わせ。
これで距離を伸ばして使うために新潟や阪神、中京へ遠征しまくる厩舎なら良いんだけど、まさかの国枝センセイ。
おそらく中山と東京で集中して使うことになるし、小足が使える母父だったらこんな成績にもなっていないので、評価はDに近いCまで落とすしかなくなってしまった、ってワケ。

最初の判断が甘かったし、キーファーズさんだからとリサーチが甘くなってしまった。
それなのに一時はドラフト3位で指名しようとすら思っていたけど、早目に気付いて調べ直して修正しなきゃいけないレベルとは、最初に評価した時は思ってもみなかった。

いかに「漠然と指名する」のが肝を冷やし、後々つまらない気持ちにさせるのか…の良いサンプルだったと思う。
羹に懲りてあえ物(膾)を吹くとは、まさにこのこと。



評価を上げることにした指名候補

一方で、調教師のデータを観ていて「あれ?これはもっと評価した方が良いんじゃないか?」と思ったケースもあります。

特に顕著だったのは美浦の林徹厩舎に入厩予定、B評価しているアスコルティアーモ
指名リストを作成して30位ぐらいに位置していました。
これは他馬が良さそうに思える部分が多かったため、下位で指名する予定の、更に下。
このままでは指名されずに終わる位置に居ました。

父:
キタサンブラック
母: アスコルティ

この血統だけでは推し量れないのが、調教師実績データの怖いところ。

林徹_牝馬

林徹厩舎の牝馬で、POG期間内に1,000ポイントを稼いでくれた牝馬は少しずつ増えています。
特に社台ファームやノーザンファーム、追分ファームなどで生産されて結果を残した馬は、その可能性がより高まります。

ソングライン
アナザーリリック

21-22シーズンだと
ビーオンザマーチ
ラズベリームース

このうち3頭には明確な共通点がありました。
それは母がPOG期間に勝利し、
POG期間内にOP特別あるいは重賞に挑戦している事です。
そして、兄姉がPOG期間中にJRAで勝ち上がっている実績があることも、兼ねています。

ソングラインの場合だけ初仔であり、母はPOG期間中の勝利はありませんでしたが、期間中に掲示板には入っています。
その後未勝利を勝ち上がって、現役終盤にはOPクラスに挑戦しています。

法則通りだとすると、アスコルティアーモは半兄のアスコルターレがPOG期間に活躍。
母のアルコルティも新馬勝ち⇒クロッカスSに参戦しています。

こうなると「期間中1,000ポイント以上は、極めて堅いんじゃないか?」と判断し、一気に指名リストの20位以内まで押し上げる事となりました。

調教師のデータや生産者のデータを合わせて調べてみると、こう言った順位の上げ下げに「確かな理屈が存在する」ケースは毎年必ず出てくるのです。



虎視眈々の1頭

20頭指名ルールとは言え、リスト通りに進めても毎年2~3頭は他のメンバーに先に取られるなど、全く無傷で全馬指名とはならないのがPOGの面白い所でもあり悩みどころ。

リスト掲載の21~25位は、上位20頭と遜色ない馬を入れるように心がけていますが、その候補をデータや映像などを観ていると決定打にかけてしまい、ポロポロと刃こぼれしてしまうように落ちていきます。

そこで、急遽リサーチしてこんな馬を見つけました。
まずは成功した例の血統表を見てください。

比較A

父:ルーラーシップ、ここまでは大切。
そして母母父にエリシオ。

もしも従来のように母父がスペシャルウィークだとしたら3/4同血となるのですが、今回は母母父エリシオなので5/8同血と言う、なんだか中途半端に似ているんだか似てないんだか…よくわからない馬が候補です。

40代以上には5/8と言ったらS&Bが出していたポテトチップスなんだろうけど(笑)
最近競馬を見始めたような20代だと、もはやそんなポテトチップスが駅の売店で売られていたなんてことすら、分かんねぇだろうなぁ…。

さて、比較対象はこちら。

比較B

しかも5代血統表にNijinsky。さらにはサンデーサイレンスがあるように、6/8同血とも言える血統表とは別に似ている部分が他にもあって、、、

同じ厩舎に入厩
同じノーザンファーム生産、同じ2月生まれ
同じクラブで、しかも同じ募集価格
さらに同じ毛色!

そんな馬を見つけてしまいました。

ブレスユアスターズ 牝 栗東・奥村豊
順調さで言うと厩舎の先輩にあたるディアンドルには劣るものの、ここまで大きな頓挫なく進められており、ルーラーシップ産駒*奥村豊厩舎でPOG期間内に1,000ポイント超えは3/7と高確率。
しかも奥村豊厩舎ならではの法則で、毛色が黒鹿毛・青鹿毛に限定すれば3/4と堅実。
唯一の例外も未勝利脱出こそしていないが495ポイント獲得しており、これならシルクの募集馬とは言え、かなり期待して良いはず。
現時点では20位までに指名する馬に大きな頓挫が合ったり、他のメンバーに取られた場合の控え一番手。でも、何かしらですぐに上がれる位置なので、実質18~20位指名候補と考えて良い。

ただ、コメントらしいコメントがPOG本に無い馬なので、そこだけが懸念材料。
栗東やNFしがらきで動かしてみない事には・・・ではあるけど、シルクらしい母馬から連想の馬名とまずは第一段階クリア。
もともと厩舎にとってかなり打率が高い条件を兼ね備えている&情報が表にあまり出てないのは控えに押さえておいても面白いと思いますよ。



ワカチコ!なギャンブル指名候補

ちっちゃいことは気にするな!それ、ワカチコワカチコ~♪
って、誰かのネタでありますね。

そうは言っても、データも理屈も超越して指名したくなる候補は毎年必ずいます。
大コケして、痛い思いをしてから、ようやく気付いて来年以降に繋げる。
そんな経験はこれからもあると思います。

ここから先は、ドラフト会議当日までシークレットな領域も含みますので、ブログで公開して良いのかいろいろと考えております。

でも、2頭ぐらいなら問題ないだろうと言う事で、
出血大サービス!
(この表現、平成10年以降に生まれた人には通じ無い気がする・・・)

サファイア 牝 栗東・辻野
素質を感じさせながら馬体重が小さいのは、母や姉たちの雰囲気に酷似。加えて母のイサベルが角居厩舎⇒その番頭的立場だった調教助手の辻野師と、預託先も理に適っている範疇と判断。
※2022.05.14 評価修正 C→B
【ドラフト会議戦略】
指名する前にこの馬が先に取られる可能性は(実際のドラフトが6人なので)10%程度と考えている。
もし7人以上のドラフトだったら23%程度まで上がるけど、それはもう諦めるしかない。
他のメンバーが漠然とした期待で指名する牡馬とか、前評判の高い厩舎の牝馬に行くだろうから、評価を上げながら実際の順位はやや下げ気味の戦略で良いだろう。
むしろ取り合いになるであろう牝馬が別にいるので、そちらを先に取ることが大事。
※2022.06.01 評価修正 B→C

テラステラ 牡 栗東・矢作
全兄のカイザーノヴァは、北海道シリーズでまずまず活躍。期間内2勝で3,020ポイントを獲得。3歳になってから苦しんだけど、POGとしても一口馬主の出資者にとっても、十分な孝行息子になってくれた。
加えて半兄のキングエルメスが重賞制覇。矢作厩舎&広尾レース&この育成牧場のタッグで頓挫無しなら、指名候補に上げて問題ないだろう。
【ドラフト会議戦略】
他のメンバーがGIを狙っているのか、GⅡやGⅢを狙っているのか、はたまた0ポイントを回避することだけを狙っているのか。相手の出方によって順位は大きく変わってくる。
もし、GIタイトルを積極的に狙っていくハイリスクハイリターン型指名・あるいは少人数(6名以下)のドラフトなら、この馬は中盤以降で全く問題ない。
むしろ20頭指名ルールなら15位前後でも間に合う。10頭指名なら7位で取れるはず。
ただ、GIを獲れなくても着実にポイントを重ねたいメンバーが揃ったら、可能な限り20頭指名でも10位あたりでは獲っておきたい。10頭指名なら5位だと争奪戦で敗れるだろうから、4位あたりの位置になる。



追加の実験開始

どうせなので、どこの厩舎かは隠して公開することにします。
また好き好んで穴っぽいところを、ほじくってます。
(仮に公開してもドラフト会議戦略に大きな影響は出ないと思いますが・・・、直前までお待ちください。)

とある厩舎の法則らしきものをバージョンアップしながら、今年は一層仮説を固めてみましょう。
昨年暫定版でピックアップしている厩舎の一つを使って、追加の実験です。

今年は栗田徹厩舎の巻き返しに期待してみましょう。
牝馬の場合は以下の条件をすべて満たすと、期間内1,000ポイント達成しています。
例外があるかもしれませんが、確認出来た限りは90%以上確定と言って良さそうです。

①父もしくは母父の血統表で、3代目までにサンデーサイレンスがある
②5代血統表内にNorthan Dancer系の5*5以上のクロスがある
③5月生まれではない。毛色は不問だが芦毛・白毛・青毛・青鹿毛は避けて、鹿毛や栗毛がベター
④5代血統表の父もしくは母父にBold Ruler系がある、もしくは父がハービンジャー
⑤母がJRAで2勝以上、もしくは兄姉がJRAで1勝以上している
⑥馬主の勝負服に水色、緑、赤のいずれかが使用されている。※絶対条件では無いかも

22-23シーズンは11頭も牝馬が入厩予定ですが、すべてクリア出来ているのがエピファネイア産駒の1頭だけで、その馬は現在評価です。
この馬は社台系生産馬ではありませんし、下位で取れるはずです。
しかも⑥を緑でギリギリクリア。

この法則通りだとしたら・・・ではありますけど既に入厩済の情報があり、5月下旬にはゲート試験や坂路時計を出して来るのではないかと思われます。
そうなるとデビューは早くても夏の新潟以降でしょうか。

サンティーテソーロ 牝 美浦・栗田徹

それだけの存在をわざわざ隠す理由?
21-22シーズンはヴィクトリアマイル週終了時点で牡馬は5/18で1,000ポイントを超えてくれたけど、牝馬は全く振るわず0/14だったから。
牡馬に期間内ホームラン実績あるとは言え、巻き返しは必至だと勝手に思ってます。
勝手にね。
※2020.05.25追記 無事にゲート試験も合格したようです。







【更新履歴】
2022.05.14 初版公開、スティルディマーレ、アスコルティアーモを記載。
2022.05.15 シュバルツガイスト、ブレスユアスターズ、サファイア、テラステラを追記
2022.05.17 追加の実験について厩舎名・馬名を隠して公開
2022.05.25 追加の実験の匿名解除

以降は5/29開催予定のドラフト会議戦略上、可能な範囲で追記・書換の予定。

2022.06.01 一部評価を改定


【この企画】
POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(1)
POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(2)
POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(3)
POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(4)



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みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

今年も「目が節穴」な筆者がPOGに特化した総評を、少しだけ行います。
【評価は>Dの5段階。C評価以上で指名検討】

懲りずに今回も週刊Gallop臨時増刊
丸ごとPOG2022-2023を参照しております。

今回は、個人的な好みでDランクからCランクにあがるかどうか。
このブログ特有の表現ですが「実験部屋」のコーナーです。



※2022年6月スタート、2023年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



企画の趣旨

一応まったく過去記事を読もうとしないご存知ない方のために、簡単に説明。

私がメインで参加しているPOGは、かつて在籍していた職場の仲間同士で行う大会です。
ルールは1人20頭指名。
最盛期は10人以上が参加したため、しばしば

「リストに用意した候補が他に取られて、追加のリストが必要だ」

となることがありました。
途中で慌てないようにするため大体60頭から70頭ぐらいは、DランクであってもCに上げられるだけの馬はチェックしてリストに収録するのです。

今年は6~7人で行うみたいですが、作業だけは行っておきます。

そこには個人的な感想や感覚、直感なども入ってくるので
「理屈では上手く説明できないけど、とりあえず指名してみようか」と言う馬も含まれます。

また、根拠には乏しいけど「こう言う展開だとしたら面白いな」
と言う仮説を立てることもあります。
まさに↓↓↓の状態(笑)
ダウンロード

今回はそんな「ニッチでマニアックなお前の趣味に、付き合ってらんねぇよ」と言われるのを承知で、変態(誉め言葉)な部分をお見せしましょう。

しかし、この作戦。
意外と塵も積もれば山となる。
もしも注目されていないであろう馬が15頭で、各々1000ポイント以上堅実に稼いでくれれば、それだけで15,000ポイント。

何かの拍子で2000ポイント稼ぐ馬が2~3頭出てくれれば、20,000ポイント超え。
15頭がみんな活躍してくれたとしたら、余裕で30,000ポイント超え。

ちゃんとブログに残しておくと来年以降に繋がるんだな、これが。


ダイワメジャー産駒

レシステンシアを会心の一撃で仕留めた余韻が残っているので、今年も何頭かチョイスします。
既に紹介しているハーエクセレンシー、メリオルヴィータ、ダルエスサラーム、ウィキッドリーパーフェクトの2020、タイキバルドル以外で注目している馬を紹介します。

過去記事はこちら
 ダイワメジャー産駒所感

ドーバーファルコン 牡 栗東・牧田
いきなりドーバーと来ましたか。嶋田賢オーナーなので当たれば大きいのも魅力だし、クラシック実績も悪くない。マークも薄いだろうから、これは下位まで温存してても問題なさそう。
※2022.05.14 評価修正 B→D

クラウンロマーニャ 牡 美浦・伊藤圭三
ダートで堅実に稼ぐ厩舎だけど悪くないし、冠詞+ローマ近郊と名前もクリア。クラウンさんがいきなりクラシックの中心へ・・・とはさすがに飛躍しすぎだが、トライアル重賞で掲示板なら考えられる。
※2022.05.14 評価修正 C→D

ラクサパーナ 牝 美浦・矢野
POG期間だとジェネラーノウーノで実績がある矢野厩舎。キャロットのダイワメジャー産駒が入ってきたとなれば、一世一代の勝負を掛けて結果を残して欲しいぐらい。スリランカの美しい滝と名前も◎。
※2022.06.01 評価修正 A→C

エーレウォーン 牡 美浦・斎藤誠
小田吉男オーナーは栗東の森厩舎で堅実に稼いでおり「アイルランドの神話に登場する王の名」と名前のセンスも良いが、英語名が惜しい。コメントが全く無い馬なので丁半博打になる点もネック。

アルヴィエンヌ 牝 美浦・林徹
母馬の名前+ローヌ川沿いの古都名と、命名に関しては文句なし。実績が殆どないオーナーではあるが、ノーザンファーム生産+セレクトセール落札と正統派。
コメントは全くないけど林厩舎のダイワメジャー産駒は、グラニッドピークより全てがハマるならこっちが大穴候補。
※2022.06.01 評価修正 B→C

と言う訳で、Bランク以上が合計5頭。
これら+メリオルヴィータを入れるかどうかで、20位までに指名して行きたい考えです。

俗に言う「下手な鉄砲も数撃ちゃ迷惑」ってヤツです。



ハーツクライ産駒

ハーツクライにはLyphardのクロスが良く似合う。
この理論だけで指名候補をもう少し出してみましょう。
実験なんだから良いじゃないか。

既にハイリスクハイリターンを承知でエゾダイモンは取り上げているので、その他の候補です。

アッシュフォード 牡 栗東・藤原英
Lyphardのクロスだけしかないし、シルク+藤原英昭厩舎って言う材料だとCに上げるには乏しい。追加情報に期待。

スヴニールデジール 牡 栗東・友道
母ゴールディーエスポニーでG1レーシング。本来友道厩舎でハーツクライは大歓迎、丸ごとPOGにも「14秒を切るぺース」とコメントもあるんだけど、どうにも追分ファームなのが踏んきり付かない。
材料さえそろえばC以上はある。

テルテ 牝 美浦・手塚
下河辺牧場の1番手掲載だったのがマイナス材料。コメントは悪くないけど数字が載っていなかったし、オーナーに向けたリップサービスだったのでは?と判断。テキのコメントがなかったのも減点。
材料次第でC以上も検討。

ルクルス 牡 栗東・松永幹
丸ごとPOGでは三嶋牧場の2番手、牡馬では1番手でコメントがあり「1F=14秒でも余裕がある」とコメント。母が19歳時の仔でもあった&母父サクラバクシンオーで評価出来なかったんだが、多角的に見直すことにしたい。
既に栗東へ入厩しゲート試験も5月中旬頃には望めそう。インゼルレーシングでも4番目に高い5,600万円募集。
※2022.05.14 評価修正 B→C

ライヴァル 牡 栗東・牧浦
獲得賞金1億超えがまだ出ていない牧浦厩舎だが、ドライスタウトでJpnIも勝ったことだし殻を破る活躍を見せて欲しいところ。血統も癖が無く名前も安直だけど、ゲート試験合格済と極めて順調。
※2022.06.01 評価修正 C→D

ロンギングタイム 牡 美浦・奥村武
ロンギングダンサーなどを所有する坂本浩一オーナー、セレクトセールで購入してきた気合は感じるものの「父の産駒らしい良い緩さを残している」と調教師はコメント。
厩舎コメント1番手評価ではあるけど、デビューは早くて秋以降。POG期間後も含めて楽しめるならOK。 

サトノトルネード 牡 美浦・国枝
サトミホースカンパニーが購入したと言うのもあるけど、鹿毛で活躍する兄や姉なのにこの馬は黒鹿毛と言うのもマイナス材料。里見さんの命名法則から外れてしまっている時点で、期待は薄くなる。

グランデボスコ 牡 美浦・新開
名前が雑誌よりも先にWEBに出ていて、どうやら大森悌次オーナーの所有馬(大きな森林=グランドボスコ?)
既にゲート試験は合格している順調さもあるが、ようやく新開厩舎にも大物候補がやってきた。腕が鳴るとばかりに育成手腕がドカンと発揮されれば、期待値をはるかに超えるビックリターンもあり得る。
※2022.05.14 評価修正 B→D

マリアナトレンチ 牡 栗東・音無
アメリカズカップなどを所有する谷掛龍夫オーナーが「マリアナ海溝」と、海に関する馬名で臨んで来た。
ハイリスクハイリターンであるなら久しぶりのクラシック戦線殴り込みで、重賞でも賞金を稼げる可能性が高まったからこそ、むしろ迷わずこちらを指名したい。
※2022.05.14 評価修正 A→C



気になる厩舎・美浦

丸ごとPOGの厩舎取材コーナー、
調教師のコメントで気になる馬をピックアップしていきます。
1500ポイント獲得で良いなら、今年の美浦は探せばまだまだ候補が居るかもしれない感じがする。

ブラストウェーブ 牡 美浦・大竹
4/1にゲート試験合格済。「兄よりも2歳春時点で完成度は上」とコメントがあったが、馬体重が550kgを超えており、2歳の5月の段階で上積みが見込めるかどうかと言われると眉唾物。

グランベルナデット 牝 美浦・大竹
「扱いやすい」のは何より。師から「マイル~中距離までこなせそう、早い時期から楽しみ」のコメントまで出た。DMMに対してリップサービス過剰な気もするが、相手が手薄な関東なら面白いかも。

ピカパンドーラ 牝 美浦・大竹
新米馬主がサクソンウォリアー産駒を所有。「重たさはない、いい意味で軽さがある」のコメントに加えてマイルあたりで使う方針。デビューは秋頃になりそうだが、厩舎としても実験的な要素が強いか。

モルトヴェローチェ 牡 美浦・大竹
師のコメントが「手脚が長い、距離の融通は利きそう」「夏ぐらいには連れてこれるんじゃないか」だが、掲示板は気性面の課題山積と手厳しい。スピードに関するコメントが無いから察しろってこと?

フィオレロの2020 牡 美浦・大竹
冠名バンダムの山科統氏が所有と思われる。馬名はまだ決定していないが「510kg位の大型馬にしては動き自体は素軽い。体制が整えば早いうちに入厩させたい」とのこと。POG期間に活躍なるか。

スマッシュキング 牡 美浦・奥村武
ダート馬と言う感じでは無いらしいが「ハミに頼らず頭を起こして走れている、父の産駒にしては乗りやすい」とコメントはまずまず。脚をぶつけてひと頓挫があったようだが夏場にデビュー狙える。

シュマンドロワ 牝 美浦・奥村武
スピードに関するコメントが無いのは気になるが「気性的に長めの距離も問題なく、クラシック路線に乗せたい」とだいぶ前向き。バランスが良い馬と褒めているが、期間内の活躍はどうだろう。

コスモアバンサ 牡 美浦・奥村武
馴致に時間が掛かったようだが、師のコメントは「ピリッとしていて動きも性格も良い」とやや的を外している可能性がある。主戦場はダートだし、母のスピードを活かせるかは疑問。

ドゥレッツァ 牡 美浦・尾関
デビューは早くても年内、おそらく年明け以降になると思うが「スラッとした男馬の割に、付くべきところに筋肉が付いている」と絶賛。牧場で15-15に入る前から坂路で沈み込む良いフォームをしており、素質はかなりの物。1頭ぐらいこう言う存在を混ぜても面白いんじゃないだろうか。
※2022.06.01 評価修正 B→C

サンティーテソーロ 牝 美浦・栗田徹
初仔にしてはバランスの良さが目立っており「スピードがありそうだし、早くから使って行けそう」と師がコメント。母自身が期間中に実績があり、Danzigも持っているのでエピファネイアを付けて大化けの可能性も。

イサイ 牡 美浦・栗田徹
夏頃デビューを睨んでおり「スピードもありそうだしスパンと切れそうなイメージ」とコメントは悪くないが、ライオンなのか…。数字コメントが出てこないし、このファンドだからPOGはスルーで良さそう。

エンライトメント 牡 美浦・斎藤誠
ミルファーム所有でも「ゴールドシップの力強さに加えて、良いスピードとバネがある」と絶賛。特にこの馬は良いと褒めちぎってくれている。親子共に口達者だから多少割引するがそれでも水準以上。
※2022.06.01 評価修正 C→D

アサカラキング 牡 美浦・斎藤誠
本来はもっと奥手のタイプに映っていたようだが育成は順調。「脚長で距離は持ちそう。筋肉も良いし柔らかい」と及第点コメントはさておき「セレクションセールは一声で落札できた馬だが、当たりかも」とリップサービス。これに伸るか反るか。だって競馬界屈指の口達者だもの、騙されそう。
※2022.06.01 評価修正 C→D

オーヴァルブルーム 牝 美浦・斎藤誠
馬体重が母に似て430kg前後だが「ハービンジャー産駒だし、重いよりは軽い方が良い」と師もコメント。DMMとしても未勝利脱出した馬が預託された実績もあり、入厩は早めになりそうとの情報も。

キングズレイン 牡 美浦・手塚
師のコメントで「半兄と違って体質的な弱さが無い」と言うのが安心材料。既にゲート試験も合格しており、サンデーRの中でも2番目に早い程、ここまでの過程は順調。隠れた大物候補かもしれない。

エナジーチャイム 牝 美浦・手塚
エピファネイア産駒らしく馬格があり「順調そうだし、それなりに早めの時期に入ってくる」とコメント。秋以降デビューと思うが母の短所を補えていると、シルクの中でも評判が高まっている模様。
※2022.06.01 評価修正 C→D

ソールオリエンス 牡 美浦・手塚
「脚長でスラッとしていて、走らせると雰囲気がある」と師のコメントがあるが、社台RHの募集馬であることと、東京コースなど広いコースが合いそうなイメージとも言われており、そこがマイナス。

*****************************
【その他厩舎コメント】

レディーダービーの2020 牡 美浦・相沢
1800〜2000m適性と、早い時期から使って行けると思うコメント。活躍実績に合致するが半信半疑。

シルバースペード 牡 美浦・小野
Wコースで53.8−12.1を4月1日時点で計時済。6月の東京から使いたいとコメントあり。大化け期待。

ヴェンチュラムーン 牡 美浦・小島茂
「兄の緩さが弟に無い」コメントは及第点以上。小柄で細い分、輸送の無い北海道デビュー予定。

シエロエスティーボ 牡 美浦・小島茂 
シルクの募集馬だが「冬でも毛艶ピカピカ、気性面も素直で早めに移動できそう」と体質問題なし。

ニトロジャーニー 牡 美浦・武井亮
マル外で「スピードもパワーもあるし、確実に走りそう」と師のコメント。夏にはデビューさせ、1400m〜マイル中心に使う方針。馬主は2歳馬を4頭預託するなど新進気鋭。

アオイテン 牡 美浦・中舘
昨年11月から滋賀のチャンピオンヒルズで乗り込み。春の内には入厩予定で「馬格あり、ものすごく期待」とコメントに熱がこもっている。
新谷幸義オーナーはこの世代2頭、中舘厩舎へ預託予定。20-21シーズンにアオイショーで実績があり、短距離に強い厩舎にロードカナロア*ホエールキャプチャなら、マイル前後も行けそう。

ステラデルシエロ 牡 美浦・畠山吉
半姉が桜花賞を制して注目。マイル近辺を使う想定で「馬格は十分、良いスピードがありそう」とコメント。走るダイワメジャーの特徴が薄い。

グラニットピーク 牡 美浦・林徹
ゲート試験済で「がっしりとしたパワータイプで、マイルでスピードを活かしてくれそう」と師のコメントは悪くないが、気性面で脆さを残すシルクの馬ってのがマイナス材料。

アスコルティアーモ 牝 美浦・林徹
サンデーRの募集馬で気持ちが入りすぎる嫌いがある馬だが「身体に伸びがあり、半兄のアスコルターレより距離に融通が効きそう」と言うのは悪くない。
半兄と同じぐらい体重が増えにくいだが、バネと筋肉の質感もなかなか。秋以降デビューとなりそう。



気になる厩舎・栗東

丸ごとPOGの厩舎取材コーナー、
調教師のコメントで気になる馬をピックアップしていきます。
今年の栗東は候補がジンワリ浮かび上がる感じで少々難解。
その代わり、磨けば光る素材は着実に預託予定なので、見極める技術が必要と思える。

セレンディピティ 牡 栗東・音無
師のコメントは「5月頃NFしがらきに移動予定。活躍馬の多い母系で、おそらくキレのある馬になるのでは」と期待が高い。とんでもない大型馬でない限り成功法則に合致する条件をクリア。
※2022.05.14 評価修正 B→C

ファーストレディの2020 牡 栗東・音無
ダートになると思うが「同時期の兄より身体が大きく、スピードもあって力強い馬になると思う。マイルぐらいで活躍して欲しい」と師の期待は高い。取材コメントを掲載したのに入厩予定リストに載らなかったのと、半兄が1勝クラスで難儀しているのが引っ掛かる。
※2022.06.01 評価修正 C→D

キールロワイヤル 牡 栗東・斉藤崇
ダイワメジャー産駒にしては身体が小さいが「スピードとパワーを兼ね備えている感じ、早くから行けそう」と6月デビューも視野に入るほど順調。馬名も成功法則に則らないので評価はDのまま。

リアリーホット 牝 栗東・斉藤崇
半兄のエタリオウが活躍したのもあり、この馬も1億7,600万円と高額落札。オーナーは長谷川祐司氏でディープインパクトの最後の世代も斉藤崇史厩舎へ入れている。お金持ってるなぁ。
「この馬は1歳の頃からしっかりしていた」と言うコメントが珍しいが、精神面も優れた名馬と捉えるよりも、リップサービスだと考えた方が自然な気もするのが悩みどころ。

バディーラの2020 牝 栗東・須貝
半兄にダノンプラチナが居る血統だが、馬名もオーナーもGallopの取材能力をもってしても不明。「バネがありそうで、軽い芝の実戦で良さが出そう」とコメントはあるが、千代田牧場生産だしなぁ・・・。

スサーナトウショウの2020 牡 栗東・須貝
「距離はやってみないと分からないが、気性面の問題は無い。芝で軽い動きをしそう」とコメント。ステラヴェローチェなどの大野剛嗣オーナーが亡くなり、大野照旺氏への引継ぎなど馬名含めて順調に行ければ。
※2022.05.14 評価修正 C→D

ラバタンシン 牡 栗東・寺島
「馬格に恵まれ雰囲気が良い。身体を見る限りはすごく良い走りをしそう」とコメント。募集価格が兄よりも高額になったとは言え、まだ推すには材料が乏しいかな。

キープアドーラブル 牝 栗東・寺島
「父の産駒らしくスピードもありそう」と最低限のコメント。おそらくサクセスブロッケンの高嶋哲氏の身内と思われるオーナー所有で、滋賀のチャンピオンヒルズに移動済。夏デビュー予定。
※2022.06.01 評価修正 C→D

レイズザリミッツ 牡 栗東・寺島
やたらキングカメハメハと相性の良い吉田安惠オーナーだし、寺島良厩舎には初めての預託となるはずだが「筋肉質でスピードがある。育成の進み具合が早く6月デビュー予定」と期待したくなる。
※2022.05.14 評価修正 B→C

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【その他厩舎コメント】
テンノメッセージ 牝 栗東・高柳大輔
テンハッピーローズなどを所有する天白オーナーと、高柳大輔厩舎のコンビ再び。短距離体型、仕上がり早で6月デビューも視野と、期間中堅実に1,000ポイント稼いでくれれば御の字。
※2022.06.01 評価修正 C→D

トレンディスター  牝 栗東・高柳大輔
こちらも厩舎と関係の深い水谷オーナー。スピードがあると育成場でも評判、バランス良い馬体で短距離向きになりそう。期間中堅実に1,000ポイント稼いでくれれば御の字。
※2022.06.01 評価修正 C→D

エナジーポコアポコ 牡 栗東・高柳大輔
キャピタル・システムの所有馬で、同じ母を3年連続の預託。兄姉はダート短距離だったが、馬体に伸びがあり「芝でもう少し距離が持たせられそう」と違ったタイプの模様。
※2022.06.01 評価修正 C→D

クイーンオブトロイの2020 牡 栗東・辻野
牧場はベタ褒めで「最初からしっかりしていて牧場もお墨付き。肉付も良い」とコメント。ただ、馬名とオーナーが不明。

ティムール 牡 栗東・中竹
「セリの時から良かった。鍛えられない部分の力強さもあったからね。動かしてもよかった。」とコメントは秀逸。前田幸治氏の所有馬で「重心が沈んで父のキズナに似ている」と牧場も才能を評価。※2022.05.14 評価修正 B→C

エメイヴェイモン 牝 栗東・中竹
兄姉は函館2歳S勝ちだし、この馬も「柔らかくてバネがあり、マイルぐらいまでは行けそう。桜花賞に行かしたい」とコメントがあった。牧場では「15秒を切ると重心が沈んで脚が伸びる、兄弟の特徴が良く出ている」と素質を認めている。
オーナーが前田幸大氏、芝のマイル以上で走れさえれば結果は自ずとついてきそう。大山ヒルズではすっ飛ばしたけど、改めて再評価しておきたい。
※2022.06.01 評価修正 A→ B

アヘッド 牝 栗東・中竹
大山ヒルズで全体2番手、牝馬で1番手評価されただけあってか「これは抜群」と師のコメント。Frankel産駒にありがちな部分は「母の良さも出ている。気性面は今の所大丈夫」と強調。母も所有した前田葉子オーナーに、更なる実績飛躍をもたらせることが出来るか?
※2022.06.01 評価修正 B→C

サスケ 牡 栗東・西村
適性は阪神マイルぐらいを想定しているが「ゲート試験合格済み、体力があり自分から走ろうとする気持ちの良さがある」とコメント。この厩舎がエピファネイアで成功したら鬼に金棒。

トゥルーサンライズ 牝 栗東・平田
スクリーンヒーロー*ベッラレイア 牝
「体質の弱い産駒が多いなか、この子は弱くない。芝の本格派」とコメントで師がべた褒め。サンライズの松岡オーナー所有の模様。

ブロードストリートの2020 牡 栗東・吉岡
師のコメントは「しっかり脚をためることができたら、ものすごく走ると思う。気性が課題になりやすいがこの馬は大丈夫そう、中距離がメイン」と推す材料が出てきた。
ただ、下河辺牧場オーナーズの所有馬なので、馬名決定やデビューは少し遅くなるかも。



気になるオーナー

まず、三木正浩オーナー。
今年も結構所有してくれている模様。
ただ、藤田晋氏に良いところを全部持っていかれた感アリ。

3頭も1,000ポイント以上の稼ぎ頭を作ってきたのは立派で、間違いなく私の見る目が無かった。
22-23シーズンは同じような血統ケース・命名法則は皆無。新しい成功法則を作り出す可能性もあるが、勢いが一旦停止?と考えてみることにする。
唯一強引に成功法則側へ入れられるのが
エリカグロリア 牝 栗東・安田翔伍
ぐらいかな。オーナー本人は勿論、競馬に関してはブレーンの活躍がカギを握ってきそう。


デアリングタクトの妹はどうしたのかと思ったら・・・
デアリングバードの2020 牝 川崎・池田孝
一応チェスナットファームに居たことは判明。永谷さんと言うオーナーこそ決まっているけど、5月上旬の時点では厩舎は川崎競馬の模様。
エゴサーチで引っ掛かったオーナーの名前だし、この時点でドレフォンは合わなかったと考えた方が良さそう。距離はあまり持たないはず。


メイケイエールでおなじみの名古屋競馬。
今は弥富に移ってJRAどころでは無いのかもしれないけど、1頭だけセレクトセールで購入しているけど
メイケイアラジン 牝 厩舎未定
父の名前そのままと安直。ハードスパン産駒でメイケイダイハードみたいな名前ならまだしも、父母そのまま拝借ってのはあまり食指が動かない。まして厩舎未定だしねぇ。


POG期間に活躍しているジャックドール。
所有している前原敏行オーナー、セレクトセールでこの世代2頭持っている模様。
そのうちの1頭が入厩先も決まっていて、比較的順調みたい。
グロッタアズーラの2020 牡 栗東・牧浦
半兄はドンフォルティス(北海道2歳優駿)で早めに動ける下地はあり、移動もそう遅くならないはずと語る坂東牧場の荒木一仁マネージャー。しかも「兄姉のこの時期と比較しても『走るな』と思わせる」と、リップサービスにしては強気で色気のあるコメント。


最後はアカイイト、ヨカヨカ、アネゴハダなどが活躍してる岡浩二オーナー。
今年もデビュー予定の馬を何頭か所有している。
仮に以下の法則通りだとすると該当は1頭だけになるが、楽しみはありそう。
①栗東に入厩予定
②5代血統表でMr. Prospectorのクロスが無い
③父の5代血統表にBold Rulerがある
④毛色は黒鹿毛、青鹿毛、もしくは栗毛のどれか

①~④をすべてクリア出来ているのが
コイニョウボウ 牝 栗東・中尾
兄と姉も岡浩二オーナーが所有し、期間内勝利をしている。これで父がキズナに変わったんだから期待するなと言う方が無理か。今年は野球に関する名付けが多い。

①~③までクリアだと
オオバンブルマイ 牡 栗東・吉村
母母がルシュクルで優秀な牝系と考えればこちらも候補になるが、鹿毛がなかなか活躍しない不思議なジンクスがあるのでD評価。短距離に特化してジンクスをぶち破ってくれる可能性があるのかも。



POG小ネタパラダイス

昨年、シゲル軍団の森中蕃オーナーが4,000万円を超えるセレクトセール購入額を叩き出したことが分かり、腰を抜かしたものだ。
しかし今年デビュー予定の馬であっさりと金額更新。

シゲルイタダキ 牡 栗東・渡辺薫彦
渡辺薫彦厩舎だから数は使ってくれるでしょう。あとはハードなローテーションに耐えられるかどうか。

それよりも注目したいのは、クロスの効果が一気に出てくれれば面白そうな
シゲルビックバン 牡 栗東・鈴木孝志
父がモーリスで、母にDanzigとNureyevを持つ似たような構成のルークスネストに迫るような活躍を期待してみたい。全姉2頭は賞金を殆ど稼げなかったが牡馬に変わったし、まして鈴木孝志厩舎だから実験のし甲斐がありそう。 


続いて、バローズさんの法則。
2022年以降に適応させるため、一部を修正。
①栗東所属
②誕生日に2と4が両方入っている。2月2日や4月4日もOK。
③上の兄姉を猪熊オーナーが所持していない、かつ上の兄姉がGIを勝っていない
今季は該当馬なし。
2023-2024シーズンまで待ちましょうか。



小ネタちょこちょこ追記します。
昨シーズンリストに入れていながら指名できず
大きくポイントを稼いでくれたスタニングローズが居た高野友和厩舎。
今年は一回お休み、かな?と言う感じ。
もし別格で行けるとしたら、父親が短距離を得意とする馬とか、ダイワメジャー産駒とか。スピード自慢でマイル以下、ここを狙った方が良い印象。
あとは空き巣泥棒的な隙間重賞狙い撃ちが見込めるところ。


続いて、音無厩舎。過去記事
とにかく誕生日が2月か3月。
活躍馬は黒鹿毛か鹿毛か栗毛って相場が決まっていて、4月生まれはせいぜい上旬(9日まで)か、下一桁2の日が必須になる模様。
ナイトキャッスル、モズメイメイ、セレンディピディはすでに触れているので、それ以外。

ハレアカラフラ 牝 栗東・音無
金子馬でPOG期間に実績があまり残せていない。母と祖母が馬名にレイだから、せめて孫も馬名にレイが付いてるのが指名に納得が行く。

フラッシングレート 牝 栗東・音無
吉田勝己氏所有なのが気になるところで、プラスに評価しづらい。既にNF天栄に移動済、順調さは変わらず。

ホウオウジュビリー 牝 栗東・音無
ホウオウの小笹さん、初めての音無厩舎預託。でもオーナーは女性の方が成績残しやすい厩舎だからなぁ。

レッドソリット 牡 栗東・音無
東サラで実績となるとレッドデイヴィスに、レッドアヴァンセが居る。社台ファーム生産でも悪くないが、この厩舎とこのクラブでは一枚割引。

レッドルヴァンジュ 牡 栗東・音無
焦らずに育成されデビューが秋以降になりそうだが、血統はかなり興味ある。仮にリストに入れたとしても相当下位で指名になる。
※2022.06.01 評価修正 C→D


あとは単発で、こちらが気になるってお話し。
コンティノアール 牡 栗東・矢作
厩舎と血統は文句なしで、セリで登場時にグズついてしまって出てこない間に、加熱して値が上がったと言う逸話が残っているようだ。
ライオンホースクラブの募集番号1番目だが、公式動画では前捌きが硬いのが困ったところ。そうじゃなきゃライオンさんのところで募集しないよなぁ。
馬場が渋った芝の1400m前後、もしくはダート短距離が主戦場になりそう。


さてさて、興味の赴くままに。
ベテランよりは比較的若手トレーナー、その中でも実績があったのに最近エンジンの掛かりだしが弱い栗東・西村真幸厩舎をピックアップ。
いつまでも潜水艦見たいに潜っているとは思えないんだよねぇ。

21-22シーズンも定置網は仕掛けて、釣り上げる対象を間違えたんだが(笑)

・Nureyevがある
・Native DancerもしくはRaise a Nativeの末裔が1本あり、Northan Dancerの5*5以上のクロスがある
・Native DancerもしくはRaise a Nativeの末裔が2本以上ある
・山本剛士オーナーの所有馬で牝馬
・安原浩司オーナーの所有馬

で、結果としては
コンフリクト⇒7月にJRA抹消後、道営の田中淳司厩舎に入厩する模様
ソリタリオ⇒7戦2勝 [2-3-0-2] 走破時計が詰められないなりに3,637万円と大健闘
タイセイドレフォン⇒5戦2勝 [2-1-0-2] ダートで1,460万円と最低限仕事をした
チャオベッラ⇒2月迄4戦して掲示板に載らず、美浦・堀内厩舎へ転厩
ドゥライトアルディ⇒指名したけど3着1回、208万円。いろんな血が混じりすぎ。
ポルテーニャ⇒1着に、2着2回で1059万円。上積みは薄いがまだ目を瞑れる。
ヴァランシエンヌ⇒ダートで逃げられた時だけ勝って520万円のみ。
3/7で1000万円以上、チョイスミスが響き過ぎました。

で、この反省も活かしつつ22-23シーズン様にバージョンアップ(?)を図ってみたい。そういう願望だけは持っています、出来るかどうかは別にして。

【西村真幸厩舎の法則らしきもの】
①兄姉がJRAでデビュー勝ちしていない
これは絶対必要な条件で、ここ最近2000万円以上稼いだ10頭+ソリタリオもクリアしている。
不思議だけどバローズさんの法則もそんな感じだし、ここをチェックしよう。もちろん、初仔なら当然クリアってことになる。

②税込5,000万以上の募集馬、セリ価格はパス
どうもこの傾向は昔から西村厩舎に存在していて、今後もしばらく続きそう。セリ価格が5,720万円だったタイセイアベニールは、期間内1,470万円稼いだレアケース。その分2,000ポイントが遠いのよね。

③牝馬はノーザンファーム生産馬限定
牡馬なら牧場は問わないが、牝馬は生産牧場で大きく異なる。
そもそもノーザンファーム生産の牝馬って、西村真幸厩舎には預託が少ない。居ればチャンスだが、今年は1頭だけ。あーあ。

④2~4月生まれであること。1月と5月以降生まれは除外。

ここまでが絶対条件。
続いて

⑤5代血統表にいずれかの特徴があること
 ・Northan Dancer5*5以上のクロスが存在している
 ・サンデーサイレンス4*4以上のクロスが存在し、5代血統表にNureyevを持っている+馬名にラリルレロが入っている

⑥キャロットだけはウの段「ウクスツヌフムユル」が馬名に2音以上+2,000万前後の募集馬に限定
 その他の馬主であればアの段「アカサタナハマヤラワ」が馬名に1音以上入っている事。
 これは濁点のある「ガザダバ」もOK。
 拗音(キャやグヮなど)に関してはヴァのみOKとする。

以上の①~⑤もしくは⑥の条件を満たすのが2頭いる。

牝馬は既に取り上げているセレスティアリティなんだが、実は法則①⑤から漏れてしまっている。
それさえ無ければC評価からもう一段上がったんだけど、やはり素質だけで走っていて中身が変わって来ないとしたら、調教のペースアップしてから一段とシンドくなるのかも。

サスケ 牡 栗東・西村
既に紹介しているが、血統表を一見すれば全兄Shirley Heightsと全妹Milliemeのクロスもあり、Habitatの5*5クロスもあって相乗効果が出た時の破壊力はある。
ただ、お互いの持ち味がけん制し合ってクロスの良さが活かされない可能性も。辻牧場生産だけど牡馬だから全く問題ない。

スズカダブル 牡 栗東・西村
3月下旬にゲート試験は合格済。牧場を含めたコメントが報知ブログに載っているようだが「古馬みたいに動じない。バゴの子供はゆっくり成長のイメージが強いんですが、こちらは早くからいけそうです。」と取材の感触も決して悪くない。
問題はJRA全体で見てもバゴ産駒でStorm Cat系の母父からは8年ぶり。期間中2960ポイントを稼いだマンボネフューと、2005ポイントを稼いだピンストライプ
盛大な空振りの可能性もあるが、当たれば相当デカいパターンでなおかつNorthan Dancer以外のクロスがHaloのみと少ない。マンボネフューに近いイメージで、ハイリスクハイリターンが好みならってところでしょうかね、でへへ。

ファントムシーフ 牡 栗東・西村
半姉のルピナスリードは昨年、ダイワメジャー産駒の考察で取り上げた1頭。この馬は父の父と母の母が全く同じ血統構成になっていて、ニアリークロスが濃い。
Northan Dancerの良さを活かせるか、それとも持ち味がけん制し合ってしまうのか。
そもそも法則⑥で弾かれてしまう存在で、ターファイトの募集馬と言う点でも期間内1,000ポイント超えられるかに、どうしても疑問を抱いてしまう。

スティーロポリス 牡 栗東・西村
①~⑤まではクリアできたが、⑥がクリアできないのが判断に悩う。厳密に言えばファントムシーフ同様にDランクだが、サンデーRの4,000万募集馬で比較的順調に進んでいて、母父シンボリクリスエスって中距離実績にシフトしやすく実は優秀。
名前以外はかなり良い線行っていたんだよなぁ。夏頃デビュー予定のBランク以上で、Aランク評価の青田買したって良いんじゃないだろうか。2週間でさらに良い情報が出るかもしれない。



(もし、興味の赴くままに調べて候補が出たら、のちほど追記します)








【更新履歴】
2022.05.06 ダイワメジャー産駒、ハーツクライ産駒を記載して先行公開
気になる厩舎情報を一部先行公開
2022.05.07 美浦の厩舎コメントを追記
2022.05.08 栗東の厩舎コメントを追記。オーナーと小ネタの初回を追記。
2020.05.12 小ネタコーナーに高野友和厩舎、音無秀孝厩舎、ライオンレーシングクラブを記載。
2020.05.13 西村真幸厩舎の小ネタ追記
2020.05.14 一部評価を改定
以降は情報が出次第、S~D評価を追記・書換の予定。
2022.06.01 一部評価を改定


【この企画】
POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(1)
POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(2)
POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(3)
POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(4)



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みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

今年も「目が節穴」な筆者がPOGに特化した総評を、少しだけ行います。
【評価は>Dの5段階。C評価以上で指名検討】

懲りずに今回も週刊Gallop臨時増刊
丸ごとPOG2022-2023を参照しております。

今回は、各馬主やクラブ馬などの総評です。



※2022年6月スタート、2023年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



個人馬主

いつも取材を受けている前田幸治氏、里見治氏はいつも通り。

ノースヒルズに関しては、大山ヒルズで取り上げてます。

サトミホースカンパニーに関しては、今年は予算を少し増した模様。

サトノアダマス 牝 栗東・杉山晴
育成の段階で「まだ非力」なのはマイナス。厩舎が違えば・・・とも思うが480kgと馬格もあり、夏には栗東に入厩できそうなのはマシな部類。命名法則では唯一ギリギリセーフかなと言うレベル。
※2022.06.01 評価修正 C→D

サトノミネルヴァ 牝 美浦・国枝
「胴がゆったりしていて気性もカリカリしていない。距離はマイルまでじゃないかも。8~9月のデビュー予定で初戦からポンポンと行けそう」とコメント。命名法則では弱いけど、候補に入れておこう。
※2022.06.01 評価修正 C→D

それから佐々木主浩氏も取材受けていた。
突発的に出たり消えたりだから、ここはスルーで良いはず。
大活躍されたら諦めよう。昨年、命名で禁じ手使ってしまったんだし。



各牧場代表

社台ファーム
読んでいて思わず目に留まるようなコメントは無かった。


ノーザンファーム
こちらはサトノダイヤモンド産駒が抜群で「背中が長くクラシック向き」らしい。これはPOG向きなのか?の答えは少し時間が掛かりそう。

ナイトキャッスル 牡 栗東・音無
早い調教にへこたれ無いのはプラス。シルク+音無厩舎なのでBに上げるには余程の材料が無いと苦しいが、クラブのコメントは「走りがクリソベリル級」と最大限の賛辞。

スサーナトウショウの2020 牡 栗東・須貝
早い調教にへこたれ無いのはプラス。馬名は決まっていないが、ステラヴェローチェと同じ大野剛嗣氏&須貝厩舎と評価できる材料はある。
※2022.06.01 評価修正 C→D

追分ファーム
すでに紹介しているメリオルヴィータをべた褒め。
コメントで推せるのはこれだけ。



サンデーレーシング

最高価格が1億2000万円で1頭、2位が1億円で2頭。
他のクラブと比較したら随分羽振りが良く、募集価格の高い馬を中心に記事を作成してきた。

バトルハーデン、スワッグチェーン、ネアセリーニ、サスツルギ、イストロス。
スワッグチェーンはすでに入厩しているけど、他はまだ時間が掛かりそう。

既にノーザンファームで取り上げていた馬以外だと、6頭ほどピックアップしておきます。

コンエネルジア 牡 美浦・手塚
Frankel産駒らしいヤンチャな一面もあるようだが、すでにゲート試験も合格してNF天栄で調整中。余程の事が無い限り6月の東京開催デビュー、距離はマイルまでとの見立て。高額募集の中では唯一チェックしておきたい存在。
※2022.06.01 評価修正 C→D

シリンガバルガリス 牡 栗東・松永幹
確かに馬名の読みにくさはあるが、全姉のラッキーライラック並みに飛びも大きく雰囲気がある模様。それ以上に強調材料は無いけど、オルフェーヴル産駒はマークも薄いし一応マークしておこうか。
※2022.05.14 評価修正 C→D

エルダーサイン 牝 美浦・国枝
この兄弟は牡馬でこそなのかもしれないが、ハーツクライに変わって牝馬となれば再評価も検討。既にゲート試験も合格しており、480kg程度と姉と同じぐらい馬格もあって操縦性も良い。Cに近いB評価。
※2022.05.14 評価修正 B→C

アンガンダ 牡 美浦・木村
ドレフォン×キングカメハメハで二匹目のドジョウ、ただそれだけ。吉田勝己氏が「じっくりやる。3月になって馬体、動きとも良化してきた」とコメントあり。母は優秀、あとは怪我だけ。
※2022.06.01 評価修正 C→D

ダルエスサラーム 牝 栗東・高野友
予定通り入厩し栗東坂路で55秒を切り&終い1F=12.9をマークするなど早くも臨戦態勢。走るダイワメジャー産駒として評価して良いはず。この厩舎だけどスピードに優れた馬で結果は残しているし何とかなるかも。
※2022.06.01 評価修正 A→B

セレスティアリティ 牝 栗東・西村
サンデーRのバゴ産駒、しかも値段もソコソコするから注目して良いはず。既に栗東に入厩しゲート試験も合格済み。まだ成長の余地を残しながら、素質だけでトレーニングに付いていけてる点も良い。
※2022.05.14 評価修正 C→D




キャロットクラブ

最高価格8,000万円が3頭、7,000万円が2頭でだいぶコンパクトになった感はある。
ただ、ファンドとして着実な運営がなされている可能性もあり、募集金額に一時期の過熱感が無くなっているのは良い事なのかもしれない。

スティルディマーレ 牡 美浦・国枝
コメントでは「スピードの高さ、持続力はNo.1」と評価されている。6,000万募集と価格もまずまずだし、3月中にゲート試験も合格してNF天栄で調整中。順調さも加味して候補に入れておきたい。
※2022.05.14 評価修正 B→D

グランサバナ、ルクスグローリア、タスティエーラ、プレドミナルと順調な組も掲載されているが、目を引いたのはこちら。

ディオファントス 牡 栗東・斉藤崇
半兄のリブーストがかなり強い勝ち方で1勝クラス卒業をしており、父がモーリスに変わった&値段はサンデーRの兄より高いと言う点でも期待が膨らむ。既に栗東入厩、気性面の課題も出さずと順調。

プロトポロス 牡 栗東・西村
ダートで世界遠征も見込める素材らしいが、夏デビューして1200m重賞を狙う模様。馬名は先駆者、栗東入厩済でデビュー予定もまとまりつつある。もう少し具体的な情報があればCに上げられそう。

牝馬も名前が挙がっていて、ペリファーニア、テンペスト、レイクトロシュナ、フェブランシェ、ジャミーレは順調だけど推せるコメント内容に薄かった。

ラヴェル 牝 栗東・矢作
昨年春の時点で決定打に欠けていた半姉・ナミュールに比べて馬格があり、移動前なのに14秒台の時計を出せているように順調。母馬と私の相性が良くないから注目したことがマイナスにならなければ。



シルク・ホースクラブ

最高価格は1億円で1頭、2位タイが8,000万円で2頭。
価格設定にまだ過熱感は多少残っているように思う。

グラビア付きで掲載されているのがグラニットピーク、アンティーゾ、マローディープ、アルファインディ、ジュドー、オールマイデイズ。
2P目がポーラライツ、セラドナイト、ウォーターハウス、アイスグリーン、ピュアブラック。インクルードダイヤ、ナイトキャッスル、ペースセッティング。
順調にトレセンへ入厩している馬も居るが、掲載されている馬は牧場オーナーのコメント込みでナイトキャッスル以外、どことなく推す材料が弱い。
グラビアではない他の馬をあぶりだすとすると

オランジー 牝 美浦・青木
美浦に入厩してゲート試験に合格、13秒台の併せ馬も大柄な相手に怯まず行えているのはプラス。口向きの悪さを時折見せているようだが、1800万円の募集馬にしては十分すぎるほど孝行娘だろう。
※2022.06.01 評価修正 C→D

サスティーン 牝 美浦・武藤
イヤリングに着くのが遅かったので早期デビューは見込めず。まだ身体を作っている状況なのに大きな跳びで走りが軽くなってきたとのこと。あくまでもリストが切れたらC評価も検討、の位置づけ。

アルメリア 牝 美浦・木村
高くも安くもなく丁度良いところだがDに近いC評価。手術している分デビューは早くて年内も、術後の経過がまずまず良い。シルクは木村哲也厩舎が何とかしてくれるかどうかに掛かっているだろう。
※2022.06.01 評価修正 C→D



社台サラブレットクラブ

社台ファームでフォーカルフラワーとハーエクセレンシーは取り上げているけど、他は数字コメントがあったのが4頭。
桜花賞を制するとクラブ全体が少しお休み期間に入るような気もしなくはないが、その中で実践的な範疇に入るのが2頭。

ヒップホップソウル 牝 美浦・木村哲
3月下旬に社台Fの坂路コースで3F=42.2となかなかの時計。ここからさらにパワーアップも兼ねて上積みを狙い調教を重ねている。相当順調と考えて良いし、494kgと雄大な馬体に身が入れば楽しみ。
※2022.06.01 評価修正 C→D

ディナトセレーネ 牝 美浦・尾関
父:レッドファルクスを管理していた厩舎に、父そっくりの毛色をした牝馬。15秒ペースはこなせており、既に山元TCへ移動済み。馬体重も473kgと頃合いで、フォーム矯正の効果が維持できれば。
※2022.06.01 評価修正 C→D



その他のクラブ

とりあえず掲載順にサラッと解説していきます。




G1サラブレットクラブ
これまでの法則どおりなのか、それとも新境地を切り拓いて行くのだろうか。
追分ファームリリーバレーで特集済


ラフィアンターフマンクラブ
マイネルはこちらにも数字コメントが無い。
1頭ぐらいあげるとしたら

コーヒーブレイク 牝 栗東・西園
乗り込みながら馬体重も420kgまで増えてきた。「乗り出し当初からセンスがある」ようだがどこまでやれるだろうか。


ウインレーシングクラブ
コスモビューファームで特集済
こちらに数字コメントが無いので追記は無し


ノルマンディーオーナーズクラブ
数字コメントが無い。
さすがにデアリングタクトを凌ぐような存在は無理でも、募集価格2500万以下1000万以上の中に、少しはPOGに向く馬が居るかもしれない。

オルノア 牝 栗東・新谷
3月上旬に福島県のノルマンディーファーム小野へ移動済。半姉のホワイトターフに比べて馬格があり、これからしっかりトレーニングして身になればの話ではあるが、まだマシに思える。


ロードサラブレッドオーナーズ
ケイアイファームで特集済。
数字コメントはあったが、追加で推せるだけの内容では無かった。それでも例年よりはマシに映る。


ユニオンオーナーズクラブ
最高額は4,500万円と1頭だけ飛びぬけている。
その下が3,000万円1頭と、2,500万円3頭。時計コメントが無いので、あくまでも1頭追加だけ。

ダールフルート 牡 美浦・高木登
この母からは牡馬は2/2でデビュー勝ちしている。エピファネイア産駒なのに破格の募集価格なのと、コメントも少ないのは気になるが、手堅く期間中1勝クラス卒業を目指して欲しい。
※2022.06.01 評価修正 C→D


広尾サラブレッド倶楽部
13頭精鋭揃いと言う印象。吉澤ステーブルとシュウジデイファームで記載しており、追加はなし。


ターファイトクラブ
数字コメントがあったのはまだ救われる。気になる1頭だけ追加かな。

スマイリングウェイ 牝 美浦・大竹
13-13をこなせている順調さ、馬体重も走り込みながら徐々に増えて438kgと決して悪くない。心配なのは千代田牧場が生産したって事ぐらい。
※2022.06.01 評価修正 C→D


グリーンファーム
数字コメントが無い。それでいて最高額のハーツコンチェルトは、母:ナスノシベリウスから初めて牡馬が出て4800万。随分強気な価格設定だなぁと言う印象。


優駿ホースクラブ愛馬会
時計コメントはあったけど、追加情報が乏しくどうも食指が動かない。


ローレルクラブ
数字コメントはあった。
POGで貢献してくれる馬が居るかどうかは別だけど、強いて挙げるとしたら数字コメントがあるレスタメンテとレアマカナよりは、数字コメントが無いこの馬かと思ってます。

アンジェリカル 牝 栗東・武英智
全兄のギャラクシーナイトがダートで強さを発揮。既に栗東トレセン近くの牧場へ移動済みで、育成初期から運動能力の良さが光っていたと言う。あくまでもリストが切れたらC評価に繰り上げるかどうか。


YGGオーナーズクラブ
かつてのブルーインベスターズ(ブルーコンコルドなど輩出)からリニューアルして5年目。
ドライスタウトがJpnIを勝ったけど数字コメントが無いし、あくまでも栗東入厩の牡馬と言う観点だけでチョイス。

オールスティール 牡 栗東・高橋康之
ダートに進んでどうなのか?と言う疑問もあるけど、栗東に入厩するのはこの馬だけ。少し動向を追跡してみることにしよう。


インゼルレーシング
今期から2歳戦に参戦するクラブだが、シュバルツガイストはいきなり1億2500万円募集。
サンデーRの最高額超えちゃったよ・・・(^^;)
数字コメントが追加で無かったけど、1頭だけ追加。

クリダーム 牡 栗東・須貝
ハーツクライ産駒でまだまだ成長の余地を残しているが、スプリンターっぽい体型からマイル程度までは距離が持ちそうになってきた。ゲート試験合格済、須貝厩舎なので在厩でトレーニング。







【更新履歴】
2022.05.02 社台RH以外を記載して初版公開。
2022.05.03 社台RHを記載
2022.05.14 一部評価を改定
以降は情報が出次第、S~D評価を追記・書換の予定。
2022.06.01 一部評価を改定


【この企画】
POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(1)
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POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(3)
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みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

今年も「目が節穴」な筆者がPOGに特化した総評を、少しだけ行います。
【評価は>Dの5段階。C評価以上で指名検討】

懲りずに今回も週刊Gallop臨時増刊
丸ごとPOG2022-2023を参照しております。

注目馬?
有力馬?
ファンドの出資者には申し訳ないけど、そんなの周りが勝手に期待して、
好き勝手に言ってりゃ良いんだよ。

私は私の感性で判断する。毎年変わらずそのスタンス。
それを皆さんが、皆さんの感性で判断すれば、
きっと例年以上に納得いくPOG指名リストが出来るでしょうよ。

牧場やクラブが手放しで褒めるには、どこかに理由があるんだって。
気付いた人から、競馬がもっともっと楽しめる。ただそれだけです。



※2022年6月スタート、2023年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



牧場別の気になる馬

2022-2023シーズンの暫定版、掲載方針を少しだけ。

あまり時間も無いのでサクサクと各牧場グラビアで気になる馬だけ、コメントします。
今年はむしろ、注目馬ほどグラビアに載ったら負けと言う感じもしてきました。

昨年も注目されていた馬はエラいことになりましたものね。
どの馬とは言いませんが(^^;)
その方針そのままであれば、Gallop(フジサンケイグループ)が注目してムーブメントを作りたがっている馬は、眉唾物と考えた方が良いんじゃないだろうかと思ってます。

だって、また今年も堀センセイのコメント無しだもの。
まぁ、それは良いか。
堀センセイはPOG期間に全集中する厩舎じゃないんだし。


社台ファーム

では、早速。
青田力也場長のコメント、毎年ありがとうございます。

1番手紹介が美浦・田村康仁厩舎のレシプロシティ
2番手紹介に栗東・友道康夫厩舎のルモンドブリエ
どちらもD評価。

競走馬の一生はPOG期間だけじゃないんだけど、
この時点でノーザンファームからしたら、周回遅れ感が否めません。

特に今年は歯切れが悪い。
でも、そう言う正直なところ、私は大好き。

1・2ページ目にはスピードに関するコメントが不足しており、大きい扱いの12頭はやっぱり今年も過剰な期待はしない方が賢明と判断。
シャルラハロート、ソールオリエンス、メズマライジング、ライトクオンタム、スマラグドス、ランプシー、ミラーオブマインド、フルメタルボディー、ウララカの2020。
それぞれ強調材料があるなら、勿体ぶらずに出しとけって。
社台OCやRH、グリーンの会員にクローズな情報だけで、淡い期待で満足させるのはそろそろ止そうぜ。出資者の夢をもう少し大きさせる努力、放棄したままで良いのか?

唯一Cランク以上なのが

イリスレーン 牝 栗東・清水久
マイナス要素はこの厩舎だから3歳夏以降本格化しそうってことだけど、期間中未勝利卒業+1勝クラス掲示板ぐらいはどうにか確保してくれるんじゃないかな?
※2022.06.01 評価修正 C→D

以下は青田力也場長のコメントから、気になるところだけ抜粋

オーヴァルブルーム 牝 美浦・斎藤誠
さすがに期間内重賞で結果を残すとなると厳しいと思うが、DMMもそろそろ結果を程々には残したいだろうから、この辺りの手駒も「投資してよかった」レベルには押し上げて来るんじゃないだろうかと邪推。
※2022.06.01 評価修正 C→D

フォーカルフラワー 牝 美浦・国枝
姉のカレンブーケドールは過去の指名馬。さすがに姉と比較してしまうと酷。マイルには使わないと割り切れるなら期間内に未勝利勝ち+1勝クラス卒業目処は立ったりして。でも、社台RHである分、マイナスなんだよなぁ。
※2022.06.01 評価修正 C→D

グレノークス 牝 美浦・宮田
吉田照哉氏の所有だしPOGではかなりマークも薄くなると思う。青田力也場長のコメント「マイルから2000mあたりでグングン進んでいくイメージ」が本当なら、の条件付き。限りなくDに近いC。
※2022.06.01 評価修正 C→D

ハーエクセレンシー 牝 美浦・大和田
本来ならDランクだけど、コメントとしてはダイワメジャーの良いところがちゃんと出ていると、社台Fでもかなりマシな部類。この厩舎だから評価半値だけど、そろそろ息を吹き返すなんてことも?
※2022.06.01 評価修正 C→D

モズメイメイ 牝 栗東・音無
デビューが秋以降で良ければ下位指名候補。今後の情報が出にくいキャピタル・システム所有馬だけど、セレクトセールでは税込5000万以上。1200~1400m中心で良ければ手堅く稼いでくれるかも。


ノーザンファーム早来

グラビアのトップ扱い27頭ですが、例年通りの見立てで行けば牡馬1番手のサトノグランツは、あくまでもオーナーの思い入れが強すぎる馬扱いなんだけど、半兄にワーケアが居る血統。
しかも友道先生のところに入れている事を考えると、ジンクスとは別物でDに近いC評価は一旦上げて良いんじゃないだろうか。

あとは個人の好き嫌いがはっきり出ると思う。
良いと思えそうな馬でも上積み無ければ見送るまで。
昨年空港にひと泡食わされたリベンジを期待してみよう。


(牡馬・木村浩崇厩舎)
サトノグランツ 牡 栗東・友道
2400mは長いけど2000mはベストに近い感じ。デビューは早くても秋だろうと予想でDに近いC。とは言ってもグラビア一番手だから、せめて重賞で掲示板なら御の字ってところだろう。
※2022.05.14 評価修正 C→D

オーマイベイビーの2020 牡 栗東・藤原英昭
ダノックスさんの所有馬。ステラヴェローチェの全弟でまだ全体に緩さが残っている。首差しが寝ていてスピードは兄より低いと判断。1800mでは苦しくて2000m以上じゃ無いと持ち味が出なさそう。

レッドマグナス 牡 栗東・藤原英昭
藤原英昭厩舎なのはマイナスだけど、レッド(東京HR)の一番馬評価。素質だけで走っている状態で上積みに疑問は残るが、4月中旬に脱北済でNFしがらき?に居る模様。これなら蓋を開けたらハズレであってもロマンある。
※2022.05.14 評価修正 B→C

ミスドバウィの2020 牡 栗東・斉藤崇
名前が決まっていない林正道氏の所有馬なのでBランク止まり。このオーナー&調教師ならラーゴムの例があり、名前が決まって居たらAランクだった。半兄のソウテンも1勝クラス卒業と手堅い。
※2022.05.14 評価修正 B→C


(牡馬・山内大輔厩舎)
エピックラヴの2020 牡 栗東・安田隆
半兄のミッキーブリランテ、ダノンザキッドを考えれば腐ってもこの母・エピックラヴはC評価以上になるだろうけど、山内厩舎で「乗り味が抜群」としか強調コメントが無いのは気になる。
ダノックスの所有馬でこの厩舎、好きな人はどうぞどうぞ。出来れば情報を待ちたい。

シュバルツガイスト 牡 美浦・国枝
キタサンブラック産駒でインゼルレーシング。つまりキーファーズさんってこと。少し甘めの採点になったが、欠点らしい欠点も無くスピードも上々。2歳重賞の一つぐらい取れても不思議では無いかも。
※2022.05.14 評価修正 A→C


(牡馬・桑田裕規厩舎)
ヤングローゼス 牡 美浦・手塚
馬主は藤田晋氏で、本格化まで時間を要するタイプのようだが、とにかくゴマすりなのか育成厩舎の評価が高い。既にゲート試験合格済み。

リプレゼント 牡 栗東・中内田
セレクトセール高額馬だが、今後の情報次第では上方修正があるかも。なにせ馬主が藤田晋氏、高額馬であるセオリーが通じないことがある。


(牡馬・野崎孝仁厩舎)
エコロジョイアー、ボーマルシェ。
どちらも食指が動かないんだよなぁ。
しかも牝馬の野崎孝仁厩舎だったのが、牡馬担当になっちゃった。

マスグラバイト 牡 美浦・高木登
芝もこなせるだろうけど、本質はダート。スピードも十分あるし、体質も丈夫なのは何より。ゲート試験も合格済で6月東京デビュー、久しぶりにサンデーRからダートの大物が登場したのかも?
※2022.05.14 評価修正 B→D


(牡馬・小笠原博厩舎)
レヴォルタード、フラグランツァ。
大化けする可能性がありそうな気配もするが、どちらかと言うと早期デビューが見込める3番手が良さそう。

ヴァレンティヌス 牡 栗東・辻野
辻野厩舎がどれだけ実績残すか?に加えて新種牡馬のレッドファルクス、上位で消える存在ではない。ダートっぽい血統ながらフットワークは芝、しかも距離もこなせそうと及第点以上。
小川眞査雄オーナーは今年のすみれS勝ちを経験済で、それ以上を期待したくもなる。


(牝馬・村上隆博厩舎)
デューデット 牝 栗東・友道
母デニムアンドルビーで、父がモーリスなのにディープインパクトっぽいの評価枠。鋸歯の勝負服なら牝馬クラシックの実績もあるし、金子真人HDとの絆は相変わらず。馬体重が小さいのだけが懸念。
※2022.06.01 評価修正 B→C

2番手評価のヴォレトンクールは、1月生まれのアドバンテージが無い。
筋肉付いてくればって言うのが、やっぱりシルクの馬らしい。良い骨格になんで筋肉付いてきてないんやろ(笑)

マテンロウウェイ 牝 栗東・中内田
動きに切れが出たり、胴の詰まった体型が伸びてきたりと、馬体の成長面では問題が無い1頭。Dに近いCでジャスタウェイ産駒なのに、サンデーサイレンスのクロスがあるのも割引材料。
※2022.05.14 評価修正 C→D


(牝馬・岡真治厩舎)
トラミナー、テンペスト。
両方ともいまいち推しきれない弱さを秘めている。

サファイア 牝 栗東・辻野
半姉も実績もあるが、デビューは年内で期間内1勝クラス卒業で良いなら指名検討。素質を感じさせながら馬体重が小さいのは、母や姉たちの雰囲気に酷似。父ロードカナロアがプラスに働くなら面白い。
※2022.05.14 評価修正 C→B
※2022.06.01 評価修正 B→C


(牝馬・佐藤洋輔厩舎)
1番手のバロンゾラーレ・2番手のビップクロエは母の素質に疑問を抱くし、強く推せるコメントも無かった。
セントマーガレット、アースクロニクル、グラングストもかなり時間を要しそうだし、ここは来年以降に期待。


(牝馬・山根健太郎厩舎)
ビヌスアモリス 牝 栗東・松下
評価に悩む一頭。今年の栗東に入るサンデーRの牝馬では最高額タイなのに、読みにくい名前を付けてきた。
松下センセイもベタ褒めだけど、モンファボリなど姉兄が上積みに欠ける走りをしており、食指が動きにくい。栗東坂路時計など、情報を待ちましょう。

アズライトムーン、コナコースト、バロッサヴァレー、ガラディナーの2020とコメントにキレがない。
既に本州へ移動している馬もいるが、ここも来年以降に期待。


(牝馬・大谷渡厩舎)
新規開業ながら、東京HR名物・レッドファンタジア産駒を預かって脱北させるなど、仕事ぶりは評価した方が良いのかも。

それでもそのルージュベルメールはまだ緩いし、半兄に続いて江馬由将オーナーが所有するノットファウンド、2歳Sを狙う意気込みのミラクルキャッツ。
トップスリーのメンツに芝でバリバリ稼ぐ匂いがしてこない。まずは育成厩舎として実績作りではないかと様子見。


ノーザンファーム空港

本当に毎年、空港は読むのに骨が折れるよ。まったく。
登場順に厩舎を並べて、牡馬・牝馬ごとに分けるとこんな感じ。
牡馬1番手は高見優也厩舎、牝馬1番手は中川晃征厩舎の最初に取り上げられた馬だろうか。

21-22シーズンは久しぶりに空港が復権。
でも、それが長続きしそうでしないのがこれまでの傾向。
これをぶち破るだけの22-23シーズンとなるだろうか。


《牡馬・高見優也厩舎》
エゾダイモン、コンヴィクションⅡの2020、ノルドヴェスト、ショウナンハクウン

《牡馬・木村純一厩舎》
マキシ、プレドミナル、リードブロー

《牡馬・佐々木淳吏厩舎》
ブラストウェーブ、オープンファイア、モンテコルノ

《牡馬・足立稔厩舎》
チャンスザローゼス、クイーンビーⅡの2020、サトノエスポワール

《牡馬・藤波明厩舎》
ジェイパームス、ディオファントス

《牡馬・廣松孝博厩舎長補佐》
スーパーアグリ、ジャスティンボルト

《牡馬・田中洋二厩舎》
ウィキットリーパーフェクトの2020、シーズンリッチ

《牡馬・樋口政春厩舎》
フェイト、クロスライセンス、フリックスダール


《牝馬・中川晃征厩舎》
アスパルディーコ、アップトゥミー、アイリッシュパール、ダストテイル、ミッキークイーンの2020

《牝馬・佐藤信乃介厩舎》
リバティアイランド、アルメリア、ハレアカラフラ

《牝馬・菅原洸厩舎》
ドナウパール、ドゥアイズ、

《牝馬・東谷智司厩舎》
ベリファーニア、アラモードジェンヌ

《牝馬・橋口敦史厩舎》
マテンロウカノン、コスタレイ

《牝馬・鈴木俊昭厩舎》
ラディアンシア、コチョウラン

《牝馬・林寛明厩舎》
マンデヴィラ、メイクアスナッチ

その中で、コメントが特に気になった馬だけチョイスします。

エゾダイモン 牡 栗東・武幸
2000m以上に特化したローテーションとなるが、空港の一番手が藤田晋氏所有馬ならグラビア一番手は走らないジンクスを跳ね除けて、活躍する可能性はある。
素直で操縦性も高く、既に武豊騎手が早期デビューを進言している模様。
※2022.05.14 評価修正 B→C

アスパルディーコ 牝 美浦・蛯名正
母:アパパネの主戦騎手が調教師になり、そこに母そっくりの娘が入厩する。GIを勝った半姉:アカイトリノムスメと比較しても、2歳春時点で完成度の高さが上と言うのもプラス。
空港の一番手評価だが既に美浦入厩済で、これは着実に上位で消えるだろう。いよいよアパパネが優秀な繁殖牝馬の本領発揮か。
今年も参考にしていただいたようです。ありがとうございます。



リバティアイランド 牝 栗東・中内田
掛かりやすい気性と身体に緩いところを残しており、ドゥラメンテ産駒の牝馬+栗東なので重賞を勝ち切れるか?が懸念材料。それさえクリアできるならもう少し上位指名を検討しても良いレベル。
※2022.06.01 評価修正 C→D

ドナウパール 牝 栗東・斉藤崇
デビューは秋以降の年内でも良いなら指名検討の余地あり。母や一族に似て終いの切れ味は疑いようが無い。今年の夏どれだけ成長が見込めるかによっては、B以上の評価に上げても良さそう。
※2022.05.14 評価修正 C→B

ブラストウェーブ 牡 美浦・大竹
距離が2000m以上に限定することになりそうだが、体力と馬格のある大型馬ながら「同時期の兄以上に順調」「しっかり貯めてキレる」とお墨付き。散々なシルクの中でもこの馬ならまだ救いがありそう。

ペリファーニア 牝 美浦・鹿戸
ロベルト系であれば右に出るものは居ない程の鹿戸厩舎。牝馬でもその実績を作っていけるとしたら鬼に金棒になるのだが・・・。走りにムラがあるタイプなので成長次第でB以上の評価に上げても良さそう。
※2022.06.01 評価修正 C→D

チャンスザローゼス 牡 栗東・中内田
既に栗東入厩済&ゲート試験合格。「スピードに秀でており1400mも対応可能ですが、マイル~1800mが理想。スパッと切れる脚も使えそう」と褒めちぎられている。藤田晋氏の高額落札所有馬。
※2022.05.14 評価修正 B→C

プレドミナル 牡 栗東・藤原英
母がクルミナルで兄がアライバル。エピファネイア産駒で馬体の成長を促したが、まだ緩さがあるようでは兄と比較してマイナス。厩舎も期間内に稼ぐ点でマイナス。少し力んで走る癖があるようで、これからどう変わるかに注目。

マテンロウカノン 牝 美浦・萩原
先生がやる気を出してどこまで行けるかってのは未知数。背中を含めて筋肉の使い方は本当に良いらしいが、あくまでもこのオーナー&ゲート試験合格の順調さも加味して下位で検討してみたい。
※2022.06.01 評価修正 C→D

クイーンビーⅡの2020 牡 美浦・堀
ダノックスの高額落札馬で、足捌きと落ち着いた気性はまるで古馬の様だと評価。切れる脚を使うタイプでは無いのがネックだが、しぶとい先行馬として活路を見出すか。限りなくDに近いC。
※2022.06.01 評価修正 C→D

アップトゥミー 牝 美浦・国枝
「バネと柔らかさは重賞を制した兄姉よりも上」とコメントがあり、かつての指名馬ユーキャンスマイルの妹&金子真人HDのアスパルディーコがコケたとしてもこちらで保険を掛けておきたい存在。

アイリッシュパール 牝 美浦・栗田徹
21-22シーズンは様子見で良かった栗田厩舎、そろそろ息を吹き返してくる可能性も含めてこの馬に注目。距離はマイルまでとなりそうだが、切れ味もありそうで新種牡馬Saxon Warriorの適性がカギ。
※2022.06.01 評価修正 C→D

ウィキッドリーパーフェクトの2020 牡 栗東・矢作
血統面ではダイワメジャー産駒で文句のつけようが無いし、馬体に力強さが付いてきて成長は順調。まして昨シーズンはキングエルメス以外が苦戦した矢作厩舎、これでカフジの加藤オーナーが付ける馬名さえ完璧ならS評価まで一考。
※2022.05.14 評価修正 B→D

フェイト 牡 栗東・矢作
こちらも藤田晋氏の高額落札所有馬。「冬場でも身体が硬くならずに調教が詰めて、トモの張りや成長度合いは空港でもトップクラス」とコメントは優秀。跳びの大きな走りが馬場に削がれさえしなければ、かなりやれそう。

ディオファントス 牡 栗東・斉藤崇
「トモに弱さは抱えているが、全体にパワーがあり柔軟さとバネを兼ね備えている」とコメント。気難しいところを馴致でクリアしており、この厩舎であれば伸びしろをプラスに考えたい。既に脱北済。
※2022.05.17 連載2回目でB評価しており、評価修正 C→B

メイクアスナッチ 牝 美浦・武市
さすがに武市センセイでも、この馬を期間内OPに送り出せるだろうと言う淡い期待込み。白老F生産⇒空港の経歴に、休みなく乗り込めた体力や体質も良い。
マイル近辺で対応できるスピードは及第点以上だが、身体は細いのが血統所以のマイナス材料。トータルではDに近いC。
※2022.06.01 評価修正 C→D


追分ファームリリーバレー

昨年はセリフォスを華麗にスルー。
アレさえ取れていれば、だいぶ、いや、かなり楽にPOG戦えたのにね。

今年は写真のトーンが例年に戻った吉田正志代表だが、リリーバレーの坂路で14秒台を出し始めているように、例年よりペースを上げるピッチが速くなっている。
これをプラスと捉えるべきかどうかで、戦略は大きく変わってくる。

例年通りなら(地味な写真になったから)数シーズンはお休みなんだけど、もしプラスならばG1レーシングは相当お値打ちで、POG期間内の活躍も見込めることになるが、果たして・・・。


スヴニールデジール 牡 栗東・友道
読みにくい名前なのはさておき、リリーバレーで14秒を切るペースまで消化済。気性面が幼い部分を残していながら、テンのスピードが速く坂路でも思った以上に時計が出るタイプとのこと。

クラウドセイル 牡 栗東・清水久
厩舎が違えば間違いなくA評価以上になっていたであろう存在。3F=42秒台を出せていたのに、更に背が伸びていった為成長を促したと言う逸話も残っている。もう一回り成長も見込める。

パスカリ 牝 栗東・杉山晴
エピファネイア産駒なら・・・の厩舎に、身体の使い方がハマれば・・・の夏以降デビュー予定牝馬がやってくる。トモを使ってすべてが噛み合った時の走りに、元来の乗り味の良さが加われば化けそう。
※2022.06.01 評価修正 C→D

メリオルヴィータ 牝 美浦・池上
ダイワメジャー産駒らしい仕上がりの良さはあるし、14秒台をこなせる体幹の強さもある。問題は馬名と池上厩舎と言う点。期間内1勝クラス卒業で良いなら検討余地あり。仮に馬場が荒れても平気そう。

イッツオンリーユー 牝 美浦・手塚
身体全体を使ってマイペースに走れた方が良いタイプ。オーバーワークを避けつつではあるが14秒ペースをこなせており、マイルよりも1800m以上で持ち味が活きそう。あくまでも下位で検討。
※2022.06.01 評価修正 C→D

ドゥヴァンスマン 牡 栗東・矢作
ハービンジャー産駒なのに緩さも無く、体幹の強さと乗り味の良さがウリ。14秒を切るペースも本数をこなせており、その後の情報次第ではAランク以上に上げても問題なさそう。

ショウミーザマネー 牝 美浦・蛯名正
14秒台をこなせる体力と、長く良い脚を使えるのが良い。シャドウの飯塚オーナー所有で、すでに山元トレセンへ移動。おそらくは福島もしくは6月東京開催の後半あたりでデビューだろうか。
※2022.06.01 評価修正 C→D



その他の育成牧場

とりあえず掲載順にサラッと解説していきます。
印象に残らなかったコメントしかない育成牧場の馬はスキップしまくります。



大山ヒルズ

おそらく今年も、相変わらず私と波長が合わないので、良さそうに思える馬がどれだけやれるのか。半信半疑と言うよりは、たぶん「私の目利きの悪さ」しか出ないはず。

リビアングラス 牡 栗東・矢作
初時計で3ハロン40秒の時計が出るほどの走り。それでも夏頃栗東入厩予定と、焦らず成長させる模様。同じ時期のディープボンドに似ていると斎藤ディレクターもコメント。
※2022.06.01 評価修正 C→D

ベルオブピース 牡 栗東・矢作
ノーザンファーム生産なのに、セレクトセールで前田晋二オーナーに落札されて大山ヒルズに居るパターン。エピファネイア産駒特有の成長曲線を描けば面白い。距離はマイル以上こなせそうなのも良い。
※2022.06.01 評価修正 C→D

ヴェアリアス 牡 栗東・清水久
清水久詞厩舎だしあくまでも下位指名になるが、ドレフォン×母父エンパイアメーカーで血統も興味ある1頭。繋ぎの返しも軽いフットワークを産み出しており、案外芝でもやれそうなのもプラス。
※2022.06.01 評価修正 C→D


ビッグレッドファーム
うーん、全く食指が動かない。今年は輪をかけて酷いのか。
マイネルのホームページ見てないから何とも言えないけど、重賞でマイネル良いところなかった気がするもんなぁ。


コスモビューファーム
昨年移転した効果がどう出るか。
それとも効果は無いのか?の見極めをしていく。

ウイングランブルー 牡 美浦・深山
ウインの牡馬なので多少割引く必要はあるけど「追い切りでこの馬に勝つ馬が居ない」のだから今年の一番馬と考えて良さそう。ゴールドシップ産駒としてここからの積み増しがどれだけあるかによる。
※2022.06.01 評価修正 C→D

ウインアイオライト 牝 美浦・手塚
条件が揃えばB評価以上に上げても良い馬。「体幹も強く走りがぶれない」と最低限のコメントもあり、まして牝馬で手塚厩舎。重賞で大きく加算を狙うんだったら、候補はこっちだろう。
※2022.06.01 評価修正 C→D

ウインフィエルテ 牝 栗東・加用
急激に成長し、頼りなかった馬体が嘘のようなパワーとスピードを誇っている。この厩舎なのでせいぜいマイルまでが中心となるだろうが、早期デビューが見込めるなら想定以上の稼ぎも可能性あり。
※2022.06.01 評価修正 C→D


下河辺牧場
21-22シーズンはドライスタウトが全日本2歳優駿を制覇。
調教坂路のウッドチップなどを改善した効果が、今年も出るようなら楽しみは膨らむ。

イージスバローズ 牡 栗東・中内田
「体幹と気持ちも強く、脚の返しが良いのでキレのある脚を使いそう」とコメントは問題なし。バローズさんの法則に当てはまらないので、1勝クラス卒業で良いなら下位で指名候補に入るかどうか。
※2022.06.01 評価修正 C→D

エンジェルスアスク 牝 栗東・矢作
結果が出ていない矢作厩舎×廣崎利洋HDだけど、この馬は短距離想定で「乗り手が抑えるのに必死なほど行きっぷりが良い」と今までにないコメント。牝馬限定1400m重賞に潜り込める余地もある。
※2022.06.01 評価修正 C→D

オーヴィレールの2020 牝 栗東・今野
牧場所有なので名前や情報が出るのはまだ先だが「仕上がり早く馬体がしっかり」更には「抑えきれない手応えで坂道を上がって行く」とコメント。今野厩舎だけど、マイル以下で結果が出れば面白い。
※2022.06.01 評価修正 C→D


吉澤ステーブル
数字コメントが無いのが苦しい。
1頭だけ下位指名候補が居る感じだけど、もう1頭ぐらい候補が居てもおかしくない。

ディアマンテブルー 牡 美浦・相沢
兄姉の活躍を考えれば、父がサトノダイヤモンドに代わったのはマイナスにならなそう。ただ、仕上がりが早くて2歳夏からって言う勢いはトーンダウン。Dに近いCだが、これをどう考えるかによる。
※2022.06.01 評価修正 C→D


シュウジデイファーム
数字コメントが少しあるし、GI実績のある栗東の厩舎に入るなら一考。
滋賀県のチャンピオンFと連携があり、夏以降はもちろん年明け以降も、更なるハードトレで才能開花する余地がある。

テラステラ 牡 栗東・矢作
あくまでも重賞を勝てればラッキーと言うレベルで、GIでバリバリでは無いにしても兄姉の実績は申し分なし。矢作厩舎&広尾レース&この育成牧場のタッグで頓挫無しなら、指名候補に上げて問題ないだろう。

サンライズビヨンド 牡 栗東・矢作
成長力に期待するロマン枠候補。松岡オーナーでは無く系列?のライフハウスが所有。「坂路で15秒ペースは楽にこなす」あたりは最低限クリア。最後までドラフトでマークが薄くなりそうなのも良い。
※2022.06.01 評価修正 C→D

キョウエイエピカ 牝 栗東・矢作
兄姉こそ伸び悩んでいるが「手応えは今までで一番」とコメント。それでいて「課されたメニューを余裕でこなす」センスの高さも特筆モノ。矢作厩舎とはキョウエイギアで実績のあるオーナーなのも良い。
※2022.06.01 評価修正 C→D

メリタテス 牝 栗東・矢作
マル外で着地検疫があった為にペースは遅かったものの、既に15秒ペースも問題なく乗れている。同じ父を持つダノンファラオで実績のある矢作厩舎だし、かなり似た血統のこの馬。
今年の広尾で最高価格帯であり、実は芝でも・・・の可能性を秘めている。


ノルマンディーファーム
今年はコメントに勢いも無いし、数字コメントが無かった。
いずれまた良い馬を出して来るだろう。


チェスナットファーム
今年も数字コメントが無かった。
これでとんでもない大物が出たら諦めよう。


坂東牧場
珍しく数字コメントが載った。
たまには騙されたつもりで検討してみよう。

グランデサラス 牡 栗東・池添学
「15秒近いペースも涼しい顔でこなす」コメントに名古屋友豊さんが所有するとなると、重賞であっと言わせる場面まで想定しても良いぐらい。あくまでも下位指名とか、社台系牧場縛りのある場合の候補になってきそう。
※2022.06.01 評価修正 C→D

レッドバレンティア 牡 美浦・手塚
東京HRなのに非社台系生産、しかも坂東牧場で「15秒ペースを終始余裕を持って動けている」とコメントは秀逸。身体が411kgと小さく始動が秋以降になるが、先々迄楽しめるルールなら一考の余地。
※2022.06.01 評価修正 C→D


千代田牧場
此処と私の感性は相性が本当に合わない。
今年も何か良い馬出て来るんじゃない?
ピンとくるコメントは無かった。


加藤ステーブル
毎回取材を受けてくださるだけ、ありがたい育成牧場だなぁ


木村牧場
数字コメントが掲載されているが、下位指名や非社台生産の縛りがあるなら、今年は検討の余地がある馬が何頭かいる。

レジェンドマップ 牡 栗東・奥村豊
既に栗東近くの育成場へ移動しており、15秒ペースを週2回乗れているように順調な調整。緩さも残している段階でこの走りが出来、厩舎の新たな成功例になるような更なる成長をしてくれるなら面白い。

ギアチェンジ 牝 美浦・蛯名正
マルターズの藤田在子オーナーが所有。開業祝いとも考えられそうな馬だが、坂路で15秒ペースを週1回こなしており夏を越してどれだけ成長できるかによっては、かなりやれそうな雰囲気を出している。
※2022.06.01 評価修正 C→D

バルフォアテソーロ 牡 美浦・高木登
毎週15秒ペースを乗られており「心肺機能が強く、スピードを維持できるタイプ」なのも高木厩舎にマッチしている。身体を自分で作るタイプの様で仕上がりも早そう。1勝クラス卒業で良いなら検討。


西山牧場
他の牧場に比べても数字コメントの勢いはある。
あとは好みの問題。20頭ぐらい指名できるルールなら1頭入れてみるのも面白いはず。

ニシノメラーキ 牡 美浦・的場
短距離血統であるとは言え「ラスト1Fを12.1で上がってくるが、馬なりで余裕十分」となかなかの動き。この厩舎なので2歳戦要員と考えた方が無難だが、案外賞金を手堅く稼いでくれるかも。
※2022.05.14 評価修正 C→D

ニシノコウフク 牝 美浦・伊藤大
ラスト1Fは13秒を切るペースまで進んでおり、落ち着きが出てくればマイルより中距離向きになりそうと言うタイプ。
早期デビューが見込めるのもプラスで、厩舎の実績含めて皮算用は上に考えるのが自然。Cに近いB評価。(比較対象がさすがに的場厩舎じゃあ・・・、ね。)
※2022.05.14 評価修正 B→C


小国スティーブル
数字コメントが一つだけ。内容は悪くないので掲載。

ユキノクイーンの2020 牝 美浦・斎藤誠
小國さんがセリで小関オーナーにお願いし購入してもらった1頭。「重心が沈むフォームで1ハロン15秒ペース近くの調教をこなしている。年長馬と併せても互角に動けるほど」とは非常に珍しいコメント。
※2022.05.14 評価修正 C→D


エイシンステーブル
坂路調教の進捗は例年以上らしいが、数字コメントが無い。
本当にエイシンさんは、こんな調子で良いの?とすら思う。


ダーレージャパン
POG期間が終わった後に活躍する馬が多いから、好みの問題で追いかけないだけ。
数字コメントはあるし1200mの屋内坂路を持っているので、そろそろマイル路線だけでなくクラシックでも・・・とは思わずにいられない。
15秒ペースをこなせている馬だけ、Dに近いC評価もしくは、Cに近いDと言う立ち位置で紹介。情報次第では上積み評価修正もあり得る。

ユハンヌス 牡 栗東・大久保龍
クラシックのトライアル重賞を狙って獲りそうな位置。Cに上げても遜色なしだったのでCにあげてしまおう。

アフタヌーンドレス 牝 美浦・栗田
芝はこなせる程度だろうが、案外やれるかも。ダートでガシガシ稼ぐとしたら海外遠征もありそう。

オータムクイーン 牝 栗東・鮫島
夏よりは秋以降デビューとなりそうだけど、芝のマイルと狙いは決まっている模様。

バスティア 牡 栗東・鮫島
スピードの乗り、仕掛けた時の反応は父譲り。早ければ夏デビューも視野。

サティンボディス 牝 美浦・栗田
1200mあたりで活躍を見込め、気性も勝ち気で仕上がりが早い。数多く使えるなら。


エクイワンレーシング
数字コメントも多少あるけど、いつも取材を受けてくれたり
積極的な情報発信をしてくれてありがたい育成牧場だと思う。
今年は紙面上にピンとくるコメントが無かっただけ。


ケイアイファーム
こちらも私の感性とまったく相性が良くない。
良いと思った馬はダノンだろうがロードだろうが、ほぼ全滅。
今年も大した馬は居ないなと思ったら、とんでもない大活躍。これの繰り返し。
だから、取り上げていない馬またはDランクから指名するって言う逆張り戦略もアリ。

ロードマンハイム 牡 栗東・友道
馬体重が524kgと大きすぎるのと、Northan Dancerのクロスを打ち消す特徴が無いため、友道厩舎の成功法則からは一旦外れた。坂路で13秒台を順調に出せているのはプラスだけどね。

アルジーヌ 牝 栗東・中内田
中村智幸GMが「この馬で重賞を勝ちます」と言い切るほど。いくら何でも大風呂敷を広げ過ぎでは?とも思えるが、14秒台も出せていて「全姉のサンクフィーユよりも完成度は上」とコメント。中内田厩舎の王道血統にあと一歩だが、強引に活躍した血統に入れられなくもない。Cに近いB評価。

ロードサミット 牡 栗東・辻野
スピードとパワーを兼ね備えており、15秒台の調教もすでに消化。乗り味が良く芝もダートもこなせそうなロードカナロア産駒と、ここまでコメントと素材が揃ったのも久しぶり。
そろそろロードの牡馬から、母の兄たちと同じように重賞級が出ても良い。
※2022.06.01 評価修正 C→D

ロードラディウス 牡 栗東・森田
母はSadler's Wellsとデインヒル4x4とHyperionクロスをこれでもかと内包。12秒台の時計も出せているドレフォン産駒、まさかスプリンターと言う事もあるまい。
厩舎が違えばSランク確定だけど、勝負弱い森田師も良い加減に覚悟を決めて、調教師人生最大のチャンスをものにしてほしい。頓挫さえしなけりゃ美浦に入厩していたって重賞勝てない方がおかしい。ロードのくせして超ボーナスステージやぞ。

ロードスパイラル 牡 栗東・清水久
キタサンブラック産駒で幅があまり広くないことを心配しているが、父を管理していた清水久詞師が「この時期の父はこんな感じでしたよ」とコメント。POG期間後の方が楽しみかもしれないが、まだまだ馬体が成長しそうな段階で13秒台を出せているように能力は水準以上。
※2022.06.01 評価修正 C→D

オルタード 牝 栗東・庄野
ダートのクラシックディスタンス向きだが、14秒台の時計を出せていてしかも庄野厩舎。牝馬でも海外で大金星を挙げれば加算されるPOGなら指名あり。もちろん牡馬顔負けに全日本2歳優駿や、父同様に不良馬場で牡馬をなぎ倒す可能性も。
※2022.06.01 評価修正 C→D


錦岡牧場
数字コメントはあったけど、好みの問題で割愛。


三嶋牧場
極端にすごい馬が居る感じでは無いが、公式ではBTCの屋内坂路調教を公開中。

2頭だけ3月下旬にBTC坂路で16.6-13.6-13.3を計時している。
そこだけ進み方が段違いなので注目してみよう。あとは来年以降かな?

ルガル 牡 栗東・杉山晴
オーナーの江馬由将氏にはPOG期間にOPクラスで実績を残すような馬を抱え、それに似合うだけの立ち振る舞いをしてもらいたい。杉山晴紀先生もデアリングタクトだけで終わるのもちょっと悲しい。ともに新たな成功例を見出しても良いはず。Cに近いB評価。
※2022.05.14 評価修正 B→C

ラヴァドーム  牡 栗東・松永昌博
こちらは雑誌に載っていない馬だが、ルガルと同じタイムで併せ馬を行ったユニオンOCのクラブ馬。ダートが主戦場になるだろうけど、体力面も含めて三嶋牧場のツートップを形成できる器。
※2022.05.14 評価修正 C→D

グランデファーム
数字コメントはあったけど、好みの問題で割愛。


ディアレストクラブイースト
数字コメントなし


武田ステーブル
ダートGIを勝ったインティの武田茂男氏が設立。
言わずと知れた獣医師免許を持つ、メジロ牧場の場長だった人物。
期間内GIではアドマイヤコジーン、期間後も含めるとトーホウジャッカル(菊花賞)や、ファインモーション(秋華賞など)で実績もある。
今回に関してはトップ2が順調な上に、芝で賞金を稼いで行けそうな匂いをさせている。もしも一発狙うなら下位で全然間に合うはずだし、マークも薄いだろうから狙いどころ。
非社台系縛りでも活躍できるかも。

セレッソブランコの2020 牝 栗東・松下
母を所有していた三宅勝俊オーナーが、満を持してシルバーステートを付けて勝負を掛けてきた。
松下武士厩舎なら預託実績もあり、レシステンシアでクラシック制覇経験もある。既に15秒台をマークしているが、更なる成長を図っている段階。Cに近いB評価だが、隠れた大物候補の可能性がある。
※2022.05.14 評価修正 B→C

ヒラボクスペシャルの2020 牡 美浦・大竹
この馬自身は14秒台を出せている。父のデクラレーションオブウォーはダートの1400mから1600mで実績を少しずつ残しており、仮にマイル以上に限定して使うなら決め手が通用する可能性を秘めている。Dに近いCだが、芝も渋ってくれれば案外こなしてくれるかも。
※2022.06.01 評価修正 C→D


ビクトリーホースランチ
数字コメントはあった。
大樹の公式Youtubeにも映像と時計はあったけど、雑誌と内容が違う。
丸ごとPOGでは長らく「大樹はファンドの一つだけど、POG向きのクラブでは無い」と烙印を押されたと考えているが、今年もそんなところだろう。

紙面の内容では「タイキラフター>>タイキバルドルで、ラフターの方が動きに余裕がある」だけど、動きはタイキバルドルが上。14秒台を出しているけど、ラフターは4月になってだいぶ疲れが出てしまい、こなすのが精一杯になっている。

と言う訳で評価は一頭

タイキバルドル 牡 栗東・大久保龍
この厩舎だからDランクでもCに上げる余地を残しておく。ダイワメジャー産駒にしては仕上がりが遅いが、フレグモーネが1歳の10月頃に出た影響もある。
ここからの成長を加味し、大樹レーシングにしては高額募集であることを含めて、期間内に上積みを大きくして欲しい。


谷川牧場
数字コメントなし


No.9ホーストレーニングメゾド
数字コメントありだけど、POG向きではない。
あくまでもPOG期間後も楽しめそうな馬だけチョイスしておきます。

サンクスギビング 牡 栗東・羽月
体力が十分に備わっており、13秒台のメニューをこなせているのは心強い。ダートのマイルより長い距離で強い羽月厩舎に、距離の融通が利いてこそのデクラレーションオブウォー産駒。3歳春以降に大化けするかも。


富田ステーブル
数字コメントはあったけど、好みの問題で割愛。


愛知ステーブル
数字コメントがあったのは、世代で一番評価の馬だけ。

スーサンベガ 牝 栗東・鈴木孝志
鈴木孝志厩舎で一番賞金を稼いだスーサンジョイを叔父に持ち、同じく林千枝子オーナーの所有馬。ミッキーアイル×トニービンは活躍ピークが古馬の可能性が高いが、成功法則から著しく外れているわけではない。
スピードは父譲りで14秒台の調教もこなせており「ペースを上げても走りがブレない」のコメントが本当なら、隠れたホームラン候補にもなってくる。現状はDに近いC評価で、年内デビューだろうか。


ALPHA TRANING BASE
数字コメントあったけど、掲載は念のため。

マイヴィヴィアンの2020 牡 栗東・石橋守
中央で最後に兄姉が勝ったのも11年前だし、メイショウサムソンの半弟で母が23歳時の産駒。これはさすがに高齢すぎて手が出ない。
それでも今回はバゴを付けて、13秒台のメニューもきちんとこなして「これと言った課題が無い」とコメント。こうとなると常識が通用しないパターンなのか?
いくらメイショウの松本オーナーだとしても、石橋守厩舎じゃなかったら預託できないと思う。Dに近いC評価なので、好きな人はどうぞどうぞ。
※2022.05.14 評価修正 C→D


三橋ステーブル
数字コメントはあったけど、好みの問題で割愛。


フィリップファーム
数字コメントなし



(了)






【更新履歴】
2022.04.28 初版(社台F・ノーザンファーム早来)公開
2022.04.29 ノーザンファーム空港・追分ファーム公開
2020.04.30 その他牧場のコメント追記完了
2020.05.14 一部評価を改定
2020.05.17 ディオファントスの評価を連載2回目に合わせて改定
以降は情報が出次第、S~D評価を追記・書換の予定
暫定版の内容を抜粋し、ブログ告知用でYoutubeに投稿済
2020.06.01 一部評価を改定


【この企画】
POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(1)
POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(2)
POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(3)
POG戦略 指名候補馬 2022-2023暫定版(4)


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拍手ボタンを押してくれると、嬉しいです。やる気が出ます。

みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。
POG2021-2022シーズンも可能な限り
短信(レビュー)を行って振り返りをしたく思います。

それから、2022-2023シーズンに向けて
より戦略的な指名でPOGを楽しめるように、
ヒトの部分も定期的に観察し、策を練っていきます。

※2021年6月スタート、2022年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



10月の2歳戦データ

今期から2歳戦の結果・データをPDFにてお配りいたします。

厩舎と騎手の勝ち星集計も公開していますので、ダウンロードして閲覧してください。

※二次製作の元データとしての使用はご遠慮ください。当方は一切の責任を持ちません。
※データはJRA-VANのTARGET frontier JVを使用して抽出しています

レース数
6月:29
7月:61(重賞1)
8月:68(重賞1)
9月:87(重賞2)
10月:140(重賞2)
===============
合計:385(重賞6)


印象に残っているポイントのみ
重賞勝利
・サウジアラビアロイヤルカップ(G3)
美浦・国枝栄厩舎 コマンドライン
道中のペースは新馬戦のような1000m通過=62.6。これだけ貯めればレース全体の上がり3F=33.8もラクに出せなきゃ困る。
こんな調子なので走破タイムは、コマンドラインの新馬戦より1秒0遅くなってしまった。
次走は朝日杯FSとホープフルSの両睨み。サンデーRが札幌2歳Sを勝ったジオグリフと使い分けを悩んでいる模様だが、この馬に関しては年内を基礎体力強化に充てる方が先決。

・アルテミスステークス(G3)
美浦・国枝栄厩舎 サークルオブライフ
今月はどちらも国枝栄厩舎が制した。昨年は須貝尚介厩舎(ステラヴェローチェ・ソダシ)が達成しているが、この馬はどうだろうか。
道中のペースも前後半=47.2-46.8とまずまず引き締まっており、最後は先行馬の勝ち切る展開を差したのだから、昨年のソダシ程では無いが一定の評価は出来る。
まだ成長途上の粗削りで、しかも相手の自滅を待たないと差し切れない詰めの甘さはある。それでもGIで掲示板に載るだけの素質は十分見せてくれた。
母は2012-2013シーズンでクロッカスSを勝つなど4117ポイントを獲得しているシーブリーズライフ、
伸びしろももう少しありそうだし、次走の阪神JFは展開次第で馬券圏内のチャンスも想定できる。
騎乗したデムーロ騎手は、国枝厩舎の管理馬で初重賞制覇&JRA重賞100勝目を達成。


・伊藤圭三厩舎
ダートの鬼はJRA唯一の「未勝利月ゼロ」を継続中
堅実に勝ち星を量産する伊藤圭三厩舎。
今月も1勝したことで唯一、JRAの厩舎で21-22シーズン未勝利月ゼロを継続中。
昨シーズンとは違った混戦を他所に、安定した成績を残している。獲得ポイントの少なさはさておいても「お見事」と言うしかない。
今後は1勝クラスで勝ち星を積み上げるかも焦点になってくる。馬場がタフになりやすいシーズンだからこそ、有利に働いてくれる可能性がある。

・武幸四郎厩舎
全国1位タイ、月間も最多タイの4勝と驀進
9月に快進撃を見せていた武幸四郎厩舎の勢いが止まらない。10月はいきなりききょうSでドーブネが持ち時計の壁を破って快勝すると、サフラン賞でもウォーターナビレアが快勝。
更にダートではセキフウが未勝利卒業→なでしこ賞を連勝の快進撃。
直近だと2020年4月に杉山晴紀厩舎が達成しているが、1勝クラス+OPクラスの月間3勝は滅多に無い記録。
レースの終盤に最速ラップタイムを計測した後、残り1~2ハロンをしっかりまとめる力強いレースが目立った。
芝なら残り400m~200mの急加速をこなして、残り200mでタレない。
ダートなら残り600m~400mの急加速を耐えて、そのあと400mでケリをつける。
レースセンスの良さが11月以降もどれだけ発揮されるだろうか。

・相沢郁厩舎
月間4勝の最多タイ、ようやく初勝利から急上昇
今シーズンに関しては得意にしていた北海道シリーズでもほとんど良いところが無かった相沢郁厩舎。ようやく初勝利を達成したのが中山最終週で、そこから東京競馬場で新馬戦を3勝。
走破タイムが掛かったレースが多かったとは言え、これで月間4勝と急浮上。
10月は芝の1800mで2勝・2000mで1勝で、得意の距離で勝ち星を出してきた。
時計の速い馬場だと割引が必要になるが、福島開催&連続開催の東京と快進撃が続きそうなレースが11月も多い。未勝利戦での巻き返しも含めて要注目となりそう。

・新谷功一厩舎
磨いた決め手を武器にダートで虎視眈々
10月はレース数も増えたこともあり、8名の調教師が月間4位タイの2歳戦月間3勝を達成しているが、中でも注目は開業3年目・栗東の新谷功一厩舎。
昨年までは通算5勝だったが、今年は14勝を上げて通算の勝ち星も一気に増やしている。
2歳戦では1勝クラスになると歯が立っていないものの、栗東坂路を12秒台*2ハロン出すハードなトレーニングを定期的に行っており、その成果が出た模様。
ダートのデビュー戦で勝ち上がった2頭は、いずれも後続を1秒0以上突き放す圧勝ぶり。単にレースで相手に恵まれたと評価するより、新馬戦でしっかり結果を出せる状態を作ってきたと考えた方が良さそう。
先行して早めに抜け出して粘り込む定番のレースはもちろん、最後に差してくる戦法でも強さを発揮してくる馬をたくさんレースに送り込んでくれることに期待したい。


【勝利数上位】
1位タイ 10勝
武幸四郎厩舎(10月4勝)
伊藤圭三厩舎(10月1勝)

3位 9勝
岩戸孝樹厩舎(10月2勝)☆

4位 8勝
友道康夫厩舎(10月3勝)

5位タイ 7勝
国枝栄厩舎(10月4勝)☆☆
清水久詞厩舎(10月2勝)
安田隆行厩舎(10月2勝)
手塚貴久厩舎(10月1勝)

9位タイ 5勝
高柳瑞樹厩舎(10月3勝)
牧田和弥厩舎(10月3勝)
森秀行厩舎(10月3勝)
佐々木晶厩舎(10月3勝)
斎藤誠厩舎(10月2勝)
奥村武厩舎(10月2勝)
吉村圭司厩舎(10月1勝)
池上昌和厩舎(10月1勝)
藤原英昭厩舎
杉山佳明厩舎

19位タイ 4勝
相沢郁厩舎(10月4勝)
新谷功一厩舎(10月3勝)
鹿戸雄一厩舎(10月3勝)
橋口慎介厩舎(10月3勝)
中竹和也厩舎(10月2勝)
牧光二厩舎(10月2勝)
藤沢和雄厩舎(10月2勝)
藤岡健一厩舎(10月2勝)
池江泰寿厩舎(10月2勝)
矢作芳人厩舎(10月1勝)
加藤征弘厩舎(10月1勝)
林徹厩舎(10月1勝)
松永幹夫厩舎(10月1勝)
中内田充厩舎(10月1勝)☆
宮田敬介厩舎(10月1勝)
大橋勇樹厩舎(10月1勝)☆
黒岩陽一厩舎(10月1勝)
音無秀孝厩舎
須貝尚介厩舎
武井亮厩舎
栗田徹厩舎
清水英克厩舎



みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。
POG2021-2022シーズンも可能な限り
短信(レビュー)を行って振り返りをしたく思います。

それから、2022-2023シーズンに向けて
より戦略的な指名でPOGを楽しめるように、
ヒトの部分も定期的に観察し、策を練っていきます。

※2021年6月スタート、2022年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



9月の2歳戦データ

今期から2歳戦の結果・データをPDFにてお配りいたします。

厩舎と騎手の勝ち星集計も公開していますので、ダウンロードして閲覧してください。

※二次製作の元データとしての使用はご遠慮ください。当方は一切の責任を持ちません。
※データはJRA-VANのTARGET frontier JVを使用して抽出しています

レース数
6月:29
7月:61(重賞1)
8月:68(重賞1)
9月:87(重賞2)
===============
合計:245(重賞4)


印象に残っているポイントのみ
重賞勝利
・札幌2歳ステークス(G3)
美浦・岩戸孝樹厩舎(木村哲也厩舎より一時転厩) ジオグリフ
道中のペースが結構引き締まっていたが、上がり最速の36.1を楽な手応えで出し、大外まくりで快勝。走破タイム以上に展開も向いてくれた。
岩戸孝樹厩舎としては久しぶりの2歳重賞制覇。木村哲也厩舎のくくりで考えても、ここは確勝級の相手だったし、デビュー戦の内容からしても重賞を一つ勝ったこと自体はなんら驚かない。
差しが決まる展開には滅法強いし、道中のペースがタイトになっても問題ないことが証明されたが、ゲート内でエキサイトするなど気性面でカッとなりやすい点が課題。
(そう言えば別の馬が放馬して、外ラチを超えて行ったよなぁ)
この点さえ自滅さえしなければ、マイルでは無い2000m以上のGIが狙いどころになってくるだろう。一応その方針らしいので、首尾よくホープフルSと弥生賞(またはスプリングS)、皐月賞の活躍を期待してみたい。

・小倉2歳ステークス(G3)
栗東・長谷川浩大厩舎 ナムラクレア
小雨が降る良馬場で走破タイム以上に中身の濃いレースだった。代打騎乗が父・ミッキーアイルの主戦騎手である浜中俊騎手だったのも大きくプラスに働いたと考える。
いずれ伸びて来るであろう予感を裏切って(?)、長谷川浩大厩舎が堂々の初重賞制覇。前半のハイラップも余裕で付いて行き、追い出しを我慢して大外を回す余裕がありながら、レースの上がり3Fを11.2-11.6-11.5の流れを最後までしっかり伸びていたのは大きな収穫。
1200mはもちろんの事、マイルまで距離が伸びても問題ないと勝手に思っている。貯めれば貯めただけ伸びるのも良いし、終いの1F=11.5だったのも秀逸。
ミッキーアイル産駒全体に言える「GIでも勝ち負けとなるか」については、この馬に関しては今後の成長次第でいよいよ突破する可能性も秘めている。


・伊藤圭三厩舎
ダートの鬼が月間&年間首位、JRA唯一の未勝利月ゼロ厩舎
月間4勝の最多勝利は伊藤圭三。昨シーズン以前から続くダートで4勝中3勝と、堅実に勝ち星を量産。
シーズン最初の1勝クラス特別戦となったヤマボウシ賞も、コンバスチョンで快勝。10月はダートの1勝クラスで更なる活躍を見せてくれるだろうか。
JRAの厩舎で21-22シーズン、未勝利月が無いのは伊藤圭三厩舎のみとなった。昨シーズンよりも混戦度合いが上がっており、各厩舎のエース級が出撃し始めるこれからが勝負どころだが、そう言ったレッドオーシャンとは殆ど関係なく安定した成績を残しているのは、獲得ポイントの少なさはさておいても「お見事」と言うしかない。


・武幸四郎厩舎
全国でも単独4位、関西1位へ躍り出る
18-19シーズンから9勝→10勝→10勝で、月間の勝利数も多くて2勝止まり。未勝利月は5~6カ月あり、昨シーズンも未勝利月が5ヶ月あったのが嘘のような急進ぶり。
札幌競馬場で圧倒的人気のドーブネで勝利すると、中山のダート・未勝利に中京の芝・新馬とPOG期間だけで合計3勝。これは開業後、初の快挙となった。
(2歳戦で2勝+3歳未勝利も合わせて3勝以上なら2度ありました)
特に芝では切れ味の鋭さに加えて、展開の読みも素晴らしく「満を持して追い出して」から馬の持ち味を存分に引き出したレースが目立った。
この勢いが10月以降も見られるか注目。


・友道康夫厩舎
月間3勝で、6月の出遅れを巻き返す
本来ならばもっと早くから上位を伺っても良かったほどだが、冬場を順調に使えた2歳馬が増えたからと言ってもPOG戦略を原点に戻すようなスタンスであることを再認識させてくれた。
シーズントータル&競走馬の一生を捉えると、重賞やGIを勝つような馬をわざわざ早期デビューさせる理由・メリットは薄めとって事も言えるだろう。
月間3勝で5位タイ迄上昇してきたが、9月は芝の1800mで1勝・2000mで2勝と、やはり2000m以上で持ち味が出やすい友道康夫厩舎らしい内容だった。


・田村康仁厩舎
3カ月勝利無しから月間3勝、やはり突騰ぶりは健在
15-16シーズンではメジャーエンブレムが大活躍した田村康仁厩舎。
18-19シーズンでもアネモネSをルガールカルムで制するなど、ノーザンファーム生産馬が1勝クラスの特別戦を勝ち上がる活躍を、忘れた頃に行っているのが特徴的。
牝馬だとホーリーエンブレム、ランズスルーイットが居るが、どちらも暫定版などで注目しないとジャッジしている。
そうなると18-19シーズンで葉牡丹賞をシークレットランで勝ったように、牡馬の活躍があるだろうか。
ゲート試験を受ける為に入厩して9月下旬に放牧に出されたスプレッドアウトと、ネイチャーセラピーが該当となる。
いつも活躍が突然やってくるのは取捨選択が悩ましいが、今期は育成手腕をこちらの気分など無視して存分に発揮してもらいたいものである。


【勝利数上位】
1位 9勝
伊藤圭三厩舎(9月4勝)

2位 8勝
岩戸孝樹厩舎(9月3勝)☆

3位タイ 6勝
武幸四郎厩舎(9月3勝)
手塚貴久厩舎

5位タイ 5勝
友道康夫厩舎(9月3勝)
藤原英昭厩舎(9月2勝)
杉山佳明厩舎(9月2勝)
清水久詞厩舎(9月1勝)
安田隆行厩舎

11位タイ 4勝
吉村圭司厩舎(9月2勝)
音無秀孝厩舎(9月2勝)
須貝尚介厩舎(9月1勝)
池上昌和厩舎(9月1勝)
武井亮厩舎(9月1勝)
栗田徹厩舎
清水英克厩舎

18位タイ 3勝
田村康仁厩舎(9月3勝)
斎藤誠厩舎(9月2勝)
田中博康厩舎(9月2勝)
国枝栄厩舎(9月2勝)
斉藤崇史厩舎(9月1勝)
加藤征弘厩舎(9月1勝)
矢作芳人厩舎(9月1勝)
林徹厩舎(9月1勝)
松永幹夫厩舎(9月1勝)
中内田充厩舎(9月1勝)☆
長谷川浩大厩舎(9月1勝)☆
奥村武厩舎
黒岩陽一厩舎
大橋勇樹厩舎☆
宮田敬介厩舎




みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。
POG2021-2022シーズンも可能な限り
短信(レビュー)を行って振り返りをしたく思います。

それから、2022-2023シーズンに向けて
より戦略的な指名でPOGを楽しめるように、
ヒトの部分も定期的に観察し、策を練っていきます。

※2021年6月スタート、2022年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



8月の2歳戦データ

今期から2歳戦の結果・データをPDFにてお配りいたします。

厩舎と騎手の勝ち星集計も公開していますので、ダウンロードして閲覧してください。

※二次製作の元データとしての使用はご遠慮ください。当方は一切の責任を持ちません。
※データはJRA-VANのTARGET frontier JVを使用して抽出しています

レース数
6月:29
7月:61(重賞1)
8月:68(重賞1)
===============
合計:158(重賞2)

印象に残っているポイントのみ
重賞勝利
新潟2歳ステークス(G3)
栗東・中内田充正厩舎 セリフォス
走破タイムは平凡だがメンバー最速の上がり3F=32.8で差し切りを、ダイワメジャー産駒でマークするんだから、中内田センセイの育成手腕には脱帽。
加えて追分ファームの重賞制覇も久しぶりだし、薄利多売と観ていたG1レーシングが息を吹き返すような活躍を見せてくるのかもしれない。いろいろな意味で当ブログの期待を裏切る内容だった。
母父Le Havreの重賞制覇はデゼル(2021阪神牝馬ステークス)以来となる。来シーズンは社台RHの年度最高価格募集となるエピファネイア産駒が1頭、三嶋牧場生産のワールドエース産駒が1頭居る。
この辺りも来年以降狙い目になるのでは?

・清水英克厩舎
突如4勝の固め打ち、運だけではない?
月間4勝の最多勝利は清水英克厩舎。2勝を新潟の芝、1勝を札幌の芝で挙げているが、注目は小倉の芝1200mで未勝利を脱出したアラクレ。
小倉で1.09.1ならそこまで強調できる内容では無いが、走破タイム自体は今年の開幕週を除けば大雨の影響もあって実は2位タイ。
昨シーズンは2021年5月に3勝も固め打ちしてきたが、それ込みで年間6勝しかしてこなかった厩舎。他の3勝が抜群の走破タイムではないにせよ、厩舎の勢いが続くのかにも注目。

・手塚貴久厩舎
オークス獲ってもまだ足りない?最多勝へまっしぐら
昨シーズンは22勝で4位、しかも未勝利月が8月だけと言う優秀な内容だった手塚貴久厩舎。今までの法則通りならここらで一息入るのが通例だったが、全く休む気配すら感じさせない月間3勝で最多勝を奪還。
まだ足りないのか、それとも嵐の前の静けさなのか。安田隆行厩舎と並んでPOG集計期間連続12ヶ月勝利の記録を継続中、9月はレース内容の濃さが継続するか注目したい。


・岩戸孝樹厩舎
転厩バブルだけか、それとも・・・
美浦の木村哲也厩舎が調教停止処分となり、大挙一時転厩した恩恵もあって月間3勝を挙げてきた。
しかし、岩戸孝樹厩舎と言えば2歳重賞の実績はあれど、基本的にはここ10年「未勝利を勝ち上がるだけなら木村哲也厩舎と良い勝負」と言うレベル。
なかなか超えられない1勝クラスの壁を破れるのか、9/4の札幌2歳ステークスはジンクス打破を掛けた大一番だが、前がやり合って展開ズッポシの差しが決まるのが絶対条件で、漁夫の利待ちであることは事実。
今が一番良い時期とは言えないはずなので、今後のアピールも含めて9月は転厩馬が在籍する最終月。苦しいレース展開となるOPや重賞でも結果を出せるかに注目したい。



【勝利数上位】
1位 6勝
手塚貴久厩舎(8月3勝)

2位タイ 5勝
安田隆行厩舎(8月2勝)
伊藤圭三厩舎(8月1勝)

4位タイ 4勝
清水英克厩舎(8月4勝)
岩戸孝樹厩舎(8月3勝)
清水久詞厩舎(8月2勝)
栗田徹厩舎

8位タイ 3勝
池上昌和厩舎(8月2勝)
藤原英昭厩舎(8月2勝)
武幸四郎厩舎(8月2勝)
奥村武厩舎(8月2勝)
大橋勇樹厩舎(8月1勝)☆
須貝尚介厩舎(8月1勝)
宮田敬介厩舎(8月1勝)
黒岩陽一厩舎(8月1勝)
杉山佳明厩舎
武井亮厩舎



みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

仲間内で行っている20頭ルールのPOG
開幕して2ヶ月です。
指名馬を含めた出走馬を振り返ります

(コメントに関しては月曜日以降に追記します)

凡例:馬名の前に◎=管理人が指名
   馬名の前に△=他者がドラフト指名

・・・なお今週、私の指名馬に関しては出走登録ありません

指名漏れ・見送りの特集(前半)はこちら

指名漏れ・見送りの特集(後半)はこちら

※2021年6月スタート、2022年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



★☆★(まえがき)★☆★
木村哲也調教師に調教停止処分が出ました。
これは開幕前に想定していたより処分が重くなったように思いますが、10万円でも罰金は罰金。
管理馬は臨時馬房が割り当てられた岩戸孝樹厩舎へ、一時的に転厩しています。

そこで気になるのは岩戸孝樹調教師のデータ。
筆者はギリギリ騎手時代を見ていますが、調教師になって以降POG期間の重賞実績は、2007年の東京スポーツ杯2歳Sをフサイチアソート、2008年の京王杯2歳Sをゲットフルマークスで制しています。

木村哲也厩舎が11年目に対して、岩戸孝樹厩舎は22年目と2倍の期間がありますが、POG期間内の勝利数はほぼ同じ数になっています。

調教師着別度数勝率連対率複勝率1走当賞金平均着順平均人気
(美)岩戸孝樹128-134-133-1820/22155.80%11.80%17.80%69万円8.4着8.3人気
(美)木村哲也132-97-99-512/84015.70%27.30%39.00%217万円6.0着5.2人気

さすがに勝率や複勝率では差が開いており、人気薄になりやすい馬で何とか地道にコツコツ・・・と言うイメージがピッタリですが、実は切り口を変えると「結構やる時は色気持ってやるなぁ」って数字が出ます。

そのあたりを少しお話しておきます。

まずは新馬と未勝利戦に限った話。
木村哲也厩舎はそもそも前評判の高い馬が多く、デビューから人気を集めやすい傾向があります。お世辞にも岩戸孝樹厩舎はその点では劣るのですが、5番人気以内に限定すると

調教師着別度数勝率連対率複勝率1走当賞金平均着順平均人気
(美)岩戸孝樹35-36-31-152/25413.80%28.00%40.20%141万円5.4着3.4人気
(美)木村哲也70-46-37-109/26226.70%44.30%58.40%232万円3.9着2.5人気

勝ち星こそダブルスコアで負けていますが、サンプル数はかなり近くなり岩戸孝樹厩舎の実力が浮き出てきます。

(POG期間の新馬・未勝利合計のみ)
凡例:全体成績→5番人気以内【木村哲也厩舎の全体成績】
勝率 6.10%→13.80%【15.80%】
連対率 12.50%→28.00%【26.80%】
複勝率 18.60%→40.20%【37.40%】
1走当賞金 64万円→141万円【140万円】
平均着順 8.4着→5.4着【6.1着】
平均人気 8.1人気→3.4人気【5.4人気】

と、なんだかコーンフレークに牛乳掛けた栄養価みたいな表記になってしまいましたが(苦笑)
岩戸孝樹厩舎は5番人気までに支持されるような素質馬であれば、数字は木村哲也厩舎の新馬・未勝利の成績と遜色ないものを残してきています。
なので、未勝利卒業に関しては転厩がマイナスとならない可能性どころか、むしろプラスになる可能性すらあります。


続いて、1勝クラス・OP・重賞の成績。
こちらはさすがに逆立ちしても敵わない感じはします。

調教師着別度数勝率連対率複勝率1走当賞金平均着順平均人気
(美)岩戸孝樹12-12-18-271/3133.80%7.70%13.40%97万円8.8着9.2人気
(美)木村哲也30-26-31-108/19515.40%28.70%44.60%473万円5.4着4.6人気

特に1勝クラスで歯が立っていない状況が多いのが響いています。
しかし、先ほども触れたように2年連続で2歳重賞を制覇した実績を持つように、美浦の中だけで言えばポテンシャルは十分あった部類に入ります。

こちらも5番人気までに絞ってみると数字こそ劣勢ではありますが、そもそもサンプル数が1/5に減ってしまう岩戸孝樹厩舎にしては、相当善戦していると言える内容です。

調教師着別度数勝率連対率複勝率1走当賞金平均着順平均人気
(美)岩戸孝樹6-7-6-46/659.20%20.00%29.20%189万円6.1着3.6人気
(美)木村哲也29-22-28-55/13421.60%38.10%59.00%618万円4.1着2.4人気

ちなみにこの成績の約半分がダートの為、芝のみで成績を絞ればもう少し数字が良くなります。
また、重賞を制した芝1400m、芝1800mの成績はもともと優秀です。
1勝クラスでもこの距離を狙ってきた場合は、色気があるのでは?と考えたくなってしまいます。ひょっとしたら想定していた斜め上の成績を叩き出してくるかもしれません。

着別度数勝率連対率複勝率1走当賞金平均着順平均人気
(美)岩戸孝樹5-2-2-21/3016.70%23.30%30.00%268万円6.4着3.9人気
1200m1-0-1-10/128.30%8.30%16.70%115万円7.6着4.1人気
1400m3-1-0-1/560.00%80.00%80.00%1009万円2.0着4.2人気
1600m1-1-0-7/911.10%22.20%22.20%151万円6.4着3.8人気
1800m0-0-1-1/20.00%0.00%50.00%125万円7.0着3.5人気
2000m0-0-0-2/20.00%0.00%0.00%0万円9.0着3.5人気



(出走予定)
08/07
新潟05R 新馬 芝1600

08/08
新潟05R 新馬 芝2000


(レース前後短評)
宮田厩舎のエピファネイア*ブルーメンブラット、馬主は当然両親と同じくキャロット。
先輩が指名したのは理解できるが、宮田厩舎の今期はエアーポケットに入ってもおかしくないので、リストに掲載も指名見送り。
3,000万とキリの良い募集額だったことも、何か悪い意味で引っかかったのは事実。昨年のようにあまりキリの良くない数字で募集した牡馬のエピファネイア産駒が・・・ってことなら、柳の下に二匹目のドジョウだっているかもしれん・・・なんて思えたんだけどねぇ。
※勝ちタイムこそ1.35.0と平凡な時計ではあったが、前後半タイムは49.2-45.8と貯めるだけ貯めてから、切れ味をしっかりと発揮している。自身の上がり3F=33.0で4馬身差の圧勝。
最後の50m程はさすがに苦しくなったが、終いの4Fは12.1-11.2-11.1-11.4と文句の付けようが無い内容だった。走るフォームもまっすぐだし、川田将雅騎手のような剛腕タイプの騎手と相性が良さそう。
6月のレビューで触れていたジオグリフと同レベルの内容だし、故障さえなければ重賞級と考えて差し支えないはず。切歯扼腕だが、宮田厩舎の真価を測るにはもってこいの存在となりそう。次走注目。

▽うまカレドラフト 近畿5位

母がシロインジャーで、子供はシルク。中川公成厩舎で2,000万円とかなり手頃な募集価格となったが、父がジャスタウェイでは仕方ないか。
調教でグイグイ走るタイプでは無かったようなので、1回使って・・・と言う狙いだろうか。まずは無事に完走してもらいたい。
※明らかに仕上げるプロセスで鍛え方が足りず、馬体も絞り切れていなかった。スピードが足りないのは首の使い方がローリングするように8の字に動いてしまうのも、一員として挙げられる。
向正面ではじわじわとポジションを上げることに成功したが、コーナリングはどうしようもないレベル。3角の入りと4角で2段階も失速してしまい、勝負どころに入るまでにスタミナが切れてしまった。
脚が短い割に回転数は少なめで距離はこれぐらいあった方が良いのだが、ロングスパートの練習をたくさん積んで行かないと掲示板には上がってこなさそう。




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みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。
POG2021-2022シーズンも可能な限り
短信(レビュー)を行って振り返りをしたく思います。

それから、2022-2023シーズンに向けて
より戦略的な指名でPOGを楽しめるように、
ヒトの部分も定期的に観察し、策を練っていきます。

※2021年6月スタート、2022年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



7月の2歳戦データ

今期から2歳戦の結果・データをPDFにてお配りいたします。

厩舎と騎手の勝ち星集計も公開していますので、ダウンロードして閲覧してください。

※二次製作の元データとしての使用はご遠慮ください。当方は一切の責任を持ちません。
※データはJRA-VANのTARGET frontier JVを使用して抽出しています

レース数
6月:29
7月:61(重賞1)
===============
合計:90(重賞1)

印象に残っているポイントのみ
・大橋勇樹厩舎
開業19年目、初めての芝重賞・函館2歳Sを制覇
ジャパンカップダートでGIの他、ダートでは複数の重賞勝ちがある大橋勇樹厩舎。
POG期間内の芝重賞成績は、ニホンピロの小林百太郎オーナー所有馬で二桁着順がある程度だったが、一足飛びにナムラリコリスで芝重賞を制覇。
初のJRA芝重賞制覇となったが、牝馬ではこれまでにニホンピロブリュレ(北九州記念4着)やサンマルクイーン(ローズS6着)の惜敗があって、実は牝馬で芝なら・・・の可能性はあったのかもしれない。
そこを見抜けなかった時点で何も言い訳は出来ないにしても、ジョーカプチーノの生き写しのような先行して粘り強いスタイルで勝ったのはお見事。
泉谷楓真騎手が最後に右鞭を連発していた点こそは感心しないが、馬のやる気を最後まで維持させ足を引っ張らず、初重賞制覇に相応しい息の合った道中エスコートだったのも印象的。


・栗田徹厩舎
スタイルチェンジ?1200mで2勝
月間3勝の最多勝利タイとなった栗田徹厩舎。昨シーズンのタイトルホルダーのような、1800m以上で荒稼ぎと思いきや今月は1200mで2勝と珍しい傾向。
特に函館2歳Sの翌日に未勝利戦を勝ち上がったアウトパフォームは、函館2歳Sを0秒1上回るタイムで走破しており、上がり3F=34.4と秀逸な内容だった。
本質は「栗田徹厩舎ならでは」の距離が1400m以上に伸びて楽しみなタイプなのかもしれないが、今年は飛びぬけた存在を引っ込めて平均的に賞金を稼いでくるスタンスに戻ったのかもしれない。


・武井亮厩舎
ダートではなく芝で3勝、今年は一味違う?
これまでダートGI(全日本2歳優駿)を勝つなど、ダートで固め撃ちをしやすい武井亮厩舎がまさかの芝で3勝と怪気炎。
期待と不安が入り混じった内容だが、中でもグランシエロの勝ちタイムは抜きん出ている。
2歳の8月までの期間で、芝1800mで1.48.0以下の走破タイムと、上がり3F=34.0の両方をクリアできたのは、昨年のワンダフルタウンを除くと、このグランシエロのみとなる優秀な内容だった。
8月に同レベルをクリアした馬にも、ミモザ賞を勝ったセキショウや、芙蓉S2着などの戦績があるレジェンドセラーなど、期間内2,000ポイント獲得馬が居る程。
鞭を入れると右へ左へと物凄い斜行をしてしまうのが悩みの種だが、武井亮厩舎から芝の重賞級が久しぶりに登場してきたと言っても過言ではなさそう。今後の成長と動向が楽しみになってきた。


・杉山佳明厩舎
勝ち時計は平凡だが新馬勝ちだけで月間3勝
栗東の杉山厩舎が2つあって、牝馬3冠を達成している杉山晴紀厩舎では無く、杉山佳明厩舎。
こちらも月間3勝と7月の月間最多勝タイとなった。
ダートと芝で合計3勝はどれも勝ちタイムこそ平凡で、終いの決め手に勝る相手を何とか凌ぎ着差も僅か。
そんな内容ではあるものの、これまでPOG期間中の成績は皆無と言える状況から、POG期間内初勝利を成し遂げていきなり月間3勝の荒稼ぎとなった。
小倉・函館・新潟と、タイプが異なる各競馬場で勝ち星を挙げたのも特筆モノ。レースの選び方が秀逸な印象を受けた。他の2歳馬もこれに続くことが出来るだろうか。



【勝利数上位】
1位タイ 4勝
伊藤圭三厩舎(7月2勝)
栗田徹厩舎(7月3勝)

3位タイ 3勝
手塚貴久厩舎(7月1勝)
安田隆行厩舎(7月1勝)
杉山佳明厩舎(7月3勝)
武井亮厩舎(7月3勝)

7位タイ 2勝
浅見秀一厩舎(7月1勝)
牧田和弥厩舎(7月1勝)
杉浦宏昭厩舎(7月1勝)
池添学厩舎(7月1勝)
林徹厩舎(7月1勝)
清水久詞厩舎(7月2勝)
須貝尚介厩舎(7月2勝)
宮田敬介厩舎(7月2勝)
大橋勇樹厩舎(7月2勝)☆
茶木太樹厩舎(7月2勝)
黒岩陽一厩舎

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