みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。
こちらのページでは厩舎別の考察を行います。
今回は 堀宣行厩舎 です。
※POGに参加する一個人の見解が記載されております。
一部未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。
私たちの仲間内POGでは、1時間に一回ぐらい
堀厩舎の漏れ聞こえてくる噂話が出てきます。
良いお話も、陰謀論のようなお話も(笑)
押し並べて評価は高い厩舎なんですが、皆さん薄々気付き始めてる事があるんです。
素質のある馬を預かってくれて、故障率もかなり少なめ。
しかも主戦として外国人ジョッキーもしくは戸崎圭太騎手や福永祐一騎手を起用してくれる可能性もある。
と思ったらバシシューで撃沈した諸兄は数知れず ←ここ余計
でも、なんだか食指が動かない
薄々気付いている理由を、データを用いて表に出す。
そして明確な意図を持って堀宣行厩舎の入厩する2歳馬を指名する。
今後はそう言った方針を貫くしかないでしょう。
では、まずは近5年の成績を出してみます。
レース検索
集計期間:2003. 3.23 ~ 2018. 6.10
POG期間に活躍している年もあります。
波が大きく、勝率が3割を超えるときもあれば2割ソコソコの時も。
つまり勝負を仕掛ける時とそうでない時はどうしても存在します。
毎年のようにネームバリューに翻弄されて、やたらめったら指名する必要はないって事ですね。
続いて、堀宣行厩舎の生産者別成績を上位のみ抜粋して観ましょう。
レース検索
集計期間:2003. 3.23 ~ 2018. 6.10
ソート:賞金合計順
当然と言えば当然ですが、ノーザンファーム強し。
ただ、社台ファームも条件次第では指名候補に追加できます。
また、マル外の好走歴もあれば、他の生産者の競走馬でもGIを獲っているのも忘れてはいけません。
POG期間では上位2牧場+海外生産馬をメインに考えて観ましょうか。
・ノーザンファーム
一言でまとめると、牡馬のみチョイスしておけば良いんじゃないかってぐらい、牡馬偏重傾向があります。
そして、父がサンデーサイレンス系以外で、有力馬主肝いりの2歳馬である事。
これが狙い目。
主な例はドゥラメンテ'(父キングカメハメハ、春2冠)、サトノクラウン(父Marju、日本ダービー3着)ですね。
ディープインパクト産駒の場合、超ロングヒットを期待するのは厳しい現状ですが、
マウントロブソン(スプリングS)のように重賞を勝つなどコツコツ活躍して、賞金を稼ぐ戦略が合いそうです。
母父はノーザンダンサー系が全くない方が期待値も上がりますが、いずれにしてもナスルーラ系(ボールドルーラー系も含む)の血が色濃く出ているのが理想的です。
レース一覧・生産者:ノーザンファーム
集計期間:2013. 3. 3 ~ 2018. 5.26
ソート:賞金合計順
・社台ファーム
こちらは牝馬に偏重傾向が見られるほど、牝馬の活躍が多いです。
ただ、重賞を勝つよりは2着などでコツコツ活躍して、賞金を稼ぐ戦略が合いそうです。
コツコツ稼いでくれるタイプはシンプルに、父がサンデーサイレンス系の種牡馬(現在で言えばディープインパクト)であること。
そして母系の血にミスタープロスペクター系が必須。
こう言うことになりそうです。
近5年間の牝馬の勝ち上がり率は 11/12 で91.1%。その後伸び悩むケースも多々あるとは言え、なかなかエグい数字ですなぁ。
レース一覧・生産者:社台ファーム
集計期間:2013. 1.12 ~ 2018. 6.10
限定条件:牝馬のみ
ソート:賞金合計順
・海外生産馬
基本的には猪熊広次氏(バローズ)のアメリカ生産馬
吉田和美氏のオーストラリア・ニュージーランド生産馬
この2パターンで当面は良さそう。
もちろん、個人的な信条で他の馬主さんが所有するマル外を指名は大いに結構です。
当たれば確かにデカいですよね。
さて、ここから話をガラッと変えます。
何故堀宣行厩舎に対して、なんとなく食指が動かないのか。
この部分です。
単刀直入に言うと、二つの実績が相反するイメージを植えつけているので、
食指が動かなくなってしまうと言う事なんですよ。
これはどう言う事かと申し上げますと、POG期間の成績が良さそうなイメージが、どうしても拭いきれていないのが原因なんです。
事実、期間中にGIを勝ったのはドゥラメンテだけなんですもの。
ただ、GIをキンサシャノキセキなどで勝っている間に、他の調教師では出来なかった実績を持っているので、POGで活躍できそうなイメージがどうしても植えつけられてしまっているのです。
それは何か。
2012年までの成績を遡ると出てくるのですが、
シンボリクリスエス産駒で稼いだ
のがデカいんです。
ノウハウがあるのは勿論ですが、他の調教師が上手く行かなかったことを平気でやってのけた。
唯我独尊みたいなあの雰囲気は、自信の表れでもあるんでしょうね。
まずはこちらのデータを見てもらいましょうか。
レース検索
集計期間:2007. 6.24 ~ 2018. 6.10
ソート:賞金合計順 レース機会数 : 20 回以上
こちらは、シンボリクリスエス産駒の成績を2007年から2012年に限定し、2~3歳のみに絞って抽出したものです。
賞金総額は管理していた藤沢和雄調教師がトップ。
そりゃ、同じような癖とか修正点があれば、上手く対応も出来るでしょう。
ただ堀宣行厩舎は、当時まだ40代半ばのセンセイをはじめとして若手の集団でもあったんですから、他の調教師や馬主さん、それから一般の競馬ファンから見ても
かなり目立つ活躍
だった事は言うまでもありません。特に次のデータでも示す「1走当たりの賞金額」は他の厩舎を突き放す成績、いわゆる断然トップ=ダントツのものでした。
レース検索
集計期間:2007. 6.24 ~ 2018. 6.10
ソート:1走当賞金順 レース機会数 : 20 回以上
OP特別頃のだったホープフルステークスで2009年にはアリゼオ(翌年スプリングSを制覇)、
2012年にもサトノネプチューンで勝利。
レース検索
集計期間:2007. 6.24 ~ 2018. 6.10
限定条件:[簡易絞り込み:500万下以上 のみ]
ソート:賞金合計順 レース機会数 : 5 回以上
加えて以前は吉田和美氏の競走馬が相次いで活躍。
預けた馬がGIを勝つことを何度も目の当たりにしていると、それがいつ勝ったものなのか・・・記憶があいまいになります。
すべてPOG期間を過ぎてからの活躍です。
以前は取材に応じてくれた時期もありますが、日本ダービーまでの成績だけをクローズアップするPOGに協力的ではないのも、むしろ自然な事です。
「ウチの馬は4歳になってからが本格化」と言いたくもなるでしょうし、指名馬検討用の情報量が減ると、指名する側の思考回路に憶測も混じりこんできます。
レース一覧・馬主(レース時):吉田和美
集計期間:2006. 2.25 ~ 2018. 6. 3
ソート:着別度数順
ここまでの話を総合すると、堀宣行厩舎のノウハウや強みは
と言うことになります。
最後の部分が肝心で、このイメージが強く印象に残っているため、適性距離の2400mでも強いのではないか=ダービーでも好走できるんじゃないか?って理屈が出来上がってしまいます。
本来の強みは一番上にある「馬のピークにあわせた調教・育成方針が一貫して行える」事にあるので、時期を誤認してしまい不要なまでに加熱してしまった1位競合を生み出していたのです。
そりゃ冷静になっている側からしたら
今年もいただき
ってなりますわな。
レース検索
集計期間:2003.12. 6 ~ 2018. 6.10
限定条件:芝のみ
堀宣行厩舎が2000m以上で強い事に関しては、期間中の成績を芝のみに限定したデータを掲載しておきます。
エース級に成長した馬は、キンサシャノキセキを除いては2000m以上の重賞やGIで活躍してきた馬ばかり。
もともとの素材もありますが、中長距離で強い馬を作りあげるノウハウがあることが、良いイメージを生む土台になっていたのです。
それをシンボリクリスエス産駒でかなりの結果を出した事が、インパクトとしても絶大だったワケですね。
あと少しで大きなところに進めそう、勝てそうだったのにと言うケースも、今後は主戦が あの騎手 になると見込んでいますから、快勝できる余地に変わる可能性もありますね。
ここを含めて見所があるのは大きなアドバンテージです。
私たちの仲間内POGでは、1時間に一回ぐらい
堀厩舎の漏れ聞こえてくる噂話が出てきます。
良いお話も、陰謀論のようなお話も(笑)
押し並べて評価は高い厩舎なんですが、皆さん薄々気付き始めてる事があるんです。
素質のある馬を預かってくれて、故障率もかなり少なめ。
しかも主戦として外国人ジョッキーもしくは戸崎圭太騎手や福永祐一騎手を起用してくれる可能性もある。
でも、なんだか食指が動かない
薄々気付いている理由を、データを用いて表に出す。
そして明確な意図を持って堀宣行厩舎の入厩する2歳馬を指名する。
今後はそう言った方針を貫くしかないでしょう。
では、まずは近5年の成績を出してみます。
レース検索 年・年月別集計
年・年月 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
2017年 | 13- 9- 7-35/64 | 20.3% | 34.4% | 45.3% |
2016年 | 18- 5- 6-26/55 | 32.7% | 41.8% | 52.7% |
2015年 | 21-13- 2-34/70 | 30.0% | 48.6% | 51.4% |
2014年 | 16- 5- 5-31/57 | 28.1% | 36.8% | 45.6% |
2013年 | 12-11- 5-33/61 | 19.7% | 37.7% | 45.9% |
POG期間に活躍している年もあります。
波が大きく、勝率が3割を超えるときもあれば2割ソコソコの時も。
つまり勝負を仕掛ける時とそうでない時はどうしても存在します。
毎年のようにネームバリューに翻弄されて、やたらめったら指名する必要はないって事ですね。
続いて、堀宣行厩舎の生産者別成績を上位のみ抜粋して観ましょう。
レース検索 生産者別集計
生産者 | 着別度数 | 賞金合計 | 1走当賞金 |
---|---|---|---|
ノーザンファーム | 33- 14- 7- 53/107 | 79734万円 | 745万円 |
社台ファーム | 23- 13- 8- 53/ 97 | 29800万円 | 307万円 |
社台コーポレーション白老ファーム | 8- 9- 2- 27/ 46 | 8284万円 | 180万円 |
Fox Straus KY | 3- 3- 0- 0/ 6 | 5740万円 | 956万円 |
追分ファーム | 5- 1- 3- 7/ 16 | 3825万円 | 239万円 |
ソート:賞金合計順
当然と言えば当然ですが、ノーザンファーム強し。
ただ、社台ファームも条件次第では指名候補に追加できます。
また、マル外の好走歴もあれば、他の生産者の競走馬でもGIを獲っているのも忘れてはいけません。
POG期間では上位2牧場+海外生産馬をメインに考えて観ましょうか。
・ノーザンファーム
一言でまとめると、牡馬のみチョイスしておけば良いんじゃないかってぐらい、牡馬偏重傾向があります。
そして、父がサンデーサイレンス系以外で、有力馬主肝いりの2歳馬である事。
これが狙い目。
主な例はドゥラメンテ'(父キングカメハメハ、春2冠)、サトノクラウン(父Marju、日本ダービー3着)ですね。
ディープインパクト産駒の場合、超ロングヒットを期待するのは厳しい現状ですが、
マウントロブソン(スプリングS)のように重賞を勝つなどコツコツ活躍して、賞金を稼ぐ戦略が合いそうです。
母父はノーザンダンサー系が全くない方が期待値も上がりますが、いずれにしてもナスルーラ系(ボールドルーラー系も含む)の血が色濃く出ているのが理想的です。
レース一覧・生産者:ノーザンファーム 種牡馬別集計
種牡馬 | 着別度数 | 賞金合計 | 1走当賞金 | 平均着 | 平人気 |
---|---|---|---|---|---|
キングカメハメハ | 5- 2- 2- 6/15 | 34035万円 | 2269万円 | 4.2着 | 2.4人気 |
ディープインパクト | 15- 9- 2-19/45 | 23215万円 | 515万円 | 4.1着 | 3.0人気 |
Marju | 3- 0- 1- 1/ 5 | 14100万円 | 2820万円 | 2.4着 | 2.4人気 |
ヘニーヒューズ | 2- 2- 0- 1/ 5 | 1775万円 | 355万円 | 2.0着 | 1.0人気 |
ネオユニヴァース | 2- 1- 0- 1/ 4 | 1680万円 | 420万円 | 4.3着 | 2.0人気 |
ハーツクライ | 1- 0- 0- 5/ 6 | 1240万円 | 206万円 | 5.3着 | 5.3人気 |
クロフネ | 1- 0- 0- 3/ 4 | 950万円 | 237万円 | 6.5着 | 6.8人気 |
アドマイヤドン | 1- 0- 1- 5/ 7 | 812万円 | 116万円 | 6.0着 | 5.0人気 |
キンシャサノキセキ | 1- 0- 1- 4/ 6 | 802万円 | 133万円 | 6.0着 | 2.0人気 |
ジャングルポケット | 1- 0- 0- 0/ 1 | 500万円 | 500万円 | 1.0着 | 2.0人気 |
ステイゴールド | 1- 0- 0- 0/ 1 | 500万円 | 500万円 | 1.0着 | 1.0人気 |
ソート:賞金合計順
・社台ファーム
こちらは牝馬に偏重傾向が見られるほど、牝馬の活躍が多いです。
ただ、重賞を勝つよりは2着などでコツコツ活躍して、賞金を稼ぐ戦略が合いそうです。
コツコツ稼いでくれるタイプはシンプルに、父がサンデーサイレンス系の種牡馬(現在で言えばディープインパクト)であること。
そして母系の血にミスタープロスペクター系が必須。
こう言うことになりそうです。
近5年間の牝馬の勝ち上がり率は 11/12 で91.1%。その後伸び悩むケースも多々あるとは言え、なかなかエグい数字ですなぁ。
レース一覧・生産者:社台ファーム 馬別集計
馬 | 着別度数 | 賞金合計 | 1走当賞金 | 平均着 | 平人気 | |
---|---|---|---|---|---|---|
エバーブロッサム | 1- 3- 0- 0/ 4 | 7800万円 | 1950万円 | 1.8着 | 5.5人気 | |
オメガハートロック | 2- 0- 0- 0/ 2 | 4100万円 | 2050万円 | 1.0着 | 1.0人気 | |
オハナ | 2- 0- 0- 3/ 5 | 2230万円 | 446万円 | 7.4着 | 5.6人気 | |
ハナレイムーン | 1- 0- 0- 3/ 4 | 1510万円 | 377万円 | 3.8着 | 2.5人気 | |
オメガインベガス | 2- 0- 0- 0/ 2 | 1200万円 | 600万円 | 1.0着 | 1.5人気 |
限定条件:牝馬のみ
ソート:賞金合計順
・海外生産馬
基本的には猪熊広次氏(バローズ)のアメリカ生産馬
吉田和美氏のオーストラリア・ニュージーランド生産馬
この2パターンで当面は良さそう。
もちろん、個人的な信条で他の馬主さんが所有するマル外を指名は大いに結構です。
当たれば確かにデカいですよね。
さて、ここから話をガラッと変えます。
何故堀宣行厩舎に対して、なんとなく食指が動かないのか。
この部分です。
単刀直入に言うと、二つの実績が相反するイメージを植えつけているので、
食指が動かなくなってしまうと言う事なんですよ。
これはどう言う事かと申し上げますと、POG期間の成績が良さそうなイメージが、どうしても拭いきれていないのが原因なんです。
事実、期間中にGIを勝ったのはドゥラメンテだけなんですもの。
ただ、GIをキンサシャノキセキなどで勝っている間に、他の調教師では出来なかった実績を持っているので、POGで活躍できそうなイメージがどうしても植えつけられてしまっているのです。
それは何か。
2012年までの成績を遡ると出てくるのですが、
シンボリクリスエス産駒で稼いだ
のがデカいんです。
ノウハウがあるのは勿論ですが、他の調教師が上手く行かなかったことを平気でやってのけた。
唯我独尊みたいなあの雰囲気は、自信の表れでもあるんでしょうね。
まずはこちらのデータを見てもらいましょうか。
レース検索 調教師別集計
調教師 | 着別度数 | 賞金合計 | 1走当賞金 | 平均着 | 平人気 |
---|---|---|---|---|---|
(美)藤沢和雄 | 19- 15- 11- 77/122 | 19535万円 | 160万円 | 5.8着 | 3.8人気 |
(美)手塚貴久 | 8- 5- 3- 28/ 44 | 18120万円 | 411万円 | 6.7着 | 5.9人気 |
(美)堀宣行 | 8- 2- 4- 12/ 26 | 15840万円 | 609万円 | 5.4着 | 3.9人気 |
(栗)角居勝彦 | 11- 13- 10- 22/ 56 | 15120万円 | 270万円 | 4.1着 | 3.2人気 |
(栗)池江泰郎 | 8- 4- 6- 25/ 43 | 13795万円 | 320万円 | 6.1着 | 5.5人気 |
ソート:賞金合計順 レース機会数 : 20 回以上
こちらは、シンボリクリスエス産駒の成績を2007年から2012年に限定し、2~3歳のみに絞って抽出したものです。
賞金総額は管理していた藤沢和雄調教師がトップ。
そりゃ、同じような癖とか修正点があれば、上手く対応も出来るでしょう。
ただ堀宣行厩舎は、当時まだ40代半ばのセンセイをはじめとして若手の集団でもあったんですから、他の調教師や馬主さん、それから一般の競馬ファンから見ても
かなり目立つ活躍
だった事は言うまでもありません。特に次のデータでも示す「1走当たりの賞金額」は他の厩舎を突き放す成績、いわゆる断然トップ=ダントツのものでした。
レース検索 調教師別集計
調教師 | 着別度数 | 賞金合計 | 1走当賞金 | 平均着 | 平人気 |
---|---|---|---|---|---|
(美)堀宣行 | 8- 2- 4- 12/ 26 | 15840万円 | 609万円 | 5.4着 | 3.9人気 |
(美)手塚貴久 | 8- 5- 3- 28/ 44 | 18120万円 | 411万円 | 6.7着 | 5.9人気 |
(美)大久保洋 | 4- 1- 8- 20/ 33 | 11915万円 | 361万円 | 7.5着 | 5.4人気 |
(栗)藤原英昭 | 7- 7- 1- 18/ 33 | 11845万円 | 358万円 | 6.0着 | 4.6人気 |
(栗)池江泰郎 | 8- 4- 6- 25/ 43 | 13795万円 | 320万円 | 6.1着 | 5.5人気 |
ソート:1走当賞金順 レース機会数 : 20 回以上
500万クラス以上のレースに絞っても、賞金は2位。
唯一後塵?を配したのは美浦の手塚貴久厩舎でしたけど、これは朝日杯FSを勝ったアルフレードって言う飛び道具が効いているワケで、堀厩舎は平均的に実績を積み上げたんですよね。
OP特別頃のだったホープフルステークスで2009年にはアリゼオ(翌年スプリングSを制覇)、
2012年にもサトノネプチューンで勝利。
当時からオーストラリアや香港でトップクラスだったC.ウィリアムズ騎手、R.ムーア騎手を起用するなど、他の厩舎よりアドバンテージが大きくPOGでも結果を残せそうな厩舎というイメージを植えつけるには十分だったんですよね。
レース検索 調教師別集計
調教師 | 着別度数 | 賞金合計 | 1走当賞金 | 平均着 | 平人気 |
---|---|---|---|---|---|
(美)手塚貴久 | 4- 2- 0- 5/11 | 14670万円 | 1333万円 | 4.4着 | 3.5人気 |
(美)堀宣行 | 4- 1- 3- 4/12 | 13020万円 | 1085万円 | 3.6着 | 2.8人気 |
(美)大久保洋 | 2- 0- 3- 3/ 8 | 9640万円 | 1205万円 | 5.8着 | 3.8人気 |
(栗)池江泰郎 | 3- 0- 2- 3/ 8 | 9550万円 | 1193万円 | 4.3着 | 2.9人気 |
(栗)藤原英昭 | 3- 1- 1- 6/11 | 7790万円 | 708万円 | 7.2着 | 6.5人気 |
限定条件:[簡易絞り込み:500万下以上 のみ]
ソート:賞金合計順 レース機会数 : 5 回以上
加えて以前は吉田和美氏の競走馬が相次いで活躍。
預けた馬がGIを勝つことを何度も目の当たりにしていると、それがいつ勝ったものなのか・・・記憶があいまいになります。
すべてPOG期間を過ぎてからの活躍です。
以前は取材に応じてくれた時期もありますが、日本ダービーまでの成績だけをクローズアップするPOGに協力的ではないのも、むしろ自然な事です。
「ウチの馬は4歳になってからが本格化」と言いたくもなるでしょうし、指名馬検討用の情報量が減ると、指名する側の思考回路に憶測も混じりこんできます。
レース一覧・馬主(レース時):吉田和美 馬別集計
馬 | 着別度数 | 賞金合計 | 1走当賞金 | 平均着 | 平人気 | |
---|---|---|---|---|---|---|
$キンシャサノキセキ | 7- 4- 3-10/24 | 66930万円 | 2788万円 | 4.4着 | 2.5人気 | |
モーリス | 4- 2- 0- 0/ 6 | 45700万円 | 7616万円 | 1.3着 | 1.5人気 | |
$ロックドゥカンブ | 2- 0- 2- 2/ 6 | 16400万円 | 2733万円 | 4.0着 | 2.0人気 | |
ジャガーメイル | 1- 4- 1-16/22 | 38560万円 | 1752万円 | 6.2着 | 6.8人気 | |
$キャンベルジュニア | 0- 3- 0- 6/ 9 | 5600万円 | 622万円 | 8.0着 | 5.0人気 |
ソート:着別度数順
ここまでの話を総合すると、堀宣行厩舎のノウハウや強みは
・馬のピークにあわせた調教・育成方針が一貫して行える
・POG期間の活躍には、全くにこだわらないものである
・勝つための騎手を高確率で確保できる
・厩舎のエース格は2000m以上でも強い
と言うことになります。
最後の部分が肝心で、このイメージが強く印象に残っているため、適性距離の2400mでも強いのではないか=ダービーでも好走できるんじゃないか?って理屈が出来上がってしまいます。
本来の強みは一番上にある「馬のピークにあわせた調教・育成方針が一貫して行える」事にあるので、時期を誤認してしまい不要なまでに加熱してしまった1位競合を生み出していたのです。
そりゃ冷静になっている側からしたら
今年もいただき
ってなりますわな。
レース検索 距離別集計
距離 | 着別度数 | 賞金合計 | 1走当賞金 | 平均着 | 平人気 |
---|---|---|---|---|---|
1000m~1300m | 6- 4- 4- 25/ 39 | 55280万円 | 1417万円 | 6.6着 | 6.4人気 |
1400m~1600m | 16- 11- 11- 87/125 | 162350万円 | 1298万円 | 7.3着 | 6.9人気 |
1700m~2000m | 16- 14- 7-113/150 | 148630万円 | 990万円 | 7.5着 | 6.3人気 |
2100m~2400m | 6- 4- 3- 26/ 39 | 96710万円 | 2479万円 | 6.6着 | 6.4人気 |
2500m~ | 5- 4- 2- 27/ 38 | 60060万円 | 1580万円 | 6.4着 | 5.9人気 |
限定条件:芝のみ
堀宣行厩舎が2000m以上で強い事に関しては、期間中の成績を芝のみに限定したデータを掲載しておきます。
エース級に成長した馬は、キンサシャノキセキを除いては2000m以上の重賞やGIで活躍してきた馬ばかり。
もともとの素材もありますが、中長距離で強い馬を作りあげるノウハウがあることが、良いイメージを生む土台になっていたのです。
それをシンボリクリスエス産駒でかなりの結果を出した事が、インパクトとしても絶大だったワケですね。
堀厩舎に入る2歳馬のPOGの傾向として
・牡馬は 非サンデーサイレンス系 の種牡馬産駒で、アツいケース
・牝馬は 社台ファームで生産された、サンデーサイレンス系×母父ミスタープロスペクター系
を除いては、古馬になってからの楽しみを優先するのがセオリーになってきそう。
あと少しで大きなところに進めそう、勝てそうだったのにと言うケースも、今後は主戦が あの騎手 になると見込んでいますから、快勝できる余地に変わる可能性もありますね。
ここを含めて見所があるのは大きなアドバンテージです。
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