みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。
POG2021-2022シーズンも可能な限り
短信(レビュー)を行って振り返りをしたく思います。

それから、2022-2023シーズンに向けて
より戦略的な指名でPOGを楽しめるように、
ヒトの部分も定期的に観察し、策を練っていきます。

※2021年6月スタート、2022年の日本ダービー開催日までを期間とする、POGに参加する一個人の見解が記載されております。
未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



10月の2歳戦データ

今期から2歳戦の結果・データをPDFにてお配りいたします。

厩舎と騎手の勝ち星集計も公開していますので、ダウンロードして閲覧してください。

※二次製作の元データとしての使用はご遠慮ください。当方は一切の責任を持ちません。
※データはJRA-VANのTARGET frontier JVを使用して抽出しています

レース数
6月:29
7月:61(重賞1)
8月:68(重賞1)
9月:87(重賞2)
10月:140(重賞2)
===============
合計:385(重賞6)


印象に残っているポイントのみ
重賞勝利
・サウジアラビアロイヤルカップ(G3)
美浦・国枝栄厩舎 コマンドライン
道中のペースは新馬戦のような1000m通過=62.6。これだけ貯めればレース全体の上がり3F=33.8もラクに出せなきゃ困る。
こんな調子なので走破タイムは、コマンドラインの新馬戦より1秒0遅くなってしまった。
次走は朝日杯FSとホープフルSの両睨み。サンデーRが札幌2歳Sを勝ったジオグリフと使い分けを悩んでいる模様だが、この馬に関しては年内を基礎体力強化に充てる方が先決。

・アルテミスステークス(G3)
美浦・国枝栄厩舎 サークルオブライフ
今月はどちらも国枝栄厩舎が制した。昨年は須貝尚介厩舎(ステラヴェローチェ・ソダシ)が達成しているが、この馬はどうだろうか。
道中のペースも前後半=47.2-46.8とまずまず引き締まっており、最後は先行馬の勝ち切る展開を差したのだから、昨年のソダシ程では無いが一定の評価は出来る。
まだ成長途上の粗削りで、しかも相手の自滅を待たないと差し切れない詰めの甘さはある。それでもGIで掲示板に載るだけの素質は十分見せてくれた。
母は2012-2013シーズンでクロッカスSを勝つなど4117ポイントを獲得しているシーブリーズライフ、
伸びしろももう少しありそうだし、次走の阪神JFは展開次第で馬券圏内のチャンスも想定できる。
騎乗したデムーロ騎手は、国枝厩舎の管理馬で初重賞制覇&JRA重賞100勝目を達成。


・伊藤圭三厩舎
ダートの鬼はJRA唯一の「未勝利月ゼロ」を継続中
堅実に勝ち星を量産する伊藤圭三厩舎。
今月も1勝したことで唯一、JRAの厩舎で21-22シーズン未勝利月ゼロを継続中。
昨シーズンとは違った混戦を他所に、安定した成績を残している。獲得ポイントの少なさはさておいても「お見事」と言うしかない。
今後は1勝クラスで勝ち星を積み上げるかも焦点になってくる。馬場がタフになりやすいシーズンだからこそ、有利に働いてくれる可能性がある。

・武幸四郎厩舎
全国1位タイ、月間も最多タイの4勝と驀進
9月に快進撃を見せていた武幸四郎厩舎の勢いが止まらない。10月はいきなりききょうSでドーブネが持ち時計の壁を破って快勝すると、サフラン賞でもウォーターナビレアが快勝。
更にダートではセキフウが未勝利卒業→なでしこ賞を連勝の快進撃。
直近だと2020年4月に杉山晴紀厩舎が達成しているが、1勝クラス+OPクラスの月間3勝は滅多に無い記録。
レースの終盤に最速ラップタイムを計測した後、残り1~2ハロンをしっかりまとめる力強いレースが目立った。
芝なら残り400m~200mの急加速をこなして、残り200mでタレない。
ダートなら残り600m~400mの急加速を耐えて、そのあと400mでケリをつける。
レースセンスの良さが11月以降もどれだけ発揮されるだろうか。

・相沢郁厩舎
月間4勝の最多タイ、ようやく初勝利から急上昇
今シーズンに関しては得意にしていた北海道シリーズでもほとんど良いところが無かった相沢郁厩舎。ようやく初勝利を達成したのが中山最終週で、そこから東京競馬場で新馬戦を3勝。
走破タイムが掛かったレースが多かったとは言え、これで月間4勝と急浮上。
10月は芝の1800mで2勝・2000mで1勝で、得意の距離で勝ち星を出してきた。
時計の速い馬場だと割引が必要になるが、福島開催&連続開催の東京と快進撃が続きそうなレースが11月も多い。未勝利戦での巻き返しも含めて要注目となりそう。

・新谷功一厩舎
磨いた決め手を武器にダートで虎視眈々
10月はレース数も増えたこともあり、8名の調教師が月間4位タイの2歳戦月間3勝を達成しているが、中でも注目は開業3年目・栗東の新谷功一厩舎。
昨年までは通算5勝だったが、今年は14勝を上げて通算の勝ち星も一気に増やしている。
2歳戦では1勝クラスになると歯が立っていないものの、栗東坂路を12秒台*2ハロン出すハードなトレーニングを定期的に行っており、その成果が出た模様。
ダートのデビュー戦で勝ち上がった2頭は、いずれも後続を1秒0以上突き放す圧勝ぶり。単にレースで相手に恵まれたと評価するより、新馬戦でしっかり結果を出せる状態を作ってきたと考えた方が良さそう。
先行して早めに抜け出して粘り込む定番のレースはもちろん、最後に差してくる戦法でも強さを発揮してくる馬をたくさんレースに送り込んでくれることに期待したい。


【勝利数上位】
1位タイ 10勝
武幸四郎厩舎(10月4勝)
伊藤圭三厩舎(10月1勝)

3位 9勝
岩戸孝樹厩舎(10月2勝)☆

4位 8勝
友道康夫厩舎(10月3勝)

5位タイ 7勝
国枝栄厩舎(10月4勝)☆☆
清水久詞厩舎(10月2勝)
安田隆行厩舎(10月2勝)
手塚貴久厩舎(10月1勝)

9位タイ 5勝
高柳瑞樹厩舎(10月3勝)
牧田和弥厩舎(10月3勝)
森秀行厩舎(10月3勝)
佐々木晶厩舎(10月3勝)
斎藤誠厩舎(10月2勝)
奥村武厩舎(10月2勝)
吉村圭司厩舎(10月1勝)
池上昌和厩舎(10月1勝)
藤原英昭厩舎
杉山佳明厩舎

19位タイ 4勝
相沢郁厩舎(10月4勝)
新谷功一厩舎(10月3勝)
鹿戸雄一厩舎(10月3勝)
橋口慎介厩舎(10月3勝)
中竹和也厩舎(10月2勝)
牧光二厩舎(10月2勝)
藤沢和雄厩舎(10月2勝)
藤岡健一厩舎(10月2勝)
池江泰寿厩舎(10月2勝)
矢作芳人厩舎(10月1勝)
加藤征弘厩舎(10月1勝)
林徹厩舎(10月1勝)
松永幹夫厩舎(10月1勝)
中内田充厩舎(10月1勝)☆
宮田敬介厩舎(10月1勝)
大橋勇樹厩舎(10月1勝)☆
黒岩陽一厩舎(10月1勝)
音無秀孝厩舎
須貝尚介厩舎
武井亮厩舎
栗田徹厩舎
清水英克厩舎