みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

こちらのページではPOG期間中の考察を行います。
今回は スタートダッシュについて です。

※POGに参加する一個人の見解が記載されております。
一部未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。

さて、POGで他のメンバーよりポイントを上回るとなると、
最終的には「より賞金額の高いGIを勝つ」のが決定打になります。

ですが、仲間内でPOGをやっていると、数年に一度はこんな現象が起きます。

ダービー馬を誰も指名して居ませんでした
皐月賞馬も誰も指名して居ませんでした


こうなるとGⅡをどれだけ制していたのかとか、細かいポイント争いになってきます。
最後の最後まで僅差の接戦で面白くなり、勝負の行方を左右するいろんな展開も予想出来るワケですが、そう言う時にモノを言うのが実は

 2歳戦の貯金

だったりします。
現在の2歳戦はホープフルSがGIに昇格しており、賞金総額自体は圧倒的に牡馬有利となっていますが、牝馬でしっかり稼いでおくことが実は大切なポイントになんですね。

今回は明け3歳になってからの事は一旦置いといて、2歳戦で如何にポイントを稼ぐのが。
この部分について調教師データを分析してみます。

・一旦おさらい
2歳戦の重賞ですが、1着賞金が高いレースを振り返ってみます。

(GI)
7000万円
  • ホープフルステークス
  • 朝日杯フューチャリティーステークス

6500万円
  • 阪神ジュベナイルフィリーズ(牝馬限定)

(GⅡ)
3800万円
  • デイリー杯2歳ステークス
  • 京王杯2歳ステークス

(GⅢ)
3300万円
  • 東京スポーツ杯2歳ステークス
  • ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス
  • サウジアラビアロイヤルカップ

3100万円
  • 函館2歳ステークス
  • 新潟2歳ステークス
  • 小倉2歳ステークス
  • 札幌2歳ステークス

2900万円
  • ファンタジーステークス(牝馬限定)
  • アルテミスステークス(牝馬限定)

確かに重賞を勝ってくれれば、それだけで新馬戦4頭分以上のポイントを稼ぎ出してくれるのですから、有効に使わない手はありません。
また、2歳のうちにある程度結果を出しておけば、焦らず育成を進めて3歳戦に備える事も可能です。

各々の戦略にとっても、やはり2歳戦で今後の展望を明るくしておく事は必要でしょう。
これから各データによって、2歳戦をしっかりと分析します。
※データは2013-2017年の5年間で集計しています。



①前半(6~9月)の新馬戦
これはまさにスタートダッシュとなるのですが、新馬戦で偶然強い馬と遭遇してしまい、僅差で惜敗するケースもあります。
結果2着となって次走で勝ち上がっても、ポイント上では同じになるケースも多々ありますので、まずは連対率順にみてみましょう。

2歳シーズン前半の新馬戦は、明らかに西高東低です。
特に最近目覚しい活躍をしている厩舎が、スタートダッシュを決めに行くケースが多いですね。
レース一覧・クラス:新馬

レース一覧・クラス:新馬  調教師別集計

調教師 着別度数 勝率連対率複勝率
(栗)角居勝彦 4- 8- 3-10/2516.0%48.0%60.0%
(栗)池江泰寿17- 5- 6-19/4736.2%46.8%59.6%
(栗)庄野靖志 9- 3- 1-13/2634.6%46.2%50.0%
(栗)藤岡健一 4- 6- 3- 9/2218.2%45.5%59.1%
(栗)中内田充 6- 5- 5- 9/2524.0%44.0%64.0%
(栗)藤原英昭 5- 6- 6-10/2718.5%40.7%63.0%
(栗)昆貢 4- 7- 1-15/2714.8%40.7%44.4%
(美)堀宣行 4- 2- 2- 7/1526.7%40.0%53.3%
(栗)角田晃一 7- 5- 2-18/3221.9%37.5%43.8%
(美)萩原清 4- 5- 1-14/2416.7%37.5%41.7%
集計期間:2013. 6. 1 ~ 2017. 9.30
ソート:連対率順

ちなみに、勝率順で並べた場合も掲載します。

現役では池江泰寿厩舎が強いんですが・・・栗東の庄野靖志厩舎は9勝ながら1/3を超える勝率を稼ぎ出しています。
近年はスワーヴリチャードで共同通信杯を制し、日本ダービー2着など芝重賞でも結果を出すようになってきました。
2歳GIを狙いに行くよりは、オープン特別を勝ったり重賞でポイントを稼ぐ傾向は強いですが、過去にはニシケンモノノフで兵庫ジュニアグランプリを制するなど、手堅いレース選択が見受けられます。

レース一覧・クラス:新馬

レース一覧・クラス:新馬  調教師別集計

調教師 着別度数 勝率
(栗)池江泰寿17- 5- 6-19/4736.2%
(栗)庄野靖志 9- 3- 1-13/2634.6%
(栗)松田博資 5- 1- 1-10/1729.4%
(美)藤沢和雄11- 3- 5-20/3928.2%
(美)堀宣行 4- 2- 2- 7/1526.7%
(栗)矢作芳人13- 5-10-24/5225.0%
(栗)松永幹夫10- 2- 5-23/4025.0%
(栗)杉山晴紀 1- 0- 1- 2/ 425.0%
(栗)中内田充 6- 5- 5- 9/2524.0%
(美)鹿戸雄一10- 2- 3-27/4223.8%
(栗)今野貞一 5- 2- 2-12/2123.8%
集計期間:2013. 6. 1 ~ 2017. 9.30
ソート:勝率順・比較のため抹消調教師データのうち、松田博資師のみ掲載。


②前半(6~9月)の未勝利戦
新馬戦を叩いた事でようやく闘争本能に火が付く競走馬も多いですし、たまたま相手が悪かったと言える伝説の新馬戦も含めると、未勝利戦の成績も非常に大事になってきます。
レース一覧・クラス:未勝利

レース一覧・クラス:未勝利  調教師別集計

調教師 着別度数 勝率連対率複勝率
(栗)角居勝彦 3- 1- 2- 1/ 742.9%57.1%85.7%
(栗)斉藤崇史 2- 0- 0- 3/ 540.0%40.0%40.0%
(美)戸田博文 3- 1- 1- 3/ 837.5%50.0%62.5%
(栗)高橋義忠 5- 0- 2- 7/ 1435.7%35.7%50.0%
(栗)友道康夫 4- 2- 4- 2/ 1233.3%50.0%83.3%
(栗)長浜博之 1- 0- 0- 2/ 333.3%33.3%33.3%
(美)藤沢和雄 7- 6- 3- 8/ 2429.2%54.2%66.7%
(美)木村哲也 2- 2- 0- 3/ 728.6%57.1%57.1%
(栗)藤原英昭 2- 2- 0- 3/ 728.6%57.1%57.1%
(栗)吉村圭司 2- 1- 0- 4/ 728.6%42.9%42.9%
(栗)笹田和秀 2- 0- 0- 5/ 728.6%28.6%28.6%
集計期間:2013. 6.15 ~ 2017. 9.30
ソート:勝率順・比較のため抹消調教師のうち長浜博之師のみ掲載


素質馬をすぐに軌道に戻す意味合いもあるかと思いますが、勝率では角居勝彦厩舎がリード。
実績自体では5年間で
9勝
(栗)山内研二
(栗)宮本博

8勝
(栗)清水久詞 
(美)斎藤誠
7勝 
(栗)加用正
(美)藤沢和雄 
(栗)浅見秀一 
(美)伊藤圭三 
(美)武井亮   
と言う成績は残していますが、やはり勝率で届いていない厩舎が多いですね。
結果としてこれが、指名馬のポイント差を埋められないと言うことにも、最後の最後まで響いてきているように感じられます。


③前半の(6~9月)OP特別・重賞
OP特別はどちらも1着賞金が1600万円ではありますが、九州産馬限定のひまわり賞のみ1400万円に設定されています。
レースによってはどうしても、勝っても次に繋がらないレースも存在します。
しかし、こればかりは仕方ありませんね。

ただ、2歳のうちから才能の片鱗を見せてくれる場合もあります。
中央4場(この期間では阪神・中山)で行われる芝1600m以上のオープン特別で、勝つか0秒1差程度の惜敗なら、その後の展望もどうやら開けてきそうです。
レース一覧・クラス:OPEN特別

レース一覧・クラス:OPEN特別  調教師別集計

調教師 着別度数 賞金合計1走当賞金
(栗)橋口弘次 4- 0- 2- 1/ 76750万円964万円
(美)菅原泰夫 3- 0- 0- 2/ 54840万円968万円
(栗)森秀行 1- 1- 3- 7/123680万円306万円
(美)藤沢和雄 1- 3- 0- 0/ 43480万円870万円
(栗)西村真幸 2- 0- 0- 2/ 43200万円800万円
(栗)安田隆行 2- 0- 0- 1/ 33200万円1066万円
(栗)坂口正則 2- 0- 0- 0/ 23200万円1600万円
(栗)庄野靖志 1- 2- 1- 1/ 53080万円616万円
(栗)川村禎彦 1- 0- 1-11/132980万円229万円
(美)木村哲也 1- 2- 0- 0/ 32880万円960万円
(美)蛯名利弘 1- 2- 0- 4/ 72810万円401万円
(栗)音無秀孝 1- 1- 1- 2/ 52800万円560万円
集計期間:2013. 7.21 ~ 2017. 9.30
ソート:賞金合計順

近5年ではこの期間に重賞勝ちをして、その後GIも勝っているのは全て牝馬
牡馬でのGⅢ勝ちは、3歳以降もポイントをドンドン積み増したい場合には、あまり歓迎すべきではないのかもしれません。
(重賞やGIで2~3着などに入り、ポイントをジワジワ加算する事はあります)
レース一覧・クラス:G3

レース一覧・クラス:G3  調教師別集計

調教師 着別度数 賞金合計1走当賞金
(栗)須貝尚介 2- 0- 1- 4/ 76780万円968万円
(栗)中内田充 2- 0- 0- 0/ 26200万円3100万円
(美)小島茂之 2- 0- 0- 1/ 36000万円2000万円
(栗)音無秀孝 1- 0- 1- 2/ 44160万円1040万円
(栗)橋口弘次 1- 0- 1- 1/ 33750万円1250万円
(栗)清水久詞 1- 0- 0- 5/ 63570万円595万円
(栗)中竹和也 1- 0- 0- 3/ 43450万円862万円
(栗)矢作芳人 1- 0- 0- 5/ 63400万円566万円
(栗)松田博資 1- 0- 0- 2/ 33300万円1100万円
[地]河津裕昭 1- 0- 0- 0/ 13100万円3100万円
(美)二ノ宮敬 1- 0- 0- 0/ 13100万円3100万円
(栗)本田優 1- 0- 0- 3/ 43100万円775万円
集計期間:2013. 7.21 ~ 2017. 9. 3
ソート:賞金合計順

既に勇退された調教師も数多く名を連ねておりますが、主だったところですと近年のダービーやオークスなどGIを制している厩舎の名前がありません。
やはりいつかは逆転されてしまう運命ではあるのですが、スタートダッシュとしてはローカル開催の2歳重賞を、牝馬で取れる厩舎が一つの目安になってきます。

現役では、須貝尚介厩舎(レッドリヴェール)と本田優厩舎(レーヌミノル)のみ。
両師ともJRAの騎手経験がありました。
勇退した松田博資師(ハープスターを管理)も騎手経験がありましたので、
早期デビュー組では栗東の騎手経験調教師×牝馬が、今後も作戦になってくるかもしれませんね。



④後半(10~12月)の新馬戦
俗に言う「年内始動」ってやつです。
データを出すといろんな傾向が出てきますが、ここで今年の2歳世代を、厩舎経営上の「軌道に乗せる」感が強いです。
厩舎経営上のと書いたところがミソ・キモなのですよ。

本当に強い馬はここで始動しているかどうか・・・、そこのあなた。
一度調べてみると良いですよ。
レース一覧・クラス:新馬

レース一覧・クラス:新馬  調教師別集計

調教師 着別度数 勝率連対率複勝率
(美)堀宣行15- 7- 5-11/3839.5%57.9%71.1%
(栗)友道康夫13- 5- 3-18/3933.3%46.2%53.8%
(栗)角居勝彦14- 8- 2-21/4531.1%48.9%53.3%
(栗)池江泰寿13- 8- 6-25/5225.0%40.4%51.9%
(栗)藤原英昭 9-12- 4-13/3823.7%55.3%65.8%
(栗)松田国英 9- 1- 3-25/3823.7%26.3%34.2%
(美)久保田貴 7- 4- 6-14/3122.6%35.5%54.8%
(美)尾関知人 9- 6- 2-25/4221.4%35.7%40.5%
(美)加藤征弘10- 3- 4-30/4721.3%27.7%36.2%
(美)萩原清 7- 7- 2-18/3420.6%41.2%47.1%
集計期間:2013.10. 5 ~ 2017.12.28
ソート:勝率順

勝率順では東西のリーディング上位の厩舎が来ています。
勝てるレースをしっかり勝たせることに関しては、美浦の堀宣行厩舎が5年分の集計ではダントツ。
もはや右に出るものは居ません。

でも、堀宣行厩舎のデータをまとめた時にも言っていますが、
期間中にGIを勝ったのは1頭だけ。
そう言った常に有力馬を集めている厩舎が、デビューする2歳馬を「経営を軌道に乗せるため」に、
この時期の新馬戦はちゃんと勝ちに行くと言うのが正しい捉え方でしょう。

良くインターネットの掲示板などで「年内始動でよかった」とか、「年内に勝ち上がっておけば」と言うコメント。
その後の成績を数字で出すと、実は結構悲惨なものなんですよ。

なので2歳戦でリードをするなら、この時期のデビューはかなりリスキーで、オッズの高い馬券に運命をゆだねるのと同じ事なんです。

『無理せず来年デビューで』
『焦らず行こうよ、まだまだ間に合う』
『日本ダービーだけが目標じゃない』

こんなコメントは一口馬主ならではの視点でしょう。
2歳戦が一番のハイライトになる指名馬でなければ、如何に冷静で正しい事を物語っているか。
それはこの時期の勝ち上がりが、GI馬を量産していない事にも繋がってきます。


⑤後半(10~12月)の未勝利戦
同じく勝ちあがりと言う点では、未勝利脱出と言うのも「経営を軌道に乗せるため」の側面が強いです。
勝利数上位を見ると、近年のPOGで結果を出している厩舎がやはり名を連ねてきていますが、本当の大将格・エース格はここで勝ちあがっているケースは殆どありません。

むしろ、ここからどうにか重賞を勝ったりするケースもありますが、
それでお茶を濁している厩舎・馬主なのかどうか。
ここを見極めて「○○厩舎に入厩するなら」を考えなくてはなりません。
レース一覧・クラス:未勝利

レース一覧・クラス:未勝利  調教師別集計

調教師 着別度数 勝率連対率複勝率
(栗)安田隆行 16- 9- 12- 56/ 9317.2%26.9%39.8%
(美)木村哲也 16- 4- 3- 34/ 5728.1%35.1%40.4%
(美)国枝栄 14- 5- 8- 44/ 7119.7%26.8%38.0%
(栗)友道康夫 14- 5- 3- 20/ 4233.3%45.2%52.4%
(栗)須貝尚介 13- 14- 13- 54/ 9413.8%28.7%42.6%
(栗)本田優 13- 14- 11- 81/11910.9%22.7%31.9%
(栗)高野友和 13- 6- 8- 60/ 8714.9%21.8%31.0%
(美)手塚貴久 13- 5- 8- 61/ 8714.9%20.7%29.9%
(栗)矢作芳人 12- 13- 7- 78/11010.9%22.7%29.1%
(美)斎藤誠 12- 10- 4- 45/ 7116.9%31.0%36.6%
(栗)浅見秀一 12- 8- 12- 93/1259.6%16.0%25.6%
(栗)中竹和也 12- 7- 6- 86/11110.8%17.1%22.5%
(美)藤沢和雄 12- 5- 4- 18/ 3930.8%43.6%53.8%
(栗)藤原英昭 12- 4- 2- 22/ 4030.0%40.0%45.0%
集計期間:2013.10. 5 ~ 2017.12.28
ソート:着別度数順

ちなみに未勝利戦の単純な勝率だけで言えば、こちらも美浦の堀宣行厩舎がダントツ。
POG期間に間に合うかどうか・・・それを全く度外視した勝ち上がりも結構な割合でありますので、驚異的な勝ち上がり率を残す=POG向きかどうかはよく考える必要があります。

むしろ、この数字だけを、強力に推してくる意見もあると思います。
もしそれだけで勝てるなら、その論者は指名馬を一度「全部堀宣行厩舎だけ」として欲しいです。

売り物の商業誌で、サラリーマンが無責任なネタとしてはやるでしょうけど、勝ちたいなら絶対そんな事はしないはずです

1年間戦って1勝しか上げられなかった馬ばかりの結果がどうなるかなんて、シーズンが始まる前から分かってなきゃおかしいレベル。
もしそれが分からないとすれば・・・

  • 競馬やPOGを知らない初心者だったのか
  • 全くデータがなかったのか
  • もはや付ける薬が無いほどのおバカさんだったのか

・・・のいずれかだと思いますよ。
レース一覧・クラス:未勝利

レース一覧・クラス:未勝利  調教師別集計

調教師 着別度数 勝率
(美)堀宣行 11- 2- 1- 15/ 2937.9%
(栗)友道康夫 14- 5- 3- 20/ 4233.3%
(美)藤沢和雄 12- 5- 4- 18/ 3930.8%
(栗)藤原英昭 12- 4- 2- 22/ 4030.0%
(美)木村哲也 16- 4- 3- 34/ 5728.1%
(美)清水美波 2- 1- 0- 5/ 825.0%
(栗)池添学 11- 8- 1- 27/ 4723.4%
(美)戸田博文 10- 4- 8- 27/ 4920.4%
(栗)角居勝彦 10- 10- 7- 23/ 5020.0%
(美)松山康久 2- 0- 0- 8/ 1020.0%
(栗)佐山優 1- 1- 1- 2/ 520.0%
(美)国枝栄 14- 5- 8- 44/ 7119.7%
(栗)白井寿昭 3- 1- 1- 11/ 1618.8%
(美)大久保洋 3- 1- 0- 12/ 1618.8%
(栗)笹田和秀 4- 1- 1- 16/ 2218.2%
(美)鹿戸雄一 11- 3- 4- 43/ 6118.0%
集計期間:2013.10. 5 ~ 2017.12.28
ソート:勝率順



⑥後半(10~12月)のOP特別・重賞
OP特別が重賞になったケースが多く、今後は1800m以上の距離でこそ注目が必要。
例えばアイビーステークスや萩ステークスで、
・牝馬なのに牡馬との混合戦で勝利(しかも0秒2差以上の完勝)
・牡馬で相手に0秒4以上の完勝
相手のレベルも重要ですが、まずは最低限必須になってくるでしょうか。
レース一覧・クラス:重賞

レース一覧・クラス:重賞  調教師別集計

調教師 着別度数 勝率連対率複勝率
(美)藤沢和雄 4- 2- 2- 5/1330.8%46.2%61.5%
(栗)矢作芳人 3- 2- 1-15/2114.3%23.8%28.6%
(栗)中内田充 3- 0- 0- 3/ 650.0%50.0%50.0%
(栗)池江泰寿 2- 3- 2- 5/1216.7%41.7%58.3%
(美)手塚貴久 2- 3- 2- 2/ 922.2%55.6%77.8%
(栗)須貝尚介 2- 1- 3- 6/1216.7%25.0%50.0%
(栗)松田国英 2- 1- 1- 4/ 825.0%37.5%50.0%
(栗)安田隆行 2- 1- 0- 6/ 922.2%33.3%33.3%
(栗)友道康夫 2- 0- 2- 3/ 728.6%28.6%57.1%
(栗)松永幹夫 2- 0- 0- 5/ 728.6%28.6%28.6%
(美)本間忍 2- 0- 0- 0/ 2100.0%100.0%100.0%
集計期間:2013.10. 5 ~ 2017.12.28
ソート:着別度数順

重賞実績では藤沢和雄厩舎がリードしていますが、前走が0秒2差以上の1着でないと苦しい・・・と言う傾向は変わりません。
その傾向でも結果を出したのが2016年の年末でした。
数字自体は評価できても、実際にそれに似合うだけの勝ちっぷりが出来るかどうかが、勝負の分かれ目になります。
デビュー前にそう言ったことを予測するのは困難ですが、コメントや動画などから推測し、実力が他とアタマ一つ抜けていると言う存在を探し出すのも楽しみの一つですね。

レース一覧・クラス:重賞

レース一覧・クラス:重賞  調教師別集計

調教師 着別度数 賞金合計1走当賞金
(美)藤沢和雄 4- 2- 2- 5/1330300万円2330万円
(美)手塚貴久 2- 3- 2- 2/ 921000万円2333万円
(栗)池江泰寿 2- 3- 2- 5/1216380万円1365万円
(栗)須貝尚介 2- 1- 3- 6/1215480万円1290万円
(栗)矢作芳人 3- 2- 1-15/2114880万円708万円
(栗)中内田充 3- 0- 0- 3/ 614420万円2403万円
(栗)松田国英 2- 1- 1- 4/ 813100万円1637万円
(栗)安田隆行 2- 1- 0- 6/ 911540万円1282万円
(美)国枝栄 1- 2- 0- 3/ 611100万円1850万円
(美)田村康仁 1- 1- 1- 7/1010160万円1016万円
集計期間:2013.10. 5 ~ 2017.12.28
ソート:賞金合計順

他の厩舎ですと、賞金額2位の手塚貴久厩舎はパターンがはっきり。
2歳10-12月の重賞で連対するのは外国人騎手(短期免許)。
日本人騎手では3着に入るのが精一杯。

池江泰寿厩舎は、1600mのGIでは人気をことごとく裏切り続けています。
2000mで行われるホープフルステークスで中心視すべきでしょう。
1600m以下のGⅡ・GⅢではまず3着以内を確保してくれますが、関西の騎手でないとその期待にも応えてくれないのが、やや強く出ています。

矢作芳人厩舎は牡馬では結果が殆ど出ないので、2歳戦は牝馬に狙い撃ちをします。
単純に距離延長が×。
前走と同じ距離で出走するOP特別・重賞、もしくは距離短縮で出走するOP特別・重賞なら、過去5年しっかりと結果を出しています。
指名したあとは1400m以上の距離でデビューしてくれる事を祈りましょう。

中内田充正厩舎は、新馬戦が0秒7差以上つけた楽勝であると、
重賞ではキッチリ勝ってくれるのが他の厩舎には無いポイント。
もちろんGIでも、前走の重賞が0秒3以上の勝利であると、より信頼度は高まります。
現時点では典型的なピンかパータイプ。
牧場の評判が「他とモノが違う」レベルの発言は最低限欲しいですし、他を圧倒しているようなイメージを抱けない馬を指名するのは、やはり危険でしょう。



では、そろそろまとめます。

2歳戦でリードを拡げておきたいと考えるなら、このような戦略を提案します。
  • 牡馬1~2頭、牝馬1~2頭の、GI候補=大将格を用意
  • GI舞台が阪神・中山なので、なるべく関西馬を優先
  • 関西馬でも関東圏で強い厩舎・輸送でも結果を残している厩舎がより良い。(ホープフルステークス用)
  • 8月までに未勝利脱出を果たせる馬が優先、順調さを欠いて秋以降デビューなら、むしろ年明け以降デビューを見越すこと。
  • ローカル開催競馬場の2歳ステークスは、そのGⅢ勝利だけで終わってしまう場合が殆どなので、無理に狙う必要はない → あえてライバルに狙わせてしまうのもテクニック
  • 厩舎別の得意な分野(この厩舎は2歳の牡・牝に強い、実績がある)に絞る。
  • 11頭以上指名できる場合に限り、とんでもない大穴候補で2歳GIを狙いに行くのはアリ
  • 3歳の重賞やGIとはアプローチが違う事を忘れない事。仮に大将格が2歳で燃え尽きたとしても大丈夫なように指名枠を残し、2歳戦のみに全力を注ぎすぎないようにしましょう。
その指名馬は何のために獲るのか。
獲った後の成績は、2歳のうちがハイライトだったのか、3歳になってからが良かったのか。
コミュニケーションも兼ねた仲間内のPOGは、ここを分析する人が非常に少ないのです。

しかし、ここを突破すればPOGに勝つと言う道が開けるだけでなく、
負けから分析して馬券に役立つと言う、副産物までも手に出来る事でしょう。

負けに不思議の負けは、無し
POGは如何に、ロマンや感情に流されずに指名するか。
これが必勝の大前提です。

※2018-2019はかなりロマンに流されまくった著者が何言ってんだか・・・って思ったあなたは、来年更なる飛躍を遂げるはずですよ!