みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

仲間内で行っているドラフト会議が終了しました。
細かいところをチョコチョコとお話しする第一弾として、まずは指名できなかったり他のメンバーに獲られた指名候補についてご紹介したく思います。

※2018年6月2日~2019年の日本ダービー開催日までを期間とする、
POGに参加する一個人の見解が記載されております。

未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。



その前に・・・。

【POGルール】
・参加者は仕事のつながりがあるメンバー、現在8名。新規募集は予定無し。
・指名頭数は20頭、仕事などでどうしても欠席する場合はリスト提出で参加。リストが切れた場合は全員の指名後に後日指名可能。
・1巡目のみ抽選形式。2巡目以降は完全ウェーバー制で、前年度最下位のメンバーから逆順に指名。
・日本ダービー終了日の翌日から集計スタート。
 仮にホッカイドウ競馬で勝った場合の賞金も、日本ダービーの翌日以降ならポイント加算可能。
・例年勤務の都合で、集計開始から1週間程度経過してドラフト会議を開催。
 それまでにデビュー勝ち・デビュー戦で賞金を稼いでいる場合は、ドラフト会議後に自動集計にて加算する。
・地方交流重賞、海外遠征いずれも集計対象。日本ダービー終了時点ではなく、日本ダービーと同日の競走までが集計対象なので、現行・目黒記念を3歳馬が勝った場合でも加算可能。
・JRA所属馬もしくはNRA所属馬が対象だが、海外で走る馬を個人の責任において相違なく賞金計算できる場合のみ、海外登録馬の指名も可能(誰もしないけどね)
・獲得賞金の1位にはささやかなプレゼント。
・ディープインパクト産駒のみ縛り(一人最大8頭まで指名可能)、ドラフト会議集計ツール(Excel)で指名頭数を確認し、オーバーブッキングを防止。

さてさて、8名×20頭=160頭も指名するドラフト会議。
他人の指名馬を指名しそうになったり、
リストが切れてしまいそうになったりすることは珍しくありません。
ただ、昨年は指名馬のなかから重賞ウイナー・GI出走馬も結構多く出ました。

・アーモンドアイ(桜花賞、オークス)
・ロックディスタウン(札幌2歳S)
・パイオニアバイオ(フローラS2着)
・リバティハイツ(Fレビュー)
・ジェネラーノウーノ(京成杯、皐月賞3着)
・ジャンダルム(デイリー杯2歳S、ホープフルS2着)
・ステルヴィオ(スプリングS)
・コズミックフォース(日本ダービー3着)
・ワグネリアン(東京スポーツ杯2歳S、日本ダービー)

・・・と言った面々が活躍、最後まで接戦が繰り広げられました。

そんなドラフト会議の雰囲気を少しお届けします。

1巡目
ディープインパクト×プラウドスペル
プランドラーが2名競合。
ここに私も参戦。「プ」で始まる牡馬で、名馬になるってイメージが湧かないんですが・・・名前負けしそうな予感がしながらも、まずは勝負。

ロードカナロア×シーザリオ
サートゥルナーリアは3名競合。
シーザリオ、皆さん好きですなぁ。私は母も父も好きだけど、この馬は個人的信条でパス。

8名居て、3名は競合を回避。

ロードゼウス 牡
栗東・中内田充正厩舎
父:ディープインパクト
母:スピニングワイルドキャット
馬主:ロードサラブレッドオーナーズ(7560万円)
代表兄姉:半兄 ダノンスマッシュ(もみじS=2歳オープン)
◇ロードの馬を1位指名するのは偶にあることで、かく言う私もダノンプレミアム(2017 朝日杯FS)の3歳上を1位指名しているぐらい。
色々と狂気じみているけど、これはガチのロード会員も居るからこその話。それにしてもちょっと下駄履かせすぎじゃないか?

ドナアトラエンテ 牝
美浦・国枝栄厩舎
父:ディープインパクト
母:ドナブリーニ
馬主:サンデーレーシング(7000万)
代表兄姉:全姉 ジェンティルドンナ(2013 牝馬三冠・ジャパンカップなど)
◇こればかりはジェンティルドンナで美味しい思いをしているメンバーが居るので、もはや恒例行事と言うしかない。確かに牝馬の管理には定評のある厩舎だけど、この産駒が厩舎の勢いに乗るのかは、やってみないと分からないですよね。

サトノソロモン 牡
栗東・池江泰寿厩舎
父:ディープインパクト
母:イルーシヴキャット
馬主:サトミホースカンパニー(市場取引価格2億8000万円)
代表兄姉:特になし
◇1歳のセレクトセールでクールモアと猛烈に競り合い、弟は倍以上の金額だった事を考えれば価値はあると考えて良い。
POG期間内の活躍とは比例しない事もあるが、そう言った馬主の心意気を評価しての指名とのこと。
ソロモンって名前、どうも出世しないジンクスがあるけど破れたりするのかなぁ?

と言うことで、唯我独尊の3名様は決定。
5名が激しいジャンケンで火花を散らし、2名が指名確定。
残り3名はハズレ1位を指名。これは重複無しで決定しました。

グランアレグリア 牝
美浦・藤沢和雄厩舎
父:
ディープインパクト
母:タピッツフライ
馬主:サンデーレーシング(7000万円)
代表兄姉:特になし
◇確かに着実に700ポイントはできるし、将来を見越しての指名は可能。4位あたりで行こうかと思ったらアッサリ行かれてしまった。完全に作戦ミス。
生き馬の目を抜くが如く熾烈なPOG、160頭指名できるからと言って最初が肝心、ダラダラやらないのがポイント。

ソルドラード 牡
美浦・藤沢和雄厩舎
父:ロードカナロア
母:ラドラーダ
馬主:キャロットファーム(1億4000万円)
代表兄姉:半兄 レイデオロ(2017 日本ダービー)
◇とんでもない牝馬を出したロードカナロア、ダービー馬の半弟となればこのぐらいの順位では消えるのは当然か。
それにしても募集価格をこれだけの強気で行ける理屈と頭脳があるからこそ、キャロットファームは1億4000万ホースを2頭募集。これで走らなかったらいくら競馬とは言え、笑えませんわな。

私はサトノバリオスを指名して1巡目終了。
獲れたのはホッとしたけど、失ったものがグランアレグリア
藤沢和雄厩舎である事をどう考えるかにも寄るが、こればかりは諦めるしかない。
まさか牝馬で、日本ダービー馬になるほどの素材でもないでしょうし。



2巡目
いきなり前年最下位のメンバーが、ウェーバー1発目でフランクリンを指名。
早い!早い!早い!早い!
参ったなぁ。ブログでも結構評判になっていたが、それがPOGでもここまでリアルに出てくるか。
思いっきりハイペースだ、今回は。
まだまだ残っているかと思いきや一発目で掻っさらわれて、そんな悠長な事は全く言っていられませんでした。

他にも佐々木主浩氏が所有するブラヴァス、ドナブリーニを指名した人が初孫になるモアナアネラを指名するぐらいは、まぁこれは仕方ないかと諦めは付きました。
ところが、どんなに早くても5位ぐらいだろうかと思っていたホエールキャプチャの初仔であるアルママまで2巡目で消えてしまって、一瞬気絶(笑)

そりゃお決まりの「マイネル系の2歳馬が、ビッグレッドファームで古馬を煽る」なんて常套句を、まさか若い世代のメンバーが使ってこようとは・・・。
父にも母にもそこまで縁の無い筈である厩舎なんだし、もうこれは気持ちを切り替えて行かなきゃいけませんなぁ。



3巡目
特に目立ったのは、サトノダイヤモンドの全弟にあたるサトノジェネシス
こちらも1歳時に2億8000万円で取り引きされたのですが、兄と違う厩舎ですし日本ダービーとか菊花賞ではない時期・レースに目標を定められるのではないでしょうか。

メンバーの評判がかなり高かったのがミッキーブラック
いくら野田みづきオーナーだからと言っても、ブラックタイドの成功例って数える程度。
しかも音無厩舎、牡馬で攻めるとしたら日本ダービーよりは別の中距離GIかもしれませんよね。
徹底的にロマンを追いかけるなら、もちろんこの順位でOK。
私には魅力的に感じられなかっただけ。



4巡目以降
メンバー同士長年POGをやっているので、お互いの手の内は結構分かっています。
特にサンデーレーシングやキャロットファームの、ノーザンファーム生産馬はお互いに獲りつ獲られつの大激戦。
お互いの出方を探りながら、なるべく早くそしてなるべく多く獲る作戦が、直前で脆くも崩れるなんてケースも多発。

ディープインパクト×ミスエーニョ
ディープインパクト×スタセリタ
オルフェーヴル×スカーレット
ディープインパクト×リッチダンサー
ハーツクライ×マジックストーム
ロードカナロア×クイーンズバーン
ディープインパクト×ウィステリアアーチ
ロードカナロア×スカーレットベル

このあたりは直前で獲られた!獲ろうと思ったのに!が連発。
私も何頭かリストには挙げていましたが、あくまでも取り漏れがあったら掬おうかと言う位でしか考えていませんでした。
当初はアーモンドアイの活躍からベルクワイアを上位指名で考えていたぐらいだったんですが、兄(つまり牡馬)が活躍する血統だったら・・・
仮に上位で獲っても全くポイント加算に貢献してくれない訳ですよね。
わざわざレッドオーシャンに飛び込まなくても、全体で160頭も指名するんです。
ここは他の方に雑誌や通販方POG情報などの媒体に掲載しているところを、半ば意図的にバシバシ獲ってもらいました。

・・・とまぁ、他の人と獲り方が違って当たり前です。
若いメンバーは信念を持って4巡目でノヴェリスト産駒を指名したり、私は千葉セールとかユニオンOCとか、各自好きな馬を獲って良いんですからね。

他の指名馬に付いては、デビュー後の活躍に応じて取り上げて見たいと思っています。

そこで、この「POGクリニック」ではあまり一般受けしないかもしれませんが
POGの指名について、ちょっといろんな角度から考えてみたいと思っています。
過去の傾向以上に大切なのは、これから起きる事なんですよ。