POGクリニック ~ヒトでPOGを戦う競馬ブログ~

仲間内のPOGで何年かに一回優勝している管理人が「騎手から競馬を予想する」切り口を応用し、厩舎や馬主のデータで「人物からPOGの戦略」を行ってみます。備忘録として内輪向けPOGに関する処方箋を出してもらうクリニックのようなブログ、次の方どうぞ~♪

タグ:栗東

みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

こちらのページでは厩舎別の考察を行います。
今回は 中内田充正厩舎 です。

※POGに参加する一個人の見解が記載されております。
一部未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。

私たちの仲間内POGでは、必ず一度は中内田厩舎の評判で、
漏れ聞こえてくる噂話が出てきます。
押し並べて評価は高いんですが、快くない評判も風の噂程度ではあっても耳にする事もあるとか・・・

しかし、ここ最近の活躍は目を見張りますよね。
昨年末にダノンプレミアムがGI初制覇。
さらに、POG期間後とは言えグレイトパールが重賞を勝利。

あとは牝馬なんですが、パールコードと言う成功例はあれど本格化したのは秋華賞。
ちょっとPOG期間としては、もう少し上積みが欲しいです。

レース検索

レース検索  年・年月別集計

年・年月 着別度数 賞金合計1走当賞金平均着平人気
2018年 9- 7- 8- 24/ 4817460万円363万円5.9着3.3人気
2017年 22- 7- 5- 45/ 7932492万円411万円5.3着3.9人気
2016年 18- 18- 9- 55/10023542万円235万円5.3着4.6人気
2015年 16- 14- 9- 55/ 9414706万円156万円6.0着4.5人気
2014年 0- 7- 5- 26/ 382755万円72万円6.1着4.8人気
集計期間:2014. 3.15 ~ 2018. 6.17


ダノンプレミアム様さまの成績ですが、2017年はフロンティア(新潟2歳S)とベルーガ(ファンタジーS)の2頭で、稼いでくれた賞金が大きく加算されてもいます。
2億円程度の賞金は当たり前に稼げる厩舎ですので、如何に重賞で積み増すか。
ここに今後の取捨選択が掛かってきます。

そうは言ってもそれ以外のクラスで、成績が下支えできているのかも大事。
ちょっと最近は活躍が派手になっていますが、何でもOKなのかって言うが疑問なところ。

レース一覧・調教師:中内田充

レース一覧・調教師:中内田充  年・年月別集計

年・年月 着別度数 賞金合計1走当賞金
2018年 7- 6- 7-19/397520万円192万円
2017年18- 6- 5-39/6814292万円210万円
2016年17-17- 8-50/9217212万円187万円
2015年16-14- 9-54/9314706万円158万円
2014年 0- 7- 5-26/382755万円72万円
集計期間:2014. 3.15 ~ 2018. 6.17


こちらのデータは新馬・未勝利・500万における成績のみを集計したもの。
今年は2歳戦でどれだけ稼げるのかが分からないのですが、少なくとも例年に比べて3歳戦の成績が、あまり奮っていません。
その代わりですが500万の勝ち上がり率自体は上がっており、1走あたりの賞金だけはキープできています。


2018年 (参考までに)
新馬・未勝利勝ち上がり率 29.4%
3歳馬  5/17 29.4%
500万勝ち上がり率 33.3%
芝の下級条件最長勝利距離=2200m
レース一覧・年・年月:2018年/調教師:中内田充

レース一覧・年・年月:2018年/調教師:中内田充  クラス別集計

クラス 着別度数 賞金合計1走当賞金
新馬 1- 1- 0- 3/ 51020万円204万円
未勝利 4- 3- 4-13/243320万円138万円
500万下 2- 1- 3- 3/ 92900万円322万円
集計期間:2018. 1. 8 ~ 2018. 6.17

レース一覧・年・年月:2018年

レース一覧・年・年月:2018年  距離別集計

距離 着別度数 賞金合計1走当賞金
1200m 2- 2- 1- 4/ 91670万円185万円
1400m 0- 1- 1- 4/ 6330万円55万円
1600m 1- 0- 0- 1/ 21000万円500万円
1800m 3- 1- 3- 4/112850万円259万円
2000m 1- 1- 0- 1/ 3790万円263万円
2200m 0- 0- 1- 2/ 3250万円83万円
2400m 0- 0- 1- 1/ 2350万円175万円
集計期間:2018. 1. 8 ~ 2018. 6.17
限定条件:[簡易絞り込み:3歳馬 のみ]



2017年 
新馬・未勝利勝ち上がり率 47.2%
2歳馬  8/16 50.0%
3歳馬  9/20 45.0%
500万勝ち上がり率 9.1%
芝の下級条件最長勝利距離=2000m
レース一覧・年・年月:2017年

レース一覧・年・年月:2017年  クラス別集計

クラス 着別度数 賞金合計1走当賞金
新馬10- 3- 1- 7/218130万円387万円
未勝利 7- 2- 3-21/334640万円140万円
500万下 1- 1- 1-11/141522万円108万円
集計期間:2017. 1. 7 ~ 2017.12.23

レース一覧・年・年月:2017年

レース一覧・年・年月:2017年  距離別集計

距離 着別度数 賞金合計1走当賞金
1200m 1- 0- 0- 3/ 4775万円193万円
1400m 0- 0- 0- 1/ 10万円0万円
1600m 3- 1- 2- 2/ 82470万円308万円
1800m 4- 0- 0- 4/ 82820万円352万円
2000m 1- 3- 1- 3/ 81755万円219万円
2200m 0- 0- 1- 0/ 1130万円130万円
2400m 0- 0- 0- 1/ 10万円0万円
集計期間:2017. 1. 7 ~ 2017.12.23
限定条件:芝のみ



2016年 
新馬・未勝利勝ち上がり率 40.0%
2歳馬  4/13 30.8%
3歳馬 10/22 45.4%
500万勝ち上がり率 20.0%
芝の下級条件最長勝利距離=2000m
レース一覧・年・年月:2016年

レース一覧・年・年月:2016年  クラス別集計

クラス 着別度数 賞金合計1走当賞金
新馬 4- 3- 1-10/183890万円216万円
未勝利10- 8- 5-23/467580万円164万円
500万下 3- 6- 2-17/285742万円205万円
集計期間:2016. 1. 5 ~ 2016.12.24

レース一覧・年・年月:2016年

レース一覧・年・年月:2016年  距離別集計

距離 着別度数 賞金合計1走当賞金
1000m 0- 0- 0- 1/ 10万円0万円
1200m 1- 0- 0- 3/ 4640万円160万円
1400m 1- 2- 0- 4/ 71430万円204万円
1600m 2- 0- 0- 5/ 71000万円142万円
1800m 1- 0- 3- 6/101410万円141万円
2000m 5- 1- 0- 1/ 73870万円552万円
2200m 0- 0- 0- 1/ 1100万円100万円
2400m 0- 1- 0- 2/ 3400万円133万円
集計期間:2016. 1. 5 ~ 2016.12.24
限定条件:芝のみ



2015年
新馬・未勝利勝ち上がり率 36.6%
2歳馬  5/17 29.4%
3歳馬 10/24 41.7%
500万勝ち上がり率 14.3%
芝の下級条件最長勝利距離=2200m

レース一覧・年・年月:2015年  クラス別集計

クラス 着別度数 賞金合計1走当賞金
新馬 4- 6- 2- 9/215040万円240万円
未勝利11- 7- 5-34/578096万円142万円
500万下 1- 1- 2-11/151570万円104万円
集計期間:2015. 1. 5 ~ 2015.12.26

レース一覧・年・年月:2015年  距離別集計

距離 着別度数 賞金合計1走当賞金
1200m 1- 0- 0- 2/ 3575万円191万円
1400m 1- 3- 0- 3/ 71210万円172万円
1600m 2- 1- 0- 7/101565万円156万円
1800m 2- 4- 2- 3/112420万円220万円
2000m 0- 2- 1- 5/ 8940万円117万円
2200m 1- 0- 0- 0/ 1460万円460万円
集計期間:2015. 1. 5 ~ 2015.12.26
限定条件:芝のみ



2014年
勝ち上がり率 0% 2歳馬のみ 0/16
レース一覧・年・年月:2014年

レース一覧・年・年月:2014年  クラス別集計

クラス 着別度数 賞金合計1走当賞金
新馬 0- 1- 4- 6/111000万円90万円
未勝利 0- 6- 1-17/241755万円73万円
500万下 0- 0- 0- 3/ 30万円0万円
集計期間:2014. 3.15 ~ 2014.12.20


ここで何が言いたいのかと言いますと、2200m以上になるとガクッと成績が悪くなると言うことです。
1番人気に支持されて敗れた2018年の日本ダービー・ダノンプレミアムの敗因を色々とほじくり返す事は可能ですが、やはり血統的な背景の他に

そもそも中内田充正厩舎に、2400mは明らかに長かった説

を唱えたくなります。
厩舎全体の力が無ければ下級条件の勝ち上がりで順調な推移も、厩舎経営の下支えも出来ませんので決して力不足な厩舎だとは思いません。
これから更に預かる2歳馬のレベルも上がってくるでしょうし、POG期間内に賞金をしっかり加算してくれるケースも増えてきても、全く不思議ではありません。

ただ、芝の下級条件でもそうですが・・・
明らかに2400m戦のノウハウを貯めようと言う姿勢が、感じられなかったのです。
ようやく2018年になってから500万などでも2400mを使うようになってきましたし、厩舎の稼ぎ頭がオークスや日本ダービーに出走するようになりましたが、
ダノンプレミアムですら重賞の最長勝利距離は2000m。

今後この壁を破る事ができるのかが、今後のPOGでは一つのポイントになってきます。
ここまでのデータだけを見ていると2400mの重賞で馬券になるような進歩は

いきなりは無いだろう

とは思っています。

もちろん2018-2019シーズン以降のPOGで、距離限界へ果敢に挑んではくれると思います。
厩舎開業後、初めて2400mGIに参戦したのが2017-2018POGの昨シーズンでしたし、
・優駿牝馬=オールフォーラブ 5番人気9着
・東京優駿=ダノンプレミアム 1番人気6着
結果が出なかったのは当たり前で、今までと違う傾向が出てから「ダービーを狙える馬の指名が出来る」と評価しても、遅くは無いと考えるからです。

レース検索

レース検索  種牡馬別集計

種牡馬 着別度数1走当賞金平距離平速度
キンシャサノキセキ 2- 0- 0- 0/ 21800万円1300.0 60.58
ヴィクトワールピサ 2- 2- 1- 1/ 61333万円1933.3 59.31
ディープインパクト 9- 4- 2-10/25908万円1872.0 59.45
ローエングリン 2- 0- 0- 4/ 6836万円1633.3 60.39
Siyouni 1- 0- 0- 0/ 1700万円1800.0 58.70
集計期間:2014. 3.15 ~ 2018. 6.17
限定条件:芝のみ
ソート:1走当賞金順


まず、中内田充正厩舎の種牡馬別成績を、1走あたりの賞金で並べなおしてみます。
キンシャサノキセキを別にすると、それぞれのデータにはまだ変化が見られません。

ヴィクトワールピサが、平均距離1933.3m
ディープインパクトが、平均距離1872.0m

前者はパールコードのみの成績ですので、2400mを走れなかった事を加味する必要があります。
ですが、2頭をオークス・日本ダービーに送り込んだディープインパクト産駒は、
2200m以上のレースで勝つためのデータが乏しいのが現状です。

平均速度が59.45と言うのは、もしもタイムに換算すると1872mを1.53.6と言う時計になります。
あと128m足せば2000m、528m足せば2400mですが、
平均時速で走った場合は、こんな感じの走破タイムが考えられます。

2000m = 残り128m ÷ 速度59450m/h ×60(分)×60(秒) =7.75(秒)
1.53.6 + 7.7 = 2.01.3 ~ 2.01.4

2400m = 残り528m ÷ 速度59450m/h ×60(分)×60(秒) =31.97(秒)
1.53.6 + 31.97 = 2.25.3 ~ 2.25.4

500万ならまだしも、これで重賞を勝ち負けするのはかなり厳しいですよね。
でも、これは未勝利の成績も全部込みなので、重賞の成績だけを抜き出してみます。
レース検索

レース検索  種牡馬別集計

種牡馬 着別度数1走当賞金平距離平速度
ディープインパクト 3- 0- 0- 2/ 53140万円2000.0 60.35
キンシャサノキセキ 1- 0- 0- 0/ 12900万円1400.0 60.80
ヴィクトワールピサ 0- 2- 0- 1/ 32050万円2000.0 60.05
ダイワメジャー 1- 0- 1- 3/ 5924万円1560.0 60.78
ローエングリン 1- 0- 0- 4/ 5864万円1680.0 60.29
集計期間:2014. 3.15 ~ 2018. 6.17
限定条件:芝のみ [簡易絞り込み:重賞 のみ]
ソート:1走当賞金順

重賞でも2000mが平均距離でしかないのです。
牡馬と牝馬を混ぜなくてはならず、実績はまだ伸びしろも有るとは言え、もしこの平均速度を先程と同じように当てはめると、平均タイムは1.59.3となかなかの好タイムですが・・・

2200m = 残り200m ÷ 速度60350m/h ×60(分)×60(秒) =11.93(秒)
1.59.3 + 11.93 = 2.11.2 ~ 2.11.3

2400m = 残り400m ÷ 速度60350m/h  ×60(分)×60(秒) =23.86(秒)
1.59.3 + 23.86 = 2.23.1 ~ 2.23.2

さすがにこのタイムで走破出来ていれば、相手が古馬でも太刀打ちできる内容ですが、現実はこんなタイムで走れていない訳ですよ。

牝馬のオールフォーラブに関しては、多少弁解の余地があるとは言え、オークスのレースタイムが
2200m=2.12.2
2400m=2.23.8
自身=2.25.4

牡馬のダノンプレミアムも日本ダービーのレースタイムが
2200m=2.11.4
2400m=2.23.6
自身=2.23.8

平均時速から大きく劣っていないとは言えども、最後の最後で理想値より0.6は遅いタイムなんです。
勝つためには中間の調整も含めて試行錯誤をしてくれたことを加味しても、任せておける安心感も欲しいところです。

とは言え、ダノックスさんの場合は平均距離が短い馬主さんでもあるので、中内田充正厩舎としてはかなり頑張ったと言えますし、たらればですが最善の策とは言えどやはり

皐月賞回避はデカかった

と言うしか有りません。過去の例でも日本ダービーまでのレース間隔が開くと上手く行っておらず、弥生賞から日本ダービーに直行して上手く行ったケースはありません。
馬グループ戦歴(166頭)

馬グループ戦歴(166頭)  クラス別集計

クラス 着別度数 賞金合計1走当賞金平距離
新馬 14- 8- 6- 34/ 6213920万円224万円1712.9
未勝利 16- 17- 9- 94/13613416万円98万円1791.2
500万下 6- 8- 9- 28/ 5111411万円223万円1749.0
OPEN特別 2- 2- 0- 9/ 134690万円360万円1692.3
G3 1- 3- 0- 10/ 147950万円567万円1728.6
G2 1- 0- 2- 10/ 139140万円703万円1907.7
G1 2- 0- 0- 8/ 1014700万円1470万円1840.0
集計期間:2013. 1.12 ~ 2018. 6.17
限定条件:芝のみ

こちらは過去5年間で2・3戦のデータを出していますけど、ダノンプラチナ・ダノンプレミアム・ダノンシャンティに至るまでGI馬はマイル戦でこその成績。
ダノンシャークを含めても2000mGIを一度も制してこられなかったのは、大きいですよ。

なのでこれからは、ディープインパクト産駒に限らず2200m以上の距離を意識して使ってくるか。
ここに注目していく必要があります。

過去30年を遡っても、前哨戦から日本ダービーまでの期間は長くても中6週。
最長は中10週で臨んで勝った1997年のフサイチコンコルドだけ。
こちらの場合は前走がすみれS(2200m)でした。

中11週は過去30年で1頭も馬券にならなかったのです。
それでこの差なら健闘を称える他には無いですが、やはり2200m以上を意識して使って勝てるかどうかが、今後は試される・POG指名馬選びでは重要なポイントになってきそうです。

既に入厩が確定しているメンバーでは、ディープインパクト産駒×兄姉が2000m以上で勝っているのは

シャルムダムール

しか居ないんですけど、この牝馬がオークス・期間後のエリザベス女王杯をどれぐらい走ってくれるかによっては、
2019-2020以降のPOG指名馬選定で、中内田充正厩舎と言うファクターが強力な後押しになってくれると言えそうです。

みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

こちらのページでは厩舎別の考察を行います。
今回は 矢作芳人厩舎 です。

※POGに参加する一個人の見解が記載されております。
一部未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。

私個人の感想ですと、厳しい人だけど馬や人を見る力はかなりのものだと思っています。
そして、義理人情に深く温かい人間味もあります。
所属している坂井瑠星騎手をオーストラリアへ武者修行させては、
一時帰国した際に良い騎乗をして、滅多には褒めない師が「少しは成長してきた」と認める場面があるなど、
甘やかせはしないけど妥協をしない姿勢が徹底していますよね
この厩舎、嫌いじゃないです。

少し前にデータを出していますが、本当に勝ち星だけで言えばナンバーワン。

(栗)矢作芳人  122-  97-  89- 764/1072
勝率  11.4%
連対率 20.4%
複勝率 28.7% 

出走回数が1000回を越える唯一の厩舎ですから、勝率はどうしても薄まってしまうんですが・・・でも、なんとか勝たせようとして使ってくれる姿勢は好まれているように思います。
仮に一口馬主で預けるにしても、馬主側から信頼を置かれる理由・・・分かる気はしませんか?

ちゃんとレースには使ってくれる

これって結構大事なんですよね。
過去5年間のデータも載せておきますが、期間中のレース数が安定して170レースをゆうに超えています。
レース検索

レース検索  年・年月別集計

年・年月 着別度数 勝率連対率複勝率
2017年 18- 16- 10-132/17610.2%19.3%25.0%
2016年 22- 22- 17-147/20810.6%21.2%29.3%
2015年 25- 26- 17-141/20912.0%24.4%32.5%
2014年 30- 12- 18-158/21813.8%19.3%27.5%
2013年 16- 22- 15-124/1779.0%21.5%29.9%
集計期間:2013. 1. 5 ~ 2018. 6.10

さて、ここからが矢作芳人厩舎の分析となるのですが、
傾向を探ると、どうやら分かりやすく傾向は出ているようにも感じます。
そこに仮説を立ててあらかじめ定置網を張り、一網打尽にするような戦略が合いそうです。

POGの戦略としては人気にもなりやすい厩舎ですが、
1位よりは2位・3位あたりで脇を固めるように、
賞金をしっかり稼いでくれそうな2歳馬を指名するのが理想的だと考えます。
これをまとめますと・・・

・ポイント荒稼ぎタイプと、コツコツ稼ぎタイプの違い
・馬主×生産牧場で狙い撃ち


矢作芳人調教師も一度日本ダービーを獲っていますし、
最近では2014年・2016年と2度の年間最多勝利厩舎を獲得していますので、
POGではダービー馬を探すよりも

「期間中に中距離ヒッターで、4000ポイントを獲りに行く」

を目標にするほうが手堅いのではないでしょうか。



では、まず
・ポイント荒稼ぎタイプと、コツコツ稼ぎタイプの違い
についてご説明します。
過去20年間(1998年以降)の期間内獲得賞金上位を15頭出してみますが・・・
レース検索

レース検索  馬別集計

着別度数 賞金合計1走当賞金平均着平人気
ディープブリランテ 3- 2- 1- 0/ 624900万円4150万円1.7着1.7人気
グランプリボス   4- 0- 1- 2/ 722910万円3272万円2.6着4.0人気
リアルスティール  2- 2- 0- 1/ 513400万円2680万円2.0着1.8人気
リスグラシュー   2- 3- 1- 1/ 711860万円1694万円2.3着2.0人気
ダイワバーバリアン 2- 2- 2- 4/1010700万円1070万円3.0着2.9人気
ステイフーリッシュ 2- 0- 1- 2/ 57900万円1580万円5.0着6.0人気
グランプリエンゼル 3- 1- 1- 3/ 85730万円716万円4.3着6.1人気
スーパーホーネット 2- 1- 1- 4/ 85500万円687万円5.1着6.6人気
キョウエイアシュラ 2- 1- 0- 7/105330万円533万円5.0着6.3人気
ラナンキュラス   2- 1- 0- 3/ 65150万円858万円4.8着2.5人気
キャンディバローズ 2- 1- 1- 2/ 64880万円813万円4.8着4.2人気
オールザゴー    3- 2- 0- 3/ 84830万円603万円3.3着4.4人気
エイムアットビップ 2- 3- 1- 3/ 94780万円531万円4.6着3.3人気
キョウエイギア   3- 1- 3- 2/ 94640万円515万円2.7着3.8人気
ヘニーハウンド   2- 0- 0- 1/ 34600万円1533万円4.7着5.0人気
集計期間:2005. 3. 5 ~ 2018. 6.10
ソート:賞金合計順

・・・となっていまして、特に上位を占めている馬にはある共通点があるんです。

 ディープブランテ   
 グランプボス     
 アルスティール    
 スグラシュー     
 ダイワバーバアン   
 ステイフーッシュ   
 グランプエンゼル   

ちょっといくらなんでも出来すぎじゃないですか?
もちろんが付いているのに、全く勝ちあがれていない馬だって結構居ます。
そこで血統面での傾向も付け加える必要があります。

父はサンデーサイレンス系(ディープインパクトやハーツクライが理想)とした場合、
以下の条件に当てはまる「」の付く馬なら、矢作厩舎での活躍がさらに見込めるようになると考えています。

①母方にはナスルーラ系(ボールドルーラー系を含む)が必須。

②母方の5代血統表に、ノーザンダンサー系の血が必須
代表例としては、Nureyev、Lyphard、Caerleonのいずれかが欲しい。

③母方にネイティヴダンサー系もしくはミスタープロスペクター系がある。
※牝馬の場合のみ、過去に父方に①②③があり、母父サンデーサイレンスでも成功例はあり。

ポイント荒稼ぎをするケースはこれから増える事は当然考えられますが、
これぐらい大胆に戦略を練らないと、余計な力を不必要に使ってしまいます。

ちなみにマル外の場合、5代血統表に①②③が父母あわせてどこかで成立してれば、
コツコツ稼ぐ事は可能。
②はNijinskyでも可になるが、Storm catだけでは物足りない感じです。
特に③は、父がネイティヴダンサー系・ミスタープロスペクター系で、未勝利をしっかり勝ちあがることが多い傾向に感じています。

→この傾向の場合、2018-2019の該当馬は

ラヴズオンリーユー

のみです。
全兄は矢作厩舎のリアルスティールと文句のつけようが無いんですが、
その後牡馬でも牝馬でもパッとした成績を残せていないのと、
なんだかセレクトセールで高額落札されるだけ・・・って気がして仕方が無いんです。
そう言う野暮な考えをそろそろ吹き飛ばされそうな予感もするんですが、仮に今年も母ラブズオンリーミーのこの馬が賞金をガシガシ稼げなかったとしても、

ここでも言えない様な情報を、信じてよかったみたいだなぁ

と思うまでです。
マル外ですとギリギリ Tashzaraの16 と、モズエロイコ が該当する程度。
今年は日本ダービーまでの期間でポイント荒稼ぎタイプが居なかったとしても、これは責める筋合いもありません。



続いてはこちら
・馬主×生産牧場で狙い撃ち
です。

主な馬主さんで言うとこのような傾向があります。
<個人>
・田中成奉氏(タイセイの冠名)
2013年以降は6/12、つまり5割の勝ち上がり率。かなり優秀な数字。
ただそのあとにポイントが伸び悩む傾向もあり。
ノーザンファーム生産の場合は、先程の①②③が全てそろっているのが理想系。
父がマンハッタンカフェでもしっかり成功している。

ポイントをコツコツ稼ぐと言うことであれば、ひょっとしたら社台ファーム生産がオススメになってくるかもしれません。
こちらは③母方にネイティヴダンサー系もしくはミスタープロスペクター系がある だけでも成功しています。ちなみに父ダイワメジャーのタイセイサミットが活躍したケースです。
レース一覧・調教師:矢作芳人/馬主(レース時):田中成奉/調教師:矢作芳人

レース一覧・調教師:矢作芳人/馬主(レース時):田中成奉/調教師:矢作芳人  生産者別集計

生産者 着別度数1走当賞金 賞金合計平均着平人気
ノーザンファーム 6- 1- 3-21/31203万円6295万円6.6着6.7人気
社台ファーム 2- 2- 1- 3/ 8467万円3740万円3.3着3.9人気
下河辺牧場 1- 0- 1- 0/ 2315万円630万円2.0着6.0人気
集計期間:2013. 8.18 ~ 2018. 2.13
ソート:着別度数順


・猪熊浩次氏(バローズの冠名)
こちらも2/4で5割の勝ち上がり率。
英字にした時の名前が「y」で終わる+バローズがポイントを1000以上稼いでいます。
該当するのが キャンディバローズ と、ロッキーバローズ

血統の特徴としては①②が必須ですが、
①が母父・母母父ともにナスルーラ系・ボールドルーラー系に属していればOKです。

①母方にはナスルーラ系(ボールドルーラー系を含む)が必須。
②母方の5代血統表に、ノーザンダンサー系の血が必須
代表例としては、Nureyev、Lyphard、Caerleonのいずれかが欲しい。


・キャピタルシステム(モズの冠名)
POGの期間内よりは期間後がより楽しみな馬が多い傾向です。
期間中の勝ち上がり率は 2/7 で28.6%
勝ちあがれ無かったモズアスコットが後にGIを制しています。
モズアスコットは②こそNijinskyでギリギリでしたが、①②③を全てクリア、
牝馬がオークスで2着になったことがあるように、狙うなら牝馬がPOGでは良さそうな馬主でもあります。
矢作厩舎の得意なパターンに合致する事はレアケースかもしれませんが、先々まで追いかけて応援したい馬を指名するロマン込みなら、決して悪い話では無いでしょう。


<クラブ>
・サンデーレーシング
一応データを出しますが、あまり意味が無いように思います。
レース一覧・馬主(レース時):サンデーレーシング

レース一覧・馬主(レース時):サンデーレーシング  種牡馬別集計

種牡馬 着別度数1走当賞金 賞金合計平均着平人気
ディープインパクト 8- 4- 2- 7/211989万円41775万円3.0着1.8人気
ステイゴールド 3- 2- 0- 3/ 8603万円4830万円3.3着4.4人気
ネオユニヴァース 2- 1- 0- 3/ 6288万円1730万円5.5着4.7人気
ロードカナロア 0- 0- 0- 5/ 535万円175万円6.4着6.0人気
ハービンジャー 0- 0- 0- 5/ 525万円125万円8.0着9.0人気
ゼンノロブロイ 0- 0- 0- 3/ 30万円0万円8.7着8.0人気
ハーツクライ 0- 0- 0- 1/ 10万円0万円7.0着4.0人気
集計期間:2010. 4.10 ~ 2018. 4.14
ソート:着別度数順

これまでの成功例はいずれも
・母がラヴまたはラブで始まる繁殖牝馬
・父がディープインパクト
・全兄または全姉が1歳上に居て、期間中の阪神競馬場で行われる重賞で好走している
が条件。
そしてそのあとの弟や妹は、ポイント荒稼ぎタイプにはなれていません。
2着で馬券になっている姉→弟が日本ダービー制覇
0秒1差で馬券にはならなかった兄→弟は皐月賞2着などで荒稼ぎ

今年はルーラーシップ×ミクロコスモス1頭のみ。
母と父の傾向を逆にすれば①②③が全て揃う血統ですので、コツコツ稼ぎを狙うならアリではないかと勝手に思っています。予想を裏切ってガンガン活躍したりしてね。


・社台レースホース
社台ファーム生産馬で①②③に該当し、リが付く馬なら条件としては問題ありません。
コツコツ稼ぎをした馬は、半兄または半姉が期間中の重賞勝ち馬であること。
これが絶対条件です。
レース一覧・調教師:矢作芳人/馬主(レース時):社台レースホース

レース一覧・調教師:矢作芳人/馬主(レース時):社台レースホース  馬別集計

着別度数1走当賞金 賞金合計平均着平人気
ステイフーッシュ 2- 0- 1- 2/ 51580万円7900万円5.0着6.0人気
マイアベーア    2- 3- 1- 1/ 7296万円2075万円2.1着2.0人気
ファンタサイズ   1- 4- 1- 6/12153万円1840万円3.3着2.4人気
カムイミンタラ   1- 0- 0- 2/ 3166万円500万円7.7着11.0人気
ゴールドヘリテージ 0- 0- 0- 4/ 40万円0万円12.3着9.3人気
スパイラルネビュラ 0- 0- 0- 1/ 10万円0万円11.0着4.0人気
集計期間:2013. 2.10 ~ 2018. 5.27
ソート:賞金合計順

GI勝利がまだ無い組み合わせですし、ポイント荒稼ぎタイプをするなら基本に忠実になる必要はあります。
今年は預かっていませんので、来年以降に今までの分まで取り返す活躍があるかもしれませんね。


・キャロットファーム
生産牧場はノーザンファーム一択で、先程の①②③が父と母の5代血統表でしっかりと網羅されて居る事が必須条件です。
ハービンジャー×サンデーサイレンスだった ドレットノータス は①②③を全て持っていましたし、コツコツ稼ぎとも言え京都2歳Sを勝ってくれたことを考えれば、十分な戦力と評価して良いでしょう。
プルメリアスターも①②③が全て揃いコツコツ稼いでくれたとは言え、500万をやっと勝ち上がったレベルでした。やはり父はゼンノロブロイよりハーツクライがベターですね。

GI勝利がまだ無い組み合わせですし、ポイント荒稼ぎタイプをするなら基本に忠実になる必要はあります。
今年はだいぶゆっくり進めている牝馬が1頭だけ、来年以降に今までの分まで取り返す活躍があるかもしれませんね。


・シルクレーシング
過去5年間で言えば 7/8 と非常に高い確率で勝ちあがってはいますが、①②③ではどれかが足りない状況で伸び悩んでいます。

重賞勝利ですらまだ無い組み合わせですし、コツコツ稼ぎタイプを選ぶなら基本に忠実になるしかないでしょう。
今年はロードカナロア×母父サンデーサイレンスの メテオスウォーム が1頭だけ。①②③を母父逆にすれば何とかクリアはしていますけど、矢作厩舎ではまだ結果を出していない種牡馬。
それだけに、果たしてどうなるでしょうか。


・ライオンホースクラブ
こちらは2歳の完成度だけで通用できる函館2歳ステークスを勝った経験もあり、4/7 で57.1%の勝ち上がりを誇っています。
マル外を見極める理論と言いますか、丁半バクチのような度胸が居るところですが、上手く行けばコツコツ稼ぎにはなりますね。

先程も触れましたが
①母方にはナスルーラ系(ボールドルーラー系を含む)が必須。
これは確かに必須です。
またこれは、サラブレットクラブライオン(ライオンホースクラブ)特有かもしれませんが、

③ネイティヴダンサー系もしくはミスタープロスペクター系がある。

これが母方ではなく父方でもOKと言うのがポイント。
つまり、父がネイティヴダンサー系もしくはミスタープロスペクター系であれば、チャンスはありそうです。今年の3頭はいずれも該当せず。

来日していることはまるごとPOGでは確認していますが、名前が決まっていませんし2018年6月の、この記事を書いている時点でまだ一口馬主募集中と言うのが、どうにも・・・。
来年以降のスタートダッシュ要員として検討の余地はありそうですが、今年の3頭は古馬になってからの楽しみはあるのかもしれないですね。



結論としましては、これまでの法則どおりでGIを勝つような大物を狙うより、
重賞を勝ったりして着実に賞金を稼ぐ存在・POG期間後も応援できる2歳馬を見つけるのが、肝要では無いでしょうか。

大井競馬に縁の深い調教師で、預かっている騎手も父が大井競馬の坂井英光騎手のご子息である、坂井瑠星騎手。
長い時間を掛けてでも結果を出すために、しっかりと芯のある厩舎運営をしている点はやはり好印象。だからこそPOG期間内に是が非でも結果を出せなんて、焦らせるのは禁物と考えるのも自然な気はしますよ。

みなさん、こんにちは
多幸@キシュランガイドです。

こちらのページでは厩舎別の考察を行います。
今回は 池江泰寿厩舎 です。

※POGに参加する一個人の見解が記載されております。
一部未確定・未確認の事項もございますことを、あらかじめご承知おきください。


まずは池江泰寿厩舎ですが、2018年5月が終了した時点で獲ったGIが既に18個。
確かに父である池江泰郎氏から厩舎を引き継いだアドバンテージがあるとは言え、本当にお見事な数字です。
だからこそハッキリしているのはPOGで使える厩舎なのかどうか。

もうすこし突っ込んでモノを言うとしたら、
池江泰寿厩舎はPOGで嫌う理由になっていくんじゃないだろうか

私個人としてはトーセンジョーダンやオルフェーヴルで
大変に良い思いをした思い出はありますし、
未だにマイナス要素を肌で感じてはいるけど
POG期間に役に立たないって、気のせいじゃないんだろうか」って思うわけです。

ただ、2015年にミッキークイーンがオークスを制して以降、
POG期間内のGIを獲れそうで獲れない事態があまりにも頻発。
2016年の日本ダービーで、サトノダイヤモンドが落鉄して惜敗したのは、記憶に新しいところです。

確かに、誰も悪くは無いですよ。
むしろかなり信頼できる厩舎だと思えるんです。
そこんところをそろそろ明らかにして、今後のPOG戦略に反映したいと思っています。

(べ、別にプランドラーを獲られたからって1位は私も結局池江厩舎だった訳ですし、
コケまくってざまぁみろ・・・とかそう言う理由じゃないですからね)

まずは期間中の成績をみてみましょう
レース検索

レース検索  年・年月別集計

年・年月 着別度数 勝率連対率複勝率
2017年 27- 20- 14- 65/12621.4%37.3%48.4%
2016年 23- 19- 16- 84/14216.2%29.6%40.8%
2015年 23- 14- 17- 62/11619.8%31.9%46.6%
2014年 17- 12- 13- 53/ 9517.9%30.5%44.2%
2013年 21- 9- 9- 49/ 8823.9%34.1%44.3%
集計期間:2013. 1.12 ~ 2018. 6. 2

2017年までは高い勝率・高い複勝率をしっかりキープ。
たくさんの優秀な若駒を確保して、結果も出しているようには見受けられます。
オブラートに包まず言えば「全く結果が出てない厩舎よりは、余程マシ」ですわ、確かに。

ただPOGクリニックとして注目したいのは、
新馬・未勝利を勝ち上がった確率です。

2018年の2歳戦が始まる前に記載をするのですが、各年でどれぐらいの数字になっているか。
POGクリニックがデータを基に調べてみました。

2018年
2歳戦:未実施
3歳戦:6頭勝ち上がり/18頭出走 勝馬率33.3%
◆芝の場合は 4/15 で勝馬率26.7%

2017年
2歳戦:9頭勝ち上がり/19頭出走 勝馬率47.4%
◆この年は全馬芝で勝ち上がっていました。
3歳戦:7頭勝ち上がり/19頭出走 勝馬率36.8%
◆芝の場合は 6/17 で勝馬率35.3%

2016年
2歳戦:10頭勝ち上がり/27頭出走 勝馬率37.0%
◆芝
の場合は 9/27 で勝馬率33.3%
3歳戦:6頭勝ち上がり/17頭出走 勝馬率35.3%
芝の場合は 3/15 で勝馬率20.0%


2015年
2歳戦:9頭勝ち上がり/20頭出走 勝馬率45.0%
◆芝の場合は 8/18 で勝馬率44.4%
3歳戦:5頭勝ち上がり/20頭出走 勝馬率25.0%
◆芝の場合は 4/16 で勝馬率25.0%


2014年
2歳戦:7頭勝ち上がり/18頭出走 勝馬率38.9%
◆芝の場合は 6/16 で勝馬率37.5%
3歳戦:5頭勝ち上がり/14頭出走 勝馬率35.7%
◆芝の場合は 4/10 で勝馬率40.0%


2013年
2歳戦:7頭勝ち上がり/15頭出走 勝馬率46.7%
◆芝の場合は 7/13 で勝馬率53.8%
3歳戦:7頭勝ち上がり/13頭出走 勝馬率53.8%
◆芝の場合は 3/9 で勝馬率33.3%
・・・

と言う訳でして、以前は「5割近く」の勝馬率を叩きだしていた事もありますが、最近では勝馬率が3割を切る事も増えてきています。
何が何でも日本ダービーを獲りに行くと言う姿勢は時に魅力に映りますが、馬主さんとのお付き合いが長く深くなるに連れて、より一頭のサラブレットが引退するまでに賞金を稼げるよう、成長曲線にあわせた起用法にシフトしているように考えられます。
つまり、池江泰寿厩舎なら賞金(=ポイント)を稼げるだろうと言う考え方は間違ってはいないのですが、それがPOG期間に限定した場合は
「勝ち上がらない確率も結構高くなってきている」
ので、ゲームに参加する側は獲らぬ狸の皮算用をするにしても、あまり下駄を履かせすぎる間違いを犯してはいけない事になります。


ここ最近の傾向であれば、POGでは芝に限定した指名を行って問題ありません。
但し、OP特別や重賞では波が大きい事があります。
芝についてデータを出すとこんな感じ。


レース一覧・調教師:池江泰寿

レース一覧・調教師:池江泰寿  年・年月別集計

年・年月 着別度数 勝率連対率複勝率
2018年 1- 0- 3- 7/119.1%9.1%36.4%
2017年 5- 5- 1-10/2123.8%47.6%52.4%
2016年 3- 2- 2- 8/1520.0%33.3%46.7%
2015年 4- 3- 1- 9/1723.5%41.2%47.1%
2014年 3- 2- 1- 6/1225.0%41.7%50.0%
2013年 3- 1- 2-14/2015.0%20.0%30.0%
集計期間:2013. 1.19 ~ 2018. 5.27

上手く行く時とそうでないときがハッキリしています。
特に3年に一度ぐらいは成績がポーンと跳ね上がっては居るんですが、周期としては5年に一度ぐらいでガクッと悪くなる年があります。

これをOP特別・重賞に限定し、1走あたりの賞金で観てみますと・・・

レース一覧・調教師:池江泰寿

レース一覧・調教師:池江泰寿  年・年月別集計

年・年月 着別度数1走当賞金平均着平人気
2018年 1- 0- 3- 7/11645万円7.4着5.6人気
2017年 5- 5- 1-10/211846万円4.2着3.3人気
2016年 3- 2- 2- 8/151632万円4.7着4.1人気
2015年 4- 3- 1- 6/142355万円5.0着3.6人気
2014年 3- 2- 1- 6/121585万円6.1着2.8人気
2013年 3- 1- 2-14/20507万円6.9着4.6人気
集計期間:2013. 1.19 ~ 2018. 5.27
限定条件:芝のみ


確かに良い時はちゃんと勝って、賞金もガッポリ入っては居るんですが・・・富が一極集中しているシーズンもあるんですよね。
どの馬にもチャンスがあると言うよりも、出走させてはくれるけど明らかに勝負度合い・馬の能力差が違いすぎる場合も結構な確率であります。

ちなみに2013年以降、芝のOP・重賞レースだけで計算すると、勝馬率は 15/39 で38.5%。
重賞だけで計算しても、勝馬率は 11/27 で40.3%。
かなりの高確率ですし実績もちゃんと残しているだけに、この数字は本当に凄い成績なんです。
期間内に芝の重賞で2回以上馬券になっているのも、11頭居るんですからね。


これって裏を返せば、1年に多くても2頭までしか、ポイントをドカンと稼ぐチャンスが無いと言うことなんです。
池江泰寿厩舎には期待を集めやすい、人気の2歳馬が数多く入厩します。
2018年は雑誌の資料だけでも30頭。
他の厩舎が真似しろって言っても、無理なほどです。

このうちたったの2頭、場合によっては1頭しか、シーズン前の皮算用に応えてくれる存在は居ないのです。

ここを図り間違うと、大切な指名枠を評判倒れでしかない馬に奪われてしまい、
あなたの大切な時間と熱意を、全く無駄に終わる結末へみすみす注いでしまうんですよ。そしてその答えに気付くまでには、実際には着実に3~4ヶ月経過してしまいます。
痛い失敗を懲りないのは人間の業でもありますし、仲間内のPOGならそんな過ちは

笑って許せる
過ぎてしまえば皆美しい

たまには酒の肴にもなるでしょう。
ただ、そんな事ばかりに何年も何年も許してくれるほど、人生は待ってくれません。


だからこそ池江泰寿厩舎に入厩予定で、上位指名で競合必至の2歳馬ドラフトは、
POGに活躍する確率が 1/20 (つまり5%)だと割り切って、冷静に必要かどうかを判断して指名する必要が出てきます。

もちろんこれは当たればラッキーですけど、POGクリニックとしては
もっと着実にポイントを加算できる戦略が、他にあるんじゃないですか?
と訊ねたいのです。

レース検索

レース検索  馬主(レース時)別集計

馬主(レース時) 着別度数1走当賞金平均着平人気
サンデーレーシング 5- 0- 1- 9/151832万円5.2着4.3人気
里見治 3- 5- 4- 5/172253万円3.1着2.0人気
キャロットファーム 3- 2- 0- 5/101840万円4.9着4.2人気
島川隆哉 3- 0- 0- 5/ 8887万円7.5着3.3人気
野田みづき 2- 1- 0- 1/ 43250万円3.3着4.8人気
G1レーシング 1- 2- 1- 1/ 51878万円3.0着2.6人気
前田幸治 1- 1- 1- 3/ 61333万円7.8着7.2人気
DMMドリームクラブ 1- 0- 0- 2/ 31000万円6.0着3.0人気
社台レースホース 0- 1- 1- 5/ 7380万円8.0着3.0人気
杉山忠国 0- 1- 0- 2/ 3700万円5.0着3.0人気
シルクレーシング 0- 0- 1- 4/ 5166万円7.6着4.6人気
青芝商事 0- 0- 1- 2/ 3466万円8.3着4.0人気
金子真人ホールディングス 0- 0- 0- 6/ 6110万円8.3着9.5人気
池江泰郎 0- 0- 0- 1/ 1190万円5.0着4.0人気
P.G.ファッジ 0- 0- 0- 2/ 20万円9.5着4.5人気
シルク 0- 0- 0- 1/ 10万円7.0着4.0人気
集計期間:2013. 1.12 ~ 2018. 6. 2
ソート:着別度数順

ここ5年間の傾向で言うと、サトミホースカンパニーがかなり高い賞金額を叩き出しています。
クラブは社台RH・シルクレーシングが苦戦して、サンデーR・キャロットF、G1レーシングが堅調と考えられます。

騎手の成績も念のため出しておきますが、藤沢和雄厩舎以上にC.ルメール騎手頼りのデータが出ています。
また、勝ちきれないことも多いですがサトミホースカンパニー・キャロットファームと川田将雅騎手の相性はかなりのもの。
里見治氏は【2-3-0-2/7】で1走当賞金は1780万円。
平均着順 3.3着 / 平均人気 1.7人気
キャロットファームは【2-1-0-1/4】で1走当賞金は3250万円。
平均着順 2.3着 / 平均人気 1.3人気 
サンデーレーシングが【2-0-0-4/6】で1走当賞金は1413万円。
平均着順 4.7着 / 平均人気 3.0人気 とデータではもう少し稼いでいるかと思ったんですが、案外上の2オーナーには届いていないんですよね。
レース検索

レース検索  騎手別集計

騎手 着別度数1走当賞金平均着平人気
川田将雅 6- 6- 0-14/261410万円4.5着3.3人気
武豊 2- 1- 1- 4/ 81175万円7.5着4.3人気
浜中俊 2- 1- 0- 4/ 71857万円7.4着6.6人気
松山弘平 2- 0- 0- 1/ 35266万円2.3着5.0人気
C.ルメー 1- 2- 1- 0/ 43875万円2.0着1.3人気
M.デムー 1- 1- 2- 3/ 71572万円4.4着2.9人気
池添謙一 1- 1- 1- 3/ 6705万円7.0着4.3人気
福永祐一 1- 0- 0- 4/ 5460万円5.8着3.4人気
S.フォー 1- 0- 0- 0/ 13800万円1.0着5.0人気
A.アッゼ 1- 0- 0- 0/ 13800万円1.0着5.0人気
W.ビュイ 1- 0- 0- 0/ 11900万円1.0着2.0人気
岩田康誠 0- 1- 2- 2/ 52120万円5.6着3.4人気
戸崎圭太 0- 0- 1- 5/ 6226万円7.0着4.3人気
A.シュタ 0- 0- 1- 2/ 3256万円4.7着4.3人気
H.ボウマ 0- 0- 1- 0/ 11400万円3.0着4.0人気
北村宏司 0- 0- 0- 1/ 1780万円4.0着4.0人気
三浦皇成 0- 0- 0- 3/ 363万円8.7着6.3人気
C.ウィリ 0- 0- 0- 2/ 20万円15.0着6.0人気
V.シュミ 0- 0- 0- 1/ 10万円6.0着2.0人気
D.バルジ 0- 0- 0- 1/ 10万円11.0着4.0人気
武士沢友 0- 0- 0- 1/ 10万円6.0着6.0人気
武幸四郎 0- 0- 0- 1/ 10万円8.0着2.0人気
後藤浩輝 0- 0- 0- 1/ 10万円15.0着15.0人気
内田博幸 0- 0- 0- 1/ 10万円7.0着4.0人気
集計期間:2013. 1.12 ~ 2018. 6. 2
ソート:着別度数順


さて、そろそろ終わりに差し掛かってきましたので、
種牡馬の傾向に仮説を立てておきましょうか。

レース一覧・調教師:池江泰寿

レース一覧・調教師:池江泰寿  種牡馬別集計

種牡馬 着別度数1走当賞金平均着平人気
ディープインパクト 9- 6- 4-18/371986万円4.6着2.8人気
ハービンジャー 3- 3- 1- 6/131463万円5.2着4.8人気
キングカメハメハ 2- 1- 0- 7/101366万円5.9着5.7人気
ステイゴールド 1- 1- 3- 7/12605万円7.3着5.1人気
Kitten's Joy 1- 1- 1- 2/ 51600万円6.4着5.6人気
ハーツクライ 1- 1- 0- 0/ 22050万円1.5着1.0人気
Frankel 1- 0- 0- 3/ 41000万円5.8着3.0人気
ネオユニヴァース 1- 0- 0- 2/ 3633万円7.7着4.3人気
ダイワメジャー 0- 0- 1- 2/ 3276万円5.7着2.7人気
ロードカナロア 0- 0- 0- 1/ 1240万円4.0着1.0人気
マンハッタンカフェ 0- 0- 0- 1/ 10万円15.0着15.0人気
Regal Ransom 0- 0- 0- 1/ 10万円8.0着4.0人気
Lonhro 0- 0- 0- 1/ 10万円8.0着2.0人気
集計期間:2013. 1.19 ~ 2018. 5.27
限定条件:芝のみ
ソート:着別度数順


仮説を立てるとすれば、新馬戦や未勝利・500万を勝ち上がった後の伸びしろを考えた場合、
ディープインパクト産駒の破壊力は確かに抜群です
また、厩舎全体に言える傾向ですが芝の1800m以上、特に2000mのレースを狙い撃ったように勝ち上がってくるのが特徴です。
ハナからどう観てもマイラーだと思える産駒を指名するよりも、距離が伸びたほうが面白いと思える産駒を狙う。
ホームラン狙いをするのに1位とかを使うのは、指名する側が独自の見解で余程自信があるディープインパクト産駒にするのが鉄則と言えそうです。

着実に掲示板に乗って賞金(ポイント)を稼いでくれるなら・・・と言うスタンスで考える場合なら、ハーツクライ産駒Kitten's Joy産駒
が実績を残しているように、
・個人馬主(法人化している個人馬主も含む)が所有している
・兄や姉が活躍している
・そこまで注目を集めていない種牡馬の産駒

を中盤以降で指名して、しっかりライバルを出し抜くことも視野に入れていく必要はあるでしょう。

例えばですが、今後も池江泰寿厩舎と切っても切れない関係であろう、里見治オーナー(サトミホースカンパニー)の場合、名付けから大体の成績を測るなど・・・各個人が知恵を絞って戦略を立てておく必要もありますね。
ドラフト当日の無用な争いに巻き込まれないようにしながら、池江泰寿厩舎のホンモノの期待馬を選び出す基準を、POGを楽しむ我々は常にアップロードし続ける必要がありますよ。


最後に、芝における競馬場別の成績を記載しておきます。
なんだかんだ言ってもPOGドラフトで、池江泰寿厩舎がそこまで大きくマイナス要素と思われにくいのは、
1600mを棄てても、2000m以上の重賞で賞金をちゃんと稼ぐ可能性が高いと言う事に他なりません。


レース検索

レース検索  場所別集計

場所 着別度数1走当賞金平均着平人気
札幌 0- 1- 0- 0/ 11200万円2.0着1.0人気
函館 0- 0- 0- 0/ 0   
福島 0- 0- 0- 0/ 0   
新潟 0- 0- 0- 0/ 0   
東京 1- 4- 2-21/281235万円7.6着5.8人気
中山 4- 3- 2-14/231763万円5.7着4.7人気
中京 0- 0- 0- 1/ 1160万円5.0着1.0人気
京都10- 4- 3- 7/241615万円3.7着2.2人気
阪神 4- 1- 3-11/19907万円5.7着3.4人気
小倉 0- 0- 0- 0/ 0   
集計期間:2013. 1.12 ~ 2018. 6. 2

しかしまぁ、京都競馬場はオープン特別としても中山競馬場に遠征するのがこんなに熱かったとは。
改めてデータを出しつつ勉強になった次第です。

また、何か進捗があれば書き足したり別に記事を記載したく考えています。
2018-2019ドラフトでは、優秀なタレント軍団をどのように使っていくのか。
そして2歳や3歳が割を喰って、結果として明け4歳以上となる馬にバックアップ体制が集中するのか。

ここが大きな注目ポイントです。

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